Category: ピッケ全般

「ピッケのおうち」が幕を閉じます


最初のピッケ「ピッケのおうち」が幕を閉じます。少し前からどのブラウザでも Flash Player をオフするよう促していますし、多くの環境で既にもう動いていないことでしょう。Good Grief のサイト内で細々と始めたのは、かれこれ20年前。昔語りは退屈かもですが、自身の区切りのために書き留めます。

20年前、ややもするとコンピュータは小さな子どもにとって良くない、与えるべきではないと言われていました。 確かに当時は、大きい子向けの戦う系のゲームやお勉強のための知育ソフトがほとんどで、小さな子どもが楽しめるものは見当たりませんでした。とはいえ、これからの子どもたちは生涯、コンピュータやインターネットと付き合っていくことになるでしょう。その最初の出会いを幸せなものにしたいと願いつくったのが、親子であそぶWebsite「ピッケのおうち」でした。無いならつくろうとしたのです。

ICTへのネガティブな見方、懸念を、払拭したいという思いもありました。
80年代はパソコン(AMIGA)、90年代はSGIワークステーションで 3次元コンピュータグラフィックスでの「創る」に夢中になった私にとって、ICTは創造をエンパワーしてくれる頼もしい味方でした。ICTは「創造」をより自由にします。きっと将来、子どもたちそれぞれの得意や好きと結びついて世界を拡げてくれるでしょう。その可能性を低く見誤り、旧世代の狭い了見で遠ざけてしまうのは、もったいなすぎます。

1995年私の住む神戸は大きな地震に見舞われました。震度7に揺さぶられ、いろんなモノが覆りました。見慣れた街並みも、自分の内面も、大きな音をたてて。
元からその傾向はありましたが、効率重視の消費社会が意味ないものに思え、単なる「商品」をつくる気がすっかり失せてしまいました。

交通が遮断され自宅のライフラインも復旧せずホテル暮らしが続く中で、一部区間が復旧した電車とバスを乗り継ぎ、久しぶりに帰宅できることになりました。
三ノ宮駅までは電車、行列に1時間並んで臨時バスに乗り換えます。灯りのない真っ暗な闇の中を、地球が怒りをあらわにしたかのようなむきだしの傷口を走る車中で、乗客はみな無言です。車窓から変わりはてた街並みを眺めるとき、どうしようもない喪失感に襲われました。でもその直後、「でも大丈夫」と思える何かが、みぞおちのところに沸々と湧き上がってきたのです。まるであたたかな太陽が昇るように。自分でも思いもよらぬことで、この根拠のない「大丈夫」は、一体どこからきたのだろうかと不思議でした。その源泉は、幼い日に注がれた有形無形の愛情で培われたものにちがいなく、自分の根っこにそれが在ることに、私は深く感謝しました。

これからの自分の時間をどう使おうか…。
お気楽な理想主義者、偽善と言われても、自分の時間を社会を良くすることに費やしたい。何も大きなことではなく、身の丈にあったことで。
震災時すでにフリーランスではありましたが、企業のプロジェクトに関わっていたこともありすぐとはいかず、数年かけ少しずつシフトして、2001年に自分の事務所を開いた辺りから気持ちに沿う生活となりました。その頃ピッケも始めました。
子どもを幸せにすること、子どもたちに「大丈夫」の源泉を育てることに、ささやかであっても役立ちたい。そう願い続け、今に至っています。とは言っても大してできているわけでもなく、ご一緒できる仲間のいるごく限られた場で、小さく続けているだけですけれど。

かつて「ピッケのおうち」で遊んでくれた子どもたちの中には、きっと成人を迎えた人もいますね。2005~13年に常設されていたキッズプラザ大阪で、あるいは、2007年12月からの2年間「キッズ@nifty」公式コンテンツとして、幼児~小学生だった世代に一番あそんでもらったかなと思います(昔はインターネットを、契約している ISP – Internet Service provider – のWebsiteを入口に使うのが主流でした)。何年か前に、男子大学生から子どものとき毎日あそんでたとメッセージ届いたのは嬉しかったな。ピッケと遊んでくれた子どもたち、ありがとうございました。
寂しい気持ちはあるけれど、役目を終えたと感じます。

