Category: 豊橋

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


5月13日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。図書館での午前回は、来られなくなった子たちが多くて、常連の親子2組のみ。小2コンビが息のあった掛け合いで、『へんしんトイレ』(あきやま ただし 作・絵、金の星社)を読んでくれました。

休日いっしょに潮干狩りに出かけたそうで、そろって「しおひがり」のお話。いつもはそれぞれつくりたいテーマがあって、並んで座っていても別々のお話をつくるふたり。潮干狩りでも、ひとりはアサリ、ひとりはクラゲ採りに夢中だったそうで、ユーモアたっぷりの語りで聞かせてくれました。

肌寒い雨の中を、午後回の岩田住宅内の集会所へ移動。嬉しいことに、かつて堂々とした発表が印象的だった女子が、3年ぶりに来てくれました。もう中学2年生。5歳になる下の妹さんの手を引く姿は大人びていて、最初は誰かわからず、名前を聞いて、あのSちゃん!?とびっくりしました。妹さんの面倒もみながら「中学生の一週間」を完成。発表は今回ももちろんライブで。ペンネームが「自称:天才」なのも、彼女らしいです。

遅れて登場した上の妹さんも、あどけない3年生だったのが、早、6年生。同級生を誘って来てくれました。久しぶりにつくったのは、家族とはぐれたカメのお話。作り始めると操作方法もよく覚えていて、初参加の同級生にも教えてくれています。

毎回参加の小2男児は、遠足の話。日本語は就学を機に使い始めました。学校から皆で歩いて「のんほいパーク」(豊橋の総合動植物公園)へ行き楽しかったこと~暗くなって大好きな家に帰るまでを描いてくれました。そういえば、前回も作品タイトルは「いえ」、家族4人のお話でした。家と家族が大好きなのですね。

仲良しのふたりは、示し合わせて同じ題材とすることが多く、この日も「変身」テーマでおそろいに。

トンネルをくぐると変身するお話の後半は、隠れているものや間違いを探すクイズになっていて、発表会では皆で悩み考えました。

次回は6月17日土曜、10時~は岩田校区市民館の1階和室、14時~は豊橋市中央図書館3階です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」、協力:中央図書館)。図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでもご参加いただけます。

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDCAXj0jIq7C3i4ZGcePgZo
再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MBKBXq5Ht4LOFykml4t0uxQ
再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ

ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん さとみさん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」

市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
https://www.facebook.com/100091953173119

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


4月22日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップ、今年度の初回でした。今年度から日時や場所がそのたびごとに変わります。その周知がうまくできていなくて、はたして来てもらえるか心配でした。そして当日、あいにく、校区の小学校の参観日と判明。午前中は全学年とも授業だそうで、残念ながら参加者ゼロでした。

気を取り直して、午後回の会場である豊橋市中央図書館へ移動。今年度から、図書館で開催の回は、国籍にかかわらずどなたでも参加OKとしています。ブラジル籍2人、日本籍1人の初参加もあり、楽しい時間となりました。
まずは、寺井さんによる読み聞かせ『しりとりのだいすきなおうさま』(中村 翔子 作、はた こうしろう 絵、鈴木出版)から。絵本の選定は図書館司書さんです。絵本づくりのテーマは、しりとり、新生活、または自由としました。

初参加のプラジル籍小3男児は、日本語を使い始めて間もない小1女児への通訳もしてくれました。

小3男児作「ピッケとバス」

小1女児、録音は母語で。

ほぼ毎回参加のブラジル籍の小2男児、この日はご家族4人でそろって来てくれました。

つくった作品も家族4人が登場する「いえのおはなし」。小学校就学を機に使い始めた日本語の上達ぶりも目覚ましくて、録音も自分ひとりでしています。

さいごは発表会。「探す」系の作品になると、男子たちが次々と前へ出て来てかぶりつき状態になります。言葉や年齢を越えて仲が良いのです。

ヴィラン(villain)とは、悪役・敵役の登場人物のことなのですね。どこに隠れているかわかりますか?

ゴジラで連作中の小1男児、今回も味わい深くて「イシツブテ」です。録音はせず、発表時は前へ出てきてライブで。皆でゴジラを探しました。

つくりたいテーマがたくさんありすぎて毎回楽しみに参加してくれている小2女児の作品。大急ぎで向かう先は?

