Category: 公教育

ピッケで英語絵本@同志社中学校


同志社中学校では、1年生の英語の授業に「ピッケのつくるえほん」が導入されています。ゲスト講師としてお招きいただきました。8クラスあるので全3日間となり、今日はその2日目でした。

比叡山を望む豊かな自然環境、ゆったりした敷地の中に、学舎、礼拝堂、アリーナやカフェテリアが在ります。

チャイムも制服もありません。2年前に初めて伺った時、まるで大学のキャンパスのような雰囲気に驚きました。

このときは、土曜日の特別講座として日本語で絵本づくりを楽しみました。(ブログで生徒さんの作品もご覧いただけます)今回は、授業としての英語の絵本づくりです。

全生徒が1人1台iPadを所有していて、自宅や学校で使いこなしています。1年生 約290人の iPadには「ピッケのつくるえほん」がインストールされています。(ある女子生徒さんのiPadには、小学2年生の妹さんが作ったというピッケ絵本が並んでいました)

1クラスは36名の少人数編成で、さらに英語の授業はハーフサイズクラスで行っているそうです。英語の先生も14人もいらして、国際交流プログラムがあるなど、学校をあげて長年英語教育に力を注いでおられます。今回のピッケの授業は、1クラス単位で行われ、毎時2~3人の英語専科の先生が入ってくださいました。


導入に絵本の話を少ししたあと、早速つくってもらいます。
贈る相手もしくはテーマ(例:小学生向けの英語の教科書、ハロウィン絵本、クリスマスメッセージの絵本)を各自で決め、あとは自由としました。自宅でアプリを使いこんできたからと、早速つくり始める男子生徒さんもありました。

反田任先生が用意してくださった絵コンテ用紙を、各自が利用したい方法で使いながら、8見開き以内でまとめます。

アプリ上で絵で情景を描けたら、まずは知っている英語で表現してみます。続いて、わからない単語やつづりを調べ(常時ネット接続なので、検索も自由にできます)、習っていないことは先生に尋ねながら、自分の伝えたいことを絵と言葉(英語)で物語にしてゆきます。

賑やかに和気あいあい話しながらつくるクラスもあれば、静かに集中するクラスもあり、クラスの個性の違いも面白かったです。いずれも熱心に取り組んでいました。中学生であっても小学生であっても、「創りたい」がまず先にあるとき、意欲をもって学びに向かえることをあらためて感じました。
45分の授業ですので、途中までとなり、続きは宿題として各自で仕上げ、後日、担当の先生へ提出されます。

生徒が主体となって取り組むオープンエンドな「創る」には、多くの学びがつまっています。
とはいえ、先生の立場からみると、時間中は生徒さん個々に応じたファシリテートが必要となりますし、自由制作作品の評価はペーパーテスト等の採点に比べてさぞ手間がかかることでしょう。にもかかわらず、1年生全クラスに導入してくださり嬉しいです。

図書室「図書・メディアセンター」には、4万冊を超える蔵書があります。入ってすぐの書棚2つには、創立者・新島襄氏に関する本が並んでいました。

英語の授業の中で、キング牧師やアレン・ネルソン氏などの著書も読むそうです。語学力を伸ばすにとどまらず、平和の大切さを理解し、異文化や社会に対して柔軟で広い視野を備えた国際人の養成を図ろうとする教育指針に、建学の精神が今も脈々と息づいていることを感じました。

残り3クラスの授業へ伺うことも、どんな英語絵本が仕上がるかも、とても楽しみです。

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iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad ←同志社中学校で導入
学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
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Pyonkeeでピッケ2


ワークショップで、お話づくりの導入に「ピッケのおはなし絵カード」という紙製の絵カードを使っています。

1枚ずつ順に引いてリレー式にお話をつくったり(玉島で)、自己紹介をしたり(江戸川区立松江図書館で)、テーマのシンボルとして選んだり(浜松で多世代共創)。絵本づくりへの助走になりますし、活動の最初に全員がいちど声を出すことで緊張も少し和らぎます。年長さんを対象に2時間ほど、この絵カードで遊んだこともありました。(せんりひじり幼稚園で言葉と物語の「創る」遊び