一方「ピッケのつくるえほん」のお話づくりは、まだまだ役目があると思っています。「ICTで創ろう。子どもたちに物語る楽しみを」これはしつこく続けます。

親子であそぶインタラクティブ絵本「ピッケのおうち」 12月31日まで
https://www.pekay.jp/house/

こんな感じでした。
おうちステージでの遊び(movie 1分30秒)

リズムのもりステージ(movie 1分52秒)

もし未だ Flash Player をオフにしていない奇特な方がいらしたら、マウス操作のパソコンで「 Flash Player を許可」すると12月末まで動きます。

ピッケたちのパペット


かつてワークショップをお手伝い下さった方からピッケパペットを譲り受けたのは6年前。以来、未就学児対象の病院訪問へも時々連れていっていました。
先日、なんとみみちゃんとまあくんも我家へ。2人はずっと押入れの奥で眠っていたそうで、だったら私の手元にあるほうがよいだろうと考え、届けてくださったのでした。
パペットシアター用に作られたので、片手の操作で口をぱくぱくできるようになっています。おそらく「ピッケのおうち」の3DCGピッケたちをモデルに作ってくださったのでしょう。後ろ姿のボタンや尻尾までちゃんとあります。服の脱ぎ着までできるようになっていたり、細部を眺めてはつくづく感心してしまいます。

陽に干しぬくぬくにあたたまった3人を並べてみました。

このご時勢、感染の心配からしばらく出番はなさそうだけれど、子どもたちに遊んでもらえる日がきますように。

「ピッケの春休み大作戦」デジタルはらっぱであそぼう!


感染症対策にともなう休校で、思いもかけず、おうちにこもる長い春休みになりますね。せっかくなので、楽しく過ごしましょう。

【 ピッケの春休み大作戦 その1 】
学校向けWinソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」フル機能を使えるライセンスキー:8390-8096-3704-7890 (有効期限 2020年8月末)
https://www.goodgrief.jp/guest/pekay_haru.pdf
本来は学校向け製品なのですが、ご家庭でもお使いいただけます。

2月27日、ガラ空きの新幹線車中で流れる、突然の全国小中高校休校要請のNEWSテロップに唖然茫然としました。夜道を歩きながら、できることないかなと考えて、翌朝、販売代理店のダイワボウ情報システム株式会社へダメモトでお尋ね。快諾いただき可能となりました。

【 ピッケの春休み大作戦 その2 】
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん」3月14日まで370円
iPad の AppStore で「ピッケ」で検索すると見つかります。(iPad専用アプリなのでiPhoneでは動きません)

どちらも、使い方のオンライン講習等ができたらよいのですが、なにぶん零細なので、できることをぼちぼち考えます。

これまでなかなか教育の場にICT導入が進まなかったのが、今回の感染症対策のおかげでフェーズが変わりそうですね。オンライン授業ができる等、社会のインフラとしてICTは不可欠です。今や大企業も加わり多くの企業が台頭してきていますし、そこに私の出番はなくお任せします。
ピッケが子どもたちに伝えたいのは、「創ろう! 遊ぼう!」
せっかくの降ってわいた長い春休み、外へ出ることも制限される中で、子どもたちには、ぜひとも、創ってほしいのです。そこに ICT(デジタル)も使うと、自由度がぐーんと上がります。デジタルのはらっぱは広いよ。工夫次第でいっぱい遊べるよ!

「デジタルはらっぱ」というのは、2010年につくった、自身で開発したオリジナルソフトで子どもたちの創造性を引き出す独自のワークショップを実施している開発者の集まり「デジタルワークショップ開発者組合(仮)」の通称です。だいぶ長いあいだ休眠していてWebももう消えてるのですが、考え方はずっと変わらず。当時の展示の様子 2010年8月 デジタルはらっぱ@3331 Arts Chiyoda >>
この展示の内、ビスケット(粘土のようにプログラミング)、KOMAKOMA(コマ撮りアニメーション)、ピッケのつくるえほん(お話づくり)は、OS等プラットフォームは変わっても今も現役。「リズムのもり」含む「ピッケのおうち」も今年いっぱいまでWeb上で生きてます。ただし「Flashを許可する」を乗り越える必要あり。