大人たちも、アイディアあふれる「しりとり」のお話をつくってくれました。

「しりとり みっけ!」場面の中から探します。

こちらは「ピッケの好きなものしりとり」

次回は5月13日土曜、10時~は、豊橋市中央図書館3階、14時~は、昨年度までと同じ岩田住宅内の集会所です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」、協力:中央図書館)。図書館での午前回は、国籍にかかわらずどなたでもご参加いただけます。

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
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再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
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ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん きょうこさん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップと発表会@豊橋市中央図書館


3月18日土曜日、小雨。いつもは外国人集住地区まで出かけているワークショップを、この日は対象を広げ豊橋市中央図書館で行いました(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。
田中久実さん(児童書担当の司書さん、毎回の選書も担当)による読み聞かせ『ねずみのでんしゃ』(いわむら かずお 作、ひさかたチャイルド)からスタート。流石の読みに、子どもたちも大人も聞き入っています。

絵本づくりのテーマも、入園入学・進級といった新生活、でんしゃごっこ、または自由としました。自由テーマもOKとするのは、つくりたい話がある子も多いためです。なかでも「こうしたい」が明確なブラジル籍の小1さんは、「漫画スタイルでいい?」と、今回も新たな表現を試みていました。「発表はライブでする、録音はしない」というのも、彼女のこだわりです。

ミャンマールーツの小1さんは、使ってみたいフレーズがあって生まれたお話。どの場面でもそのセリフが効いています。

2歳になったばかりのブラジル籍男児も、はじめてアプリを触ってみました。お母さんと一緒に、コブタ、ウサギ、カエル等になりながら、身体を使った言葉あそびを楽しんでいました。

第一部のワークショップに続いて、第二部として発表会も開催されました(主催:豊橋市図書館・市民ボランティア)。発表会の開催は、2020年3月に実施予定であったのが新型コロナ感染症で延期となって以来の念願でした。
思い起こせば、この「絵本やICTを活用した外国人親子への支援事業」は、2018年度に豊橋市が文部科学省「地域の教育資源を活用した教育格差解消プラン」の委託を受け始まったプロジェクトで、中央図書館の伊藤孝良館長(当時)を中心に企画・実施されました。ところが、文科省がこの事業自体を2018年度限りで急遽終了したため、2019度からは、伊藤元館長を中心とした市民ボランティアにより、中央図書館および集住地区自治会の皆さん等の協力を得て、手弁当で続けられてきました。それを私もお手伝いしています。新型コロナ感染症による中断もありながら、なんとかここまで繋いでこれているのは、ひとえに、今は保育園の園長先生として多忙な伊藤さんの奔走に依るところが大きく、加えて最近では、お子さんを伴い参加してくださる日本人お母さんたちに大いに助けられています。そして何より、大半のご家庭が共働きの中、様々なやりくりをして子どもたちに付き添ったり送り出して下さっている外国籍の保護者さんたち、他の楽しみも多い土曜日に参加してくれる子どもたちがあってこそ続けられています。

今回、このワークショップを初めて図書館でできたことも収穫でした。開始前や終了後に館内を見て回ったり、保護者が母語の本を手にとったり。帰り際に貸出カードをつくるご家族もありました。ブラジルの雑誌もミャンマーの本も、思い立ったらすぐ取りに行けるのは図書館ならでは。本をきっかけに話の輪が広がります。例えば、写真集で少数民族の美しい衣装を見ながら、いつ着用しそれがどれだけ重いかといった話や、国境に近い町で育った幼少期の話まで、ミャンマー出身の保護者さんが生き生きと語ってくださいます。

参加者間で新たな繋がりが生まれたり、図書館の魅力も知ってもらえてよかったと思う一方、残念ながら会場に、集住地区に暮らす常連さんたちの姿はなく、生活圏外である図書館へ出かけるのが、彼らにとっていかに敷居が高いのかも改めて実感しました。 団地内の集会所であれば来れる子どもたちも一定数あります。図書館と集住地区内、そのどちらでの開催にも意義があり、できればどちらでも継続実施できるのが理想です。

