6月11日は桃山学院大学(大阪府和泉市)へ出かけ、国際教養学部と社会学部生対象の授業「メディアリテラシー論」(土屋祐子先生)でゲスト講義でした。
事前に頂いたお題「デジタル絵本ワークショップにみるメディアリテラシーの可能性~ITツール開発と社会実践」に沿って、ITツール開発と社会実践にウェイトを置いた内容としました。
ユニークなのは、今日のゲスト講義について<記事>にまとめるという課題が出ていること。対象と媒体を各自が想定して書くのだそうです。例えば、開発者向け情報雑誌であったり、子育て世代のためのコミュニティWeb、あるいは、不特定多数が読むニュースといった具合に。ふさわしい見出しや文体、デザインを考え組み立てて書く。さらに、互いの記事を読みあう予定とのこと。どんな受けとめをされたかシビアに示されるわけで、おそろしくもありますが、それも含めて楽しみです。
講義後、土屋先生の研究室で3時間超話し込んでしまいました。おかげでメディアリテラシー論界隈について、少しアップデートできました。(研究室の窓には暮れゆく空)
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先週~今週は、客員教授を務める神戸教育短期大学(学長:三木麻子先生)へ出かけました。大半の学生さんが長期履修制度(3年制)を利用していて、担当したのはその2年生、保育士や幼稚園教諭をめざす学生さんたちが対象です。ICT を活用した楽しい「創る」学び、なかでも幼少期に育みたい言葉の「創る」である物語づくりのデザインができる保育者となってほしいと授業準備をしました。
講話に加えひとり1台環境で実際につくります。録音の段になるとあちこちに輪が生まれ、セリフを複数人での掛け合いにしたり効果音を工夫したりとにぎやかでした。
子どもたちに、従来の読んでもらう楽しみに加えて、自分でお話をつくり語る楽しみを届けてほしい。ICTを創造の支援に用いて、その楽しい学びのデザインができる人になってほしいと願っています。
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先週~今週は、神戸教育短期大学(学長:三木麻子先生)での客員講義でした。
大半が長期履修制度(3年制)を選んでいて、担当したのはその2年生、保育士や幼稚園教諭をめざす学生さんたちが対象です。ICT を活用した楽しい「創る」学び、なかでも幼少期に育みたい言葉の「創る」である物語づくりのデザインができる保育者となってほしいと授業準備をしました。
体験では、ひとり1台環境で実際につくります。私都合で急きょオンラインに変更させて頂いた昨日は、録音をしました。このあと、三木先生が全員分の展開図を印刷してくださるので、ひとり一冊紙の絵本もつくります。学生さんたち、きっと嬉しいことでしょう。社会に出たとき、物語づくりの楽しみを子どもたちへ届けてくださいね。
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9月22日、青山学院大学 教育人間科学部(杉本卓先生)3年生ゼミでゲスト講義でした。かれこれ10年ちかく毎年伺っていて「内容お任せ」と言って頂けるのがありがたいです。昨年は全員が一般企業へ就職なさる学生さんたちでしたが、今年は半数ほどが教育関連ということで、教育の場での活用事例も含めました。
学生さん同士も仲良くなごやかで、先生との距離感も好ましくて、おかげで楽しく授業できました。
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7月11日は桃山学院大学(大阪府和泉市)へ出かけ、国際教養学部と社会学部生対象の授業「メディアリテラシー論」(土屋祐子先生)でゲスト講義でした。
事前に頂いたお題「デジタル絵本ワークショップにみるメディアリテラシーの可能性~ITツール開発と社会実践」に沿って、ITツール開発と社会実践にウェイトを置いた内容としました。質疑応答でも活発に質問が出たり、講義後に話しに来てくれる学生さんもあって嬉しく、猛暑のなか出かけた甲斐がありました。
「メディアリテラシー論」らしくてユニークなのは、今日のゲスト講義について<記事>にまとめるという課題が出ていること。学生さんたち自身が、オーディエンスと媒体を想定して書くのだそうです。例えば、開発者向け情報雑誌の記事であったり、子育て世代のためのコミュニティWebの記事、あるいは、不特定多数が読むニュース記事といった具合に。ふさわしい見出しや文体、デザインを考え組み立てて書く。さらに、互いの記事を読みあう予定とのこと。どんな受けとめをされたかシビアに示されるわけで、おそろしくもありますが、それも含めて楽しみです。
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先週~今週は、客員教授を務める神戸教育短期大学(学長:三木麻子先生)へ出かけました。
大半が長期履修制度(3年制)を選んでいて、担当したのはその2年生、保育士や幼稚園教諭をめざす学生さんたちが対象です。ICT を活用した楽しい「創る」学び、なかでも幼少期に育みたい言葉の「創る」である物語づくりのデザインができる保育者となってほしいと授業準備をしました。