「ピッケのおはなし絵カード」は、キャラクター、場面、天候、食べ物、乗り物、おもちゃ等の6カテゴリーあり、キャラクターは8枚、他は7枚ずつ、合計43枚あります。


これをPyonkeeでスロットにしました。各カテゴリー別と全部入り、計7種類です。(写真は、キャラクター、場面、おもちゃ、天候)

このスロットを使っていろいろな遊びができます。一例をあげますね。
・iPadが人数分あるなら、1グループ3~6人でカテゴリー別の1台ずつを持って一斉にスタート>ストップ。選ばれた3~6の絵カードから即興でお話をつくってみる。
・各カテゴリーにした3~6台のiPadを真ん中に置いておく。複数人で、ひとりずつ順番に好きなカテゴリーのiPadを選んでスロットを回し、引いた絵カードでリレー式にお話を繋げていく。
・iPadが一台しかなければ、全部入りスロットにして、同様にリレー式にお話を繋げる。
・全部入りスロットで、問題を出す子がスロットを引く。皆には見せず、他の子どもたちが質問をしながら何のカードかをあてっこする。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるエピソードを話す。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるできるだけ壮大なウソをつく。
遊び方を子どもたちに考えてもらうのも楽しいです。

小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」阿部和広さん著(日経BP社)のじゃんけん対決を参考にしています。最初は本の作例どおりに背景の「次のコスチュームにする」で作ったのですが、下記の理由で画面の一部しか変化させないことにしたので、スプライトのコスチュームに変更しました。そのほうがデータが小さくなりますし、素材としての再利用がしやすいだろうとも考えました。絵カードをバラで使えるよう、絵カード43枚+カテゴリ別の背景となっています。

すぐできる心づもりでいたところ、実際にスロットさせてみると課題発生。白色背景のカードは問題ないのですが、色地背景のカードはチカチカして視覚過敏の人にはつらそうです。チカチカを緩和させるために、変化を画面の一部のみに、カードの並び順は前後に補色がこないようにして、カード部分にはスリット入り白色画像を被せることにしました。


白色画像の「幽霊の効果」を20にしています。100が幽霊100%=まったく見えない=完全透明、0が不透明 です。値を変えて試してみてください。

両手で持ったとき親指で押しやすい位置に、start/stopボタンを置いています。iPadminiやiPadProだと、あるいは利用者の年齢でも、押しやすい場所がちがってくると思うので、調整してみてください。音も付けたいなと思いながら未です。

スロットの作例7つをサーバに置きました。Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが7つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。

Pyonkee用作例7つのダウンロード はこちら>>

iPad独自のセンサー機能等を使っていないのでScratchでも動作します。Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKaySLOT all
PeKaySLOT character
PeKaySLOT food
PeKaySLOT stage
PeKaySLOT toy
PeKaySLOT vehicle
PeKaySLOT weather

ただ、Scratch(パソコン)でも動きますが、このスロットは複数人で一緒に遊ぶのが楽しいので、手で持って遊べるiPadやWinタブレットが向きます。パソコンで遊ぶなら、ひとつの画面に複数のカテゴリを並べて、ランダムスロットにするとよいのではと思います。

「ピッケのつくるえほん」や「ピッケのつくるプレゼンテーション」での物語づくりの導入にもご利用ください。

関連する投稿
Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ1

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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Pyonkeeでピッケ1


9月22日発売の「小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」(日経BP社)は、ScratchのiPad版ともいえるPyonkeeをイチから楽しめる本です。
著者は Scratch/Pyonkee の伝道師 阿部和広さん。Pyonkeeの開発者 梅澤真史さんによる特別解説もあります。

Pyonkeeには初めからピッケが入っていて、絵素材として使えます。
ピッケのブログ記事のURL
とともに紹介してくださいました。

さっそく解説を読みながらやってみました。初心者向けでわかりやすいです。

「ルーレット」 見守るピッケを置いてみました。

「ペイントソフト」 ピッケの基本色とクレヨンにして、クレヨンっぽく 線を太めにしました。

以上ふたつは、従来のパソコン上のScratchでも、同様に楽しめます。
ここからがPyonkeeならでは。iPadの各種センサー(音、加速度、地磁気)を使えるのが面白いです。

