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新しいミシンでスマホポシェット、カゴbagをリメイク


昨秋買ったきり放置していたミシンをようやく開封。玉島IDEA R LAB クリーニングデイでの体験時に頂いたさをり織(20cmくらい)をスマホポシェットにしてみました。

ミシンも私も調子が出てきて、続いて、昔バリで買ったカゴbagもリメイク。三方同寸キューブ状の「カゴ」ゆえ使い勝手としては良くなくて、かといって処分してしまうには可愛くて、10年以上クロゼットで眠っていたのでした。今シーズンよく着ている高島縮の水玉ワンピースに合うのでは? と久しぶりにいちど使ってみたところ、残念やっぱり使いにくい。そこで、仕分けポケット付き内布を付け、口を閉じれるように革紐とボタンで留め具を足してみました。いかにも手作りっぽいけれど、これなら使えるかも。

今度の新しいミシンには糸切り機能が付いてるのに、縫い終わるたび、つい、いちいち糸切ばさみに手にしてしまいます。先代はユザワヤで買ったいちばん安い多分2万円くらいのもの。もちろん足踏みコントローラも無し。それでも長く使っていたのだけど、縫目の大きさ調整すらできないのはさすがに不便で、今度は少しランクを上げてみました。とはいえ、いちばん使いやすいのは、なんと言っても子ども時代の足踏みミシン! 軽やかな音も、くるくるっと細い三つ折りぐけができるのも魔法みたいで好きでした。

スマホポシェットもカゴbagも早速使っています。元がせっかく廃材のリユースなので(さおり織は廃材ロックミシン糸)家にあるモノだけでリユースしようと試みたのだけれど、色が合うからと付けた細紐ではスマホの重さに対して頼りない…。材料を買って調達するのはちょっと負けた気分でしたが、革紐を新たに購入し付け替えました。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


7月9日土曜日、元中央図書館長の伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。午前は市営西部住宅の集会所で。冒頭の読み聞かせは、小1女児が「私が読みたい」と『はっぱのおうち』(征矢 清 作、林 明子 絵、福音館書店)を大きな声で読んでくれました。大型絵本はひとりで持つには重たくて、ページめくりはお母さんにお任せしました。

テーマを「**のおうち」または自由としたところ、樹上の家、友だちと2人の秘密の家、外から見ると小さくて中に入ると広大なオバケの住む家、海の家、冬の家、みんなが楽しむ家、動物たちの家など様々なおうちの話ができました。
つくりたいテーマがある子もいます。ミャンマールーツの小1年生作は「いつまでねてるの」。前回友だちの小1女児が実話を膨らませてつくった「おかあさんおきて。」に触発され生まれたお話です。なかなか起きてくれないお母さん、基の友だち作では丸1日でしたが、本作のお母さんはさらに強者で、6月から1月までなんと半年以上寝ています。

5歳男児はゴジラが大好き。この日の新作も「ゴジラ たい にせもののゴジラ」でした。持って来てくれたこれまでつくった絵本には、書き込みがいっぱい。帰ってから手書きでお話を書きこんでいるそうです。

小1女児もポシェットから取り出して見せてくれました。何回も繰り返し読むので破れないようにしてほしいとお母さんに頼んだそうで、全作品全ページに透明テープを貼って補強してあります。

毎回、日本語と外国語の絵本を用意してくださるのは図書館司書さんです。その中からワークショップ開始前、弟ができたばかりのお兄ちゃん6歳に『おとうとがおおきくなったら』(ソフィー・ラグーナ 文、ジュディ・ワトソン 絵、当麻ゆか 訳、徳間書店)を読みました。「(自分の弟は)未だちっちゃいよ、赤ちゃん」と言いながら、気になる箇所を指さし絵の隅々までを味わっていて、読んでいるこちらまで楽しくなりました。

移動し午後回の県営岩田住宅へ着くと、すでに子どもたちの姿が。前回参加の6年生からの口コミで、同学年の一群とその弟妹たちが待っていてくれました。先に会場に入った低学年の女児たちが、並べた絵本を読み始めたので「始まったら読んでくれる?」と尋ねると「いいよ」と快諾、練習を始めました。
さて定刻、前へ出てふたりで声をそろえて読んでくれました。

