新千歳行きのSkymark、はじめての青色ハート。
モエレ沼公園は、ピースフルでした。
街中で舞う白い綿毛、何だろうと思ったら、ポプラとのこと。
6月の今頃だけの不思議な光景です。
(モバイルから投稿)
Monthly Archives: 6月 2015
6月18日、RYOZAN PARK 大塚(豊島区)こそだてビレッジで、TERACOYARDのオープニングイベントとして絵本づくりワークショップをしました。
私の都合で17時~18時半という夕飯にかかる時間帯になってしまい、ちょっと心配。案の定、到着するなり「おなか空いたぁ」が続出しました。でも大丈夫。和室と大きなキッチンがあって、食べ物の持ち込み自由、自分たちで作って食べることもできます。
腹ごしらえがすんだ子は、開始時間までキッズスペースで自由に遊んで、というか走り回っていました。あとで聞くと主催の直美さんは、この大騒ぎモードから制作モードに切り替えられだろうか…と内心不安に感じていたそうです。それほどエネルギー炸裂していました(笑)。
そんな男の子たちも絵本づくりが始まると、とたんに夢中になります。
参加は3歳~小学校低学年の子どもたち、黙々とつくっていきます。小さい子は操作の難しいところはお母さんに手伝ってもらいました。
録音にうってつけな授乳・お昼寝スペースが3ブースあって、お話ができた子から利用できます。
先着順にいそいそブース奥のソファにもぐりこむと、カーテンをピタリと閉じます。小さいスペースって大人でもわくわくしますものね。1つのブースに仲良し2人でこもって、それぞれの声が相手の作品に入ってしまうという、録音ブースとしては「?」な利用になっている子もいました(笑)、まぁ楽しければ良しです。
大きなスクリーンで発表会。子どもも大人も大満足でした。
「TERACOYARD」は、近藤直美さんが同世代の子育てママたちと始めた「作って伝える」新しい学びの場です。直美さんとは2年前、彼女がまだ小学校の先生だった頃に知りあいました。ピッケの考え方がつくりたいと思っている寺子屋の考え方とピッタリだからピッケをしたいと話してくれて、私も想いに共感。そのときがきたら応援させてねと約束していました。
TERACOYARD の当面の活動日時は、火曜と木曜 PM 4:30~6:30。5歳~小学3年生対象。2時間の柱は「作る」と「伝える」( ← ピッケと似てるのです)絵本、紙芝居、工作、レゴ、実験など。9月までトライアル2000円/1回実施中!週末には、親子参加できるイベントも企画予定だそうです。
TERACOYARD の Facebookページは こちら>>
「TERACOYARD」が拠点を置く「RYOZAN PARK 大塚」もまた、思想も空間も素晴らしいです。
これまで働きたいママに強いられてきた二択:子どもを預けて働く/育児期間中は一時的に仕事をあきらめる、のどちらかではなく、子育てと仕事どちらもあきらめない、子どもを自分の側において子育ても仕事も楽しもう!をめざしてつくられた場です。その思想がちゃんと空間としてデザインされていて、今回ワークショップをした7階は、プロの保育士がすぐ眼の前で子どもを見てくれている安心な環境で仕事ができます。お昼は皆で作って食べます。お乳も子どもがほしがるときに与えられます。ここでなら、我が子のはじめて歩いた、はじめて話したを見逃すこともないでしょう。将来は、子どもの成長や自分の働き方に合わせて、こそだてビレッジ(7階)→シェアオフィス(6階)→固定オフィス(5階)と利用するフロアも移れます。7階こそだてビレッジは2000円でお試し利用ができるので、ぜひ快適スペースを親子で体験してみてください。出入りしている人も愉快な人が多いですよ。
RYOZAN PARK 大塚 こそだてビレッジ の Webサイトは こちら>>
RYOZAN PARKオーナーの竹沢一家(二世代)とも、初対面な気がまったくしなくてたくさん話せました。そして、いつもなのですが、ワークショップを見学に来てくれた人たちをおかまいする余裕がなくて、放りっぱなし。でも勝手にお互いに話して仲良くなってくれます。で、皆いっしょにご飯を食べに行きました。(大塚には美味しい食堂がありますね)
領域を渡って動いている人たちが好きです。TERACOYARD、RYOZAN PARK 界隈の皆さんとこれからもご一緒できること楽しみです。
子どもたちの作品をいくつかご紹介しますね。雨降りだったせいか楽しい雨の日絵本が何冊か生まれました。
「くものあめ」そうとくん(5歳)作
「らっきーなあめのひ」しゅうとくん(6歳)作
※再生注意 やや音割れしています
「たのしいかおがすき」ひすいくん(4歳)作
写真を、Facebookページ「ピッケ」でご覧いただけます。(ひとまず私がiPadで撮った少しだけ、後日写真が届いたら追加します)
先週は2つの大学でゲスト講義させていただきました。
6月17日。青山学院大学 教育人間科学部3年生、杉本卓先生のゼミでは、自身の関心領域で自由に課題を設定し、それを解決する絵本をひとり1台環境でつくってもらいました。
教員免許取得希望の学生さんもいて、半数近くが幼児教育に関する課題を設定していました。大学院生も2人参加、嬉しいことに内ひとりは昨年に続いての自発的な再受講でした。ICTに対しては懐疑的で、前回は反発する気持ちで講義に臨んだとのこと。受講して考えが変わり、親戚の子どもにもアプリを薦めてくれてその子が何10冊も作り続けているそうで、今ではICTは使い方次第と考え、講義も終始うなづきながら聞いてくれました。
