Category: 講演・講義・学会・論文

高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校で、2年生、3年生それぞれ2時間の授業を担当させていただきました。お招きいただくのは3度目です。いずれも人間文化科の授業で、Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を使って絵本をつくりました。

昨年度体験済みの3年生は、今年はコロッケをテーマに作りたいとのこと。なぜにコロッケ?と問うと、龍ケ崎市はコロッケで町おこしをしていて、生徒さんたちも企画を出し、自分たちでコロッケを作っているんだそう。コロッケのつくり方や冒険物語など、コロッケ愛にあふれた絵本ができました。

2年生は初めてのピッケ。事前にアイディアラフを描いてくれていたので、基本操作を伝えて、さっそく制作開始となりました。


完成した絵本は、地域の子どもたちに読んであげます。(写真↓は製本された昨年度作品)

田んぼのがっこうでの田植えや収穫のイベント用には、超大型に製本するそうです(テーブル上のiPhoneと比較してみてください)。

さらに「茨城アジア教育基金」を支える会の協力で翻訳をして、ラオスの子どもたちへ届けられました。同日午後、支える会の皆さんによる活動報告の講演があり、記録映像を視聴しました。ようやく職員室にだけ電気が通ったという山奥の村の学校まで大荷物を手持ちして出かけ、現地のNPOとも協力して、子どもたちへモン語で絵本を読んであげていました。ラオスでは都市部と地方の格差が大きく、地方では子どもの本が手に入りにくいそうです。あっても、絵が怖かったり紙が粗悪だったり読める言語ではなかったりで、生徒さんたち作の絵本を子どもたちも先生も心待ちにしてくださるそうです。
今年の2年生の絵本作品もラオスへ届けてくださいます。ありがたいです。

茨城県教育委員会フォトニュース「ラオスの子どもたちに手作り絵本を届けたい!」(昨年度) は こちら>>

昨年度まではPC教室でデスクトップPCでの制作でしたが、今回から普通教室でHPのタブレットPC(キーボード着脱タイプ)を使っての制作となりました。マウスと画面タッチどちらもできるので、指やペンでの自由描画がしやすい様子でした。

ピッケを導入いただいて3年、先生方もすっかり操作や手順(復元ソフトが入っているので、学内LAN上のフォルダに保存する等)に慣れてくださり、安定運用です。国語科や英語科の先生たちもお忙しい合間をぬって授業見学に来てくださいました。他の学科へも活用が広がるとうれしいなと思います。

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:https://www.pekay.jp/pkp/
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女子大でゲスト講義


相模女子大学でゲスト講義。今年度、相模女子大さんでの講義は3回目。これまでは幼児教育、司書課程、今日は小学校の教員免許取得を目指す学生さんたちが対象でした。

途中2〜30分ほど短時間設けた体験タイムでは、国語、算数、時計の読み取りなど教科に沿った絵本のほか、ひとりで読むことに加え大画面で皆いっしょに声を出しても楽しめる絵本や、方言の絵本、韓国語/日本語のバイリンガル絵本といった音声あることが活きるアイディアも出ました。

皆さん、ちょうど教育実習や保育実習を終えたばかりとのこと。意欲的に取り組んでくれました。この中から多くの学生さんが教育の道へ進んでくれますように。

女子大でゲスト講義


相模女子大学でゲスト講義でした。いつもの幼児教育の授業ではなく、今回は、司書を目指す学生さんたちのクラス。来月末、情報発信としての絵本を図書館でつくるという試みを相模女子大×図書館のコラボでする予定で、そのためのステップとしての授業でした。ワークショップ当日は、子育て中の家族にご参加いただき地域の子育て情報を紹介するピッケ絵本をつくってもらいます。ファシリテータを務めてくれるのは学生さんたち。どんな絵本が生まれるか楽しみです。

Code4Lib JAPAN カンファレンス 2018@県立長野図書館


9月1、2日、Code4Lib JAPAN カンファレンスで、ピッケの活動紹介をしてきました。
懇親会後の二次会まで参加して2日間を満喫。難解すぎて「??」も多々ありましたが、寺社所蔵の文字資料から当時の人の移動(情報の伝達拡散)が見えたり、面白かった。URA( リサーチ・アドミニストレータ )とか LOD( Linked Open Data )とか 悉皆(しっかい)調査とか、新しい言葉も覚えました。
「長野×図書館」との最初のご縁は、2016年5月に伊那で開催された「信州発・これからの図書館フォーラム」(そのとき書いたブログ)。これがわくわく楽しすぎて、次は「地域のデジタルコモンズ」テーマ回に、松本市中央図書館まで日帰りしたり。そして、今回は発表。情報が行き交う地域のコミュニティとなる図書館で、言葉と物語の創る活動が行われるといいな、そこにITは有効、というお話をしました。写真の黒いのはインパクト大のカンファレンスバッグです。