来年度も月1回のペースで継続予定です。次回は4月22日土曜日。午前10時~の会場は調整中です。午後14時~は、これまで通り岩田住宅の集会所で行います(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。午前10時~は岩田校区市民館、午後14時~は中央図書館となります。

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ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん ひろしくん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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「ピッケのつくるえほん」発表会@羽田保育園(豊橋)


3月17日は、今年度3回通った羽田保育園で、年長さん2クラス合同での作品発表会でした。(写真左上は親子遠足、緑組さんなので緑色の帽子をかぶっています)

映画館のように仕立てた遊戯室で上映が始まると、1作品、1場面ごとに大盛り上がりとなりました。裏表紙の「ゆうき、お迎え来たよ」は、一緒に降園する弟(桃組年少さん)への呼びかけです。

緑組の皆さん、園生活のお話をたくさん聞かせてくれてどうもありがとう。
ご卒園おめでとうございます!

羽田保育園(社会福祉法人 育栄会):
https://www.toyo-ikueikai.jp/nursery/ns01.php

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@羽田保育園(豊橋)



2月13日、1月に続き、羽田八幡宮の参道沿いにある保育園(伊藤孝良園長)で絵本づくりをしました。秋のどんぐり拾い、親子えんそく、プール遊び、夏祭り。園生活での嬉しかったこと楽しかったことをお話に。今日は録音をして仕上げました。来月、2クラス合同で発表会の予定です。

教室には雪だるまの紙工作(温暖な豊橋で雪は珍しく子どもたちにとって今冬は格別の嬉しさだったそう)、廊下には七段のお雛様が飾られていました。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


2月11日土曜日、昨日の雨も上がり快晴。伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。
午前は市営西部住宅の集会所へ。

常連さん小1女児が、転校してきたばかりの同級生を誘って来てくれました。日本で生まれ4~7歳は中国で暮らしたとのこと、中国ルーツの子の参加は初めてです。小1女児母子が終始気にかけ操作方法も教えてあげています。録音も応援してもらいながら日本語でできました。

ゴジラシリーズの年長さん男児は、久しぶり参加の小3男児に会えたのが嬉しくてたまらない様子です。

今回は、来月の合同発表会へ向けて、これまでつくった中から選んだ1作品をブラッシュアップ。絵を追加したり録音をやり直したりしました。

午後は県営住宅の集会所へ移動。読むのは私の役目と心得ているブラジル籍小1女児と小2女児が、元気いっぱいで読んでくれました。絵本は『おしくら・まんじゅう』(かがくい ひろし 作、ブロンズ新社)。絵本の選定は図書館司書さんです。

前々回が初参加だったご家族2組も来てくれました。来日してまだ半年の3兄弟妹は未就学でもあり、日本語に触れる機会がほとんどありません。4歳双子さんは、こちらが解してなくとも母語でいっぱい話しかけてくれます。次々アイテムを並べては消し、文字らしきものを猛烈な勢いでタイプ。最終的にできあがった作品は、1見開きや2見開きだけになるのだけれど、製本して大事に持って帰りました。

ブラジル籍の小1男児は、家族総出、お父さんお母さん小さな弟も一緒に来てくれました。家庭では母語のみ、幼稚園へは通っておらず、今年度小学校へ通い始めてから日本語をがんばっています。「できたよ!」とすべてひとりでやり終えました。録音には含まれていませんが、1見開き目の母カメさんは産まれる直前状態、5見開き目は無事に赤ちゃんを連れて戻ってきたところです。弟さん誕生時のエピソードのようでした。そして、なんと先日、学校で算数と国語で優秀賞をもらったとのこと。国語も、ってすばらしいです。おめでとう!

