Monthly Archives: 12月 2010

2010年もあと少し


2010年も、残り1時間ほどです。

年の初めに掲げた目標を見返してみると…。
・「ピッケのつくるえほん」を、学校、地域社会、小児医療、途上国支援等でも活かす。
 → 学校版を出すことができました。来年から始動します。
   地域社会は、沖縄や大垣、あと杉並区の図書館で
   利用いただけたのも嬉しいことでした。
   沖縄こどもの国での隔週日曜絵本づくりワークショップ開催
   のように、地域で地域の人たちの手で運営してもらえる場所が
   もっと増えていくといいなと思っています。
   小児医療では、国立成長医療研究センターで
   導入いただきました。
   まだ試用という感じで、現場の声を聞きながら対応していきます。
   途上国支援は、水面下での準備中です。
・ピッケの活動を継続できるよう算段する。
 → 学校版が柱になってくれると先が見えるようになってくるかな
   と思っています。まだまだこれからです。
   CANVASのキッズクリテイティブ研究所のような
   安心して任せられる場所を増やしたいです。
・「つくるえほん」の次をつくり始める。
 → これは全然でした。2年連続で年始の目標にしておきながら
   2年連続見送っています。
   Flash(AIR)でつくってしまっているために
   次を同じプラットフォームで作ることためらわれ、
   iPhone, iPad, Android対応でつくりたいところですが
   敷居高くて踏み出せずにいます。

他には、BAクリエイターズサロンや、夏の3331でのフラットークなど
ワークショップ以外のやり方で、活動を知ってもらう場をもてたこと。
デジタルワークショップ開発者組合として、志の近い仲間と動き始めたことも、未来へ繋がる動きです。
ピッケ以外では、子どものための読書記録サービス「ミーテよみログ」の立ち上げをお手伝いさせていただいたのも、貴重な体験でした。

今年もたくさんの方に応援していただきました。
やりたいことだけあって方法わからず手探りで、周りの人にいつも助けてもらってばかり。本当にありがとうございました。

久しぶりに、神戸で年末年始を迎えます。
大みそかの今日は、雪が舞い、とても静謐な1日でした。
新年0時になったら、窓を開け、港の汽笛を聴きます。

どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください。

1月のワークショップ@広島とシンポジウム@東京


来年最初のワークショップは、広島です!
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「親子でコミュニケーション!!パソコンでつくるオリジナル絵本」
日時:2011年1月22日(土) 10:30~12:30
会場:幟会館 2F研修室(広島市中区八丁堀3-1)
定員:親子20組(3歳以上の幼児親子)
講師:高宮由美子、朝倉民枝
助手:三宅真理
参加費:1000円(1組)
主催・問合せ・申込:子どもコミュニティネットひろしま
後援:広島市教育委員会
詳しくは こちら>>
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1月末には、シンポジウムで講師とパネリストを務めます。
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テーマ:「ワークショップの事業化を考える」
日時:2011年1月30日(日) 13:00~
場所:3331 Arts Chiyoda
東京都千代田区外神田6丁目11-14
座長:大月ヒロ子
講師:なおやマン/島崎直也、原田康徳、朝倉民枝
主催:ワークショップ知財研究会
協力:株式会社CSK、有限会社イデア、株式会社文化総合研究所
参加費:シンポジウム 無料 / 茶話会 500円
定員:100名 (先着順)
詳しくは こちら>>
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このワークショップ知財研のシンポジウムには、前から参加したかったのです。上京のタイミングとなかなか合わずで、いつも見送り。
シンポジウムの内容と茶話会の趣向がすばらしい、参加者の感度が高くて、シンポジウム後の参加者同士の話も価値ありと、前々から評判を耳にしていました。まさか話す方になるとは思ってもいませんでしたが、おかげでフルに参加できます。
なおやマンさんは、自分たちで企画したショーアップしたワークショップを実践するプロのワークショッパー。ワークショップでちゃんと生計をたてている数少ない人です。「ピッケのつくるえほん」パーソナル版お買い上げ第1号のお客様でもあります。あっ、今日12/26は息子さんの2歳のバースディ。オメデトウ!
原田さんは、ビスケットの開発者。工学博士で、ワークショップデザイナーの資格までもっていらっしゃいます。ビスケットでは、絵でプログラミングができます。私は、プログラミングは、世界の捉え方に繋がると思っています。子どもの頃から何かが「理解できる」っていうのは、頭の中で図形で描けることなのです。(それを「ベン図」と呼ぶのだと大人になってから知ったのですが)ベン図だったり、ツリー構造だったり、どの種類の図で描くのが最適かがわかり、その図でどう描けるかが見えることが、すなわち理解でした。ビスケットで何かをつくることは、たぶん、その感覚と近いです。この日は、ビスケット×新しい教育の話も聴けるのでは、と期待しています。
座長の大月ヒロ子さんは、ワークショップ、アート、子ども界隈の人で知らぬ人はないという、この世界の第一人者。
キャリアスタート当初、板橋区立美術館の学芸員でいらした頃、美術館に泊っちゃおう!というワークショップをなさったのですよ。なんて柔らかく、わくわくする企画でしょう。そして今日まで、国内外でたくさんの子ども関連のイベントや施設を手がけていらっしゃいます。半年ほど前に、東大情報学環コモンズのあの素敵な内装のコーディネイトも、大月さんによるものと知りました。おしゃれなだけでないコーディネイト、どなたによるものなのだろうと思っていたので、納得でした。
そんなこんなで、自分も話すのだというプレッシャーを忘れるほど、当日が楽しみです。ワークショップ、子ども、教育周辺に関心のある方、どうぞご参加ください。お申し込みは、こちらから>>

