Monthly Archives: 2月 2024

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@伊根町


12月に続いて、丹後半島の伊根町(京都府与謝郡)で絵本づくりをしました。昨年9月に開設された文化振興・多世代交流施設を活用した伊根町情報教育推進事業の一環でのワークショップ講師としてのお招きです。

今回も、伊根町の好きな場所や楽しい遊びをお話にしてもらいました。
たまたま町に2校ある小学校の参観日で、参加は未就学児がほとんどだったのですが、冬は雪だるまやカマクラをつくり、夏は海で泳いだり魚を釣ったりするよと教えてくれました。カマクラはふたりが入れる大きさだそう。夏の花火を描いてくれた子も複数いて「山をのぼって花火が顔にあたって熱かったです」(原文ママ)。きっと近くから見れる大きな花火なのですね。

6歳さん作「うみ もり いえ ふゆ の おはなし」

中学生もひとり参加してくれました。小さな子が多かったので説明を省略した文字入力機能を自分で見つけ、伊根町の本庄地区の魅力を伝えてくれました。布引の滝も、夕陽に照らされた海も素敵です。

録音を済ませた人から、展開図を切って製本。4歳さんも6歳さんも自分で。

異年齢の子どもたち~大人も一緒の発表会は、中学生のお姉さんの作品に皆で感心したり、毒キノコにあたったお父さん作の話のオチに爆笑が起こったり、とても賑やかでした。

3月に、12月回と今回の絵本作品の展示発表会が「伊根の杜」で開催されます。どなたでも観覧できますので、伊根町の案内をチェックしてみてくださいね。

企画と運営は、一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボの松田かおりさんと松田拓さん。おかげで快適でした。完成作品を手に皆で。

前回12月回の様子:
https://blog.pekay.jp/?p=10323

伊根町:
https://www.town.ine.kyoto.jp/
伊根町情報教育推進事業の事業委託者 一般社団法人ソーシャルクリエイティブラボ(SCL):
https://www.s-creativelab.org/

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「ピッケのつくるえほん」オンライン研修@特別支援学校


2月14日は、昨年度2日間のオンライン研修を行った宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校(学校長 石川由美子先生)との1年ぶり3回目の研修でした。今回は、先生方からの授業報告と(おこがましくも)私の論評という内容です。

小学部と中学部での実践を、授業風景の動画や児童生徒さんの作品を交えてご紹介下さったのですが、その中に、男子生徒が自席を離れ友だちの作品を見て周るシーンがありました。制止するのではなく、友だちのアイディアから「学ぶ(まねる)」を生む環境になさっていることに好感します。子どもたちも伸びやかにお話づくりを楽しんだ様子で、先生が思わず「〇〇(生徒さんお名前)ワールド」と称するほどの、独自世界を繰り広げた超大作もありました。前半では山型にみえる背景を選んだ上に、黄色の矩形の積木を並べて「トンネル」、途中、スーパーマリオのBGMまで聞こえてきそうなリズミカルな場面もあり、最後は様々な色と形の積木を緻密に組み上げて「宇宙ロケット」。1つの作品を通して見るだけでも、創意工夫や創作意欲が高まっていく様が見てとれます。

私にとっても学びの多い研修で、あらためて、すべての子どもたちが、言葉と物語の喜び・楽しみを味わい、それぞれの本領を発揮して幸せに生きてほしいと思いました。子どもたちの言葉を育むことを大切になさっているこの学校で、これからもピッケを活用いただけたら幸いです。

宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校 のWebは こちら>>

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


2月10日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。岩田校区市民館での午前回は、ブラジル籍さんがふたり。内ひとりは、前々日のNO BORDERで体験してくれた4歳児さん。

「ねむ~い」「こうえん」「さかな」 お母さんと一緒に録音も楽しみました。

図書館での午後回は、今年度から国籍限定なしとしています。常連のブラジル籍さんもひとり来てくれました。
まずは寺井さんによる『ころわんとしろいくも』(間所 ひさこ 作、黒井 健 絵、ひさかたチャイルド)の読み聞かせから。選書は図書館司書さんです。テーマは「カタチ」または自由としました。

4歳や5歳の子にも譲れないこだわりがあり、それがまた素敵なのです。5歳さんに、題名どうする?と尋ねると、迷いなく「みどりのせかいへようこそ」。この表紙も迷いなく作っていました。

