Category: 公教育

「ピッケのつくるえほん」発表会@羽田保育園(豊橋)



今年度2回通った羽田保育園で、年長クラスの発表会でした。
多様性に富むクラスで、発達に凹凸ある子やゆっくりさん、来日してまだ日の浅い子たちも、日々あたり前に一緒に過ごしています。彼らの型にはまらない表現はすごく素敵で、他の子たちを大いに刺激していました。どの子もみんな、素晴らしい作品を披露してくれて、私の心まで春の陽気に満ちました。どうもありがとう。

職員室には、全員分の製本された絵本がありました。ひとりひとりに贈ってあげたいからと、卒園式の準備も大詰めという年度末のこの多忙期に、先生方で準備なさったそう。そのお気持ちにも感じ入りました。

子どもたちはこの園で大切に育まれたのですね。緑組のみなさん、ご卒園おめでとうございます。

羽田保育園(社会福祉法人 育栄会):
https://www.toyo-ikueikai.jp/nursery/ns01.php

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「ピッケのつくるえほん」オンライン研修@特別支援学校


2月14日は、昨年度2日間のオンライン研修を行った宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校(学校長 石川由美子先生)との1年ぶり3回目の研修でした。今回は、先生方からの授業報告と(おこがましくも)私の論評という内容です。

小学部と中学部での実践を、授業風景の動画や児童生徒さんの作品を交えてご紹介下さったのですが、その中に、男子生徒が自席を離れ友だちの作品を見て周るシーンがありました。制止するのではなく、友だちのアイディアから「学ぶ(まねる)」を生む環境になさっていることに好感します。子どもたちも伸びやかにお話づくりを楽しんだ様子で、先生が思わず「〇〇(生徒さんお名前)ワールド」と称するほどの、独自世界を繰り広げた超大作もありました。前半では山型にみえる背景を選んだ上に、黄色の矩形の積木を並べて「トンネル」、途中、スーパーマリオのBGMまで聞こえてきそうなリズミカルな場面もあり、最後は様々な色と形の積木を緻密に組み上げて「宇宙ロケット」。1つの作品を通して見るだけでも、創意工夫や創作意欲が高まっていく様が見てとれます。

私にとっても学びの多い研修で、あらためて、すべての子どもたちが、言葉と物語の喜び・楽しみを味わい、それぞれの本領を発揮して幸せに生きてほしいと思いました。子どもたちの言葉を育むことを大切になさっているこの学校で、これからもピッケを活用いただけたら幸いです。

宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校 のWebは こちら>>

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@羽田保育園(豊橋)


2月9日、1月に続き、羽田八幡宮の参道沿いにある保育園(伊藤孝良園長)で絵本づくりをしました。廊下には七段の立派なお雛様が飾られています。

運動会、おもちつき、「表現を楽しむ会」での劇(なかなか抜けないカブの話)やファッションショー、遠足、あるいは、日々の工作や鬼ごっこなど、それぞれが園生活での楽しかったこと嬉しかったことをお話にしました。
空想と現実がゆるやかに繋がった世界も、この年齢の子どもならではです。例えば、兄弟で保育園に行くお話。「弟はひよこ組だから黄色の帽子なの」一緒に給食を食べ、お昼寝、園庭でボール遊び。お迎えのお母さんとおうちへ帰ります。小さな帽子を被せ細部にこだわってつくりあげました。でも実際にいるのはお姉さんだけで、自身は弟だそう。

録音して完成。このあと、印刷した展開図を各自で製本して、いよいよ3月には2クラス合同の発表会です。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@羽田保育園(豊橋)


羽田八幡宮へと向かう緑豊かな参道沿いにある保育園で絵本づくりをしました。外国籍の子どもたち対象ワークショップでいつも市民ボランティアとして奔走くださっている伊藤孝良さん(元中央図書館長)が、園長先生をなさっているご縁です。

年長さんたちが、それぞれの楽しかったことや嬉しかったことをお話に。
「表現を楽しむ会」(かつて私の時代には「学芸会」等と呼ばれていた行事)で自分でデザインしたドレスでランウェイを歩いた様子を描く子もあれば、日々の園庭での外遊び、工作や給食を題材にする子もありました。

いちばん最近のできごとを尋ねると「おもちつき!」。口々に教えてくれたところによると、杵と臼でついたお餅を、色んな味で、ひとりあたり4ケも5ケも食べたのだそうです。他にも、劇で演じた「なかなか抜けないカブの話」、跳箱を跳んだ障害物リレー、遠足などさまざま。多くの子が、登場キャラクタに年齢別の色の帽子をかぶせています。年長さんは緑色。

アイディアがあふれ自らも次々に4作も作りながら、前に座る友だちに一所懸命教えてあげている子もいました。

次回は録音と製本をする予定。どんな仕上がりになるか楽しみです。

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オンライン授業@京大附属病院


11月28日、京都大学医学部附属病院と繋げてオンライン授業をしました。チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)も一緒です。