コロナによる中断からの再開以降毎回参加してくれていたのにこの2回お休みだったひろしくんが、家族で来てくれたのも嬉しいことでした。家庭では母語のみ、幼稚園へは通っておらず、今春小学校へ通い始めてから日本語をがんばっています。参加5回目の作品は「ハナビ」。弁天島花火大会で、生まれて初めて打ち上げ花火を見たのだそうです。

6年生たちはちょっとハスに構えてクール、時々大騒ぎしつつも、それぞれ完成させました。そんな彼らのひとりが「(前回持ち帰った)絵本を家で見せたよ」と教えてくれました。

2年ぶりに参加のブラジル籍の姉弟も製本して完成。

でも、そろそろ発表会が始まるという頃「雨が降る前に帰っておいでとおばあちゃんに言われてる」と空模様が気になりそわそわ。「待ってて!おばあちゃんに言ってくる。1号棟だから、すぐだから!」と言い終わらぬ内に駆け出し、ほんとにすぐ、おばあちゃんのOKをもらい傘を持って戻ってきました。
子どもたちのルーツも家庭環境も様々ですが、団地住まいの子どもたちは両親そろって働いている家庭が多く、学校から帰宅しても子どもだけだったり、祖母がみている場合も多いようです。土曜日も両親ともが仕事という子もいます。

午後回の参加者は11人。子どもたちが戻ってきて嬉しいです。反面、午前回はお手伝いくださる日本人女性があり助かっているのですが、午後回は人手不足で、もっとひとりひとりを丁寧にみてあげたいというもどかしさも感じています。
次回は8月13日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。お手伝いくださる方ありましたら大歓迎です。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

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2つの大学でゲスト講義


ゲスト講義で2年ぶりに上京しました。東京は酷暑、5限を終え18時を過ぎても息苦しいほどでした。

6月29日は相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)へ。将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんたちが対象です。「ピッケのつくるえほん」iPad版リリース当初から10年に渡り授業の中で絵本づくりをなさっていて、私のゲスト講義担当も5年余となります。オンライン授業となった昨年度はそれぞれ自宅等からの受講ゆえ講話のみとしましたが、対面の今年度は、90人が2人1台で使えるよう機材、アプリとも万全に整えてくださっていて体験もできました。
講義の前半では、ICTの使いどころ、子どもの物語世界を拡げていく活動のデザインや、芦屋市での導入と現場の先生方による活用について伝えました。学生さんたちには、ICTも適所に使いつつ、子どもたちが夢中になる創る「遊び」をデザインできる人になってほしいです。

7月1日は青山学院大学 教育人間科学部(杉本卓先生)へ。こちらは一般企業へ就職なさる学生さんたちなので、活動事例は社会課題に関わる2件、外国籍の子どもたち対象と病児訪問のコロナ禍での対応に絞って話しました。ともない、子どもの人権についても触れました。教育を受ける権利について憲法で規定されていますが、解釈や判例によって「日本国籍を有する国民」に限定していて外国人の子どもに就学義務はありません。そのため外国人の子どもたちへの教育は、各地方自治体の対応に任せられているのが現状です。これに対し 国際条約の「子どもの権利条約」では、全ての子どもが人種や国籍などいかなる理由でも差別されず、医療、教育、生活への支援などの権利が保障されています。1989年に国連で全会一致で採択され、翌年国際条約として発効、日本も1994年に批准しました。国際条約は憲法より下位ですが法律より優位の法的効力をもちます。ですから本来であれば、法令や行政等は、条約に沿って解釈・運用されなければなりません。批准から28年を経てようやく、今年4月に子どもの権利に関する国内法をつくる議論が国会で始まりました。こども家庭庁の先行きも気になるところです。子どもの養育や教育は家庭のみ学校のみにその責を負わせるのではなく、社会全体で担うものです。
学生さんたちへは、職業としては直接たずさわらないにしても、子どもが幸せに生きる社会を共につくりましょう。という話をしました。

