Category: 子どもの作品・ユーザさんの活用

おじいちゃんへ贈る絵本


ピッケの絵本づくりワークショップでは、いつも最初に贈る相手を決めます。いおちゃんがつくったのは、おじいちゃんへ贈る絵本。Playful Time さん(大阪 浅香山)ワークショップでの作品です。
 
「じいちゃんへ」いお 5歳


おうちから出たら雨が降っていました。

今度出たら晴れていて カレーライスを食べました。
その後ろにカメがいて オムライスを食べていました。


ひよことおたまじゃくしは ハンバーガーとカレーを食べていました。
ひよことおたまじゃくしは 外に海があったので見ていました。


おたまじゃくしは アイスクリーム屋さんをやっていました。
寝ているうっきーを見て 置いとこうかなぁと思いました。
そして 袋に入れて アイスクリームを置いときました。


じいちゃん お星さまになったけど
いお 絵本つくったよ
大好きだよ

作品公開のお許しをいただきたくて主催者を通してお母様へご連絡さしあげた際、事情を教えてくださいました。今年の1月と2月に、大好きだったおじいちゃんおふたりともが立て続けに亡くなってしまったとのこと。いおちゃんがとても寂しい気持ちでいたことを、お母様もこの裏表紙の言葉を聞いてはじめて知ったのだそうです。

いおちゃんは、集中して夢中でつくっていました。
4見開き目、完成した絵をしばらく眺めた後おもむろに、アイスクリーム屋さんの上に星を置きました。傘の飾りでしょうか。でも、その大きさに少し引っ掛かりを感じます。というのは、いおちゃんは、1見開き目では、当初大きかった がーことおたまちゃんを「(ドアの)飾りだから」と小さく直していますし、どの場面も、大きさの相対関係を揃えモノの配置を整えていたのです。4見開き目でも、うっきーに合わせて封筒やハートを慎重に小さくしていました。それなのに、この星だけがなぜかアンバランスに大きいのです。
発表で、さいごの裏表紙まできたところで、おじいちゃんは亡くなっていたこと、星は大好きなおじいちゃんなのだと知りました。
見守るおじいちゃんの星を、このシーンにも置いたのかもしれないですね。

大人が思う以上に、子どもはいろんなことをわかっていて、深く感じています。
子どもの言葉を待って、大事に聞こうとあらためて思いました。

いおちゃん、大切なお話を聞かせてくれてありがとう。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


9月9日(土)、愛知県豊橋市のこども未来館(愛称:ここにこ)でワークショップをしました。今回で6回目です。2月に「デジタルで創ろう!」を開催した同じ会場です。

お父さんと参加してくれた4歳の男の子は、連れてきた小さなぬいぐるみと一緒に、お母さんへ贈る絵本をつくりました。できあがった紙の絵本を、早速ぬいぐるみに見せていました。

今回、兄弟姉妹での参加が多くありました。4歳の双子ちゃんも。
4年生のお姉さんと2年生の弟くんは、どちらもいとこたちへ贈る絵本です。


別の姉弟の4年生お姉さんは、おじいちゃんへ贈る絵本をつくっていました。

あと3作品ほど紹介しますね。
「そらのたび」みそのちゃん(6歳)

「たのしいつみきあそび」ゆいちゃん(8歳)

「楽しい川遊び」いくとくん(11歳)

「ピッケ大好き!」兄妹が参加してくれました。5年生のお兄ちゃんは、はじめて好きになったキャラクターがピッケだそうです。嬉しいなー。幼稚園入園前から、雨で外遊びできない日に、お母さんと一緒に「ピッケのおうち」で遊んだとのこと。大きくなるにつれピッケに会いに行く回数が減っていたのけれど、昨年「久しぶりにピッケやりたいな」となったのをきっかけに、3つ年下の妹さんにも火が付いたのだそうです。
その妹さんが、お手製のピッケ専用モバイルパソコンを持ってきてくれました。