開催概要 はこちら>>
発表リスト はこちら>>
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Code4Lib JAPANとは
日本の図書館における情報技術活用の停滞という現実を踏まえ、エキスパートに限らず、一般のライブラリアンに広く門戸を開放することで図書館における情報技術活用を促進し、図書館の機能向上と利用者の図書館に対する満足度向上を目指します。 http://www.code4lib.jp/about-2/ よりの抜粋
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2つの大学でゲスト講義


愛知県の2つの大学で、ゲスト講義をしました。

愛知淑徳大学 人間情報学部(佐藤朝美先生)では、アプリ開発をなさる3年生の学生さんを対象に、ピッケをデザインの視点から語りました。
事前のオーダーは「学生さんたちが開発する際、自己満足や自己実現の閉じたものにとどめずに、社会へ眼を向け、子どもを育む環境をつくる担い手となる意識をもてるように」とのこと。それを受けて、活動の動機やねらいに加え、次のように話しました。「ピッケのアプローチは、先にITありきではない。実現したいこと → そのための活動デザイン → ITが『創る』をエンパワーしてくれるので適所に取り入れる」。この順序が逆さになっている事例を時折みかけるもので、今さらとは思いつつ。あとは実践面。自身が開発したアプリを、頭を初期化して、使う人目線で試すことの大切さや、日頃の生活の中でもデザインの眼や心を鍛えることできますよ、といった話をしました。
4年生の授業では、卒業制作の中間発表プレゼンに対して、コメントさせていただきました。

豊橋創造大学短期大学部 幼児教育・保育科(佐野真一郎先生)では、将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんたちが学ばれています。企業でお勤めされてから、保育士になりたくて大学へ戻られたという方もありました。創造大では、Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を導入してくださっているので、ひとり1台環境です。時間もたっぷり3時間頂けたので、講話だけでなく、おはなし絵カードで遊んでみたり、子どものアクションを引き出す物語づくりも、全員が発表するところまでできました。

授業後は、パワーポイントを駆使して作成した絵本作品を見せてもらったり、自分史をつくる課題が出ているらしく、持参の子ども時代の写真を示しつつ小学校での素敵な体験を話してくれたり(始業などの合図は、村の木で作ったという身長の何倍もある長ーいホルンを6年生が吹く、卒業証書は自分たちで紙漉きから等)、交流も楽しかったです。
創造大の佐野先生や学生さんは、昨年2月に開催した市制施行110周年記念事業市民提案イベントの時にも、準備~当日~撤収と大活躍してくれました。先輩たちの活躍を伝えながら、また何かのときは皆も手伝ってね、とちゃっかりお願いもしてきました。

大学でのゲスト講義が終わって、次は子どもたちとの絵本づくり。今夏も、東京を皮切りに、徳島、鳥取、長野、神奈川などへ出かけます! 一覧はコチラ>>

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ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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3つの大学でゲスト講義


首都圏の3つの大学で、ゲスト講義をしました。

鎌倉女子大学 児童学部(梨本加菜先生)では、将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんたちに、「ICTを活用したオリジナル教材の解説とワークショップ」として講義させていただきました。
10年くらい前につくったみどりさんとミラクル(リス。学内の里山にいるのです)が、学校案内パンフレットやグッズに登場していて嬉しくなりました。

青山学院大学 教育人間科学部(杉本卓先生)は、今年で6回目。 >> おととしの授業風景(学研キッズネット取材記事)
ピッケが入ったiPad mini 30台が導入されているので、1人1台環境で実際に作ってもらえます。子どものアクションを引き出す絵本を作ってもらいました。録音は、廊下のずーっと先で、ひとりコソッとしていました(笑)。