「手拍子でダンス」 手拍子など大きな音に反応して、ピッケたちのポーズが変わります。

「迷路を脱出」 iPadをゲームのコントローラのように傾けて、道からはみ出ないようにピッケを進めます。難しくて、作例より単純な道にしても(もはや迷路ではない…)、私にはクリアできず。

次は、機動性が高いタブレットならではのアイディア。ジャンケンの3つの手を互いに写真に撮ってスロットにして、皆で「じゃんけん、ぽん!」

このジャンケン、今年2月のイベント「デジタルで創ろう! in 豊橋」での阿部さんによるワークショップで、大盛り上がりになりました。
私は自分の手を写真に撮るのが難しくて、代わりに描きました。

複数台のタブレットで皆で一緒に楽しめるというのは、パソコンではできないタブレットならではの魅力で、実際に子どもたちとやってみると想像以上に面白いです。スロットは、ジャンケン以外にもアイディア次第で様々に応用できますよ。
豊橋での阿部さんによるPyonkeeワークショップ(ブログの後半)>>
このときの写真(撮影:藤本忍さん)を本の中で使っていただけたことも嬉しいです。

以上ご紹介した作例5つをサーバに置きました。

Pyonkee用作例5つのダウンロード はこちら>>

Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが5つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。「迷路を脱出」はイマイチです。間違えてるのかも。


Scratchでは、任意の場所に置いて、ファイル>手元のコンピューターからアップロード で読み込めます。(動作するのはセンサーを使っていない2例のみ)

センサーを使っていない最初の2例は、Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKay Roulette
PeKay Paint App

どうもこれまで、いわゆる「ゲームづくり」だとやる気が起きなかったのですが、この本は面白くて、その上かんたんで、あっという間に1冊ひと通りやってみました。(さいごの「方位磁石」だけは未) お薦めです。

関連する投稿
Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ2

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
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最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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3つの大学でゲスト講義


ここ1週間ほど、高校および3つの大学でゲスト講義が続きました。
愛知淑徳大学 人間情報学部(佐藤朝美先生)では、アプリ開発をなさる学生さんを対象に、ピッケをデザインの視点から語りました。

事前のオーダーは「学生さんたちが開発する際、自己満足や自己実現の閉じたものにとどまらずに、社会へ眼を向け、子どもを育む環境をつくる担い手となる意識をもてるように」とのこと。それを受けて、活動の動機やねらいに加え、次のように話しました。「ピッケのアプローチは、先にITありきではない。実現したいこと → そのための活動デザイン → ITが『創る』をエンパワーしてくれるので適所に取り入れる」この順序が逆さになっている事例を時折みかけるもので、今さらとは思いつつ。
あとは実践面。開発したアプリを、頭を初期化して、使う人目線で試すこと、日頃の生活の中でもデザインの眼や心を鍛えることできますよ、といった話をしました。

続く2校では、教育の視点から話しました。
青山学院大学 教育人間科学部3年生ゼミ(杉本卓先生)でのゲスト講義は、ありがたいことに今回で5回目です。ピッケが入ったiPad mini 30台が導入されているので、1人1台環境で実際に作ってもらえます。 >> 昨年の授業風景(学研キッズネット取材記事)
昨年は全員女子学生さんでしたが、今年は男子学生が4割ほど。子どものアクションを引き出す絵本を作ってもらいました。

相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)は、大半が将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんです。すでに授業でピッケ絵本を作成しているので、90分フルを未就学児の話題を中心とした講話にしました。子どもの物語世界の豊かさや、年齢別の作品から読み取る子どもの発達を、movieを交えながら紹介しました。

学生さんたちと話すことは新鮮で楽しく、ピッケを複数の切り口(社会の中のデザインだったり、教育だったり)から客観視して言語化することは、私にとっても学びとなります。

さて、ゲスト講義ウィークを終え、次は子どもたちとの絵本づくり!
公募のある夏休みワークショプの予定はこちらです。

高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校で、2年生、3年生それぞれ2時間の授業を担当させていただきました。

人間文化科の履修科目「子どもの発達と保育」の一環で、Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を使って幼児のための絵本をつくりました。

放課後、校長先生をはじめ様々な教科の先生がご参加くださって講習会もしました。

展開図が出力される「ピッケのつくるえほん」とは異なり、スライド単位で出力される「ピッケのつくるプレゼンテーション」では、製本は難しいかと思っていたのですが、工夫してこんなにしっかり仕上げられていました。(写真は先輩たちの作品。A4に出力して2つ折り。表紙は厚紙に貼り見返し紙も付けた本格製本)

2学期にさらにつくりこんで仕上げ、完成した絵本は、国内や海外の保育施設へ贈るのだそうです。
ピッケを介して素敵な計画に参加させていただけて、嬉しく、とても楽しみです!