両校ともZoomでもOKと言って頂いたのですが出かけてよかったです。どちらの学校も学生さんたちが朗らか和やかで嬉しくなりました。画面越しの1対多で話す時とは私の側も自ずと違ってきます。事前に大枠は用意するけれど実際に何を話すかは、場や聴き手によって引き出されるので。七海さんや杉本さんと久しぶりにお話できたのも楽しく有意義でした。

キャンパスの並木って良いですね。左が相模女子大、右が青学大。

6月22日交付の「こども基本法(令和4年法律第77号)」を見ると「全ての子ども」となっていて、国際条約に準拠するなら明記してほしい「子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されない」は書かれていません。「児童の権利に関する条約の精神にのっとり」とはあるので、正しい解釈、運用を期待します。「こども基本法」(内閣官房Web)

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オンラインでゲスト講義


愛知淑徳大学 人間情報学部(佐藤朝美先生)でゲスト講義を担当しました。お招き頂くのは5回目。昨年度に続きオンラインでの授業となりました。

これまでの授業でスクラッチもしていて、来年の卒業時には論文だけでなくアプリやWeb制作を手がける場合もあるとのことで、アプリ開発話をふくめた講話をメインにしました。言葉の大切さとデザインについて。アプリをデザインするには、まず先に実現したい情景があって、そこへ向かう工程の適所にICTを配すること。アプリ側が過剰にやり過ぎないこと。活動をデザインする際に心がける留意点としては、「廃材工作×お話づくり」を例に、「お話を聴く→廃材でつくる→お話をつくる」一連の流れをシームレスに、子どもの中で膨らんでいく物語世界を損なわぬように、丁寧に「場」を用意し見守ると話しました。アプリのデザイン、活動のデザインどちらにおいても考え方の基本にあるのは、子どもの生来の力を信じ、それを伸ばすための支援をするという姿勢です。また、世界を見渡せば、自然災害、パンデミック、侵略戦争など喫緊の課題が山積していて、私たちはその渦中に生きています。皆さんが将来どんな道へ進み何を創り生み出すとしても、社会課題と無関係ではいられないと伝えました。私も今まさに痛感しており、自身の課題でもあります。

お話づくり体験はUIデザインを試してもらう程度のごく短時間であったのに、全8チームが仕上げていて驚きました。それだけに見て回れないのがなんとももどかしくて。来年は対面で行けますように!


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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


6月11日土曜日、今にも降り出しそうな梅雨空の下、元中央図書館長の伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。

午前は市営西部住宅の集会所で。友だちの友だちへと輪が広がって、子ども7人+保護者5人。増えてきて嬉しいです。寺井さんによる読み聞かせ『たなばたバス』(藤本 ともひこ作・絵、鈴木出版)からスタート。毎回、日本語と外国語の絵本を時節もふまえ用意してくださるのは図書館司書さんです。

絵本づくりのテーマは「雨降り」または「七夕」つくりたいお話があればそれもOKとしました。
再開後から欠かさず参加の小1女児は、月1回の絵本づくりの日が楽しみすぎて朝5時から起きそわそわしていたそう。つくったお話は「おかあさんおきて。」

示しあわせたわけではないのですが、お母さんがつくった作品も、娘さんに見立てたまんねんさんが5時起きして楽しみな絵本づくりへ出かけるお話でした。

お母さん作を読めばわかるように、実際には眠い眼をこすりながらも起きて(起こされて)朝ごはんを済ませ30分前に到着しています。そこを娘さんは「なかなか起きないお母さん」に焦点を絞り、お昼ごはんの時間になっても夜お風呂の時間になってもまる一日起きてこなかったと膨らませているのです。裏表紙、深夜(吹き出しから推察すると)夢の中でようやく「おはよう」。実に巧みです。発表会でも皆に大受けでした。お母さんは娘さんの作品に対して「起きてほしいのになかなか起きてくれないと感じた気持ちは、大げさではなくきっとほんとにその通りだった」と受けとめていらっしゃいました。

