Monthly Archives: 1月 2019

「ピッケのつくるプレゼンテーション」ワークショップ@大井町(東京)


1月26日土曜日、大井町のダイワボウ情報システム株式会社さんで、午前は学校の先生対象、午後は小学生対象でWinソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」ワークショップをしました。

先生たちの回では、5歳にワープしてもらいました。まず おはなし絵カードを使った語りで、続いて 操作方法の練習も兼ねて子ども時代のワンシーンをピッケでつくり、グループ内で自己紹介してもらいました。

中盤で 授業への活用アイディアの制作体験をして、グループ内でアイディアを共有。後半で ピッケ×Scratch もしました。ゲームづくりではない、スロットの応用、ネコ歩きならぬピッケ歩き、2コマ~コマ数増やしたアニメーション等。これらは、算数にも国語にも図工にもなります。

「創る」は楽しい、 楽しい学びは身につく、自ら取り組む「創る」にはあらゆる学びがつまっている。創作活動への敷居を下げエンパワーするICTを、ぜひ「創る」に使いましょう!といういつもの話に加え、今回はナラティブや社会情動的スキルにも触れてみました。学校の先生対象の場で言ってみるのは初めて。ブルーナーの唱える2つの思考様式:論理科学モードとナラティブモードの内、学校教育では前者に重きが置かれるが、ナラティブも大切。2つは相互に補完し合う。ナラティブは社会情動的スキルやレジリエンスと親和性がある。ピッケは論理科学モードの語りにも利用できるけれど、ナラティブモードが得意なのが他に無いユニークな点。学校の授業で論理科学モードとして活用された場合であっても子どもたちが夢中になるのは、おそらく制作中はナラティブが発動するから。一方、ナラティブモードにどっぷり浸るワークショップ時であっても、ソフトを使う宿命で、編集モードに入る/出る、カテゴリ>サブカテゴリ、Layer Order といった 論理科学的な思考を無意識下で行っている。という具合に、ピッケのユニークさはナラティブにありますが、無意識下に論理科学モードを内包し、また、論理科学モードのツールとして利用されたとしてもナラティブが顔を出す、という入れ子状になっています。

午後の子ども回は「みらいのくらし」を物語でプレゼン。午前参加の先生方の中から希望者が、見学あるいはファシリテータとして入ってくださいました。
最初におはなし絵カードで自己紹介。

コンピュータの起源や移動手段の変遷を例に導入の話をしたあと、過去や現在から発想のタネを探し、アイディアをふくらませてもらいました。各グループにひとりずつ付いてくださった先生も交えて、アイディアをブラッシュアップ。

「未来の車」制作中。どの子も集中、没頭しています。

大半が1~3年生だったので、テーマはやや難しかったと思うのですが、2時間半超えの長丁場を発表までがんばりました。2作品目までつくった1年生もいました。

嬉しかったこと。「あれっ、知った顔」と思ったら、としひでくん。かつて Collable、CAMP、ピッケの3団体協働で実施したインクルーシブワークショップに、何回か参加してくれました。3年ぶりです。この日はとても凝ったお話をつくったので途中までになってしまったけれど、絵も文章も素晴らしくて、発表も立派でした。再会できて嬉しかった。来てくれてありがとう。

子どもたちの作品。(いずれも一部を抜粋)







アンケートの自由回答欄に「楽しかった、またやりたい」がいっぱい。2年生女児は「みらいのことをもっとかんがえたくなった」と書いてくれました。

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ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):https://www.pekay.jp/pkp/
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Scratch(スクラッチ)内 Tamie Asakura のページ
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@せんりひじり幼稚園


晴天の土曜日、せんりひじり幼稚園(大阪府豊中市)へ絵本づくりに出かけてきました。
全員がそろうのを待つ間、おはなし絵カードで、好きなことや得意なことを伝えてもらいます。最初はまだちょっと恥ずかしくて、お母さんの後ろに隠れている子も。