午後の岩田団地では、ポルトガル語が飛び交う中、まるで私と伊藤さんが異邦人です。おしなべて皆さん大らかで、時間の感覚もゆったりなので、開始も終了も全員揃ってとはいかないものの、それでも楽しみに来てくれるのは嬉しいです。6歳男の子は解散後「タノシカタ(楽しかった)」を言いに戻って来てくれました。

3月18日土曜日、午後3時~4時、豊橋市中央図書館で合同の発表会があります。どなたもどうぞいらしてください。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@羽田保育園(豊橋)



1月16日、羽田八幡宮の参道沿いにある保育園で絵本づくりをしました。外国人集住地区でのワークショップをご一緒している伊藤孝良さんが園長先生をなさっているご縁です。年長さん2クラスを午前と午後それぞれ1時間半ずつ全3日間の予定で、その2日目でした。初回から3か月空いてしまったので仕切り直し。今回と次回とで、園生活での嬉しかったこと楽しかったことをお話にしてもらいます。音楽会で叩いた大きな和太鼓、秋のどんぐり拾い、遠足のとき雪が舞ったこと(温暖な豊橋は滅多に雪が降らないそう)。「あさ保育園へ行きます」から始まったものの園生活とは関係ない先へ向かっているお話もありますが、まぁそれも良しで。来月の録音が楽しみです。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


1月14日土曜日、伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。あいにくの雨降り。はたして子どもたち来てくれるでしょうか。

午前は市営西部住宅の集会所へ。小1女児が『どうぶついろいろかくれんぼ』(いしかわ こうじ 作、ポプラ社)を読んでくれました。ともないテーマは、かくれんぼ、または自由としました。(絵本の選定は図書館司書さんです)

初参加の兄妹はブラジルルーツ。お母さんお祖母さんと一緒に参加してくれました。お兄さん小1は画面上で、ドッジボールや鬼ごっこを(おそらくは世界に入り込んで)歓声をあげながら楽しんでいました。妹さん4歳も「こうしたい」があります。風船を、うさぎ、りす、かえる、うっきー、あひる、かめと順にリレーしていっての最後、勢ぞろいの場面では、それぞれの色の風船にしたいのです。選択できる既定の黄緑色や赤色では妥協できず、かえるには緑色、うさぎにはピンク色、りすには茶色の風船を持たせたい。丸いデジタル積木を上から被せて納得できる結末となりました。

6歳男児によるゴジラシリーズ、今回の武器は100円ビームです。お年玉で1000円札2枚(本人の表現では「ふたつ」)をもらったそう。お母さんによると硬貨がたくさんのほうが本人としては嬉しかったらしく、その100円玉の威力がさく裂するお話です。最初は10円玉のような茶色であったのを実物を見ながらグレイ色に変更しました。

すぐにも次をつくりたくて1か月も待てないからと、急遽、午後回へも参加を表明してくれました。

県営岩田住宅での午後回は、ブラジルルーツの女児ふたりによる読み聞かせからスタート。

仲良しのふたりはずっとポルトガル語で話しながら。

「Gato」はポルトガル語で「猫」。子どもたちに、えっ知らないの??と驚かれました。あとで調べるとチャンネル登録539万人の人気YouTuberでした。

小3お姉さんは、あすが誕生日の弟へのサプライズ絵本をつくりました。表紙は弟の好きな紫色に。上映時は照れて会場のいちばん後ろへ行ってしまいましたが、紙の絵本はプレゼントするそうです。

午前に続いて参加のゴジラシリーズの作者さん。いつもの対決話から少し離れ、今日のテーマ「かくれんぼ」に沿った「ゴジラをさがせ」をつくりました。発表は前へ出てきて自身で。問いのあと一時停止ボタンを押して皆の反応を待ちます。そして再生「早く見つけたきみには紙で作ったゴジラをあげるよ」。たちまち子どもたちが殺到。あとで私にもくれました。



ブラジルルーツの小1女児は、9月につくった「お化けずかん」のさらなる展開。今回もあえて録音はせず、発表は堂々のライブで行いました。

今回も子どもたちのおかげで愉快な一日でした。
次回は2月11日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。リピーターさんは3月18日の発表会へ向けてのブラッシュアップとする予定。新規ももちろん歓迎です。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。

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12月10日土曜日、伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。この日も快晴。豊橋でのワークショップの日は3か月続きでお天気です。

午前は市営西部住宅の集会所へ。寺井さんによる読み聞かせは『やさいさん』(tupera tupera 作、Gakken)。他にも、この日のテーマ「クリスマス」に合わせた外国語、日本語の絵本を図書館司書さんが用意してくださいました。絵本づくりのテーマは、(『やさいさん』的構成で)何かな?、クリスマス、または自由としました。