午後の県営岩田住宅では、前回読み聞かせをしてくれたブラジル籍の1年生女児が、今回も大張りきりで読んでくれました。「自分で選ぶ」と手にとったのは『おひさまとおつきさまのけんか』(せなけいこ作・絵、ポプラ社)。表紙のイメージから可愛い絵本かと思いきや、最終兵器を使う戦争に至るお話で、さいごの一文「私たちの地球では、こんなことは ないよね」に今の時世を思いドキリとさせられました。そして読み終わるやいなや「もう1冊読むー!」と、『たなばたバス』も読んでくれたのでした。

開始の定刻にはひとりだったのが、3年ぶりの参加という兄妹が来てくれたりで7人となり、発表会は賑やかに。来日から日の浅いフィリピンルーツの小5女児は、日本語も少しがんばっての英語絵本を完成。小6男児は、録音するのは照れるよう。でも自分の作品が大きく投影されると嬉しそうです。どうかまた来てくれますように。

次回は7月9日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。お手伝いくださる方ありましたら大歓迎です。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

<アイディア紹介>
完成絵本をご自宅リビング壁面に飾られているそうです。息子さん作、お母さん作、そしてお父さん作も1冊。飾り棚は100均で購入とのこと。
毎月増えていく「家庭文庫」。素敵アイディアを紹介したくて写真を頂戴しました。

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教育短大で講義


先週から週3日×2週間、客員教授を務める神戸教育短期大学へ出かけていました。
学生の大半が長期履修制度(3年制)を選んでいて、担当したのはその2年生、将来、保育士や幼稚園教諭になる皆さんが対象の授業です。

講義のねらいは「子どもたちが言葉の楽しみに浸れる楽しい『創る』活動をデザインできる」としました。子どもたちに、従来の読んでもらう楽しみに加えて、自分でお話をつくり語る楽しみを届けてほしいのです。体験では、ひとり1台環境で実際につくり、録音もしてデジタル絵本を完成させました。

落ち着く場所をみつけ、ひとりで、あるいは仲間と役を割り振って録音。

例えば同じ花火の場面でも、サッと検索してぴったりなフリー音源を探してくる学生さんがいる一方、「ひゅるるるる~」「ドカーン」と複数人によるオノマトペで効果音とするグループもあって、それぞれの工夫が楽しいです。壮大な楽曲を即興演奏して録音する強者もいて、学生さんたちのアイディアと瞬発力につくづく感心しました。

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「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」@京都中央信用金庫 旧厚生センター


『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』来て良かった。神戸のジーベックホールでサウンドインスタレーションを観たのは1989年。
新しい領域を拓いて50年以上第一線で創り続けるってスゴいことだな。

会場の建物内どこにいても音が流れてる。

余韻に浸りつつそぞろ歩いて、渉成園。東本願寺の別邸らしい。暑さゆえ敬遠されるのか、広い庭に人陰まばらでほぼ貸切り。よく手入れされた回遊式庭園は、風が通って涼しい。街の喧騒は遠く、水の音、鳥のさえずり、庭師さんの鋏の音。ambient music の続き。

(京都にてmemo)

クリーニングデイ~廃材×ピッケ@玉島 IDEA R LAB


思い立って週末は IDEA R LABへ。和室でヨガから始まり、クリーニングデイでは、さをり織り、ダンボールマン「鑑賞する緩衝材」、ちくちくのダーニングを堪能。ほんのちょっぴりですが私も、本家フィンランドのクリーニングデイ事務局を訪ねたアップサイクルツアーを紹介するミニトークを担当しました。


夜は蛍と星を見に出かけ、最終日の3日目。朝ごはん食べながら「せっかくだからピッケする?」と大月さん。急遽の予定変更で大学生さんたちと廃材×絵本づくりすることになりました。


いつもながら次々繰り出される大月さんの楽しい提案のおかげで充実の滞在でした。皆で作って食べて、よく眠って。玉島で過ごす時間はいつも豊かです。

姉妹画伯が描いてくれた似顔絵。

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【 IDEA R LAB 】大月ヒロ子さんが、故郷玉島のご実家をリノベーションしてつくられたクリエイティブリユースの拠点かつ実験場。2013年8月オープン。
http://www.idea-r-lab.jp/
https://www.facebook.com/IDEARLAB
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「ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」@県美


