Category: ワークショップ・展示

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


9月17日土曜日、伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。感染拡大のピーク期と重なった前回8月は中止となったので2か月ぶりです。
午前回。いつもの市営住宅の集会所が使えず焦りました。急遽、近くの青少年センターをお借りして、着いた人から順次移動。いつもと違う場所に子どもたちのテンションも上がります。

皆がそろったところで、寺井さんによる読み聞かせ『おじさんのかさ』(佐野 洋子 作・絵、講談社)からスタート。大事な傘を濡らしたくないおじさんの行動に、子どもたちから「えーっ、傘なのにー」と笑い声が起こります。台風が近づき今にも降りだしそうな空模様にもぴったりです。時節もふまえ日本語と外国語の絵本を用意してくださるのは図書館司書さん。この日も、読み聞かせ候補に2冊の大型えほんを選んでくださっていました。
大笑いして、お話の結末に満足した様子の子どもたち。絵本づくりのテーマも、傘、雨降り、または自由としました。

青少年センター前で拾った大きなドングリを見せてくれた小3男児は、採ったドングリを大鍋で煮て森の皆で食べるお話をつくりました。梨も採って分けっこ。


フィリピン籍の小6女児作「僕の傘はすごいんだ!」は、『おじさん』とは反対に、大好きな傘が使いたくて雨を心待ちにしている設定とし、さらに二重三重の工夫もあって、さすが!と皆をうならせました。

この日は、手伝ってくださる日本人親子も含め子ども6人と保護者4人。回を重ねるごと互いに顔なじみになり和やかです。終わり頃にはお迎えも兼ね下の子の手を引いたお母さんたちも来てくださり、一層賑やかに。おしゃべりしながら片づけまで手伝ってくださって嬉しいです。

続いて、午後回の県営岩田住宅へ移動。公園にも人の姿はなくやけに静かです。残念ながら子どもの参加はひとりだけとなりました。さぞさびしくなるかと思いきや、ブラジル籍の1年生女児は10人分のエネルギーで、絵本の読み聞かせから始まり、今日は妖怪のお話にするのだと、次々に妖怪の名前とその特徴を全身使って説明してくれて、妖怪がいっぱい登場する「お化けずかん」を完成。録音はせず、発表会でもライブでお話を語ってくれました。


2か月は子どもにとって長いですよね。午後回の岩田住宅は、間が空くと振り出しに戻ってしまうので、何か策を考えねばと思います。

次回は10月15日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。

YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDCAXj0jIq7C3i4ZGcePgZo
再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MBKBXq5Ht4LOFykml4t0uxQ
再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ

ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケ 絵本 ちかさん」など「豊橋 ピッケ 絵本(作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです) 

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


7月9日土曜日、元中央図書館長の伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。午前は市営西部住宅の集会所で。冒頭の読み聞かせは、小1女児が「私が読みたい」と『はっぱのおうち』(征矢 清 作、林 明子 絵、福音館書店)を大きな声で読んでくれました。大型絵本はひとりで持つには重たくて、ページめくりはお母さんにお任せしました。

テーマを「**のおうち」または自由としたところ、樹上の家、友だちと2人の秘密の家、外から見ると小さくて中に入ると広大なオバケの住む家、海の家、冬の家、みんなが楽しむ家、動物たちの家など様々なおうちの話ができました。
つくりたいテーマがある子もいます。ミャンマールーツの小1年生作は「いつまでねてるの」。前回友だちの小1女児が実話を膨らませてつくった「おかあさんおきて。」に触発され生まれたお話です。なかなか起きてくれないお母さん、基の友だち作では丸1日でしたが、本作のお母さんはさらに強者で、6月から1月までなんと半年以上寝ています。

5歳男児はゴジラが大好き。この日の新作も「ゴジラ たい にせもののゴジラ」でした。持って来てくれたこれまでつくった絵本には、書き込みがいっぱい。帰ってから手書きでお話を書きこんでいるそうです。

小1女児もポシェットから取り出して見せてくれました。何回も繰り返し読むので破れないようにしてほしいとお母さんに頼んだそうで、全作品全ページに透明テープを貼って補強してあります。