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
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ピッケと一緒に楽しい学び(小学校編)


子どもたちに、創造表現活動、なかでも言葉と物語の「創る」喜びを届けたくて、ピッケをつくりました。自らの内発的動機で取り組むオープンエンドな「創る」活動には、あらゆる学びがつまっています。

ピッケを活用した 小学校での学びのモデルをご紹介します。
Windows環境 では「ピッケのつくるプレゼンテーション」をご利用ください。

17-06-26ピッケで楽しい学び@小学校_ページ_1

1年生では、生活知に近い物語づくりから始めましょう。楽しい学びの副次的効果として、言語能力、思考力・判断力・表現力が育成されます。
副教材として、Webサイト「ピッケのおうち」の紙工作や、NHK Eテレ「てれび絵本」でOAされた「ピッケとがーこ」シリーズもご利用いただけます。
17-06-26ピッケで楽しい学び@小学校_ページ_3s
17-06-26ピッケで楽しい学び@小学校_ページ_4s
高学年になれば、調べ学習の発表に利用できます。
プログラミングは、抽象的思考力が育つ3年生くらいから。Scratchでピッケを使えます。
英語の学習にも有効です。例えば、日本語と概念の異なる前置詞は、絵での理解が早いです。先生がオリジナル教材を作ってもよいですし、児童が問題をつくり互いに解くのも楽しい学びです。

「ピッケのつくるプレゼンテーション」の作例をブログで紹介しています。こちら>>

iOS環境 でも、ほぼ同様にできます。「ピッケのつくるえほん for iPad」をご利用ください。プログラミングiPadアプリは、Pyonkeeになります。

17-06-26ピッケで楽しい学び@小学校_ページ_2

2009年2学期、立命館小学校1年生のロボティクス科でピッケを活用した授業が行われました。40分×13コマを、以下の3つのテーマに分けてデザインなさっていました。

前半) ものがうごくしくみ ~映像編~
 「ピッケのペパドルアニメーション制作」
中盤) 特別授業 物語をつくる
 「ピッケのつくるえほん」
後半) ものがうごくしくみ ~コンピュータ&モーター編~
 「クリケットを使ってピッケの『リズムのもり』の世界を表現しよう」

もう8年も前ですが、世界観をもった横断型カリキュラムデザインの参考になると思うので紹介します。

オープンエンドな「創る」活動は、自分で課題を見つけ工夫し解決へ向けて試行錯誤する自走式学習者を育てます。この時、しっかりした母国語の基盤の上でこそ、プログラミング教育や外国語教育が活きます。
カリキュラムをデザインする際には、先にICTありきではなく、子どもの発達段階に沿った「創る」で組み立てましょう。ICTは、発想を促し試行錯誤がとことんでき、共有や発信も得意ですので、一連の「創る」学びの適所に取り入れると効果的です。
ピッケをメディア(媒体)にした 物語づくりを核とする「創る」は、楽しい学びです。楽しい学びは身につきます。ぜひ子どもたちと体験してみてください。

学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、フル機能を試していただけるライセンスキーを発行できます。問い合わせフォームよりご連絡ください。

PyonkeeやScratchでピッケを利用する方法は、ひとつ前のブログ記事をご覧ください。
YouTube に、子どもたち作のデジタル絵本作品をアップしています。再生リスト「小学生作の作品」

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
副教材としても活用できるWebサイト「ピッケのおうち」:http://www.pekay.jp/house/ ※ パソコン上でのみ動作
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Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケ


■ Pyonkee(ピョンキー)でピッケ

Pyonkeeは、Scratchをベースにした iPadで動くビジュアルプログラミング環境です。
DL数が、なんと70万を超えたそうです。

そのPyonkeeに、ピッケが入っています。17-06-24_Pyonkee_完成1s

アプリ内のどこにあるかをお伝えしますね。

スプライト(ピッケのキャラクターやアイテム)を読み込みたいとき:
「新しいスプライト」のフォルダ柄のアイコンから、コスチューム > ピッケ と進むと
17-06-24_Pyonkee_01
ピッケたちキャラクターの入った8ケのフォルダーとアイテムが入ったフォルダーがあります。例えば「ピッケ」を選んで
17-06-24_Pyonkee_02s
使いたいスプライトを選びます。
17-06-24_Pyonkee_03s
背景(ピッケの背景)を読み込みたいとき:
右下「ステージ」をタップ、「背景」タブを選び、「読み込み」をタップ
17-06-24_Pyonkee_01
「ピッケ」フォルダーを選んで
17-06-24_Pyonkee_05背景s
使いたい背景を選びます。例えば「back5」(居間)を選ぶと
17-06-24_Pyonkee_06背景s
こんな感じになります。
17-06-24_Pyonkee_完成2s

■ Scratch(スクラッチ)でピッケ

Scratchにはピッケは入っていませんが、Pyonkee用のピッケ素材を読み込んで使えます。

PyonkeeはOSSなので、ソースコード一式はGitHubで公開されていて、それをScratchでも利用できるのだそうです。実は私も知らなくて、以下は阿部和広さんに教えていただきました。

PeKayのリソースを以下からダウンロードできます。
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/tree/master/Resources/Media/Costumes/PeKay
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/tree/master/Resources/Media/Backgrounds/PeKay
これらを個別にダウンロードするより、ちょっと大きくなってしまいますが、全体をダウンロードして該当フォルダを取り出した方が楽かもしれません。
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/archive/master.zip

ダウンロードした この「PeKay」一式を、
scs_PeKay素材一式s
任意の場所に置けば、Scratch からそれらを読み込んで、ふつうに使えます。
17-06-24_Pyonkee_01

ただし、Scratch2.0では .spriteのサムネイルが表示されず、このように↓なってしまいます。(複数のコスチュームをもつスプライトのサムネイルが表示されない)
scs_scratch_PeKay1_bubun_s

こうなる理由は、.spriteが、画像ではなくScratchの独自形式であるためで、Scratch2.0ではOSのダイアログを使っているので、サムネイル表示ができないそうです。Scratch 1.4(含むPyonkee)であれば表示されます↓。scs_サムネイルScratch1.4では表示s
少し不便ではありますが、サムネイルの表示だけのことでファイルの中身は問題ありません。

また、このピッケ素材一式のライセンスは「CC BY-NC-SA 4.0.」となっています。
意味は、「表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際 でライセンスされています」です。
家庭や学校など非営利目的であれば、例えば以下のように書いてお使いいただけます。
—————————————————-
例1)
PeKay is created by Tamie Asakura
For more information about PeKay, please visit: http://www.pekay.jp
Copyright (c) Tamie Asakura / CC BY-NC-SA 4.0.
例2)
PeKay costumes/backgrounds are provided by the courtesy of Tamie Asakura(http://www.pekay.jp). They are licensed under CC BY-NC-SA 4.0.
—————————————————-
書く場所は、Scratchでは「メモと作品への貢献」欄、Pyonkeeでは「ファイル」メニュー >「プロジェクトのメモ」欄(「名前を付けて保存」 >「このプロジェクトについて」欄と同じ)です。

キャラクター、なかでもピッケには、複数のコスチュームを持つスプライトがたくさんあるので、色々工夫できますよ。ピッケをプログラミングで動かしてみてくださいね!

次の記事もあわせてぜひ >>「ピッケと一緒に楽しい学び(小学校編)」

関連する投稿(作例)
Pyonkeeでピッケ1
Pyonkeeでピッケ2

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Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
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ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
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ヘルシンキ旅行メモ1幼稚園