本体は靴箱のリユースで、マスキングテープで丁寧に装飾してあります。モニタ部分は「ピッケのおうち」「リズムのもり」のステージ他オリジナル背景を差し替えられるようになっていて、ピッケたちもマグネットで留まります。針金は「ケーブル」で、山の背景に斜めに貼ると良い感じでした。白紙片2枚が貼られた赤い球体は2つボタンのマウスです。背景画はシワにならないようフタに挿し込んでしまえるようになっていて、他一式はキーボードの下に格納できます。まさにモバイル。素敵なアイディアがつまっていました。

時期は未定ですが、また ここにこでピッケしますね。ここにこ通信やここにこのホームページをチェックしてください。
それまで待てない人は、創造大の今井ゼミ主催「CoderDojo豊橋」に参加すると、ピッケの絵本づくりができます。学生さんたちメンターにヒントをもらいながら、参加者各自がしたいことを自分のペースで進める講座です。大半がScratch等のプログラミング希望のPC利用者ですので、iPadでピッケの絵本づくりをしたい旨を伝えてください。原則、毎週火曜木曜 16:30~18:00、Webで事前申し込みが必要です。

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最初のピッケ:「ピッケのおうち」15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみピッケと遊べます。
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「ポストの中から見る」@佐久市子ども未来館


佐久市子ども未来館でのワークショップで、浮かんでくるお話をおしゃべりしながら、のんびりゆっくり楽しんでいた4歳の男の子。お話の世界の中に入り込んでいました。
IMG1701saku_制作中_男児4歳s
ご両親も、この先どうなるのか心から楽しんで待つ、良い聞き手でした。息子さんに誘われ物語世界を一緒に旅していらしたのですね。

お家のおはなしです。
IMG_おうちのおはななし_ (4)s
赤色の表紙の理由を尋ねると「ポストの中に居るから」と教えてくれました。 
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「ポストの色」だからではなくて、「中に居る」から。
それって、こうゆうことですよね。
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このままでよかったのですが、確認してみたい好奇心と、そんなすごいアイディア見る人にも伝えたいという気持ちに負けて、「何が見えているの?」と尋ねながら、長方形の積木を画面に置いてみました。
すると、緑色に変えて「山が見えてる」と教えてくれました。
IMG_おうちのおはななし_ (1)s
私が勝手に置いた長方形を「投函口」とすぐ察して、見えている景色はしばらく考えて「山」と。
ほんとに、ひろはるくんは、ポストの中に座っているんだなぁ。たぶん膝を抱えて。

裏表紙は、ポストの中の荷物だそうです。左端のカタチは「バネ」。
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「おうちのおはなし」ひろはるくん(年少) 作
(テキストは、ご両親がひろはるくんの語りを聞き取って入力なさったものです)

空想の世界の中に入り込んでいて、主観の視点でその世界を見ているなんて。
こんな新鮮な驚きをもらえるから、子どもたちが物語を生み出す場に立ちあえることは幸せです。

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ピッケ@経済産業省子どもデー2016


7月27日28日、今年も経済産業省子どもデーで絵本づくりをしてきました。3年連続で呼んでいただけて光栄です。(おととし去年の様子)

この「パスポート」を手に、日頃はセキュリティゲートで守られている官公庁の建物へ堂々と入れます。
IMG_160727_パスポート1
事前申込み>抽選で選ばれた各日10名の小学1~6年生が参加してくれました。
開場と同時に来てくれた小学3年生。おはなし絵カードを見せると、またたく間に繋げてお話を語ってくれました。
IMG_160727_経産省_おはなし絵カード
全員がそろったところで、いつものように贈る相手を決めてから、お話づくりに入ります。

小学2年生、「ずっと作っていたーい」「夏休みの宿題これでしたーい」と言いながら。
IMG_160727_経産省_おはなしづくり中2年生1
録音は思い思いの場所で。子どもって隅っこが好きですね。
IMG_160727_経産省_録音_男児1
保護者の方にも、録音操作を手伝っていただきました。
IMG_160727_経産省_録音中_母息子1
お母さんが声で出演なさっています。(演出監督はお子さん)