毎回、日本語と外国語の絵本を用意してくださるのは図書館司書さんです。その中からワークショップ開始前、弟ができたばかりのお兄ちゃん6歳に『おとうとがおおきくなったら』(ソフィー・ラグーナ 文、ジュディ・ワトソン 絵、当麻ゆか 訳、徳間書店)を読みました。「(自分の弟は)未だちっちゃいよ、赤ちゃん」と言いながら、気になる箇所を指さし絵の隅々までを味わっていて、読んでいるこちらまで楽しくなりました。

移動し午後回の県営岩田住宅へ着くと、すでに子どもたちの姿が。前回参加の6年生からの口コミで、同学年の一群とその弟妹たちが待っていてくれました。先に会場に入った低学年の女児たちが、並べた絵本を読み始めたので「始まったら読んでくれる?」と尋ねると「いいよ」と快諾、練習を始めました。
さて定刻、前へ出てふたりで声をそろえて読んでくれました。

コロナによる中断からの再開以降毎回参加してくれていたのにこの2回お休みだったひろしくんが、家族で来てくれたのも嬉しいことでした。家庭では母語のみ、幼稚園へは通っておらず、今春小学校へ通い始めてから日本語をがんばっています。参加5回目の作品は「ハナビ」。弁天島花火大会で、生まれて初めて打ち上げ花火を見たのだそうです。

6年生たちはちょっとハスに構えてクール、時々大騒ぎしつつも、それぞれ完成させました。そんな彼らのひとりが「(前回持ち帰った)絵本を家で見せたよ」と教えてくれました。

2年ぶりに参加のブラジル籍の姉弟も製本して完成。

でも、そろそろ発表会が始まるという頃「雨が降る前に帰っておいでとおばあちゃんに言われてる」と空模様が気になりそわそわ。「待ってて!おばあちゃんに言ってくる。1号棟だから、すぐだから!」と言い終わらぬ内に駆け出し、ほんとにすぐ、おばあちゃんのOKをもらい傘を持って戻ってきました。
子どもたちのルーツも家庭環境も様々ですが、団地住まいの子どもたちは両親そろって働いている家庭が多く、学校から帰宅しても子どもだけだったり、祖母がみている場合も多いようです。土曜日も両親ともが仕事という子もいます。

午後回の参加者は11人。子どもたちが戻ってきて嬉しいです。反面、午前回はお手伝いくださる日本人女性があり助かっているのですが、午後回は人手不足で、もっとひとりひとりを丁寧にみてあげたいというもどかしさも感じています。
次回は8月13日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。お手伝いくださる方ありましたら大歓迎です。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


6月11日土曜日、今にも降り出しそうな梅雨空の下、元中央図書館長の伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。

午前は市営西部住宅の集会所で。友だちの友だちへと輪が広がって、子ども7人+保護者5人。増えてきて嬉しいです。寺井さんによる読み聞かせ『たなばたバス』(藤本 ともひこ作・絵、鈴木出版)からスタート。毎回、日本語と外国語の絵本を時節もふまえ用意してくださるのは図書館司書さんです。

絵本づくりのテーマは「雨降り」または「七夕」つくりたいお話があればそれもOKとしました。
再開後から欠かさず参加の小1女児は、月1回の絵本づくりの日が楽しみすぎて朝5時から起きそわそわしていたそう。つくったお話は「おかあさんおきて。」

示しあわせたわけではないのですが、お母さんがつくった作品も、娘さんに見立てたまんねんさんが5時起きして楽しみな絵本づくりへ出かけるお話でした。

お母さん作を読めばわかるように、実際には眠い眼をこすりながらも起きて(起こされて)朝ごはんを済ませ30分前に到着しています。そこを娘さんは「なかなか起きないお母さん」に焦点を絞り、お昼ごはんの時間になっても夜お風呂の時間になってもまる一日起きてこなかったと膨らませているのです。裏表紙、深夜(吹き出しから推察すると)夢の中でようやく「おはよう」。実に巧みです。発表会でも皆に大受けでした。お母さんは娘さんの作品に対して「起きてほしいのになかなか起きてくれないと感じた気持ちは、大げさではなくきっとほんとにその通りだった」と受けとめていらっしゃいました。