ヘルシンキに来ています。
Lauttasaariにある公立幼稚園を見学させてもらいました。
img_fin_170607_Lokki_1
広い敷地内に建つゆったりした平屋で、年齢や目的に合わせた小部屋やコーナーに分かれ、家庭的で落ち着いた雰囲気です。
img_fin_170607_Lokki_3
玄関入ってすぐのホール。1日の中でも寒暖差が大きく、ここで脱ぎ着をして調整します。
img_fin_170607_Lokki_2
5歳からのスウェーデン語を学ぶ部屋。img_fin_170607_Lokki_0
子どもたちが作った「カモメ」。(幼稚園の名前が「カモメ」という意味だそう)
img_fin_170607_Lokki_4
お昼寝用の部屋。
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冬場に運動もできる広い部屋。天窓から陽がさします。
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あちこちに子どもたちの作品や活動記録の写真が貼られています。
画材はもちろんのこと、海や森で拾ってきた枯れ枝なども工作材料としていつでも手にとれるところに置かれています。img_fin_170607_Lokki_9

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その日の活動は子どもたちの興味等に合わせ、担任の先生の判断で臨機応変に決めるそうです。お天気に恵まれたこの日は、部屋のドアに「外へ出かけています」の札がかかった部屋もあり、みんな外へ出ていました。

園庭。隣接して、もっと年齢の低い子どもたちのための遊具のない庭もあります。美術館や図書館、すぐ近くの海へ出かけることもあるそうです。
img_fin_170607_Lokki_7

iPad1台を含むタブレットやPCも利用しているそうですが、当たり前に溶け込んでいるので特に目につくことはありません。喧噪もなく、創作や表現など楽しく豊かな学びに満ちた子どもたちの「暮らす」場という印象でした。

ヘルシンキ旅行メモ
ヘルシンキ旅行メモ1幼稚園
ヘルシンキ旅行メモ2 図書館・書店
ヘルシンキ旅行メモ3 リサイクル・アップサイクル
ヘルシンキ旅行メモ4 社会の中の学びの場
ヘルシンキ旅行メモ5 街の中のデザイン
ヘルシンキ旅行メモ6 番外(宿、食事)
ヘルシンキ旅行メモ7 雑感

「ピッケのつくるえほん」でおはなしづくり@せんりひじり幼稚園


3月24日、大阪府豊中市にあるせんりひじり幼稚園へ出かけてきました。
副園長のかえで先生と一緒に、言葉と物語に関わる「創る」遊びをしています。(1回目は帽子づくり、2回目はおはなし絵カードを使ったお話づくり)
卒園する年長さん8人とのさいごとなる今回は、ピッケの絵本づくりをしました。

場所は図書室です。(園の中、どこでも自由に使ってよいのです!)
IMG170324_せんりひじり幼稚園_1
1時間半くらいのつもりでスタート。
最初に絵本の話を少しして、皆の親しんでいる絵本にはそれぞれ「作った人」がいることを知ってもらいました。
IMG170324_せんりひじり幼稚園_2
使い方を説明しながら、顔の表情やポーズを変えてみせると、「おもしろい」「やりたーい」と既につくる気まんまんです。贈る相手もすぐに決まり、さっそく作り始めました。
せんりひじりの子たちはとても元気で、しかも自分たちのホームグラウンドで迎えるわけですから、最初からかなりのハイテンション、とても賑やかです。それが、つくり始めると、さっきまで走り回っていた子もみるみる夢中になって取り組んでいます。
IMG170324_せんりひじり幼稚園_4
4見開きということで始めたのですが、「もっと作りたい!」という子が続出して、8人の内6人もが9見開き以上の大作をつくりました。
お話が長くなると録音もその分時間がかかってしまうので、通常のワークショップでしたら、予定時間内でおさめるために見開きの上限数を決めます。ここでは、臨機応変、発表会もできればするししなくてもいい、すべて、子どもたちの様子次第ゆるやかでよいので、思いのままにつくってもらいました。
IMG170324_せんりひじり幼稚園_3
おやつの時間になっても「おやつ(あとで)いい」と、つくり続けています。
続いて録音をします。6歳児には自分でボタンを押しながらの操作は難しいので、お話をつくっている子の見守りはかえで先生にお任せして、できた子から順番に録音を手伝うことにしました。

Aちゃんの録音のとき、早く録音を終えたBちゃんが手伝ってあげました。ふたりで相談して、A:「ふたりは早起きで起きました」B:「おはよう!」という要領です。
これが気に入ったようで、Bちゃんが、自分の録音もやり直したいと言い始めました。気持ちわかります。でも「録音を未だ1回もしていない子がいるから待ってね」と言うと、理解してくれて、全員が終わるまで辛抱強く(でもずいぶんと待ち遠しそうな様子で)待ってくれました。そして、あらたに録音する子には、手伝ってほしいかを尋ねて、「いい」(断りの意)と言われれば、また図書室の中でグルグルしながら待ちます。