関西出張中の友人と兵庫県立美術館の「ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」へ。自分では選ばなかっただろう展示だけれど面白かった。スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスがやや遅れてほぼ同時期なのは、これらのアートからの影響もあるのでしょうか。大昔サンフランシスコのレコード屋さんで見つけ思い切って買った(4枚組Box!)『EINSTEIN ON THE BEACH』を聴き直したい気持ちになったけれど、もはや再生するプレイヤーが無いのでした。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


5月14日土曜日、元中央図書館長の伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。
午前は市営西部住宅の集会所で。この日の読み聞かせ絵本は『ぜったいに おしちゃダメ?』。司書さんによる選書です。寺井さんの抜群の読みに引き込まれて、子どもたちはボタンを押したり登場キャラクタをこすったり絵本を振ったり、大いに楽しみました。絵本づくりのテーマも「ボタンを押したら××」「××したら××」とし、でも、つくりたいお話があれば自由としました。

フィリピン籍6年生女児は、運動会の実行委員を引き受け奮闘する自らをドキュメンタリー作品に仕上げました。2年生の時からずっと来てくれていて、この日で参加18回目、スタンプカードも満杯になりました。


一方、初参加はミャンマールーツの1年生とそのご家族。見学のつもりだった3歳弟くんも、お母さんと一緒に2作品つくりました。

西部住宅での午前回では、お手伝いしてくださる日本人女性がふたりいらっしゃいます。おふたりともお子さんを伴っての参加で、ご自身も楽しんでつくりながら周りの子どもたちを気にかけてくださり、ほんとにありがたく助けられています。読み聞かせをして下さる寺井さんは、絵本づくりも舌を巻くレベル。棒→はっぱ→あひる→ そのあとは・・・

安井さんは初めていらした日、挨拶の言葉をポルトガル語と日本語の手書きポスターにして持参してくださいました。つくられるお話も、前回は乳歯が抜けた話、今回は新1年生のわくわくドキドキ感と、娘さんの「今」を映していて素敵です。

午後の県営岩田住宅では、最初の読み聞かせをブラジル籍の1年生女児がしてくれました。お話を楽しんだあと、その枠組みを借りて「ボタンを押すと…」や「穴に落ちたら…」のお話づくり。

途中から、岩田住宅に住むお祖母さんのところに遊びに来たという滋賀県在住の小3男児も加わってくれました。お母さんとの会話はポルトガル語。短い日本語で録音もがんばりました。バスで海や森に行くお話です。

発表会が始まるのを待つ間、製本した絵本にお話を手書きする姿もありました。

新型コロナによる中断からの再開後、楽しみにして欠かさず来てくれていたブラジル籍の1年生男児は、残念ながら今回は不参加。事前にお母さんから、その旨を綴った日本語のメールが伊藤さんへ届きました。きっと翻訳アプリを使い時間をかけて書いてくださったのでしょう。6月に会えるのを楽しみにしています。

私がこのワークショップで出会うのは、学校等へ通う「見えている」子どもたちです。教育を受ける権利については憲法26条で規定されていますが、解釈や判例によって「日本国籍を有する国民」に限定していて、外国人の子どもに就学義務はありません。そのため外国人の子どもたちへの教育は、各地方自治体の対応に任せられているのが現状です。全ての該当者に就学に関する説明を行っている自治体は約半数に過ぎません(豊橋市は案内をしています)。結果、日本には不就学の外国人の子どもが1万人以上います。外国人の子どもの5人に1人が学校へ行っていないのです。これらの「見えていない」子どもたちは、教育や福祉といった社会のセーフティネットからこぼれ落ちます。

先月、子どもの権利に関する国内法をつくる議論が国会で始まりました。国際条約「子どもの権利条約」の批准から28年を経てようやくです。今度こそ、憲法解釈を正し国際条約に準拠して、国籍や人種で排除せず全ての子どもに教育を受ける権利を与えるよう法体系を整備してほしいと切に願います。縁あって日本に来てくれた、あるいは日本で生まれた外国ルーツの子どもたちを大切に育みたいです。

次回は6月11日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。お手伝いくださる方ありましたら大歓迎です。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

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