録音をして製本。どの子もこれまでつくった絵本を大切に持っていて、ポケットやカバンから取り出して見せてくれます。

5歳さんは、カタチと聞いてピンクの丸が浮かび、すぐ思いついたそう。

シルエット当てをクイズ形式で(小1さん作)

石を手に持ったら、カタチが変わったり大きさが変わったり、さいごは…(小1さん作)

閉じ込められたマンションから脱出する鍵は…(小2さん作)

小4さんは3回をかけてつくり込み、みごと大作を完成しました。これはその抜粋。

見どころがいっぱいで1作1作をじっくり見たいのに、作品数も多くて駆け足にならざるえないのが、いつも少し心残りです。

というわけで、次回は、この1年の集大成、合同での発表会を行います。各自がこれまでつくった中から選んだベスト作品を上映します。ワークショップに参加したことがない方も、子どもも大人も、どうぞどなたでもお越しください。
3月16日土曜 14時~、豊橋市中央図書館3階の集会室です。
主催:中央図書館、協力:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(代表:伊藤孝良さん)

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDCAXj0jIq7C3i4ZGcePgZo
再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MBKBXq5Ht4LOFykml4t0uxQ
再生リスト:子どもたちの作品(未就学児)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MC27Xphjuy17zY423NHIQga
再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ

ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん みおさん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@羽田保育園(豊橋)


2月9日、1月に続き、羽田八幡宮の参道沿いにある保育園(伊藤孝良園長)で絵本づくりをしました。廊下には七段の立派なお雛様が飾られています。

運動会、おもちつき、「表現を楽しむ会」での劇(なかなか抜けないカブの話)やファッションショー、遠足、あるいは、日々の工作や鬼ごっこなど、それぞれが園生活での楽しかったこと嬉しかったことをお話にしました。
空想と現実がゆるやかに繋がった世界も、この年齢の子どもならではです。例えば、兄弟で保育園に行くお話。「弟はひよこ組だから黄色の帽子なの」一緒に給食を食べ、お昼寝、園庭でボール遊び。お迎えのお母さんとおうちへ帰ります。小さな帽子を被せ細部にこだわってつくりあげました。でも実際にいるのはお姉さんだけで、自身は弟だそう。

録音して完成。このあと、印刷した展開図を各自で製本して、いよいよ3月には2クラス合同の発表会です。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@NO BORDER(豊橋)



「ピッケの会とよはし」の伊藤孝良さんと、ブラジル籍の子どもたちが多く通う保育所へ出かけてきました。5歳児クラス、4歳児クラスの2回に分けて、ポルトガル語が飛び交う賑やかな中で絵本づくりをしました。

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おでかけピッケ@京大附属病院


チャイケモの井上さんと一緒に、京大病院のプレイルームを訪ねました。同じ京大病院の分教室(院内学級)の方は、コロナ禍もオンラインで続けていましたが、プレイルームでのピッケは、実に4年半ぶりとなりました。このプレイルームでの活動の運営を長年担ってこられた「にこにこトマト」さんも、コロナ禍のここ数年は病棟内に入ることができなかったのです。ようやく先月から、1か月に一度だけ病棟内での活動が再開となり、その貴重な2回目をピッケでとしてくださったのでした。

「にこにこトマト(愛称:にこトマ)」とは、患児ご家族が個人で始められた活動が基となり30年前に誕生した京大附属病院小児科のボランティアグループです。今では2代目の代表 高谷さんをはじめとするメンバーで運営されており、入院中の子どもたちとご家族に「楽しく豊かな時間」を届けようと活動されています。高谷さんは、すっかりピッケのベテランで、今日も皆さんのお世話をしながら、私も作りたくなってきたーとササッとご自身でも1冊完成なさいました。「ピッケアンバサダー」と名乗ってくださるのも嬉しく頼もしいです。

新しくなったプレイルームは、大きな窓があり明るく気持ちよいです。2歳さんも4歳さんも、アプリ上に並べたおにぎりやイチゴを食べっこしたり、車を次々坂道にププーッとすべらせたり、好きなものがいっぱいのお話をつくりました。かたやお母さん方も、1時間以上かけて大作を仕上げてくれました。おうちで待つお兄ちゃんの分もと2冊つくられる方もありました。
子どもたちにたくさん笑ってもらえて、お母さん方に「久しぶりにこんなに夢中になりました」と言っていただけて、伺えてほんとによかったです。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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