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ピッケと一緒に楽しい学び(小学校編)


子どもたちに、創造表現活動、なかでも言葉と物語の「創る」喜びを届けたくて、ピッケをつくりました。自らの内発的動機で取り組むオープンエンドな「創る」活動には、あらゆる学びがつまっています。

ピッケを活用した 小学校での学びのモデルをご紹介します。
Windows環境 では「ピッケのつくるプレゼンテーション」をご利用ください。

17-06-26ピッケで楽しい学び@小学校_ページ_1

1年生では、生活知に近い物語づくりから始めましょう。楽しい学びの副次的効果として、言語能力、思考力・判断力・表現力が育成されます。
副教材として、Webサイト「ピッケのおうち」の紙工作や、NHK Eテレ「てれび絵本」でOAされた「ピッケとがーこ」シリーズもご利用いただけます。
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高学年になれば、調べ学習の発表に利用できます。
プログラミングは、抽象的思考力が育つ3年生くらいから。Scratchでピッケを使えます。
英語の学習にも有効です。例えば、日本語と概念の異なる前置詞は、絵での理解が早いです。先生がオリジナル教材を作ってもよいですし、児童が問題をつくり互いに解くのも楽しい学びです。

「ピッケのつくるプレゼンテーション」の作例をブログで紹介しています。こちら>>

iOS環境 でも、ほぼ同様にできます。「ピッケのつくるえほん for iPad」をご利用ください。プログラミングiPadアプリは、Pyonkeeになります。

17-06-26ピッケで楽しい学び@小学校_ページ_2

2009年2学期、立命館小学校1年生のロボティクス科でピッケを活用した授業が行われました。40分×13コマを、以下の3つのテーマに分けてデザインなさっていました。

前半) ものがうごくしくみ ~映像編~
 「ピッケのペパドルアニメーション制作」
中盤) 特別授業 物語をつくる
 「ピッケのつくるえほん」
後半) ものがうごくしくみ ~コンピュータ&モーター編~
 「クリケットを使ってピッケの『リズムのもり』の世界を表現しよう」

もう8年も前ですが、世界観をもった横断型カリキュラムデザインの参考になると思うので紹介します。

オープンエンドな「創る」活動は、自分で課題を見つけ工夫し解決へ向けて試行錯誤する自走式学習者を育てます。この時、しっかりした母国語の基盤の上でこそ、プログラミング教育や外国語教育が活きます。
カリキュラムをデザインする際には、先にICTありきではなく、子どもの発達段階に沿った「創る」で組み立てましょう。ICTは、発想を促し試行錯誤がとことんでき、共有や発信も得意ですので、一連の「創る」学びの適所に取り入れると効果的です。
ピッケをメディア(媒体)にした 物語づくりを核とする「創る」は、楽しい学びです。楽しい学びは身につきます。ぜひ子どもたちと体験してみてください。

学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」は、フル機能を試していただけるライセンスキーを発行できます。問い合わせフォームよりご連絡ください。

PyonkeeやScratchでピッケを利用する方法は、ひとつ前のブログ記事をご覧ください。
YouTube に、子どもたち作のデジタル絵本作品をアップしています。再生リスト「小学生作の作品」

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
副教材としても活用できるWebサイト「ピッケのおうち」:http://www.pekay.jp/house/ ※ パソコン上でのみ動作
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Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケ


■ Pyonkee(ピョンキー)でピッケ

Pyonkeeは、Scratchをベースにした iPadで動くビジュアルプログラミング環境です。
DL数が、なんと70万を超えたそうです。

そのPyonkeeに、ピッケが入っています。17-06-24_Pyonkee_完成1s

アプリ内のどこにあるかをお伝えしますね。

スプライト(ピッケのキャラクターやアイテム)を読み込みたいとき:
「新しいスプライト」のフォルダ柄のアイコンから、コスチューム > ピッケ と進むと
17-06-24_Pyonkee_01
ピッケたちキャラクターの入った8ケのフォルダーとアイテムが入ったフォルダーがあります。例えば「ピッケ」を選んで
17-06-24_Pyonkee_02s
使いたいスプライトを選びます。
17-06-24_Pyonkee_03s
背景(ピッケの背景)を読み込みたいとき:
右下「ステージ」をタップ、「背景」タブを選び、「読み込み」をタップ
17-06-24_Pyonkee_01
「ピッケ」フォルダーを選んで
17-06-24_Pyonkee_05背景s
使いたい背景を選びます。例えば「back5」(居間)を選ぶと
17-06-24_Pyonkee_06背景s
こんな感じになります。
17-06-24_Pyonkee_完成2s