昨日は、学内の思い思いの場所で録音もしてデジタル絵本を完成。セリフを友人との掛け合いにしたり、ピアノを弾いている学生さんもいました。
今年度から、学長で日本文学がご専門の三木先生自らのご担当となりました。それでなくても超多忙でいらっしゃるのに、全員分の展開図の印刷を是非しましょうと言ってくださり、急遽予定を変更。来週の授業で、各自が展開図を製本して、ひとり一冊紙の絵本もつくることになりました。学生さんたち、きっと嬉しいことでしょう。
まずはご自身で「創る」楽しみを体験し、社会に出たとき、その楽しみを子どもたちへ届けてくださいね。
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12月19日、嵯峨美術大学(内田隆寿先生)でゲスト講義の2回目でした(全2回)。頂いたお題は「社会教育」。家庭、学校や園、地域の3つが緩やかにつながった社会全体で子どもを育む、教育は次世代へのギフト(贈与)、広い視野で視線は遠くへ、という話をしました。リアクションペーパーを読むと、届いたと伝わってきて嬉しいです。
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12月19日、嵯峨美術大学(内田隆寿先生)でゲスト講義の初回でした(全2回)。頂いたお題「社会教育」の切り口で。美大ですし受講者に教育方面へ進む学生さんはいないとのことで、自己紹介のところにピッケ以前を含めて、大昔につくった3DCGanimeも入れてみました。授業後まで残った学生さんが、CGやアプリ開発の言語、将来の進路など色々話してくれて「来週も楽しみです」と言ってくれて、私も楽しみです。
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愛知淑徳大学 福祉貢献学部(井上知香先生)でゲスト講義を担当しました。
この春から保育士になる4年生対象とお聞きしていたので、幼児教育の事例紹介をメインとし「デジタルを『創る』に、なかでも言葉の『創る』に使いましょう」というお話をしました。30分ほど設けた体験時間で学生さんたちがつくったのは、雨の日が楽しみになるお話、眠りにつく前に「ねえねえ、きょうね」と楽しかった一日をふりかえるお話、保育実習で出会った眼鏡を嫌がる男の子のためにつくったお話など。子どもへ向ける眼差しがあたたかく発想もやわらかです。
後半では、外国ルーツの子どもたちの現状や課題について伝えました。在留外国人数全体でみると東京都が最多ですが、「日本語指導が必要な外国籍の子ども」となると愛知県が飛び抜けての1位で、2位の神奈川の2倍にものぼります。グラフを示すと、ほぼ全員が「知らなかった」と驚いていました。そうなる理由は、東京は単身で来日する外国人が多いのに対し、愛知は家族を伴っての来日が多いためです。日本で生まれ育っていても家庭では母語のみで、小学校就学ではじめて日本語を使う場合も多く、母語・日本語ともが中途半端となりがちです。そのため本領を発揮できずにいる子どもたちも多いのです。就職なさる園で外国籍の子どもと接する学生さんもおそらくあることでしょう。
井上知香さんと保育や幼児教育におけるデジタルの使いどころやあれこれを、ゆっくり話せたのも有意義で、またご一緒するのが楽しみです。
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鎌倉女子大学で2日間に渡りゲスト講義でした。まず10月31日は「建学の精神実践講座」という畏れ多い枠での2年生の講座。11月2日は児童学科の1年生(梨本加菜先生)。両日とも、将来は幼稚園教諭、保育士、小学校教諭を目指す学生さんたちが対象です。「創る」なかでも言葉の「創る」である「お話づくり」を幼少期に楽しい活動として届けましょう、そこにICTを使いましょう、というお話をし、短い時間でしたが絵本づくりも体験してもらいました。
児童学科1年生の受講後のコメントが届きました。「デジタルは子どもに悪影響を及ぼすと思っていた」「自分の子どもにも使わせないつもりだった」や「デジタル反対派だった」という複数人の学生さんたちが、受講して考えが変わった、デジタルを言葉の創るに使ってみたいと書いてくれています。担当した甲斐がありました。
講義後は、鎌倉をご案内頂きました。手配してくださったタクシーで鶴岡ミュージアム大河ドラマ館へ駆け込み、続いて、すっかり日が落ちた細路を辿り、足元を懐中電灯で照らして頂きながら石段を登って法華堂跡(北条義時のお墓)へ。暗闇にARで浮かび上がらせた今はなき御堂を探訪しました。空に三日月、かすかな虫の音の静寂、背後に何かの気配もあり、中世へとワープしそう。「鎌倉殿の13人」ファンの私はワクワクし通しでした。
キャンパス内には里山やビオトープが在り、澄みきった空に鳥の声が響いて一瞬どこにいるのか忘れます。この日は会えませんでしたがリスもいるそうです。
昔、大学のキャラクター「みどりさん」をデザインおよび制作したことがあり、その時も、リスの「ミラクル」を相棒に配したのです。そんな御縁ある鎌倉女子大学で講義をさせて頂けて幸せでした。
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