録音が終わった子から製本にかかります。12見開きもある大作をつくった1年生は、iPad上の表示で順番を確認しながら、真剣に並べていました。
IMG_160727_経産省_製本の順番チェック1
できあがった紙の絵本は、最初に決めた相手にプレゼントする約束です。
この4年生Kくんは、自分の作品づくりはもとより、初対面の年下の子たちのこともみてくれて、大活躍でした。
IMG_160727_経産省_できあがり
今回はめずらしく、男児が多かったです。
そんな中、2日目の紅一点による作品は、お母さんにプレゼントする絵本「おつかい」
IMG_scs_おつかい1
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 あっ 傘がある。お母さんに傘を買ってってあげよう。

もう2点ほどmovieで紹介します。1年生男児作。元気な声です。

3年生男児作。

見えてないけれど、ロケットにはちゃんと全員が乗っているのですよ。
IMG_160727_経産省_scsロケット

今年も、かつて未踏ソフトウェア創造事業でお世話になったIPA(情報処理推進機構)の皆さんにお世話になりました。
ファシリテータは、毎年手伝ってもらっている中井香里さんと、今年はじめてのピスタチオの小村歩さん。絵本作家でもある中井さんは、スッと子どもに寄り添うことができて、子どもの気持ちやお話を聴きとる耳が良いです。子ども向け造形教室を主宰している小村さんは、行き詰っている子どもがいたとき、「指導」ではなく、適任の子どもを引きあわせ、子ども同士の自治で解決していました。おふたりとも安心して任せることができます。

霞が関の官庁街を子どもたちがジャックする、夏休み恒例の愉快な2日間、今年も楽しかった~!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @枚方T-SITE


6月12日日曜日、5月にTSUTAYA創業の地にオープンした『枚方 T-SITE』(大阪府)でワークショップをしました。(企画・コーディネイト:科学コミュニケーター 本田隆行さん)
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代官山のT-SITEよりさらに広い印象で、子どもやファミリー向けスペースも充実しています。開店30分前に入れていただくと「さて、どこがいいですか?」と問われました。一瞬「??」。5階蔦屋書店内「どこでも使っていいですよ」という意味で、わーい!とテンションあがります。
このカフェも、大人向けをできる日がくればぜひ使わせてほしい空間です。
IMG_160212_枚方T-SITE_CAFEスペースs
今回は、靴を脱いで入る絨毯敷きのスペースを使わせてもらいました。
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ご参加の親子それぞれでデジタル絵本をつくってもらいました。
IMG_160212_枚方T-SITE_02制作風景s
ぐんぐん作る小3男児がふと手をとめてお母さんの進み具合を気遣ったり、録音操作を母娘で一緒にする等の様子は見られたものの、どの母子ペアも互いの創作には口はさまず、それぞれが夢中で作っていました。
IMG_160212_枚方T-SITE_06録音親子As
いつものように贈る相手を決めてもらったところ、子どもたちは、父の日が近いためかお父さんが多く、お母さん方は全員が、お子さんでした。

お母さん作、子ども作、それぞれ1作品ずつ紹介しますね。

「太陽と一緒」 まいこさん作
息子の太陽くんへ贈る絵本です。
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大切な宝物、太陽くんを愛おしむ気持ちが伝わってきます。

「アヒルの戦い」 蓮くん(6年生)作
お兄ちゃんへ贈る絵本です。(蓮君は3兄弟の末っ子だそうです。蓮君が上のお兄ちゃんへ贈るので、お母さんは2番目のお兄ちゃんへ贈る絵本をつくられていました)
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ストーリーも絵もすぐ浮かんでくるらしく、眼にもとまらぬ速さでつくっていました。斜めの構図や積木やバッドでつくったモンスター(?)に感心しました。一件落着した裏表紙で、雨があがっているのも上手いです。

