Monthly Archives: 8月 2011

iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」リリースしました


iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」をリリースしました。

昨年の暮れあたりからプログラミング方法の調査を始め、半年くらいでようやく見通しついたものの、メモリ問題がなかなかクリアできず…すっかり時間がかかってしまいましたが、ようやくできました!ほんとーに長い道のりでした。
実は8/2にリリースしていたのです。個人から法人に資格を変えるために再登録~再審査をしていて、お知らせできるのが遅くなりました。
この夏は、福岡と尾道でのワークショップ、「教育用タブレットPCを利用したフューチャースクール実践セミナー」で甲府、新潟、長岡、静岡、鳥取をキャラバン、それらと並行して、このiPadアプリの開発をしていたので、かなり大変でした。いま全身の力が抜けてしまっています。広報をどうするかも考える余裕ないままリリースしてしまい、口コミだけが頼りです。9/10までオープニング記念価格で850円→500円にしています。iPadもっていらっしゃる方、どうぞお試しください。そしてもし気に入られたら、AppStoreのカスタマーレビューに星(できれば5つ!)を、どうぞどうぞお願いいたします。
「ピッケのつくるえほん for iPad」について詳しくは こちら>>
Facebookページ「PeKay」へもどうぞ!
(Facebookに登録していなくても閲覧はできます)

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@尾道


「夏休みメディアリテラシー体験講座」(主催:青少年育成尾道市民会議)2日間の初日として、尾道で『ピッケのつくるえほん』ワークショップを行ってきました。会場は、急な坂道を縫うように上った先にある、おのみち生涯学習センター、廃校を活用した市民に開かれた場です。
参加者は、6歳から大人まで14名。福山大学の飯田豊さん杉本達應さんとご一緒なので心強く、新しい方法を試してみました。PCでなく初めてiPadを使い、できあがったばかりの2つのiOSアプリを使いました。
まず、持ってきてもらった「ぼくの/わたしのとっておき」を写真におさめ、吹き出しと音声でひとことを足し自己紹介代わりのカードを作成。全員分を前の画面に投影、発表することから始めました。兄弟姉妹やクラスメイトをバラし、属性が異なるどおしのペアーにして座席替え。そこから、いつもの絵本づくりに入りました。
アプリは、新しくつくったiPad版の「ピッケのつくるえほん」を使用し、AirPrintで展開図を出力、まず紙の絵本をつくります。
音声録音も、そのまま同アプリ内で。絵本に書いた文章の通り読むだけでなく、セリフを追加している組が多くありました。例えば「おじいちゃんにあいにいく」では、絵本の文章は「ぶじおじいちゃんのところにつきました」で終わっていますが、音声付では、裏表紙(おじいちゃん=亀のまんねんさん)に、「おじいちゃんひさしぶり」と2人で声そろえて入れています。2人とも、それぞれのおじいちゃんに、この絵本をプレゼントするそうです。他にも「二人の誕生日」では、最後のシーンに拍手が入っています。発表会は、iPadの画面をビデオカメラ経由でプロジェクタに投影、全員で鑑賞しました。(iPad2であれば、直接プロジェクタに繋げることができます)
途中おやつタイムをはさんだとはいえ、4時間ちかくの長丁場。どこまでできるかなと思いましたが、全7組とも、音声録音まで楽しみながらやり遂げました。
今回は「2時間以内で」などの時間制約がなかったので、かなり盛り込んでみました。反省は、導入の「とっておき」を後半の絵本づくりに上手く繋げられなかったこと。同じ場に集って一緒に絵本づくりをすることで新しい友だちができるといいな という裏目的もあったのですが、そこも充分ではなかったと思います。とはいえ、組になった相手とは、もし街で会うことあれば「こんにちは」と言えるでしょうか。
福山大学の学生さんたちが、準備~当日~記録とサポートしてくださいました。感謝です。

>> 子どもたちの「ぼくの/わたしのとっておき」(画像のみ)は こちら
>> 子どもたちの音声付き絵本作品は こちら(YouTube)
>> 杉本達應さんによるレポートページ(東京大学 水越研 media exprimo)は こちら

onomichi20110807

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@福岡アジア美術館


福岡の夏の恒例「おいでよ!絵本ミュージアム2011」が、今年も福岡アジア美術館で開催されています。
今年の展示は偕成社さんです。(展示については 昨日のブログにも書きました)
会期中の 7/31、8/1に 『ピッケのつくるえほん』ワークショップが行われました。
初日は、いつものようにプリントして紙の絵本を作成、プロジェクターで発表会。
お話に凝って文字入れが間に合わなかったにもかかわらず、楽しい物語をしっかりした声で語ってくれた6歳男の子、立派でした。弟にプレゼントする絵本をつくった5歳のお兄ちゃん、カラフルで楽しいお話できました。
2日目は、急遽、音声録音もしてみることに。追加の録音アプリを入れて、入力はPC内蔵マイクを使用。
2時間で盛りだくさんすぎるかも… と心配しましたが、どの子も発表会を楽しみに、がんばってくれました。
全員お話を完成、録音まで完了。発表会では皆、顔が輝いていました。
骨折で入院中の高校生のお兄ちゃんに贈る絵本をつくった5年生の男の子も。
にぎやかな発表会を終え「どうだった?」と聞くと、「すごく楽しかった!」「他のおともだちのお話が聞けて面白かった!」と元気いっぱい口々に答えてくれました。
いちばん楽しかったのは私かもしれません。

>> 1日目の子どもたちの作品は こちら
>> 2日目の子どもたちの音声付き作品は こちら(YouTube)

fukuoka20110801