皆の録音が終わったので、ようやくBちゃんの番になりました。さっき手伝ってあげたAちゃんに加えて、Cちゃんも手伝うと申し出てくれて、3人で録音することになりました。Bちゃんが、セリフを考えて割り振りを決めて合図を出します。B:「はじめてともだちになりました」A:「はじめまして」C:「はじめまして」
IMG170324_せんりひじり幼稚園_6
3人とも調子があがってきて、楽しくてしかたなくて、ぴょんぴょん飛び跳ねています。セリフを言うときだけは(音が入るので)跳ぶのを我慢。
「に・じ・き・れ・い・だ・ね」と1音ずつをAちゃん、Bちゃん、Cちゃんで順番に言うアイディアも思いついて、早速やってみます。
嬉しさ余ったAちゃんが、ひと場面録音できるたびに、図書室の中をぐるっと走りに行ってしまいます。それを2人が笑って待っています。面白くて楽しくて、終始3人でころころ笑いころげながら録音していました。
裏表紙は、「おしまい」は言いたくないそうで、元気な声をそろえて「行ってきます!」でした。

さて、おやつの時間をとうに過ぎて、お迎えのご父兄がいらしたところで、ようやくお開き。2時間40分もつくっていました。

子どもたちとさよならしてから、別室にあるプリンタで、かえで先生と印刷。できれば、後日になっても子どもたちに自身で製本までしてほしいところですが、登園日がもう翌日1日しかなく、その時間もとれないだろうということで、代わってふたりでせっせと製本しました。
IMG170324_せんりひじり幼稚園_8

せんりひじり幼稚園では、ちょっとくらいお行儀が悪くたってOK、思いっきり子どもたちを遊ばせています。本気の遊びの中に深い学びがあるというのは、私も常々感じていることで、とても共感します。子どもたちも真剣に遊んでいて、かえで先生をはじめ先生方も、子どもがしたいことを存分にできる環境をできる限り整え、信じて任せるという姿勢に徹しておられます。
年数回、こうしてせんりひじり幼稚園の子どもたちと遊べることは幸せで、次は何して遊ぼうと思いを巡らせるのがとても楽しみです。

せんりひじり幼稚園の教育理念がよくわかる本:
「子どもに至る: 保育者主導保育からのビフォー&アフターと同僚性」
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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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女子大でゲスト講義


1月13日。相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)3年生の授業でゲスト講義させていただきました。
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保育士、幼稚園教諭、小学校教諭をめざすの約50名の学生さんたちです。
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相模女子大では、「ピッケのつくるえほん」iPad版リリース当初から、かれこれ5年ほど、授業として絵本を作ってくれていて、その作品movieが届くことを、毎年楽しみにしています。今日受講の学生さんたちの作品も拝見しているので、尚のこと授業を楽しみにしていました。研究室には、同作品の紙の絵本もありました、
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皆さん、熱心に聴いてくれて、終盤では、お話絵カードで即興でお話もつくってもらいました。びっしり書いてくれた感想から、物語づくりが子どもたちや保護者に何をもたらすかや、子どもを尊重することなどについて、共感をもって聴いてくれたことが伝わってきて、嬉しくなりました。

構内もご案内いただきました。
陸軍通信学校の跡地だそうで、とても広くて静かで、同じ敷地内に、幼稚部、小学部、中学部、高等部がゆったり点在していて、いかにも「学園」というおもむき。写真撮ること忘れていて、これは小学部で飼育しているというヤギの「バニラ」です。
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午後は、幼稚部の皆さんに絵本づくりを体験いただきました。
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こちらでも終了後、興味もって残ってくださった先生方と、接続詞カードやお話絵カードでリレー式でお話をつくって遊びました。大学の授業でピッケ絵本を体験した卒業生も幼稚部の若手先生として活躍されていて、和気あいあいのチーム力を感じました。
永くピッケを使ってくださっている相模女子大で、朝は、将来、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭となる学生さんたちと、午後は、その卒業生も含む幼稚部の先生たちともご一緒できて、楽しく充実の一日でした。