立地や場の雰囲気も分かったので、次回は特性を生かして臨みたいです。あと大画面での発表はできればしたいので、何か方法ないかなーと考え中です。

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長野に伝わる妖怪?「モンモン」のピッケ絵本


「モンモン」は長野県の幼児語で妖怪だそうです。2歳の反抗期まっただ中の男の子にとって、見えない→想像でふくらむ→ますますコワイ存在。
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「モンモンは悪い子が大好き。悪い子はとってもいい匂いがするので、山から下りて悪い子を探しています」
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こちらから閲覧できます。※ iPhone、iPad上であれば音声も再生されます。
ママ作の絵本を読んでもらう、男の子のごにょごにょおしゃべりが可愛いです。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @豊橋こども未来館ここにこ


お正月1月3日、愛知県豊橋市のこども未来館(愛称:ここにこ)でワークショップをしました。昨年3月に続いて2回目の開催です。「ここにこ」は2008年夏に開館した体験型の複合施設で、広大で設備も充実しています。館内案内図のpdf
下の写真はそのほんの一部、下見時に見学させていただいた1階「子育てプラザ」と、その中にある「おひさまのへや」です。ピッケは、2階の研修室A,B そして今回は録音用に防音のスタジオも使わせていただきました。
img_160103_01施設紹介

参加者は、前回は未就学児ばかりの参加でしたが、今回は未就学児と小学生が半々となりました。3月にも参加してくれたリピーターが3人(3家族)もありました。内おひとりはすっかり絵本づくりにハマったそうで、私物のiPadに絵本作品がずらーっと並んでいるのを見せてくださり、嬉しい限りでした。

兄弟、姉妹での参加が多く見られました。
7歳と8歳。相談しながらもそれぞれ独自のストーリーです。
img_160103_04制作中_兄弟
前回はお姉ちゃんだけ、今回は妹さんも参加してくれました。初参加の妹さん5歳は、4見開きでは足りず5見開きのお話に。このあと製本します。
img_160103_09絵本展開図
録音、大きな声でどんどん話せていました。5歳。弟にプレゼントする絵本です。
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誰に贈るかを発表後、音声入り絵本を上映しました。
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img_160103_12発表会デジタル絵本
兄9歳、妹6歳。2人とも実にユニークなお話で、録音時にはお父さんお母さんも声で出演するなど、親子4人で終始和気あいあいでした。
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作品をいくつか紹介しますね。

「くまちゃん 」ひよりちゃん(5歳)

「おばっちのおうちづくり」 はるかちゃん(6歳)

上記2作品を含む7作品を連続で再生します。

上手く再生されない場合は、再生リストからご覧ください。

ご参加してくださった皆さん、伊藤副館長はじめ「ここにこ」の皆さん、ありがとうございました。
夏休みくらいに3回目ができそうです。「広報とよはし」や「ここにこ通信」でチェックしてくださいね。

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田辺の子どもたちの絵本作品と嬉しい後日談「はらぺこぶた。」


8月23日日曜日のワークショップで子どもたちがつくってくれた作品から、いくつか紹介しますね。

「みんなとどんぐり」ほのかちゃん(8歳)作

「どんぐりクッキー」そうたくん(6歳)作
「カメが海のところで産みました、卵を」で始まるお話です。楽しくなりますよ。

ほのかちゃんとそうたくんは姉弟です。そうたくんは当初、カメをもっと前面に出したお話をつくっていました。元々のお話の2見開き目では、パカッと2つに割れた卵(積木で作成)からコガメが産まれる場面が描かれていました。ところが保存ができていなくて、1見開き目だけを残してすっかり消えてしまったのです。すぐ気を取り直して再作成、このとき隣でお姉ちゃんが作っていたどんぐりモチーフが気に入ったようで、その要素も取り込みながら、でも全部をそのままマネるというのではない独自路線でぐんぐん作ったのが上の作品です。

また、言葉の調べのここちよい作品をつくる子が数人あって印象的でした。なにか田辺あるいは南紀の土地柄なのでしょうか。この5歳のともみちゃんの絵本なんて、まるで歌うようですよ。