翌日の明治大学 国際日本学部では、「教育の方法と技術」の「タブレット活用の実践と体験」として話しました。
まず岸磨貴子先生による導入。学校知と日常生活の乖離があり、学校で学ぶことを実際の生活で活かすことできていない。例えば「みかん3個とりんこが2個あります。かけたらいくつ?」と 問われれば「6」と答えてしまうようなことが起きている。日常との関連を実感できるような概念理解が重要であると、ジャスパープロジェクトを例に語られました。
岸先生からのバトンを受けて開発のねらいやそのためのデザインについて伝えたあと、5,6人×11の各グループでテーマを決め、深い理解を促すための方法としての「物語」、絵本づくりを体験してもらいました。
以下は、学生さんのアイディアから抜粋。
数学では、cos(コサイン)を身近な例(ケーキを切る)で説明、速さと距離の関係を物語の中で考えさせる、割り算の商と余りの関係を買い物の例で示す、国語では難解な言葉の起源を物語で解説、歴史では、黒船来航時の日米間のやりとりを物語でわかりやすく伝える、英語では、録音機能も使って自己紹介を書く読む話せる、前置詞の視覚化理解、道徳では、食べ物が足りないという状況設定を用意し考えさせるなどなど。
びっしり書き込まれた「ふりかえりシート」の中にも、さらに多くの授業活用の提案や気付きが記されていました。
・抽象的な概念を絵を使い具体的に理解することで、学校で養った力や知識と、実生活で必要となる力や知識の間のギャップを埋めることができる。
・絵本にすることで積極的に学習に取り組むことができるし、自身の学習理解度を視覚化し整理することができる。
・身についた知識を体系的に人へ説明できるというのは全ての科目で重要であり、深い理解につながる。まとめの時間に取り入れるとよい。
・新しい単元に入るときの導入として。未習事項の英文や数式の概要をイメージでとらえてもらう。
・英単語などの暗記系にも向く。イメージが合わさることで記憶に残りやすい。
・自分のオリジナルで考えつくる教育方法は、学習者の興味もわき楽しく学習できるので、学ぶことが好きになると感じた。
実に密度濃い90分でした。
研究者や若い世代の人と話すと打てば響くように伝わり、ディスカッションによる収穫も多くて、先月の名古屋から続いて、大学で話すことが楽しいです。
来週は札幌市立大学へ伺います。
追記:
岸磨貴子先生によるブログ「6/19 特別講義として「ピッケの作る絵本」」
【申込受付はじまりました】
7月20日 海の日に船に乗ろう!ピッケの絵本もつくります。
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日時:2015年7月20日(月)海の日 12:00~16:00
概要:東京駅「丸の内鍛冶橋駐車場」に集合
40分の東京湾クルーズを楽しんだあと、増上寺へ移動して絵本づくり
対象:3~15歳の小児がん治療中もしくは経験したお子さま8組前後
参加費:無料
主催:ジャパンハート、すまいるスマイルプロジェクト
協賛:両備ホールディングス株式会社、浄土宗ともいき財団、ピッケ
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小児がん治療中もしくは治療後の子どもさんと同伴ご家族が対象です。お医者さんや看護師さんも終日同行します。東京駅や会場間の移動は専用バス、船も参加者のみの貸切です。安心してご参加ください。兄弟姉妹もどうぞご一緒に。ご家族で楽しい一日を過ごしましょう。
チャイルド・ケモ・ハウスのチャリティー・ウォーク・イベントに参加中。ゴールのKIITOでは美味しいフードや子ども向けワークショップも用意されていて、皆さん思い思いに楽しんでおられます。
(モバイルからアップしてみます)
6月2日、西宮北口にあるアップ教育企画「こども館」で、絵本づくりをしてきました。12月、3月に続いて3回目です。
「かえるの唄」の合唱にはじまり、谷川俊太郎さんの「かえるのぴょん」を朗読。かえるや雨の音をみんなに挙げてもらう言葉遊びでは、うしがえるの鳴き声を教えてくれた子もいました。続いて絵本づくり。どこかにオノマトペが入ることが今日の課題です。
小学2年生あやのちゃんの作品を紹介しますね。
「なく りすさん」あやのちゃん(小学2年生)作
題名とりすさんの泣き顔に、涙の理由を知りたくなります。
さるのうっきーが風船をくれました。りすさんは大喜びです。
でも公園の池で風船を離してしまったから、風船はふわりふわりと飛んでいってしまいました。
みみちゃんがアイスクリームをくれても りすさんは泣きやみません。
かめさんがタイコをくれても 泣きやみません。
みんな みんな 考えました。「どうしたら りすさんは 泣きやむかなぁ」
並んで知恵しぼるこのシーン↑好きです。
おたまちゃんが言いました。「ぼくたちに いい考えがあるよ」
りすさんを呼んで 花火を見に行きました。
次の日りすさんは ピッケにお礼を言いに行きました。
「りすさんが笑顔になって よかった よかった」と 皆が言いました。
めでたし めでたし おしまい
こちらが動画です:
風船が「ふわりふわり」で課題もクリア。
泣き顔のりすさんの表紙に始まり、裏表紙で風船(誰かがつかまえてきてくれたのかな?)を手に笑顔のりすさんを配しての「めでたしめでたし」も上手いですね。
アップ教育企画さんへは、また絵本づくりに伺います。