「イラストレーションファイル キャラクター2010-11」玄光社。
いつもピッケばかりもどうかと、今回はピッケ抜き。
代わりにランスくん。(左列)
「こども脳機能バランサー」の案内役のクマの男の子です。
それにしても、こうやって見てみると、どうも水色好きのようです。
あ、このページもですね。笑
Monthly Archives: 7月 2010
来月、東京で展示とワークショップをします。
場所は、廃校になった中学校を改修し誕生したアート発信スペース「3331 Arts Chiyoda」。名前の由来は「江戸一本締め」だそうです。
シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン♪
緑の公園(元校庭)に面した素敵な空間に、夏休みの1週間、デジタルのはらっぱが誕生します。
下見に行ったときの写真。
外観。旧練成中学校
展示予定のスペース。真っ白な空間をどう生かそう、思案中。
ワークショップとトークショーは、併設のラウンジで。
キッチンがあるのです、業務用冷蔵庫まで備えてて。これ生かしたい。
10~12日は、デジタルワークショップ開発者組合それぞれのワークショップや双方向のトークショー「フラットーク」などを行います。
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■ 「ピッケのつくるえほん」ワークショップ
日時・対象・定員:
2010年8月10日(火) 16:00~18:00:幼児親子 8組
2010年8月11日(水) 13:00~15:00:小学生 10人
場所 :3331 Arts Chiyoda / アーツ千代田 3331
申込み:事前予約(先着順)
参加費:500円
※ 講師を務めます。
■ 展示・タッチで遊べる「ピッケのリズムのもり」
(機材は、またしても イーアイティーさんがご協力くださいます、感謝!)
日時 :2010年8月7日(土)~13日(金) 月曜休み
日~木曜:12:00~19:00 金~土曜:12:00~20:00
場所 :3331 Arts Chiyoda / アーツ千代田 3331
参加費:無料
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詳細とワークショップの事前申込みは こちら>>
3331 Arts Chiyodaは こちら>>
ピッケをつくり始めて、そろそろ10年近く。
続けるうちに、互いに切磋琢磨できる仲間も増えてきました。
「強い刺激で子どもたちの興味を惹くのではなく、子どもたちの『創る』を真に支援し伸ばしたい」
デジタル×子どもに真剣に向き合い、ソフトを独自開発する開発者が、ゆるやかに集まることになりました。
デジタルワークショップ開発者組合(仮)のサイト:
http://www.d-hara.org/
このグループで初めて一緒に動いてみるのが、来月3331で行うイベント「デジタルのはらっぱであそぼう!」です。
雑誌「プレジデントファミリー」向けエッセイ。
「これからの時代をたくましく生きる子どもを育てる 親として最優先でやるべきこと」というお題をいただき、2月に書いたものです。
すっかり忘れていて、「あっ、そういえば」と昨日送ってもらいました。
6月号に掲載されたそうです。(店頭にもう無いです)
許可いただきましたので、以下に掲載しておきますね。
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インターネットなどICTの発達により産業のかたちも変わり、文化の異なる人と交流する時代になりました。そんな中、これからの子どもたちに必要になるのは、創造力とコミュニケーション力だと思います。
それらを伸ばすには、音楽や図工といった創作活動、中でも、物語をつくり語る活動が最適であると考えます。
戸外で身体を存分に動かして遊ぶように、想像の世界で心を解き放ち遊ぶことは、子どもたちの心を楽しみで満たします。また、自分のつくった物語を人が喜んでくれることは、とても嬉しく誇らしいものです。人から認められることは、存在を祝福されること。祝福されている子どもは、自分のことも他人のことも、大切にします。自分を肯定し人を信頼することは、コミュニケーションの基盤となります。
子どもあるいは親子を対象に、おはなしづくりを楽しむ絵本づくりワークショップをしています。