ゴジラで連作の6歳男児の新作は「ゴジラ対ツリーゴジラ」。お母さんの作品「クリスマスのおてがみ」にも録音で参加しました。

別のお母さんがつくったのは、前日が誕生日だった息子さんへ贈る絵本。当の息子さんはこの日は不参加でしたが、作品のさいごに皆でお祝いメッセージを追加録音しました。

午後の県営岩田住宅では、ブラジル籍小1と小2女児が『やさいさん』に加え、クリスマス絵本からも1冊読んでくれました。午後回は、来日してまだ半年の3兄弟妹などポルトガル語しか解さない未就学の子たちが多数。私がわかってないとわかっても、元気にいっぱい話してくれます。録音は母語で。製本し小さな絵本ができあがると、どの子もとても嬉しそうです。

そろそろ発表会が始まるという終わり頃、お祖母さんに付き添われてやって来た2人は、再開後2回に1回くらいのペースで参加してくれている姉弟です。残り時間があまりないけどいい?と確かめると「だいじょうぶ」。「クリスマス」をポルトガル語でも書きたいと「Natal」と入れて10分ほどで完成。録音はあきらめたものの製本までなんとかできました。発表会は総勢11人の子どもたちで、とても賑やかになりました。

自作の上映時は照れくさくて、机の下にもぐって見上げているブラジル籍の1年生。つくった作品は「ぶたくんのおはなし」。「1見開き60秒」の録音時間では足りないほど、おしゃべりを楽しんでいます。自宅では母語、今春小学校へ通い始めてからの日本語の上達ぶりに驚きます。


予定の2時間を少しオーバーしてお開き。伊藤さんからひとり1ケずつミカンをもらって、ブランコへ、サッカーへと駆け出して行きました。

次回は1月14日土曜、10時~西部住宅の第2集会所(主催:フロンティアとよはし)、14時~岩田住宅の集会所(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)です。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。

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11月19日土曜日、雲ひとつない青空のもと伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。
午前は市営西部住宅の集会所へ。常連の子たちが学校行事で来れず、日本人親子1組のみとなりました。寺井さんによる読み聞かせは『いもほりバス』(藤本 ともひこ 作・絵、鈴木出版)。外国語の絵本も含めた時節もふまえての選書は図書館司書さんによるものです。つくりたいお話がある子も多いので、絵本づくりのテーマは芋ほり、または自由としました。

小3男児は、夏のキャンプの思い出を描きました。水遊びやバーベキューを楽しみ、捕まえたクワガタは家で飼うことに。

ミヤマクワガタは冬を越すことができないので、残念ながら死んでしまったそうです。そんなこともあって、このお話をつくりたくなったのかもしれませんね。

午後は県営岩田住宅へ。午前は用事で出れなかったと、いつもは西部に来ている親子さんも遠い岩田まで車で来てくれました。
「読むのは私」と心得ているブラジル籍小1女児の元気な声でスタート。ブラジル籍の小1男児も自席から声を合わせて読んでいました。今春小学校へ通い始めてから日本語をがんばっていて、上達ぶりがすばらしいです。

自宅ではポルトガル語の小2男児は、1年ぶりの参加にもかかわらず操作方法もよく覚えていて、録音までできました。シャワーを「浴びる」は何度か復唱し練習してから。

発表会はとても賑やかになりました。小1女児はライブで発表したいとのこと。
「これなーんだ?」と呼びかけ、皆の答えを待ちます。

ハンバーガー、ピッケの鼻、ピアノ、水、赤い建物、枕 etc.と続いて

「ひとりちがうよ、どこかな?」 さいごの1問は別パターンの問い。

他の子たちは「あっ!」「ハイ!」「わかった!」われ先に前へ出てきて指差し「コレ!!」

保護者きょうこさん作「どんぐりくんの ニコニコたいそう」も子どもたちに大うけで、皆でやってみました。

片付けを終わって外へ出ると、眼の前に、きょうこさんが描いてくれた通りの光景が。今日はじめて出会った子たちが一緒に遊んでいます。空へ飛び出しそうなほど高く、ブランコを漕いで。

次回は12月10日土曜、10時~西部住宅の第2集会所(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)、14時~岩田住宅の集会所(主催:フロンティアとよはし)です。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。

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