■ Scratch(スクラッチ)でピッケ

Scratchにはピッケは入っていませんが、Pyonkee用のピッケ素材を読み込んで使えます。

PyonkeeはOSSなので、ソースコード一式はGitHubで公開されていて、それをScratchでも利用できるのだそうです。実は私も知らなくて、以下は阿部和広さんに教えていただきました。

PeKayのリソースを以下からダウンロードできます。
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/tree/master/Resources/Media/Costumes/PeKay
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/tree/master/Resources/Media/Backgrounds/PeKay
これらを個別にダウンロードするより、ちょっと大きくなってしまいますが、全体をダウンロードして該当フォルダを取り出した方が楽かもしれません。
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/archive/master.zip

ダウンロードした この「PeKay」一式を、
scs_PeKay素材一式s
任意の場所に置けば、Scratch からそれらを読み込んで、ふつうに使えます。
17-06-24_Pyonkee_01

ただし、Scratch2.0では .spriteのサムネイルが表示されず、このように↓なってしまいます。(複数のコスチュームをもつスプライトのサムネイルが表示されない)
scs_scratch_PeKay1_bubun_s

こうなる理由は、.spriteが、画像ではなくScratchの独自形式であるためで、Scratch2.0ではOSのダイアログを使っているので、サムネイル表示ができないそうです。Scratch 1.4(含むPyonkee)であれば表示されます↓。scs_サムネイルScratch1.4では表示s
少し不便ではありますが、サムネイルの表示だけのことでファイルの中身は問題ありません。

また、このピッケ素材一式のライセンスは「CC BY-NC-SA 4.0.」となっています。
意味は、「表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際 でライセンスされています」です。
家庭や学校など非営利目的であれば、例えば以下のように書いてお使いいただけます。
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例1)
PeKay is created by Tamie Asakura
For more information about PeKay, please visit: http://www.pekay.jp
Copyright (c) Tamie Asakura / CC BY-NC-SA 4.0.
例2)
PeKay costumes/backgrounds are provided by the courtesy of Tamie Asakura(http://www.pekay.jp). They are licensed under CC BY-NC-SA 4.0.
—————————————————-
書く場所は、Scratchでは「メモと作品への貢献」欄、Pyonkeeでは「ファイル」メニュー >「プロジェクトのメモ」欄(「名前を付けて保存」 >「このプロジェクトについて」欄と同じ)です。

キャラクター、なかでもピッケには、複数のコスチュームを持つスプライトがたくさんあるので、色々工夫できますよ。ピッケをプログラミングで動かしてみてくださいね!

次の記事もあわせてぜひ >>「ピッケと一緒に楽しい学び(小学校編)」

関連する投稿(作例)
Pyonkeeでピッケ1
Pyonkeeでピッケ2

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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ヘルシンキ旅行メモ1幼稚園


ヘルシンキに来ています。
Lauttasaariにある公立幼稚園を見学させてもらいました。
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広い敷地内に建つゆったりした平屋で、年齢や目的に合わせた小部屋やコーナーに分かれ、家庭的で落ち着いた雰囲気です。
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玄関入ってすぐのホール。1日の中でも寒暖差が大きく、ここで脱ぎ着をして調整します。
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5歳からのスウェーデン語を学ぶ部屋。img_fin_170607_Lokki_0
子どもたちが作った「カモメ」。(幼稚園の名前が「カモメ」という意味だそう)
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お昼寝用の部屋。
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冬場に運動もできる広い部屋。天窓から陽がさします。
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あちこちに子どもたちの作品や活動記録の写真が貼られています。
画材はもちろんのこと、海や森で拾ってきた枯れ枝なども工作材料としていつでも手にとれるところに置かれています。img_fin_170607_Lokki_9

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その日の活動は子どもたちの興味等に合わせ、担任の先生の判断で臨機応変に決めるそうです。お天気に恵まれたこの日は、部屋のドアに「外へ出かけています」の札がかかった部屋もあり、みんな外へ出ていました。

園庭。隣接して、もっと年齢の低い子どもたちのための遊具のない庭もあります。美術館や図書館、すぐ近くの海へ出かけることもあるそうです。
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iPad1台を含むタブレットやPCも利用しているそうですが、当たり前に溶け込んでいるので特に目につくことはありません。喧噪もなく、創作や表現など楽しく豊かな学びに満ちた子どもたちの「暮らす」場という印象でした。

ヘルシンキ旅行メモ
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