Monthly Archives: 12月 2016

燻すクリスマス@玉島 IDEA R LAB


2日間のワークショップを終えた翌25日(日曜)は、ラボの庭で「燻してクリスます!」でした。
晴天。皆さん持ち寄りの食材を、次々に燻して、食べて、おしゃべりして、また食べて。
img_161225_5s
img_161225_3s
img_161225_2s
img_161225_4s
秋山さん晄子さん持参の燻製器3台は、真ん中だけが市販品で、手前のは七輪から、奥のは米びつから作られたお手製です。
img_161225_1s
海の幸、山の幸、様々な燻製がつづく中、大月さんが数日前から仕込んだ丸鶏も登場、クリスマス気分が盛り上がります。
img_161225_%e4%b8%b8%e9%b6%8fs
おやつテーブルの周りには小さな子どもたち。血縁ではないおじいちゃんおばあちゃんと日頃から仲良しだそうで、この日もお母さんから離れても平気、すっかりリラックスしています。
「もぉーいいかい」かくれんぼする子どもたちの声も聞こえてきます。
img_161225_6s

ラボでは、アーティストが即興で子どもたちとワークショップしていたり、ハンモックでお昼寝している人、旧いステレオの修理をしている人。オープンな空間で思い思いに過ごしています。
私も子どもたちのフェースペイントをお手伝い。右のほっぺに柊、左のほっぺに雪の結晶を描きました。
img_161225_7s
大月さんの人柄や活動、生みだす場が、ご近所からも遠方からも多くの人を引き寄せて、ラボ一帯に幸せな空気が漂っています。和やかでのんびりしたクリスマスでした。
玉島は、私にとって心身の滋養です。

----------------
【 IDEA R LAB 】( 倉敷市玉島中央町 )
大月ヒロ子さんが、故郷玉島のご実家をリノベーションしてつくられたクリエイティブリユースの拠点。町から出る廃材を、クリエイティブに素敵によみがえらせる取り組みを、楽しく美しく続けておられます。
http://www.idea-r-lab.jp/
https://www.facebook.com/IDEARLAB
----------------

廃材リユース×ピッケ クリスマスワークショップ@玉島 IDEA R LAB(大人回)


午後は、大人回。最初に、おはなし絵カードを使って自己紹介をしました。
img_20161223_otona_00-s

子ども回と同じく、小さな贈り物と絵本をつくります。手を動かしていると、皆さん夢中で無口になります。

お茶の時間をはさんで、後半は絵本づくり。
大人回用のタルトは胡桃がちょっと焦げました。
img_20161223_otona_-3

環境保全のお仕事なさっている女性の作品は、コケの地面に愛らしい生物が所狭しと息づく小世界。透明のフタをかぶせたら、スノードームのようです。
img_20161223_otona_-2
間もなく嫁ぐ娘さんの未来のダンナさんへ贈るメッセージを絵本にされた「お母さん」もありました。
写真右下は、部屋に飾れるオブジェ。対になるのは、色と形の構成+オノマトペ の造形的な絵本です。(一部を抜粋)

ぴか

陽が傾いた頃、発表会。皆さんが語ってくださるお話がそれぞれに素敵でした。

たった3時間一緒の場でつくっただけ、お互いほとんど初対面であるのに、すぐ打ち解けていました。廃材リユース作品と絵本をつくることで、内側の素直な気持ちを外へ出すからでしょうか。なんだか親しい距離感になるのです。
緩やかで幸せな時間でした。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

----------------
【 IDEA R LAB 】( 倉敷市玉島中央町 )
大月ヒロ子さんが、故郷玉島のご実家をリノベーションしてつくられたクリエイティブリユースの拠点。町から出る廃材を、クリエイティブに素敵によみがえらせる取り組みを、楽しく美しく続けておられます。
http://www.idea-r-lab.jp/
https://www.facebook.com/IDEARLAB
----------------
使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
----------------

廃材リユース×ピッケ クリスマスワークショップ@玉島 IDEA R LAB(子ども回)


クリスマスの連休、昨年に続いて今年も IDEA R LAB(岡山県倉敷市玉島)でワークショップでした。
img_20161223_kodomo_-1
子ども対象の回では、クリスマス飾りとそれにまつわるピッケ絵本をつくりました。

まず、マテリアルライブラリーに材料を取りに行きます。
ライブラリーに入るなり「ぅわぁ~!」と歓声。素材や色ごとに美しく分類・整理された廃材は、まさに宝の山です。手にとり眺め、大事にケースの中に集めてゆきます。