と、ここまで書いて気付きました。株式会社グッド・グリーフは、10年前の今日 2010年3月2日に設立しました!
個人事務所「グッド・グリーフ!」を開いたのが2001年で、2010年に法人化したのでした。なぜおなじ法人化するにしても「NPO」でなく「株式会社」にしたかというと、公教育の場に「デジタル × 言葉・物語」を届けたかったから。
個人事務所を開いた2001年から、子どもたちが幸せに生きる一助になりたくてピッケをつくり始めたものの、デジタルへの風当たりの強さをひしひしと感じました。育児や教育の分野では特に。2008年からは各地でお話づくりのワークショップも始めたのですが、たとえ参加費無料であっても、参加してくれるのは、経済的に余裕があり教育熱心な家庭の子どもたちばかり。いちばん届いてほしい層には届きません。その層に届けるには公教育に入るしかないなと考え、株式会社にしたのでした。結局未だにほとんど入れていません。とはいえ、導入してくださっている学校は、意義を理解してくださるところばかりで、すばらしい活用をなさっています。

子どもたちに幸せに生きてほしい。ICTと幸せな出会いをしてほしい。言葉と物語の創造・表現活動を通して、子どもたちの心に安全基地を育てたい。かれこれ20年同じこと言って同じことしています。しつこく続けるのが、私のほぼ唯一の取柄なので、これからも続けます。でも、奉仕や自己犠牲の精神からではありません。なにより自分が楽しいのです。子どもたちが幸せに生きる社会は自身が住みたい社会でもあります。いつも応援してくれる友人、開発仲間、学校や企業の皆様、ピッケで遊びピッケを巣立っていった子どもたち、ありがとうございます!これからもどうぞよろしく。

2020年3月2日 感謝をこめて 朝倉民枝

ピッケの開発経緯等について知りたいと思ってくださる方は、こちらのグッド・グリーフのWebへ >> goodgrief.jp

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「ピッケのおうち」:https://www.pekay.jp/house/
※ 19年前につくった最初のピッケ、親子であそぶWebサイトです。Flash Playerのはいったマウス操作のパソコンで動作。紙工作もあります。
「ピッケのつくるえほん」:https://www.pekay.jp/pkla/ipad
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<子どもたちの「創る」にお薦めのソフト>
ビスケット(粘土のようにプログラミング):https://www.viscuit.com/
KOMAKOMA(コマ撮りアニメーション):http://komakoma.org/

Pyonkeeでピッケ2


ワークショップで、お話づくりの導入に「ピッケのおはなし絵カード」という紙製の絵カードを使っています。

1枚ずつ順に引いてリレー式にお話をつくったり(玉島で)、自己紹介をしたり(江戸川区立松江図書館で)、テーマのシンボルとして選んだり(浜松で多世代共創)。絵本づくりへの助走になりますし、活動の最初に全員がいちど声を出すことで緊張も少し和らぎます。年長さんを対象に2時間ほど、この絵カードで遊んだこともありました。(せんりひじり幼稚園で言葉と物語の「創る」遊び

「ピッケのおはなし絵カード」は、キャラクター、場面、天候、食べ物、乗り物、おもちゃ等の6カテゴリーあり、キャラクターは8枚、他は7枚ずつ、合計43枚あります。


これをPyonkeeでスロットにしました。各カテゴリー別と全部入り、計7種類です。(写真は、キャラクター、場面、おもちゃ、天候)

このスロットを使っていろいろな遊びができます。一例をあげますね。
・iPadが人数分あるなら、1グループ3~6人でカテゴリー別の1台ずつを持って一斉にスタート>ストップ。選ばれた3~6の絵カードから即興でお話をつくってみる。
・各カテゴリーにした3~6台のiPadを真ん中に置いておく。複数人で、ひとりずつ順番に好きなカテゴリーのiPadを選んでスロットを回し、引いた絵カードでリレー式にお話を繋げていく。
・iPadが一台しかなければ、全部入りスロットにして、同様にリレー式にお話を繋げる。
・全部入りスロットで、問題を出す子がスロットを引く。皆には見せず、他の子どもたちが質問をしながら何のカードかをあてっこする。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるエピソードを話す。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるできるだけ壮大なウソをつく。
遊び方を子どもたちに考えてもらうのも楽しいです。

