Monthly Archives: 11月 2008

空を仰ぐ


自宅と事務所の往復(ときどき接骨院経由)
の開発漬けの日々の中、この土日だけは休日!

年に一度、これだけは何があっても、の貴重な時間。
松居直先生や吉田新一先生のお話を伺える
小さな集いに参加しました。

日本の絵本が変革期にきている。
・ 日本語の伝承が危うくなっている。
 日本語を生き生きさせる「調べ」が失われている。
・ 絵を見せようとする絵本が多すぎる。
 物語を絵で語るということを忘れている。

日本の子どもの絵本を豊かなものに育て上げてくださった先生方が
今の日本の状況を憂いていらっしゃる。
途絶えさせてしまったのは私たちの世代なのだと、胸が痛む。

私が今やろうとしていることを、このまま進めてよいのかと自問する。

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小田原あたりの空(車窓より)

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上野の空
※いずれも接写モードのまま撮ってしまいボケボケ…。

子どもたちの作品(シスメックス)


昨日、シスメックスさん「テクノパークフェスタ」で行った
ワークショップの絵本作品のうち、Web公開可としていただいた
20作品を、公開しました。

今回は男の子が半数以上。中でも「ひろきくん」が多いのは、
どうやら8歳で2人、3歳にも1人「ひろきくん」がいたようです。
(ひろきくん、ゆうきくん、みずきくんのトリオ)
そのうち8歳のひろきくんは、いちど作った後、とても楽しかったそうで、
戻ってきて、もう1冊つくってくれました。

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1作目は「いただきます」。ケーキを食べて戻ってきてからの2作目は
「さんにんのぼうけん」です。

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11歳けんたろうくん作。豪快です。

4人で終始なごやかにお話づくりを楽しんでいたご家族。
翌日(=今日11/10)がお兄ちゃんの誕生日ということで
作った絵本は、「5さいのプレゼント」。

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裏表紙には、お母さんのメッセージが。

ピッケからもひとことあるそうですよ。
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つくるえほんワークショップ@シスメックスの レポートは こちら>>
つくるえほんワークショップ@シスメックスの 子どもたちの作品は こちら>>

ピッケのつくる絵本ワークショップ@シスメックス


神戸に本社のあるシスメックス株式会社さん
血液検査などの医療器具や試薬、関連ソフトウェアなどの研究開発~製造・販売を手がける臨床検査の総合メーカーです。
野口みずき選手の所属する会社としても有名です。
そのシスメックスさんの研究開発拠点「テクノパーク」が
神戸市西区に完成。

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近隣の方へのお披露目イベントが、今日9日日曜にありました。
その中のキッズ向けコーナーの運営協力ということで、
ピッケのワークショップをさせていただきました。

とにかく、何もかもが広ーーーいです。
日本庭園や茶室、池、噴水まであり、花やハーブであふれています。
4月には、社員向け託児所を設置したキッズパークも
オープン予定だそう。

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ガラス貼りの明るいカフェが、キッズコーナーとなりました。

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男の子3人で共同制作。

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あしたが5歳のお兄ちゃん。
操作を受けもつお父さんに、兄&弟で次々と注文を出します。
横で見守るお母さんとともに、家族みんなで絵本づくり。
できた絵本のタイトルはコレ↓。
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タッチディスプレイ版のほうも、赤ちゃんや小さな子どもたちに人気。
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機材協力は、またしてもイーアイティーさん。
直前のお願いだったのに、なんとか探してくださいました。

シスメックスの社員の皆さんが、スタッフとして入ってくださり、
事前のネットワークの設定から、当日の対応、搬出まで
何から何までしていただいて、とても恐縮でした。
ありがとうございました。

20作品ほどを、近日中にWebで公開できる予定です。
Web公開しましたら、このブログでもお知らせしますね。

子どもたちの作品(キッズプラザ大阪)


先月キッズプラザ大阪で行われていたワークショップの作品を
プランナーさんが送ってきてくださいました。

絵本の作品:

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おたまちゃんが「ぱくっ!」。
まさに"食いつきの良い"出だしですネ。Jくん(4さい)作。
お母さんの代筆でしょうか。

ペパドルを動かしてコマ撮りしたアニメ作品:

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りのちゃん(9さい)作の一場面。
くりんたち、海へ行って、宇宙へ行って、まんねんさんに乗っかって
無事地上に帰還。大冒険!
落としたどんぐりをまんねんさんが拾ってたり、
最後、取りこぼした1つを、拾いに戻ってきたり。
細かいところまで凝っているので、つい何回も見てしまいます。

キッズプラザ大阪の子どもたちの作品は こちら>>

A3プリンター


これまで、A3出力するときは、キンコーズまで行っていました。
時間なくせっぱつまってたこの間は、斜め向かいの建築事務所の方に
図面出力用の豪勢なプリンターを使わせていただきました。

ほしいなぁ A3プリンター…。 とうとう、思い切って、購入!
色重視で、レーザーでなくインクジェット方式を選択。

ピッケの工作類は、すべて、家庭のA4プリンタで作りやすいように
A4でデザインしていますが、A3でも出せます。

例えばペパドル。

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A3とA4でこれだけ↑大きさが違うので、姉と妹という感じですね。
続いて、ペパクラ。

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お母さんとまあくんに見えます。

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            全員集合!

ただし、用紙が、A4ほど種類が選べず、特売になっていません。
写真用の光沢紙はとっても高かったので、
コクヨの「カラーレーザー&カラーコピー用紙 厚紙用紙 A3 白100枚」
LBP-F33 厚み0.215mm にしました。
(で、肝心の値段は、忘れました…)
当分、あれこれ作っては、大&小 並べてしまいそうです。

ピッケのおはなしづくりソフトについて


新しいおはなしづくりソフト「ピッケのつくるえほん」(←仮称)
について、丸善、慶應、キッズプラザ大阪さんでお使いいただいた方から、たくさんのお問い合わせをいただいています。
info宛てのメール多数、このブログへのコメント、ニフティ窓口へ問い合わせ。
反響の大きさに驚くとともに、身の引き締まる思いです。
ありがとうございます。

既に公開されていると思い、検索で苦労して探してくださった方も
多いようで、申し訳ありません。
インタラクティブ絵本「ピッケのおうち」は公開されていますが
新しい「ピッケのつくるえほん」は、開発中。未公開です。

今後の見通しについて、きちんとお伝えすべきと思い
今の状況を書きます。

1)ソフトの開発状況について:
ワークショップで、子どもたちが操作につまっていた箇所や
アンケート結果などから、直したいと思う部分を改善中です。

2)今後の運用方法:
これが決まりません。
開発までは、なんとかやってきたのですが、今後公開後も
自費で続けていくことは、なんとも苦しく、安定運用のために
どうしたらよいかを模索中です。
当初めざしていた無償公開は難しいかもしれません。
有償になる場合は、極力、負担の少ない少額でできるようします。

1)2)の足並みがそろい公開できる日がきましたら、
いち早く、このブログでもお知らせいたします。
急ぎます。 どうぞ今しばらくお待ちください。