午後の県営岩田住宅では、前回読み聞かせをしてくれたブラジル籍の1年生女児が、今回も大張りきりで読んでくれました。「自分で選ぶ」と手にとったのは『おひさまとおつきさまのけんか』(せなけいこ作・絵、ポプラ社)。表紙のイメージから可愛い絵本かと思いきや、最終兵器を使う戦争に至るお話で、さいごの一文「私たちの地球では、こんなことは ないよね」に今の時世を思いドキリとさせられました。そして読み終わるやいなや「もう1冊読むー!」と、『たなばたバス』も読んでくれたのでした。

開始の定刻にはひとりだったのが、3年ぶりの参加という兄妹が来てくれたりで7人となり、発表会は賑やかに。来日から日の浅いフィリピンルーツの小5女児は、日本語も少しがんばっての英語絵本を完成。小6男児は、録音するのは照れるよう。でも自分の作品が大きく投影されると嬉しそうです。どうかまた来てくれますように。

次回は7月9日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。お手伝いくださる方ありましたら大歓迎です。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

<アイディア紹介>
完成絵本をご自宅リビング壁面に飾られているそうです。息子さん作、お母さん作、そしてお父さん作も1冊。飾り棚は100均で購入とのこと。
毎月増えていく「家庭文庫」。素敵アイディアを紹介したくて写真を頂戴しました。

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クリーニングデイ~廃材×ピッケ@玉島 IDEA R LAB


思い立って週末は IDEA R LABへ。和室でヨガから始まり、クリーニングデイでは、さをり織り、ダンボールマン「鑑賞する緩衝材」、ちくちくのダーニングを堪能。ほんのちょっぴりですが私も、本家フィンランドのクリーニングデイ事務局を訪ねたアップサイクルツアーを紹介するミニトークを担当しました。


夜は蛍と星を見に出かけ、最終日の3日目。朝ごはん食べながら「せっかくだからピッケする?」と大月さん。急遽の予定変更で大学生さんたちと廃材×絵本づくりすることになりました。


いつもながら次々繰り出される大月さんの楽しい提案のおかげで充実の滞在でした。皆で作って食べて、よく眠って。玉島で過ごす時間はいつも豊かです。

姉妹画伯が描いてくれた似顔絵。

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【 IDEA R LAB 】大月ヒロ子さんが、故郷玉島のご実家をリノベーションしてつくられたクリエイティブリユースの拠点かつ実験場。2013年8月オープン。
http://www.idea-r-lab.jp/
https://www.facebook.com/IDEARLAB
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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


5月14日土曜日、元中央図書館長の伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。
午前は市営西部住宅の集会所で。この日の読み聞かせ絵本は『ぜったいに おしちゃダメ?』。司書さんによる選書です。寺井さんの抜群の読みに引き込まれて、子どもたちはボタンを押したり登場キャラクタをこすったり絵本を振ったり、大いに楽しみました。絵本づくりのテーマも「ボタンを押したら××」「××したら××」とし、でも、つくりたいお話があれば自由としました。

フィリピン籍6年生女児は、運動会の実行委員を引き受け奮闘する自らをドキュメンタリー作品に仕上げました。2年生の時からずっと来てくれていて、この日で参加18回目、スタンプカードも満杯になりました。


一方、初参加はミャンマールーツの1年生とそのご家族。見学のつもりだった3歳弟くんも、お母さんと一緒に2作品つくりました。

西部住宅での午前回では、お手伝いしてくださる日本人女性がふたりいらっしゃいます。おふたりともお子さんを伴っての参加で、ご自身も楽しんでつくりながら周りの子どもたちを気にかけてくださり、ほんとにありがたく助けられています。読み聞かせをして下さる寺井さんは、絵本づくりも舌を巻くレベル。棒→はっぱ→あひる→ そのあとは・・・

安井さんは初めていらした日、挨拶の言葉をポルトガル語と日本語の手書きポスターにして持参してくださいました。つくられるお話も、前回は乳歯が抜けた話、今回は新1年生のわくわくドキドキ感と、娘さんの「今」を映していて素敵です。

午後の県営岩田住宅では、最初の読み聞かせをブラジル籍の1年生女児がしてくれました。お話を楽しんだあと、その枠組みを借りて「ボタンを押すと…」や「穴に落ちたら…」のお話づくり。

途中から、岩田住宅に住むお祖母さんのところに遊びに来たという滋賀県在住の小3男児も加わってくれました。お母さんとの会話はポルトガル語。短い日本語で録音もがんばりました。バスで海や森に行くお話です。