ピッケの顔表情を変えるあたりから、徐々に前のめりになってきました。

タブレット類を操作するのが初めての子も何人かいたので、まず練習。続いて、贈る相手を決めてから本番。絵本をつくるのが大好きで、事前にストーリーを考えてきてくれた子もありました。

弟作の絵本では救急車が、お兄ちゃん作の絵本では消防車が活躍しています。


お父さんが消防士さんであることを、あとで知りました。お父さんの仕事を、お父さんを、誇りに思う気持ちがあふれています。

録音、製本をして、発表会。

子どもたちはもちろんのこと、お母さんたちもお互いに仲良しで、終始和気あいあい。活発なPTAの皆さんのために、なんと、専用の部屋まであるのです。

せんりひじり幼稚園では日頃から「遊びは学び」を半端なく実践されていて、いつ訪れても、子どもたちも先生もPTAの方たちも実に活き活きしています。以前来たときには、育てていたナスを食い散らかした「犯人」をカミ痕から推察、アイディアを出しあって対策。話し合いの結果、かかし「かわしままもる」くんをつくったそうです。長年続けている「お店屋さんプロジェクト」では、例えば、店も商品も宣伝も自分たちで考えつくり上げて、レストランを運営します。何をするかも先生による設定や提案ではなく子どもたちからの発案です。子どもたちの間でオバケが流行った今年度は、1か月以上かけて「二度と帰れない恐怖の病院(おばけ屋敷)」をつくったそうです。

ワークショップを終え、副園長かえで先生と幼児教育の話をしながらのランチも楽しすぎて。おかげで、すっかり気持ちがなごみ元気がチャージされました。(せんりひじり幼稚園の教育理念

兄弟でピッケの絵を描いて持ってきてくれました。嬉しいなー。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


豊橋市中央図書館のアウトリーチとして、三連休後半の2日間、ポルトガル語と日本語の絵本の読み聞かせとピッケの絵本づくりをしました。日曜は県営住宅の集会所へ、月曜は市営住宅の集会所へ。どちらも、外国ルーツのご家族が多く暮らす地域です。付近には、ブラジル料理の店やブラジルの食材を扱うスーパーもあります。

集会所横の掲示板には、緊急時の避難、車庫証明、就職面接会等について日本語/ポルトガル語での案内がありました。

お祖母さんがお孫さんにポルトガル語で、お母さんがお子さんにタガログ語で。それぞれのご家族で、絵本を母語で読んでもらいました。英語以外の外国語絵本となると書店でも手に入りにくく、参加者のご家庭でもほとんど持っていないそうです。母語で読める絵本がこれだけ揃うというのは図書館なればこそです。

続いて、ピッケの絵本づくり。
日本語が得意でない外国ルーツの子にとっても、また「文字」を知らない小さな子にとっても、絵や音声も使えるデジタル絵本は、表現の自由度を上げます。夢中でつくる子どもたちの様子に、絵本においては、絵も言葉であることを、あらためて実感しました。

お父さんがフィリピン人、お母さんがブラジル人の5歳の女の子は、裏表紙に「お誕生日おめでとう」と録音しました。あさって4歳になる弟にプレゼントするそうです。

製本後は発表会。( 絵本、iPad、プリンタに加えて、プロジェクタやスクリーンまで何もかも一式、図書館から運んで来てくださっています )

2歳の弟のためにつくった絵本を、さっそくお母さんと弟に見せてあげていました。

終了後のふり返りでは、伊藤館長や名古屋大学の小川明子さんをはじめとするチームの皆で、方向性を確認し、外国ルーツのご家族にもっと参加してもらえるようアプローチの方法も考えました。次回は2月3日です。

今後の開催情報などは、豊橋市図書館のFBページ をご覧ください。 豊橋市図書館のFacebookページ>>

今回の様子は、豊橋市図書館のブログでも紹介されています。

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