Monthly Archives: 5月 2011

ピッケ@キッズクリエイティブ研究所in東大本郷2


さらにさかのぼりますが
5月5日子どもの日、東大本郷福武ホールで、キッズクリエイティブ研究所として2回目の「ピッケのつくるえほん」ワークショップが開催されました。2月11日の回が好評であったので急遽3月21日に追加が決まり、震災のため延期になっていたのです。
東京~福岡の長い出張から戻ると、子どもたちの作品を収めたCDが届いていました!出張中にたまった仕事をほっぽり出して、またしても全54作品一気に見てしまいました。
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今回も講師は、CANVASの熊井さんにお任せ。前回同様、親子で、家族で、できあがったお話に音声を録音しています。
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子どもの声も、一緒に参加するお父さんやお母さんの声も、なんとも良いですね。
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何作かご紹介します。
■ いがらしそうまくん(小3)作「ともだちみっけ!」
ストーリーでぐいぐい引っ張ります。

■ しみずりょうすけくん(小5)作「おたまじゃくしのタマ」「かえるのタマ」
2部仕立ての長編、力作です。

■ わたべさくらちゃん(小3)作「あーびっくりした!」

さいご「ママより」にさくらちゃんが「えっ」と驚いているの、聞きとれましたか?
意図してか偶然か「あーびっくりした!」がダブルミーニングになりましたね。

■ あさのちかこちゃん(4歳)作「へんしんどーなっつ」
楽しいです。ドーナツ食べたくなりました。

主催のCANVASによるレポートページは こちら>>
          作品ギャラリーページは こちら>>

「ピッケのつくるえほん」@福岡


先週末、福岡の2つの会場でワークショップをしてきました。
15日(日曜日)は、アクロス福岡で、子どもたち対象。幼児は親子で、小学生はひとりもしくは子ども同士でのグループ制作。
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兄弟姉妹はバラして別グループにする、6年生は未就学児と組ませるなど、事前によく考えてグループ分けしてくださっていました。
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これまでのワークショップでは、せっかく一堂に会する意味が最後の発表会くらいでしか無く、そこを工夫したいというのが課題でもありました。
最初はギクシャクしたりもめていたグループも、子どもなりのやり方で、なんとかしようとしています。2人で対話形式で物語をつくったり、年長のお姉さんが、発表の時小さな子にセリフを分担したり。それぞれのチーム、力を合わせて作品にまとめあげました。
子どもは柔らかくて、ほんとに賢いですね。
さいごは、次々拍手がわきおこる温かな発表会となりました。
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日英2ヶ国語のお話もできました。おそらくピッケのワークショップ史上はじめてです。
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「びっくり!Amazing!!」ひなちゃん4年生作。

翌16日(月曜日)は、3月にオープンしたばかりの博多阪急で、ママのための講座です。
7階の子ども服フロアに、「子育てコミュニティールーム」という白木の素敵なスペースがあります。
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絵本の棚や壁面に鏡もあって、ベビーマッサージなどの講座も開かれるそうです。
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昨日の子どもさんの様子にご自身もつくってみたくなり、友人を誘って参加してくださった方もありました。
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小さなお子さんを膝に乗せ、あるいは隣に敷いたマットで寝ている赤ちゃんの気配を感じながら、皆さん、夢中で絵本を作られていました。
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娘さんが、おしゃべりしながら次々キャラクターやアイテムを並べます。
それをうけてママさんが「さてどうしようかな」と、追加と整理をしながら関連付けてお話に仕上げていました。素敵な合作。
博多は、街も人も、まぶしいほどに活気があふれていましたよ。

子どもたちやママたちの作品は こちらから>>

論文掲載のおしらせ


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少し前になりますが、情報処理学会の論文誌「デジタルプラクティス」、Vol.2 No.2(2011年4月15日刊行)「世界に飛び出す日本のソフトウェア」特集に、投稿論文が掲載されました。昨年8月~正月頃に書いたものです。
大学も論文でなく卒業制作で卒業してるので、人生初の「論文」。
最初まるでエッセイだったのが、なんとかそれらしくなったのは、査読の方(KDDI長谷川亨さん)が丁寧に見てくださったおかげです。
内容についてはもちろん、構成順や、申し訳ないことに「体言止を避ける」等論文書きのイロハまで。ほんとにお世話になりました。

竹内郁雄さんの宣言文が素晴らしくて、書けなくて途中で投げ出しそうになるたび読みなおしていました。
「ソフトウェアには,開発した個人やグループの「人となり」が色濃く反映されます.それは実践のノウハウかもしれないし,ひょっとして哲学,あるいは生き様といったものかもしれません.」
「いままでになかった新しい論文発表の道を切り開きましょう.自分の仕事を論文にするという楽しみをぜひ味わいましょう.」

他の論文も面白いです。なかでも、Lunascape 近藤秀和さんの招待論文と特別インタビューが、とても読み応えありました。
いずれもオンラインで読めます。