小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」阿部和広さん著(日経BP社)のじゃんけん対決を参考にしています。最初は本の作例どおりに背景の「次のコスチュームにする」で作ったのですが、下記の理由で画面の一部しか変化させないことにしたので、スプライトのコスチュームに変更しました。そのほうがデータが小さくなりますし、素材としての再利用がしやすいだろうとも考えました。絵カードをバラで使えるよう、絵カード43枚+カテゴリ別の背景となっています。

すぐできる心づもりでいたところ、実際にスロットさせてみると課題発生。白色背景のカードは問題ないのですが、色地背景のカードはチカチカして視覚過敏の人にはつらそうです。チカチカを緩和させるために、変化を画面の一部のみに、カードの並び順は前後に補色がこないようにして、カード部分にはスリット入り白色画像を被せることにしました。


白色画像の「幽霊の効果」を20にしています。100が幽霊100%=まったく見えない=完全透明、0が不透明 です。値を変えて試してみてください。

両手で持ったとき親指で押しやすい位置に、start/stopボタンを置いています。iPadminiやiPadProだと、あるいは利用者の年齢でも、押しやすい場所がちがってくると思うので、調整してみてください。音も付けたいなと思いながら未です。

スロットの作例7つをサーバに置きました。Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが7つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。

Pyonkee用作例7つのダウンロード はこちら>>

iPad独自のセンサー機能等を使っていないのでScratchでも動作します。Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKaySLOT all
PeKaySLOT character
PeKaySLOT food
PeKaySLOT stage
PeKaySLOT toy
PeKaySLOT vehicle
PeKaySLOT weather

ただ、Scratch(パソコン)でも動きますが、このスロットは複数人で一緒に遊ぶのが楽しいので、手で持って遊べるiPadやWinタブレットが向きます。パソコンで遊ぶなら、ひとつの画面に複数のカテゴリを並べて、ランダムスロットにするとよいのではと思います。

「ピッケのつくるえほん」や「ピッケのつくるプレゼンテーション」での物語づくりの導入にもご利用ください。

関連する投稿
Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ1

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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Pyonkeeでピッケ1


9月22日発売の「小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」(日経BP社)は、ScratchのiPad版ともいえるPyonkeeをイチから楽しめる本です。
著者は Scratch/Pyonkee の伝道師 阿部和広さん。Pyonkeeの開発者 梅澤真史さんによる特別解説もあります。

Pyonkeeには初めからピッケが入っていて、絵素材として使えます。
ピッケのブログ記事のURL
とともに紹介してくださいました。

さっそく解説を読みながらやってみました。初心者向けでわかりやすいです。

「ルーレット」 見守るピッケを置いてみました。

「ペイントソフト」 ピッケの基本色とクレヨンにして、クレヨンっぽく 線を太めにしました。

以上ふたつは、従来のパソコン上のScratchでも、同様に楽しめます。
ここからがPyonkeeならでは。iPadの各種センサー(音、加速度、地磁気)を使えるのが面白いです。

「手拍子でダンス」 手拍子など大きな音に反応して、ピッケたちのポーズが変わります。

「迷路を脱出」 iPadをゲームのコントローラのように傾けて、道からはみ出ないようにピッケを進めます。難しくて、作例より単純な道にしても(もはや迷路ではない…)、私にはクリアできず。

次は、機動性が高いタブレットならではのアイディア。ジャンケンの3つの手を互いに写真に撮ってスロットにして、皆で「じゃんけん、ぽん!」

このジャンケン、今年2月のイベント「デジタルで創ろう! in 豊橋」での阿部さんによるワークショップで、大盛り上がりになりました。
私は自分の手を写真に撮るのが難しくて、代わりに描きました。

複数台のタブレットで皆で一緒に楽しめるというのは、パソコンではできないタブレットならではの魅力で、実際に子どもたちとやってみると想像以上に面白いです。スロットは、ジャンケン以外にもアイディア次第で様々に応用できますよ。
豊橋での阿部さんによるPyonkeeワークショップ(ブログの後半)>>
このときの写真(撮影:藤本忍さん)を本の中で使っていただけたことも嬉しいです。