戻る道すがらも、大興奮。
img_20161223_kodomo_-3
贈る相手を決めて、クリスマス飾りをつくります。
作りたいイメージがはっきりしている子もいるし、材料を触っているうちにじわっと湧いてくる子もいます。
img_20161223_kodomo_-4
プロペラが回ることや正面から見たときの顔にこだわって作ったロボット。

img_20161223_kodomo_-5
それが「ドラえもん」であることは、この後につくった絵本でわかりました。お父さんへプレゼントするそうです。(絵本から一部を抜粋)
ひこうきにのったら ドラえもんと あいました。そして ドラえもんと あくしゅしました。
%e3%81%b4%e3%81%a3%e3%81%91%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%bd_%e3%81%9d%e3%81%86%e3%81%9f%e3%81%8f%e3%82%931

後半は絵本を作ります。
去年も参加してくれた兄弟は、1年でずいぶんお兄ちゃんになっていて、びっくりです。

ふたりとも妹さんを実によく可愛がります。

おやつタイムのあと

思い思いの場所で録音。

船です。絵本は「さかなをやく」。自分の船にのって海へ漕ぎだし、釣った魚を家で焼くお話です。贈り物にする1冊には赤いリボンをかけました。

さかなをやく

仲良し三姉妹とそれぞれの作品。

img_20161223_kodomo_-6
子どもたちが材料に眼を輝かせて作る。その自由になっていく時間に立ち会えることは至福です。
手を動かしてモノをつくっているとき、子どもたちの中に沸々と情景や物語が生まれています。次の絵本づくりでは、その心の中に生まれた情景や物語を視覚化します。つづく録音で、言語化します。さらに印刷して紙の絵本として外化することで、外から眺めて繰り返し味わうことができます。

想像の世界で遊んでいる子どもたちのじゃまをしないようにして、技術的に難しいところだけを、本人の望むようにサポートする。その一連が上手くいくと、子どもたちは、どんどん自由になっていきます。大人が変に、整えようとして口を挟むと、せっかく自由になりかけていたのがグッと萎縮してしまいます。口出し厳禁です。

大月ヒロ子さんはじめ、たくさんの友人知人に表で裏方でサポートしてもらって、心地よい場をつくることができました。地元の方が家族ぐるみでご参加くださったことも嬉しいです。楽しかったー。来年も行きたいな!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

----------------
使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
----------------

おでかけピッケ@阪大病院院内学級


チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)のCLS(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)西尾さんと一緒に、大阪大学医学部附属病院の分教室へ出かけて、2コマ90分で絵本づくりをしました。
img_2016-12-13_%e9%98%aa%e5%a4%a7%e7%97%85%e9%99%a2%e5%88%86%e6%95%99%e5%ae%a4_-1s
クリスマスも近いので、クリスマスの絵本も2冊持って行きました。子どもたちが知っていそうなのを1冊、知らないかなを1冊。
img_2016-12-13_%e9%98%aa%e5%a4%a7%e7%97%85%e9%99%a2%e5%88%86%e6%95%99%e5%ae%a4_-10s
小児医療センター内にも、大きなツリーが飾られていました。
img_2016-12-13_%e9%98%aa%e5%a4%a7%e7%97%85%e9%99%a2%e5%88%86%e6%95%99%e5%ae%a4_-2s
5年生の女の子は、おじいちゃんへ贈る絵本を、楽しんで録音していました。気球に乗っておじいちゃんのところへと出かけます。
img_2016-12-13_%e9%98%aa%e5%a4%a7%e7%97%85%e9%99%a2%e5%88%86%e6%95%99%e5%ae%a4_-9s
デジタル積木を工夫して、ケーキ、雪だるま、ツリー、プレゼント箱。丁寧に作り込んで「クリスマスイブ」の情景を作った子もいました。

体調のすぐれない子は、なんとか2見開きまで作って病室へ戻りベッドで横になりました。しんどい中で考えてくれた題名を聞き取って、代わって入力しました。「森の音楽会」音が聞こえてくるような絵本になりました。

病院のよいところは、それぞれが違うことが当たり前であること。「皆と同じように」録音できたり、「皆と同じように」がんばれなくていいのです。それぞれが納得や満足のいくようつくり、子どもたち同士も先生方も互いを尊重します。ただついどの子も、つくりたくて無理しがちになるので、日頃の様子や病状を把握している先生方が気を配ってくださいます。

治療でたいへんな思いしている入院中だからこそ、楽しい体験をさせてあげたい。チャイケモ・クリニック楠木院長先生やチャイケモの皆さんが進めてこられた活動を、わずかながらお手伝いしています。入院中の子どもたちのところへ、チャイケモの方と一緒に絵本づくりに伺います。ご希望ありましたらどうぞご連絡ください。

※ 本活動に、広島の教材販売会社の社長さん(有限会社ワキタ 脇田秀夫様、有限会社ヒロキョー 箱田博司様、有限会社サラダ文教社 皿田弘美様)がチャイケモへ寄付してくださった3台のiPadも活用させていただいております。
チャイルド・ケモ・ハウス(チャイケモ)
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がん専門治療施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。