その中で、親の言葉掛けひとつで、子どもの創作が大きく左右される場面に、しばしば出あいます。「奥にある物は小さくしなきゃ」先回りする指示の言葉は、子どもを萎縮させ、想像の世界へ羽ばたきかけた子どもを地面へ引き戻します。一方、時に笑い、時に絶句しながら、いちばんの聴き手として寄り沿う時、子どもは大いに張りきり、冒険の旅をします。
私たち大人にできることは、上質の「つくる」を体験できる場と機会を用意すること。あとは、信じて待つ。そして一緒に心から楽しむこと。
楽しみな未来へ、身に付けた創造力とコミュニケーション力で、子どもたちに存分に羽ばたいてほしいと願っています。
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「ピッケのなつやすみカード」を2010年版に更新しました。
持ち主のなまえと、カードのなまえを入れられます。
例えば「ラジオ体操」と入れれば「ラジオ体操」カードになります。
ラジオ体操出席カードとして使う場合は、ヒモを通すと首から提げれて便利です。
おととし、本家のラジオ体操出席カードを郵便局までもらいに行ったり、いろいろ調査して作りました。
上の兄姉が学校でもらうのに、下のちびちゃんには無くて困った…という方、どうぞご利用ください。スタンプ欄の大きさは、本家と同じにしてあります。
朝顔の水やり、お手伝い、計算ドリル、絵日記。夏休みの「毎日続ける」をピッケたちが応援します。
キッズプラザ大阪でのワークショップの前日、西新宿の東放学園キャリアサポートセンターで「子どものためのデジタルコンテンツを考える」と題して講演しました。
コーディネイターは、女子美術大学大学院の為ヶ谷秀一先生です。
私が話せることと言えば、ピッケの話だけ。ピッケの開発における試行錯誤と、その中で私なりに気づいたこと。100%ピッケづくしです。
サッカー観戦で寝不足かもしれない金曜夜に、80名の方がご参加くださいました。ありがとうございます。
質疑応答。感想や質問をたくさん頂戴しました。
お試しコーナーも用意してくださいました。
アプリの実演をしながら具体的な手法をお伝えし、活用例のmovieをご覧いただき、次のようなお話をしました。
「ピッケのおうち」をつくった理由
・幼い頃に味わう「嬉しい・楽しい」は、人生を歩む力になる。
・子どもたちと新しいメディアの最初の出あいを幸せにしたい。
「ピッケのおうち」で気づいたこと
・幼児向けデジタルコンテンツは三者で成り立つよう作るのがいい。
・上手い不完全をめざそう。
「ピッケのつくるえほん」活動の要所
・物語をつくる
・物語を外化する
・物語を語る
・物語を分かち合う
・つくる側になる
子どものためのデジタルコンテンツデザイン
・アクティビティ全体をデザインする。
・マニュアル不要にわかりやすく。
・余分な枝葉は落とす。
・丹精こめてつくる。
・ソフトのデザインは作り手の思想。
子どもを幸せにすること。未来を考えること。
・心の中の安全基地=コミュニケーションの基盤を育てる。
・上質の喜びの体験を。
質疑応答で返答に窮したのは「事例調査や検証をどうしているのか」と「どうビジネス化しマネタイズしているのか」。
まず前者。考えていてもわからないので、作りながら考えようと始めたのがそもそもで、やっていることの言語化さえ、後でしている始末。
迷ったときにどっちへ進むかは、ひなたの匂いのする方です。何か(学術研究であったり、あるいは市場だったり)を分析し、その結果に基づいて作ったというものではないのです。手を動かしながら考えています。
後者。活動を継続するためにビジネス化必須は自覚していて、今も挑戦中。もっと知恵出してがんばらねばと思っています。
この分野に若い人にどんどん入ってきてもらうためにも「面白いですよ」だけではダメなので。
やってきた活動を言語化し整理できたこと、このテーマに関心をもつ方々に聴いていただけたことは、とてもありがたいことでした。
ピッケを続けていて嬉しく思うのは、遊んでくれる子どもたちが増えることはもちろん、同じ方向見て進む仲間と出会え、応援してくれる人も増えて、だんだんに心強くなってくること。
これからも、「子ども×デジタル」の未来を考え、戸外で身体を存分に動かして遊ぶように、心を解き放ち自由に遊べる原っぱを作りたいなと思っています。
「つくる」ことは、何より楽しい
を、日々実感しています。