以上ご紹介した作例5つをサーバに置きました。

Pyonkee用作例5つのダウンロード はこちら>>

Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが5つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。「迷路を脱出」はイマイチです。間違えてるのかも。


Scratchでは、任意の場所に置いて、ファイル>手元のコンピューターからアップロード で読み込めます。(動作するのはセンサーを使っていない2例のみ)

センサーを使っていない最初の2例は、Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKay Roulette
PeKay Paint App

どうもこれまで、いわゆる「ゲームづくり」だとやる気が起きなかったのですが、この本は面白くて、その上かんたんで、あっという間に1冊ひと通りやってみました。(さいごの「方位磁石」だけは未) お薦めです。

関連する投稿
Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ2

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
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ピッケのブログ 10年。ありがとうございます!


このブログを始めたのは、10年前の今日でした。
2007年9月21日「はじめまして!ピッケです。」

2001年にMicrosoftAgentでつくり始めたピッケを翌年から公開、2007年5月5日子どもの日に、Flash版「ピッケのおうち」としてリニューアルOPENして、ちょっと落ち着いた頃に始めたブログです。当時はまだ「ピッケのつくるえほん」も「ピッケのつくるプレゼンテーション」もなくて、Webサイト「ピッケのおうち」だけでした。

先日のワークショップに、「はじめて好きになったキャラクタがピッケ」という5年生の男の子が参加してくれました。幼稚園入園前、雨で外遊びできない日に、お母さんと一緒に遊んでくれていたそうです。Twitter上で大学生から「子どものときピッケ好きだった」と声をかけられて、びっくりしたこともありました。公開して15年以上経つのだから、成人した子どもたちがいるのも当然なのですよね。理屈ではわかってもビックリです。
たくさんの人に応援いただき続けることができ、続けているとたくさんの嬉しいことに出会えます。ありがとうございます。

ピッケ17年、ブログ10年、どちらもマイペースで続けます。これからもどうぞよろしく!

Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケ


■ Pyonkee(ピョンキー)でピッケ

Pyonkeeは、Scratchをベースにした iPadで動くビジュアルプログラミング環境です。
DL数が、なんと70万を超えたそうです。

そのPyonkeeに、ピッケが入っています。17-06-24_Pyonkee_完成1s

アプリ内のどこにあるかをお伝えしますね。

スプライト(ピッケのキャラクターやアイテム)を読み込みたいとき:
「新しいスプライト」のフォルダ柄のアイコンから、コスチューム > ピッケ と進むと
17-06-24_Pyonkee_01
ピッケたちキャラクターの入った8ケのフォルダーとアイテムが入ったフォルダーがあります。例えば「ピッケ」を選んで
17-06-24_Pyonkee_02s
使いたいスプライトを選びます。
17-06-24_Pyonkee_03s
背景(ピッケの背景)を読み込みたいとき:
右下「ステージ」をタップ、「背景」タブを選び、「読み込み」をタップ
17-06-24_Pyonkee_01
「ピッケ」フォルダーを選んで
17-06-24_Pyonkee_05背景s
使いたい背景を選びます。例えば「back5」(居間)を選ぶと
17-06-24_Pyonkee_06背景s
こんな感じになります。
17-06-24_Pyonkee_完成2s

■ Scratch(スクラッチ)でピッケ

Scratchにはピッケは入っていませんが、Pyonkee用のピッケ素材を読み込んで使えます。

PyonkeeはOSSなので、ソースコード一式はGitHubで公開されていて、それをScratchでも利用できるのだそうです。実は私も知らなくて、以下は阿部和広さんに教えていただきました。

PeKayのリソースを以下からダウンロードできます。
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/tree/master/Resources/Media/Costumes/PeKay
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/tree/master/Resources/Media/Backgrounds/PeKay
これらを個別にダウンロードするより、ちょっと大きくなってしまいますが、全体をダウンロードして該当フォルダを取り出した方が楽かもしれません。
https://github.com/SoftUmeYa/Pyonkee/archive/master.zip