「クリスマスに贈る絵本をつくろう!」ワークショップ


12/18土曜日、大阪市北区役所主催「冬休み子ども体験講座」ピッケのつくるえほんワークショップが、無事終了しました。
1回1時間×3回、各回の間が15分なので、発表会は無しにして、絵本をつくるところまで。皆さん親子での参加です。
未だマウスを自分で操作できない小さな子は、画面を指差して。
15歳の参加もありました。お母様も参加され、それぞれで作成。
工作コーナーへ移動して、切って折って綴じてできあがり。
早速親子で読み合う姿もありました。
2冊つくって、1冊は自分用、1冊はプレゼントします。プレゼント用はラッピング。お父さんへ、友だちへ、おばあちゃんへ。ボーイフレンドにあげるという年中さんの女の子もいましたよ。自分にプレゼントという男の子も。
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それぞれ素敵な絵本ができました!

このワークショップのコーディネイトは、Out Of Office の後藤哲也さんです。写真は、手伝いに駆けつけてくれた星山小絵さんが撮ってくれました。どうもありがとう。

「ピッケのつくるえほん」学校版 販売スタート


「ピッケのつくるえほんCE」(Classroom Edition)学校版のCDができあがってきました。見た目、パーソナル版とほぼ同じです。
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学校版にはクラス分けフォルダや管理画面があります。復元ソフト等の制約でローカル保存できない場合に備えて、データ保存場所を学内LAN上の共有フォルダなど任意の場所に指定できます。
学校は流通が独特で、ここまでくるのに2年近くを要してしまいました。
学校の先生や企業の方、いろんな方に教えていただき応援いただいて、ようやくスタートラインに立てました。ありがとうございます。
でもまだ文教系市場への参加権を得たにすぎず、これから地道に広報していきます。
お問い合わせやお買い求めは、学校へ出入りしている業者さんへ言っていただくか、サイトの左下「「ピッケのつくるえほん」「ピッケのおうち」 お問い合わせ >>」からお問い合わせください。

1月2月も、東西でワークショップ


来年の話、しかも既に定員に達してしまっているのですが(主催者からの告知後すぐ満員になったそう)、2/11(祝)東大の本郷キャンパスで「ピッケのつくるえほん」ワークショップがあります。
主催、当日の運営他、すべてCANVASの皆さんによります。CANVASというのは、私もフェローを務める、子どものための参加型創造・表現活動を推進するNPOです。昨年私が講師を務めて同じ場所で行ったときのレポートがこちらにあります。
今回の講師は、熊井晃史さん。昨年のレポートの写真にも2箇所写っていますよ。おひげと眼鏡、子どもに大人気の優しいお兄さんです。しかも、ワークショップデザイナー育成プログラムの講師でもあるワークショップのプロフェッショナルです。
来年から、この「キッズクリエイティブ研究所in東大本郷」(主催:CANVAS)の定期プログラムの1つとして、「ピッケのつくるえほん」ワークショップが行われることになりました。CANVASの皆さんにお任せできることは、ほんとに嬉しくて安心です。
2/11開催分の詳細は こちら >>
(キャンセル待ち受付中です)

1/22(土)には初の広島で「ピッケのつくるえほん」ワークショップ。講師もします。こちらは詳細未ですので、決まりましたら改めてお知らせしますね。

来週末は、大阪梅田でのワークショップ。いろいろ準備中です。
製本の仕方を説明するパネルも作りました。
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あわただしく楽しみの多い師走です。