Monthly Archives: 3月 2015

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @アップ教育企画「こども館」


3月31日、西宮北口にあるアップ教育企画「こども館」で、春期保育プログラムとして絵本づくりをしてきました。昨年12月にイベントとして実施したのがキャンセル待ちの好評であったとのことで、再び呼んでいただきました。今回は、未就学児対象と小学生対象の2つのクラスで行いました。

6歳のお兄ちゃんゆうせいくんが作った妹のゆりかちゃんへ贈る絵本を紹介しますね。

「おなかいっぱいしあわせ」ゆうせいくん(6歳)作
Scs_s_00

主人公のカメが妹さんです。

ゆりかが ねています。 「あわわわわ、わっ!」
Scs_s_01

「やったー。 おいしそうな バナナとケーキ」
Scs_s_02

「こんなにいっぱい しあわせー」
Scs_s_03

お皿の上に並んでいるのは、ゆりかちゃんの好きな食べ物。
「これは食べられる」「これはまだ食べられない」と、1歳のゆりかちゃんが食べられるものを選んで並べていました。
ケーキのろうそくは1歳なので1本です。

「らん、らっららん。 あ、にいに。 いっしょにたべよう」
Scs_s_04

4見開き目で登場するカエルがゆうせいくんです。

ぎっこん ばったん。 「みんな じょうずじょうず」
Scs_s_05

続いて登場する見守るウサギがお母さん。シーソーに乗ったら、妹さんの方が重たくて、びっくりなのだそう。いっぱい食べたからなのでしょうか。

「ゆりか ここまでおいでー」「まって まって」
Scs_s_06

ジャングルジムのてっぺんにいるゆうせいくんのところまで、ゆりかちゃんが登ろうとしています。普段も一所懸命、ゆうせいくんを追いかけてくるのだそうです。
さいごに登場したクマがお父さんです。最初はサルを出してみて、ちょっとイメージとちがうなと検討しクマを選び直していました。

「にいに だいすき」
Scs_s_07

裏表紙では、仲良く風船につかまって空をお散歩。

妹さんのことが大好きで、大事に大事にこだわって作っていました。お母様も、ゆうせいくんのアイディアを尊重し、楽しみながら横で見守っていらっしゃいました。

小学生クラスでは、さっきまで大騒ぎで走り回っていた子どもたちが、シーンと静まり集中して作っている様子に、スタッフの皆さんが驚かれていました。

アップ教育企画さんとは、今後もご一緒させていただきます。
募集が始まりましたら、またFaceBookページ「PeKay」でもご案内させていただきますね。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


3月23日月曜日、はじめて愛知県の豊橋市でピッケのワークショップをしました。
Img_s_kokoniko01_1

豊橋市の小学校の3学期修了式の日であることが後になって判明、未就学児ばかりとなりました。そんな中、お隣の浜松市から、小学4年生が1名参加してくれました。浜松は先週半ばからすでに春休みなのだそうです。一方、参加したくて保育園を休んで来たという方もあり、ご参加いただいた方には楽しんでいただけたようでした。
Img_s_kokoniko08_1

作品を2本、movieで紹介します。
「おたまじゃくしの1にち」そらちゃん(7歳)作

「おしろがこまることに!」 じゅりちゃん(5歳)作

作りたい物語があり、どんどん作っていました。さいごの4見開き目で何もない景色が広がる夕暮のシーンで終わるところなど、とても5歳とは思えません。おそらく日頃から絵本や本が大好きで、たくさんの物語の中で遊んでいるのでしょう。

今回は学校のある平日となってしまったこともあり、反響も関心も今ひとつわからずでした。少し先になりますが、お正月頃小学校のお休みのときにもう一度してみようと思っています。

写真を、「FacebookページPeKay」でご覧いただけます。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @文京区立大原地域活動センター


3月21日土曜日、文京区でワークショップをしてきました。2012年と2013年にも、シニアNPOの方を講師にピッケの絵本づくりワークショップを開催してくださっていて、嬉しいことに今回は、私自身が講師としてお招きいただきました。昨年に続いて2回目です。
場所は新しくできた大原地域活動センター。住宅地の中にあり、地域の皆さんが気軽に立ち寄る交流の場となるそうです。隣接の公園もオープンを待つばかりとなっていました。
Img_s_ohara_

会場のしつらえは、すべてタップタップラボの皆さんが丁寧に準備してくださいました。
Img_s_ohara__2

スタート前の待ち時間に遊べるようにと、厚紙+フィルムで工夫したペパドルまで用意されていました。
Img_s_ohara__3

午前の回は4~6歳、4歳の子が大半で、とても賑やかでした。おばあちゃん、パパ、妹、弟、それぞれ贈る相手を決めてつくります。
Img_s_ohara__4

発表会のあと「気にいった絵本ができましたか」と尋ねると、「うん!!」「すーごく気にいった!」ひとりが飛び跳ねはじめると次々に伝播、全員がジャンピングで嬉しさ表現してくれました。

午後は5~11歳。見学予定だった3歳の男の子も飛び入り参加。あきるところまでのつもりでしたが、録音時の操作だけはお母さんに補佐してもらったものの、お話はひとりで作りきり、さいごの発表会までお兄さんお姉さんたちと一緒に参加できました。(スクリーンで上映されているのは、11歳女児作「旅」の裏表紙。旅を続けてきて夜になったので切株の上で寝ているところ)
Img_s_ohara__5

保育園の友だち同士で参加してくれた年長さん6歳と弟くん3歳。
Img_s_ohara_1

姉弟で参加。2年生のお姉さんが5歳の弟さんの面倒をよくみていて、スタッフも手伝いの手を出すのを控え見守ってくれました。
Img_s_ohara__1

2年生男児作「くだもののき」
かえるくんが きにのぼってしまって おりれなくなりました。
たすけようとしたかめくんも きにのぼって おりれなくなってしまいました。
またまたたすけようとしたりすくんも きにのぼって おりれなくなってしまいました。
Scs_s__

消防車がたすけてくれて かえるくんたちは助かりました。そしてくだものも いっぱい食べられるようになりました。

Scs_s___2

2年生男児作「ツチノコ」
Scs_s___3

1年生女児作「おひるのおばけのパーティ」
Scs_s___4

6歳女児作「いっしょに あそぼ!!」
あーさかさになっちゃったぁー

Scs_s___5

ふぅー もどったぁ~
Scs_s___6

4歳女児作「おいわいかい」
くまちゃんがおうちに(を)出てから公園に行って、お母さんが「帰るよ」って言ったら、くまちゃんは「やだ」って言ったら、「お母さんは先に帰るから ひとりでずっとそこに居なさい」って言ったら、お母さんが帰ったら、くまちゃんはひとりぼっちで泣いて、ひとりでおうちに帰りました。
Scs_s___9
それからおいわいかいに行って じょうずに踊れました。

3歳男児作「みんななかよし」

Scs_s___7

Scs_s___8

6歳の男児の作品をmovieで紹介します。
「だいすき」
そうまくん(6歳)作
(※ 表紙には音声が入っていません )

文京区とはなにかとご縁があり、その様々なシーンで、コミュニティの層の厚さを感じます。神戸から遠くて私自身が頻繁に伺うことはかないませんが、これからもピッケで、文京区の地域コミュニティづくりに関わらせていただけると嬉しいなと願っています。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

追記:
数日後、区のご担当者が知らせてくださった後日談:
「参加してくれた小学生の男の子が、作ったミニ絵本をランドセルに大事にしまっていて、近所のコミュニティカフェで友達にプチ自慢してましたよ」
嬉しいなぁー。