発表会が始まるのを待つ間、製本した絵本にお話を手書きする姿もありました。

新型コロナによる中断からの再開後、楽しみにして欠かさず来てくれていたブラジル籍の1年生男児は、残念ながら今回は不参加。事前にお母さんから、その旨を綴った日本語のメールが伊藤さんへ届きました。きっと翻訳アプリを使い時間をかけて書いてくださったのでしょう。6月に会えるのを楽しみにしています。

私がこのワークショップで出会うのは、学校等へ通う「見えている」子どもたちです。教育を受ける権利については憲法26条で規定されていますが、解釈や判例によって「日本国籍を有する国民」に限定していて、外国人の子どもに就学義務はありません。そのため外国人の子どもたちへの教育は、各地方自治体の対応に任せられているのが現状です。全ての該当者に就学に関する説明を行っている自治体は約半数に過ぎません(豊橋市は案内をしています)。結果、日本には不就学の外国人の子どもが1万人以上います。外国人の子どもの5人に1人が学校へ行っていないのです。これらの「見えていない」子どもたちは、教育や福祉といった社会のセーフティネットからこぼれ落ちます。

先月、子どもの権利に関する国内法をつくる議論が国会で始まりました。国際条約「子どもの権利条約」の批准から28年を経てようやくです。今度こそ、憲法解釈を正し国際条約に準拠して、国籍や人種で排除せず全ての子どもに教育を受ける権利を与えるよう法体系を整備してほしいと切に願います。縁あって日本に来てくれた、あるいは日本で生まれた外国ルーツの子どもたちを大切に育みたいです。

次回は6月11日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。お手伝いくださる方ありましたら大歓迎です。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


4月9日土曜日、外国人集住地区へ出かけてきました。体調不良で来れなくなったご家族もあり、午前は子ども3人(内、1人は親子参加)、午後は1家族のみとなりました。この日の読み聞かせ絵本は「地震がおきたら」。2日前に愛知県東部を震源とする地震があったことをふまえ司書さんが選書してくださったのでした。子どもたちにとって初めて体験する地震で、学校や園で机の下に隠れたよと教えてくれました。

元中央図書館長の伊藤孝良さんの読みに聴き入っています。

絵本づくりのテーマは「新しいスタート」。前回3月にクラス替えへの期待や不安を描いた女児は、仲良し3人組のうち自分ひとりだけが離れてしまったクラス替えについて揺れる気持ちをお話にしました。


録音には5歳の弟も参加。今まではお姉さんに手伝ってもらう一方であったのが、はじめてお姉さんの作品に声で出演。分担されたセリフを真剣に復唱し期待に応えていました。

つい先日、この姉弟に弟が生まれたそうで「お兄ちゃん」になった5歳さんは、お父さん、僕、弟の3人で公園へ遊びに行くお話をつくりました。

ブラジル籍の新1年生は、絵本づくりを楽しみにしていて、新型コロナによる中断からの再開以降、毎回参加してくれています。4回目のこの日は、お父さん、お母さん、弟さんと一緒に家族総出で来てくれました。家庭では母語のみ、保育園や幼稚園にも通わなかったので、日本語に触れる機会はこれまでほとんど無かったそうです。今春から公立小学校へ通い始め、いま日本語をとてもがんばっています。つくったお話は「いちねんせい」。録音は、アプリでお母さんが訳した日本語(ひらがな)を本人が読み上げています。この辺りはもう少し方法を工夫したいです。

冒頭の教室シーン。くまのまあくんは自分、ピッケは友だちとのこと。「りすは?」と問うと、私を指してニコッとしてくれたのは、不意打ちの嬉しさでした。

子どもたちや子どもたちの作品と出会うこと、彼らの成長を見守れることが楽しみです。次回は5月14日土曜、10時~西部住宅、14時~岩田住宅です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。もしお手伝いくださる方ありましたら、いつでも大歓迎!気軽にご連絡ください。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

追記 2022年5月8日(日曜)中日新聞の紙面とWebで岩田団地でのワークショップの様子が紹介されました。
「外国人児童らと絵本作り 豊橋市図書館」 >> 中日新聞Web

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


 3月12日土曜日、外国人集住地区へ出かけてきました。この日の絵本は「ぐりとぐら」。市営西部住宅集会所での午前回は、読み聞かせボランティアの経験もある保護者さんに読みをお任せしました。日本人には馴染みのある絵本ですが、外国ルーツの子どもたちにとっては初めてで、熱心に聴き入っていました。