相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)も、将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんたちです。相模女子大では、iPad版リリース当初から、毎年3年生の授業で、幼児のためのデジタル絵本づくりをしてくれています。今回は、その複数回予定された授業の初回に私の講義となったので、絵本作品にみる子どもの発達などの講義と、少し操作体験もしてもらいました。
今年の夏休みも、ゼミ生が中心となって、地域の子どもたちを対象にしたピッケの絵本づくりワークショップを図書館でなさるそうです。私も見学に伺います。

教育関係の大学へ出かけるのは、将来幼児・初等教育にすすむ学生さんたちに、デジタルは子どもの「創る」をエンパワーするよ、を伝えたいから。この年代は、デジタル機器の操作には慣れているものの、SNSなどの利用が多く創作にはあまり使っていない人も多いのです。なかには、幼児教育にデジタル機器を利用することにネガティブな思いを抱く学生さんもあります。活動やソフトウェアのデザイン次第であることを知ってほしくて。絵本づくりを実際に体験してもらうと、すっかり反応が変わります。学生さんたちとの授業は、毎回新鮮で楽しいです。

本領発揮できる自由な世界



「アートとこころのケア講座」(於:兵庫県こころのケアセンター)で講師を務めました。いつもは物語づくり活動全般についての話題提供が多いのですが、今回はテーマを「障害のある子どもたちの自己表現」に絞ってのご依頼で、私にとってもあらためて考える良い機会となりました。当日は、時間もたっぷり3時間いただけたので、様々な事例を紹介し、場づくりにおける留意点をお伝えしたり、子どもたちの動きや発言、作品について解説しながら、お話しすることができました。

活動事例としては、プロップ・ステーションでの「中学・高校世代向けチャレンジドICTスキルアップ夏期講習会」、横浜市立港北小学校の個別級での授業、CAMPおよびCollableと三者協働したインクルーシブなワークショップ全7回などを紹介しました。( ピッケのブログ内でカテゴリー「発達障害・特別支援(チャレンジド)」を選んでいただくと、それぞれのレポートがあります。こちら>>

ピッケをご利用くださった女の子のお母さんからのメッセージも紹介しました。頂戴した言葉に、今も励まされます。

チーコは長いこと周囲とうまく付き合えず、苦しい思いからファンタジーの世界へ逃避しがちだったのですが、ピッケがうまく橋渡しをしてくれました。チーコが作ったピッケの作品を見た先生が「こんなに豊かな世界を持っているんですね!」と、文字を書いて表現するのは難しいけれど、絵と音声ですてきなお話を作れることをご理解いただけました。ピッケの世界はチーコにとってとても自由な世界のようで、チーコにとってピッケは「本領発揮できるところ」らしいです。( 当時 小学1~2年生 )

そして数年後には、チーコちゃん作の俳句作品がNHKの番組で紹介されるまでになりました。今は5年生です。メッセージを公開させていただいてよいでしょうかとご連絡をさしあげた際、あわせて近況もお知らせくださいました。

文字を読んだり書いたりできなくても、物語の主人公になってピッケとたくさんのことに挑戦できました。学びを楽しみ、物語を楽しみ、沢山の感情を表現できるようになったのは、ピッケで培った力だと思っています。幼稚園や学校で長いこと理解されず、理解できず、周囲に溶け込めず、辛い日々を送っていましたし、学習にも大きなハンデがありましたから… 今では国語の課題でパラレルワールドの物語とか書いたりするようになりましたよ。

ASD児など発達に困りごとのある子どもたちにとっては、人や社会と接続するための言葉による表現が、皆と同じを強いられる従来の方法では難しい場合があります。一方、彼らの内側にある言葉は、むしろ豊かに育っています。その豊かな言葉を聞けないのは、本人が困ったりもどかしく思うのはもちろんのこと、社会にとっても、とても残念で、もったいないです。
全員に有効ではないかもしれませんが、良くデザインされたデジタルメディアは、発達に困りごとのある子どもたちの創造表現を助けることができます。

言葉の喜びや楽しみは、子どもたちが生きていく上での大きな力となります。社会の中で不自由を感じている子どもたちには尚さら、言葉と物語の深い喜びを味わい、本領を発揮して、幸せに生きてほしいと願います。ピッケでわずかながらでもお手伝いできれば幸いです。

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iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
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高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校を再訪しました。(昨夏訪問時の様子
家庭科「子どもの発達と保育」2年生、3年生それぞれ2時間ずつの授業を担当しました。「ピッケのつくるプレゼンテーション」でつくった絵本をいよいよ完成させます。