「おともだち」ともみちゃん(5歳)作

今回は参加形式を「親子で」としたので、指導型のご父兄が出てしまうことだけ心配していたのですが、田辺の皆さん抜群でした。どのご父兄も、録音など操作補助はよくしてくださる一方、おはなしづくりは子どもさんを主体として、ユニークなストーリー展開に驚いたり笑ったりしながら一緒に楽しんでくださいました。
お話の世界を子どもたちが楽しんで、そこに親も一緒に連れていってもらう、アウトプット=成果物の絵本(音付デジタル/紙)を持ち帰ることで、ふりかえりや共有ができる。そんな理想に近いかたちを、主催者やご父兄に恵まれて実現できました。

また、ご自宅にiPadをはじめICT環境は揃っているけれど、4歳と9歳のお子さんには触れさせてこなかったというお母さんが、この絵本づくりならばと、思い切っておふたりを参加させてくださったことも嬉しかったです。お姉さん9歳は午前の回だけでは足りず、午後回にも参加してくれました。

と、ここまでの記事のつもりだったのですが、昨晩おもいもかけず、ほのかちゃん(8歳)のお母さんから、嬉しいメッセージと写真が届きました。許諾いただけましたのでご紹介しますね。

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はじめは、うちのこどもたちにできるかなぁ…と思いましたが、なんとか出来上がり…。みんなに見せびらかしています。
実は今日、私が仕事終わりに迎えに行くと、絵本を作ってくれていました。
教えて頂いた、誰に?どんな気持ちを伝えたい?という事がしっかりアタマに残っていた様子で、渡してくれるときも気持ちを伝えてくれたのが、あまりにも嬉しくて、民枝さんにメッセージをおくってしまいました次第です。素敵な時間をありがとうございました。
※ちなみに絵本の内容は、ブタさんが食べた物の色に変身するというものでした。
 表紙と裏表紙を習った通りに作っていたのがたまらなくて…笑っちゃいました。

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ワークショップで伝えたことをひとことも漏らさずに聴きとって、そしてすぐ、さらに発展させて、こんな素敵な絵本を作り、気持ちと一緒にお母さんに贈るだなんて。ほのかちゃん、素敵すぎます。胸いっぱいです。

絵本づくりのテーマはそのときどき変えるのですが、毎回共通しているのは、最初に絵本を贈る相手を決めること。相手へどんな気持ちを届けたいかを考えつつお話をつくってもらっています。
あとは、すべて終わってからのふりかえりで、私が子どもたちにその時々の伝えたいことを話します。ほのかちゃんが参加してくれた午前の回では、「今日はアプリ(できあいの素材)を使ったけれど、コピー用紙でもなんでもいいので白い紙を綴じたら絵本。おうちでも自分で絵から描いてお話つくれるからね」と話しました。
メッセージの骨子を200%受取ってくれて、途中でちょこちょこ話した「物語の余韻である裏表紙も大切」等も伝わっているし、表紙の作者名の表記「下のなまえのみ(年齢)」まで(笑)。なんて素直なのでしょう。

パンチで穴を開けて(たぶん上と下の2か所開けて綴じたかったのでしょうね)リボンで結んだ豆絵本。愛おしくなります。スイカを食べたときは色だけでなく縞模様になっていますね。さいご裏表紙では、これは何を食べたのでしょうか、ピンク色に戻っているから、ループになったエンドレスな物語ともいえますね。

実は、この「食べた物の色に身体の色が変化する」アイディアは、ほのかちゃんがワークショップの時間中に思いついたものです。ピッケの身体の色を変えられるかと問われたので、できないと答えました。その見送ったアイディアを温めて、イチから自分で描く手作り絵本で実現したのですね。

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はらぺこぶた。の絵本は私の宝物になりました。
誰かに気持ちを届ける絵本つくり。こんな素敵なスパイスを子供達にパラパラっと頂けて、明らかに見える変化に驚きました。ありがとうございます。

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さてここで、読者の皆さんに念のためのご注意です。題名は「はらぺここぶた」ではなくて「はらぺこぶた。」です。お母さんもこの絵本をプレゼントされたとき「はらぺここぶた。ではない」と何回も注意をうけたそうです。私も最初まちがえました(笑)。いいですよね「はらぺこぶた。」、声に出して言ってみてください「は ら ぺ こ ぶ た 。」 ね?