今日は中学部と小学部との合同授業。病床から参加してくれた児童生徒さん(+付添のお母さん)もありました。デジタル積木の使い方を紹介すると、早速、小2さんがクリスマスツリーを作ってくれました。井上さん作「初詣」テーマ絵本の録音に、皆で参加。画面越しではありますが、神社に参拝するシーンでタイミングをそろえて2拍手を打ちました。
このあと1週間ほど貸し出すので、各自のペースでつくってもらえます。どんな作品に仕上がるか楽しみです。

2021年度参加のお子さんやご家族の内、公開許可を得た23作品の発表会Webをチャイケモさんがつくってくれました。
「おへやでピッケ」発表会ページ:https://pikke-happyoukai.wixsite.com/pikke

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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教育短大で講義



先週~今週は、神戸教育短期大学(学長:三木麻子先生)での客員講義でした。
大半が長期履修制度(3年制)を選んでいて、担当したのはその2年生、保育士や幼稚園教諭をめざす学生さんたちが対象です。ICT を活用した楽しい「創る」学び、なかでも幼少期に育みたい言葉の「創る」である物語づくりのデザインができる保育者となってほしいと授業準備をしました。
体験では、ひとり1台環境で実際につくります。私都合で急きょオンラインに変更させて頂いた昨日は、録音をしました。このあと、三木先生が全員分の展開図を印刷してくださるので、ひとり一冊紙の絵本もつくります。学生さんたち、きっと嬉しいことでしょう。社会に出たとき、物語づくりの楽しみを子どもたちへ届けてくださいね。

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オンライン授業@京大附属病院、府立大学病院、市立病院 院内学級


11月7日、京都の3つの病院、京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、京都市立病院の院内学級と繋げてオンライン授業をしました。チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)も一緒です。

昨年度のぶりちゃん(当時小学4年生)の作品上映から授業を始めました。操作の練習をして本番。小学1年生~5年生、それぞれの教室や病床で夢中でつくっている様子が画面越しに伝わってきます。そばに付き添う先生に相談する声も聞こえてきます。途中で「休憩しましょう」と声をかけても「もったいない」「(作るのに)忙しい」と返ってきました。参加は2回目で操作も覚えてるよ!と言ってくれる子もあります。それだけ長く入院が続き治療をがんばっているのですね。
このあと1週間ほどそのまま貸し出すので、各自のペースでつくってもらえます。どんな作品に仕上がるか楽しみです。

昨年度のぶりちゃんの作品、素敵な旅行話を聞かせてくれました。

2021年度参加のお子さんやご家族の内、公開許可を得た23作品の発表会Webをチャイケモさんがつくってくれました。
「おへやでピッケ」発表会ページ:https://pikke-happyoukai.wixsite.com/pikke

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校で、人間文化科2年生の授業を担当しました。お招きいただくのは6度目です。今年度もWinソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」(※)を使って絵本をつくりました。

ふだん生徒さんが使用している1人1台のハードは Chromeブックだそうです。ChromeOS上でピッケは動作しないので、ゲスト講義は、新しいデスクトップWinパソコンが導入されたPC教室で行いました。授業後は、先生方対象で研修も行い、活用事例等も含めつつお話しさせて頂きました。

完成した絵本は製本して、年明けの保育実習で園児たちに読んであげるそうです。さらに優秀作品については、「茨城アジア教育基金」を支える会の皆さんによって翻訳されラオスの子どもたちへと届けられます。

竜ヶ崎二高の生徒さんたちは皆さんとても元気がよく創る意欲も旺盛で、授業するのが毎年楽しみです。

※ Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、昨年度末で新規の販売を終了しています。

大学でゲスト講義


9月22日、青山学院大学 教育人間科学部(杉本卓先生)3年生ゼミでゲスト講義でした。かれこれ10年ちかく毎年伺っていて「内容お任せ」と言って頂けるのがありがたいです。昨年は全員が一般企業へ就職なさる学生さんたちでしたが、今年は半数ほどが教育関連ということで、教育の場での活用事例も含めました。
学生さん同士も仲良くなごやかで、先生との距離感も好ましくて、おかげで楽しく授業できました。

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大学でゲスト講義



7月11日は桃山学院大学(大阪府和泉市)へ出かけ、国際教養学部と社会学部生対象の授業「メディアリテラシー論」(土屋祐子先生)でゲスト講義でした。
事前に頂いたお題「デジタル絵本ワークショップにみるメディアリテラシーの可能性~ITツール開発と社会実践」に沿って、ITツール開発と社会実践にウェイトを置いた内容としました。質疑応答でも活発に質問が出たり、講義後に話しに来てくれる学生さんもあって嬉しく、猛暑のなか出かけた甲斐がありました。
「メディアリテラシー論」らしくてユニークなのは、今日のゲスト講義について<記事>にまとめるという課題が出ていること。学生さんたち自身が、オーディエンスと媒体を想定して書くのだそうです。例えば、開発者向け情報雑誌の記事であったり、子育て世代のためのコミュニティWebの記事、あるいは、不特定多数が読むニュース記事といった具合に。ふさわしい見出しや文体、デザインを考え組み立てて書く。さらに、互いの記事を読みあう予定とのこと。どんな受けとめをされたかシビアに示されるわけで、おそろしくもありますが、それも含めて楽しみです。

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