素敵な絵本がたくさんできました。
将来は美術関係へすすみたいという生徒さんは、画面構成や配色も流石です。

魔法で森が空に浮いたり宇宙になったり。

どの作品も工夫にあふれています。


物語の絵本だけでなく、左右のページの違いを見つける絵本や、楽しみながら数を学ぶ絵本などもありました。

つくった絵本を、来月の保育実習で、子どもたちに読んであげるのだそうです。さらにその後「茨城アジア教育基金」を支える会の協力で翻訳をして、ラオスの子どもたちへも届けるそうです。

3年生の生徒さんと記念撮影。ほんとにみんな元気いっぱいで、それが作品にも表れていました。茨城やラオスの子どもたちの反応が楽しみですね。

茨城県教育委員会フォトニュース「ラオスの子どもたちに手作り絵本を届けたい!」 は こちら>>

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
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オープンキャンパスで模擬授業@東京経営短期大学


11月23日(祝)、東京経営短期大学のオープンキャンパス「秋の大収穫祭」にお招きいただきました。おととしお伺いしたIPU・環太平洋大学と同じ 学校法人創志学園の学校です。

今年度より新たに開設されたこども教育学科の模擬授業として、高校生を対象に絵本づくりを行いました。

最初に、子ども作品、活用事例(きらめき保育園での活用)を紹介したあと、それぞれに贈る相手を決めてつくってもらいます。さすが、保育士や幼稚園教諭をめざす生徒さんたちです。短い時間にもかかわらず楽しい作品が生まれました。

授業後は学生さんたちが用意してくれたランチをご一緒にいただき、ラウンジに飾られたクリスマスツリーの点灯式にも参加させていただきました。

そのあと、学内をご案内いただきました。
模擬授業で利用した図画工作室の隣は、保育実習室。保育園のようなしつらえになっています。

図書館/AVルーム。広いジムスペース。

メインの音楽室の他に、電子ピアノ等が整備されたグループレッスン室も2部屋あり、音を気にせず練習できます。お茶室もありました。

帰りは、参加者用の送迎バスに同乗させていただきました。後ろの席から「楽しかったね」と言い合う声が聞こえてきます。降車後、絵本づくりに参加くださった学生さんが駅の改札口まで案内してくださり、嬉しい気持ちで帰路につきました。

大学のWebに当日のレポートがアップされています。

3つの大学でゲスト講義


ここ1週間ほど、高校および3つの大学でゲスト講義が続きました。
愛知淑徳大学 人間情報学部(佐藤朝美先生)では、アプリ開発をなさる学生さんを対象に、ピッケをデザインの視点から語りました。

事前のオーダーは「学生さんたちが開発する際、自己満足や自己実現の閉じたものにとどまらずに、社会へ眼を向け、子どもを育む環境をつくる担い手となる意識をもてるように」とのこと。それを受けて、活動の動機やねらいに加え、次のように話しました。「ピッケのアプローチは、先にITありきではない。実現したいこと → そのための活動デザイン → ITが『創る』をエンパワーしてくれるので適所に取り入れる」この順序が逆さになっている事例を時折みかけるもので、今さらとは思いつつ。
あとは実践面。開発したアプリを、頭を初期化して、使う人目線で試すこと、日頃の生活の中でもデザインの眼や心を鍛えることできますよ、といった話をしました。

続く2校では、教育の視点から話しました。
青山学院大学 教育人間科学部3年生ゼミ(杉本卓先生)でのゲスト講義は、ありがたいことに今回で5回目です。ピッケが入ったiPad mini 30台が導入されているので、1人1台環境で実際に作ってもらえます。 >> 昨年の授業風景(学研キッズネット取材記事)
昨年は全員女子学生さんでしたが、今年は男子学生が4割ほど。子どものアクションを引き出す絵本を作ってもらいました。

相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)は、大半が将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんです。すでに授業でピッケ絵本を作成しているので、90分フルを未就学児の話題を中心とした講話にしました。子どもの物語世界の豊かさや、年齢別の作品から読み取る子どもの発達を、movieを交えながら紹介しました。

学生さんたちと話すことは新鮮で楽しく、ピッケを複数の切り口(社会の中のデザインだったり、教育だったり)から客観視して言語化することは、私にとっても学びとなります。

さて、ゲスト講義ウィークを終え、次は子どもたちとの絵本づくり!
公募のある夏休みワークショプの予定はこちらです。