たった2時間のワークショップで足早に伝えたことを、こんなにしっかり受けとめて素敵に膨らませてくれたことが、とてもとても嬉しいです。そして、お仕事から戻られて夕飯やお風呂やらであわただしいにちがいない中、写真に撮って伝えてくださるお母さんのお気持ちも嬉しいです。ありがとうございます。

あー、続けてきてよかったなぁ。心から幸せです。

追記:
ほのかちゃんお母さんへブログ公開のご報告と授かった幸福感のお礼をお伝えしたところ、返信のメッセージがまた嬉しくて。

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絵本効果は実は私にもずっと続いておりまして…姉弟がイザコザしてイラッとしちゃうのですが、この絵本が目に入るとスーッと引いてしまうのです笑
娘からコトバと共に貰った幸せなホッコリした気持ちと一生懸命書いて綴じた時間を想像すると愛おしさが勝るのです。
たみえさん。
この絵本をこどもから頂くということは、母親のイライラまで吹き飛ばし笑、穏やかな気持ちが勝るものですよー。これは母親の日常まで変えちゃう気がします。

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子どもからのギフトは周囲を幸せにしますね。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @TERACOYARD(RYOZAN PARK)


6月18日、RYOZAN PARK 大塚(豊島区)こそだてビレッジで、TERACOYARDのオープニングイベントとして絵本づくりワークショップをしました。
私の都合で17時~18時半という夕飯にかかる時間帯になってしまい、ちょっと心配。案の定、到着するなり「おなか空いたぁ」が続出しました。でも大丈夫。和室と大きなキッチンがあって、食べ物の持ち込み自由、自分たちで作って食べることもできます。
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腹ごしらえがすんだ子は、開始時間までキッズスペースで自由に遊んで、というか走り回っていました。あとで聞くと主催の直美さんは、この大騒ぎモードから制作モードに切り替えられだろうか…と内心不安に感じていたそうです。それほどエネルギー炸裂していました(笑)。
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そんな男の子たちも絵本づくりが始まると、とたんに夢中になります。
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参加は3歳~小学校低学年の子どもたち、黙々とつくっていきます。小さい子は操作の難しいところはお母さんに手伝ってもらいました。
録音にうってつけな授乳・お昼寝スペースが3ブースあって、お話ができた子から利用できます。
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先着順にいそいそブース奥のソファにもぐりこむと、カーテンをピタリと閉じます。小さいスペースって大人でもわくわくしますものね。1つのブースに仲良し2人でこもって、それぞれの声が相手の作品に入ってしまうという、録音ブースとしては「?」な利用になっている子もいました(笑)、まぁ楽しければ良しです。

大きなスクリーンで発表会。子どもも大人も大満足でした。
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「TERACOYARD」は、近藤直美さんが同世代の子育てママたちと始めた「作って伝える」新しい学びの場です。直美さんとは2年前、彼女がまだ小学校の先生だった頃に知りあいました。ピッケの考え方がつくりたいと思っている寺子屋の考え方とピッタリだからピッケをしたいと話してくれて、私も想いに共感。そのときがきたら応援させてねと約束していました。
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TERACOYARD の当面の活動日時は、火曜と木曜 PM 4:30~6:30。5歳~小学3年生対象。2時間の柱は「作る」と「伝える」( ← ピッケと似てるのです)絵本、紙芝居、工作、レゴ、実験など。9月までトライアル2000円/1回実施中!週末には、親子参加できるイベントも企画予定だそうです。
TERACOYARD の Facebookページは こちら>>

