「Web Desingning 5月号」の特集がキッズサイトだったので、
手にとってみると、小さくですがピッケも取り上げられていました。
コラム:「本や雑誌からWebサイトに活かす」の
「子ども向け書籍や雑誌の工夫をWebデザインに活かしたキッズサイト」の1例、ぬりえコンテンツとして紹介されています。
コレ、違います。
ピッケの真髄は、インタラクティブ絵本「ピッケのおうち」にあって、
ぬりえは、その周辺のひとつです。
「ピッケのおうち」の、手で触れられぬもどかしさを補いたいのと、
PCの電源を切っても子どもたちの中で生きていてほしいので、
PCを離れての遊びに拡げられればという気持ちでつくったものです。
この誌面では、ぬりえ雑誌からアイデアを得てデザインしたかの
ように編集されていますが、そうではありません。
手で触れるピッケを作れるようにしよう。
どうせペパクラにするなら、お名前入りにしよう。色も好きな色で
作れるほうが楽しいな。ペパクラの展開図を着色するより、
ピッケの姿カタチで彩色して、プリントしたら展開図になって出てきた!
っていう方が嬉しいに違いない。
という思考の順番で、結果、一見普通のぬりえに見えているだけです。
優れた絵本から、多くを学びたいと思っていますが、
子ども雑誌から着想を得たことは無いです。
そんな安直なやり方で、子ども向けコンテンツを作ることを
私はしないし、他の人にも、できれば してほしくありません。
ついでに、他2冊。(ピッケではないけれど)
■ 「イラストレーションファイル デジタル 2008」玄光社
これははじめて載せてみました。
イラストレーターではないので気兼ねではありますが、
「営業」してないことの代わりになるかと。
■ 「CGプロダクション&クリエイター2008」ワークスコーポレーション
こっちは、長年載せています。
(3DCG屋の年鑑というマニアックな本なので、よほどの大型書店か、
コンピューター関連充実の書店でないと、見つからないと思います。)
今年のは、紙もデザインも中の構成も、今までの中で一番好きです。