ダウンロードした この「PeKay」一式を、
scs_PeKay素材一式s
任意の場所に置けば、Scratch からそれらを読み込んで、ふつうに使えます。
17-06-24_Pyonkee_01

ただし、Scratch2.0では .spriteのサムネイルが表示されず、このように↓なってしまいます。(複数のコスチュームをもつスプライトのサムネイルが表示されない)
scs_scratch_PeKay1_bubun_s

こうなる理由は、.spriteが、画像ではなくScratchの独自形式であるためで、Scratch2.0ではOSのダイアログを使っているので、サムネイル表示ができないそうです。Scratch 1.4(含むPyonkee)であれば表示されます↓。scs_サムネイルScratch1.4では表示s
少し不便ではありますが、サムネイルの表示だけのことでファイルの中身は問題ありません。

また、このピッケ素材一式のライセンスは「CC BY-NC-SA 4.0.」となっています。
意味は、「表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際 でライセンスされています」です。
家庭や学校など非営利目的であれば、例えば以下のように書いてお使いいただけます。
—————————————————-
例1)
PeKay is created by Tamie Asakura
For more information about PeKay, please visit: http://www.pekay.jp
Copyright (c) Tamie Asakura / CC BY-NC-SA 4.0.
例2)
PeKay costumes/backgrounds are provided by the courtesy of Tamie Asakura(http://www.pekay.jp). They are licensed under CC BY-NC-SA 4.0.
—————————————————-
書く場所は、Scratchでは「メモと作品への貢献」欄、Pyonkeeでは「ファイル」メニュー >「プロジェクトのメモ」欄(「名前を付けて保存」 >「このプロジェクトについて」欄と同じ)です。

キャラクター、なかでもピッケには、複数のコスチュームを持つスプライトがたくさんあるので、色々工夫できますよ。ピッケをプログラミングで動かしてみてくださいね!

次の記事もあわせてぜひ >>「ピッケと一緒に楽しい学び(小学校編)」

関連する投稿(作例)
Pyonkeeでピッケ1
Pyonkeeでピッケ2

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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ブログを引越しました


2007年9月21日にはじめたこの「ピッケのおうち」ブログ。長くお世話になったココログ(8年ちかく、ありがとうございました!)から自分のドメイン pekay.jpの下へ移しました。
この5年ほど、つい投稿が手軽なFacebookへアップしがちになっていました。でも、Facebookは流れていってしまい残りません。自分のコンテンツを手元にアーカイブして活かしたい。そこで思い切って全引越し。FBやmixi(10年以上前…)への投稿のみで済ませていた過去記事も、自分の整理のためにおいおいコピーしてくるつもりです。今後は WordPressで運用します。FBには劣るもののモバイルからの投稿もしやすくなるし、これからはすこしマメに投稿しますね!(きっと)

「ピッケとがーこ」3話目のシーン

Eテレ てれび絵本「ピッケとがーこ」再々放送!


Img201404

NHK Eテレ「てれび絵本」新年度スタート月に、ピッケの再々放送があります。本放送を見逃された方、ぜひ見てくださいね!
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NHK Eテレ「てれび絵本」で「ピッケとがーこ」シリーズ
2014年4月7日(月)~9日(水)午前 8:55~9:00
語りは鈴木福くんです。
7日(月) 「ピッケとがーこ こんなとき どんなかお?」
8日(火) 「ピッケとがーこ こんなとき なんていう?」
9日(水) 「ピッケとがーこ おでかけしよう がーこをさがしに」
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「日本教育メディア学会」@内田洋行


12月21日、内田洋行新川本社で開催された日本教育メディア学会企画委員会ワークショップ『子ども(幼児・小学校低学年)向けメディア教材を用いた思考をはぐくむ学びと遊びのデザイン』でピッケの開発を通しての子ども向けメディア教材についてお話してきました。
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ガチャピン&ムックやしまじろうの沢井佳子先生のお話も、ポンキッキやみーつけた!のディレクター森田倫代先生のドラマワークショップも、ほんとに楽しかったー。脳と身体とどちらも喜んだ感じです。子どもの教育メディアを牽引されてるおふたりとご一緒は恐れ多すぎでしたが、良い学びでありました。ご参加くださった皆様、お世話になった皆さま、ありがとうございました。