「TERACOYARD」が拠点を置く「RYOZAN PARK 大塚」もまた、思想も空間も素晴らしいです。
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これまで働きたいママに強いられてきた二択:子どもを預けて働く/育児期間中は一時的に仕事をあきらめる、のどちらかではなく、子育てと仕事どちらもあきらめない、子どもを自分の側において子育ても仕事も楽しもう!をめざしてつくられた場です。その思想がちゃんと空間としてデザインされていて、今回ワークショップをした7階は、プロの保育士がすぐ眼の前で子どもを見てくれている安心な環境で仕事ができます。お昼は皆で作って食べます。お乳も子どもがほしがるときに与えられます。ここでなら、我が子のはじめて歩いた、はじめて話したを見逃すこともないでしょう。将来は、子どもの成長や自分の働き方に合わせて、こそだてビレッジ(7階)→シェアオフィス(6階)→固定オフィス(5階)と利用するフロアも移れます。7階こそだてビレッジは2000円でお試し利用ができるので、ぜひ快適スペースを親子で体験してみてください。出入りしている人も愉快な人が多いですよ。
RYOZAN PARK 大塚 こそだてビレッジ の Webサイトは こちら>>

RYOZAN PARKオーナーの竹沢一家(二世代)とも、初対面な気がまったくしなくてたくさん話せました。そして、いつもなのですが、ワークショップを見学に来てくれた人たちをおかまいする余裕がなくて、放りっぱなし。でも勝手にお互いに話して仲良くなってくれます。で、皆いっしょにご飯を食べに行きました。(大塚には美味しい食堂がありますね)
領域を渡って動いている人たちが好きです。TERACOYARD、RYOZAN PARK 界隈の皆さんとこれからもご一緒できること楽しみです。

子どもたちの作品をいくつかご紹介しますね。雨降りだったせいか楽しい雨の日絵本が何冊か生まれました。
「くものあめ」そうとくん(5歳)作

「らっきーなあめのひ」しゅうとくん(6歳)作
※再生注意 やや音割れしています

「たのしいかおがすき」ひすいくん(4歳)作

写真を、Facebookページ「ピッケ」でご覧いただけます。(ひとまず私がiPadで撮った少しだけ、後日写真が届いたら追加します)

ピッケの今後の活動予定については、このブログ、Facebookページ「ピッケ」、公式WebのNEWSをご覧ください。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @アップ教育企画「こども館」


6月2日、西宮北口にあるアップ教育企画「こども館」で、絵本づくりをしてきました。12月、3月に続いて3回目です。
「かえるの唄」の合唱にはじまり、谷川俊太郎さんの「かえるのぴょん」を朗読。かえるや雨の音をみんなに挙げてもらう言葉遊びでは、うしがえるの鳴き声を教えてくれた子もいました。続いて絵本づくり。どこかにオノマトペが入ることが今日の課題です。
小学2年生あやのちゃんの作品を紹介しますね。

「なく りすさん」あやのちゃん(小学2年生)作
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題名とりすさんの泣き顔に、涙の理由を知りたくなります。
さるのうっきーが風船をくれました。りすさんは大喜びです。
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でも公園の池で風船を離してしまったから、風船はふわりふわりと飛んでいってしまいました。
みみちゃんがアイスクリームをくれても りすさんは泣きやみません。
かめさんがタイコをくれても 泣きやみません。
みんな みんな 考えました。「どうしたら りすさんは 泣きやむかなぁ」
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並んで知恵しぼるこのシーン↑好きです。
おたまちゃんが言いました。「ぼくたちに いい考えがあるよ」
りすさんを呼んで 花火を見に行きました。

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次の日りすさんは ピッケにお礼を言いに行きました。
「りすさんが笑顔になって よかった よかった」と 皆が言いました。
めでたし めでたし おしまい

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こちらが動画です:

風船が「ふわりふわり」で課題もクリア。
泣き顔のりすさんの表紙に始まり、裏表紙で風船(誰かがつかまえてきてくれたのかな?)を手に笑顔のりすさんを配しての「めでたしめでたし」も上手いですね。

アップ教育企画さんへは、また絵本づくりに伺います。