Monthly Archives: 6月 2018

世田谷文学館と日本民藝館


調布の小学校を訪ねる前に、「芦花公園」で途中下車して世田谷文学館へ寄ってみました。林芙美子展も面白かったし、ライブラリー“ほんとわ” は、子ども時代の日常にこんな場所があったら、どんなに嬉しいだろうと感じました。

別の日、静かなところでゆっくりしたい気持ちもあって「柚木沙弥郎の染色」展へ。ところが、平日というのに日本民藝館らしからぬ人出でびっくり。NHKで放映があったそうです。とはいえ、これだけ揃い、民藝館の環境、自然光で観れるのは貴重で、所蔵品のアフリカの面と取り合わせる等見せ方も素敵でした。

ピッケのおはなし絵カードとScratchで国語の「文づくり」


調布市の某公立小学校では、ピッケのおはなし絵カードを、発達に困りごとのある子どもたちや外国にルーツのある子どもたちの言葉の活動に使ってくださっています。

その小学校の先生が、Scratchのスロットとおはなし絵カードを組み合わせて、国語の授業案「文づくり」を考え、放課後のPC教室で実際にやってみせてくださいました。翌週、授業で試してみたところ、外国籍で日本語が難しい子や、発達障害傾向の子どもたちにも有効であったとお知らせくださいました。嬉しいです。

Scratch/Pyonkee用のスロットのデータについては、下記のブログをご覧ください。
「Pyonkeeでピッケ2」http://blog.pekay.jp/?p=4299

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Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ1

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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3つの大学でゲスト講義


首都圏の3つの大学で、ゲスト講義をしました。

鎌倉女子大学 児童学部(梨本加菜先生)では、将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんたちに、「ICTを活用したオリジナル教材の解説とワークショップ」として講義させていただきました。
10年くらい前につくったみどりさんとミラクル(リス。学内の里山にいるのです)が、学校案内パンフレットやグッズに登場していて嬉しくなりました。

青山学院大学 教育人間科学部(杉本卓先生)は、今年で6回目。 >> おととしの授業風景(学研キッズネット取材記事)
ピッケが入ったiPad mini 30台が導入されているので、1人1台環境で実際に作ってもらえます。子どものアクションを引き出す絵本を作ってもらいました。録音は、廊下のずーっと先で、ひとりコソッとしていました(笑)。

相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)も、将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんたちです。相模女子大では、iPad版リリース当初から、毎年3年生の授業で、幼児のためのデジタル絵本づくりをしてくれています。今回は、その複数回予定された授業の初回に私の講義となったので、絵本作品にみる子どもの発達などの講義と、少し操作体験もしてもらいました。
今年の夏休みも、ゼミ生が中心となって、地域の子どもたちを対象にしたピッケの絵本づくりワークショップを図書館でなさるそうです。私も見学に伺います。

教育関係の大学へ出かけるのは、将来幼児・初等教育にすすむ学生さんたちに、デジタルは子どもの「創る」をエンパワーするよ、を伝えたいから。この年代は、デジタル機器の操作には慣れているものの、SNSなどの利用が多く創作にはあまり使っていない人も多いのです。なかには、幼児教育にデジタル機器を利用することにネガティブな思いを抱く学生さんもあります。活動やソフトウェアのデザイン次第であることを知ってほしくて。絵本づくりを実際に体験してもらうと、すっかり反応が変わります。学生さんたちとの授業は、毎回新鮮で楽しいです。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @8×9六甲道


6月10日日曜日、地元神戸のキッズププログラミングスクール8×9(ハック)さん「特別レッスン」として、ピッケの絵本づくりをしました。

参加は大半が小学生、午前回はほぼ男児、午後回は女児がやや多めとなりました。

落語的な語りがユニークだったり、ゲーム的要素が入ったりのアイディアが面白い作品もありました。
転がる様子を表現。かくれんぼのお話。

午後回の、1年生女児たちの嬉しさにあふれたお話、高学年女児たちの構成まで練られたストーリーで魅せるお話、どちらも素敵でした。


主催の8×9さんが驚かれていたのは、年齢、性別によらず皆が楽しんでいたこと、制作が始まると静寂になること、全員が発表をしたこと。日頃のスクールでは、恥ずかしがって発表しない子もあるそうです。おそらく、ピッケの場合は、発表といっても声が録音されていて「上映」メインなので、発表への敷居が低いのかなと推察します。

地元に今後もご一緒できそうな場ができて嬉しいです。

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現役エンジニアが教えるプログラミングスクール「8×9(ハック)」 > Web
使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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