 テーマを「春のおでかけ」「新生活」としたところ、皆で公園に行ったり、小人が食べすぎて大きくなったり、お花見へ出かけるお話等が生まれました。高学年女子たちはクラス替えのお話。いま最大の関心事であるようです。


 15分ばかり過ぎた頃、賑やかな声とともに4年生男児トリオが登場。なかに見覚えのある顔も。2018年に1回とコロナ前にも1度参加してくれた子が、友だちを伴って久しぶりに来てくれたのでした。フィリピン、ブラジル、中国とルーツは三人三様だけれど、小突きあいしながら仲良くて、来日2年で日本語のおぼつかない子の世話も焼きながら、3人ともが録音をして製本までできました。完成したのはバットを振り回す泥棒やケンカのお話。発表会は照れながらも嬉しそうで、自分たちの作品はもちろん皆の作品に拍手してくれました。

 午後は県営岩田住宅へ。6年生女児ふたりが30分以上も前から会場前で待っています。コロナの中断後から新参の家族連れがこの日も2組来てくれて、元中央図書館長の伊藤孝良さんによる読み聞かせからスタート。

 ブラジル籍の6歳さんは今回で3回目の参加。家庭では母語で保育園にも通っていないので日本語に触れる機会はほぼ無い中、4月からは校区の公立小学校へ通います。楽しみながら日本語にトライしていて、簡単な日本語で録音もしました。このまま母語も大切にしつつ日本語も身に付けてほしい、将来の選択肢が増え豊かに幸せに生きてほしいと願います。

 フィリピンルーツの6年生がつくったのは、卒業式のお話。中学校へのわくわく感もあふれています。(movieは音声無し)

 愛知県は蔓延防止期間中でもあり、開催するかを伊藤さんと直前まで迷いました。長く続く閉塞感に子どもたちのストレスも溜まっていて楽しみがほしいとの声もあり、参加を積極的には呼びかけないけれど開催するとしたのでした。
 新型コロナ等の影響は、外国籍の子どもたちの家庭により早く、より深刻に及びます。それ以前から転居は多かったのですが、さらにこのコロナ禍においては雇い止め等により帰国を余儀なくされるご家族もありました。ともない、ワークショップに参加してくれる顔ぶれもずいぶん替わったものの、楽しみに待っていてくれる子どもたちがまたぼつぼつ出てきました。活動を始めた当初、西部住宅の自治会長さんから言われたことがあります。「大学や団体いろんな人が来る。せっかく協力しても、2年くらいで自分たちの報告書が書けたらもう来ない。(参加者が)誰も来なくても何年も続けてやっと信用される」と。
 来年度も月1回のペースで続けます(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。次回は4月9日土曜の予定です。子どもたちや子どもたちの作品と出会うこと、彼らの成長を見られることが楽しみです。


 お手伝いくださる方大歓迎です。ご連絡お待ちしております。>>連絡先(問い合わせ種類欄の選択は「その他」で)

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


 1月15日土曜日は、外国人集住地区へ出かけてのワークショップでした。岩田住宅では3家族がご参加くださり、乳児も一緒のなごやかな場となったようです。「~ようです」と伝聞調なのは、今回私は行かなかったのです。というのは、関わりあった方に新型コロナ感染が疑われ、そのPCR検査結果が未であったため(その後「陰性」)、慎重を期したのでした。そんな訳で、はじめて全てを伊藤孝良元図書館長おひとりにお任せとなりました。当日は、見学予定であった方が急遽サポートに回ってくださり、窮地を知った知人も手伝いに駆けつけてくれました。ありがとうございました。
 来月以降は、2月12日、3月12日に開催予定です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。感染拡大状況によって中止や変更となる場合は、Facebookページ「ピッケ」でお知らせ致します。
 オミクロン株は感染力強いようで、皆さんもどうぞお気をつけてお過ごしください。

【追記】感染拡大が続いており、2月12日は中止となりました。


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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@まちなか図書館、中央図書館(豊橋)


 12月18日土曜日、先月末にオープンしたばかりの「まちなか図書館」でワークショップでした。(主催:豊橋市、受託団体:NPO法人フロンティアとよはし)

 中央図書館の冨田さんによる読み聞かせからスタート。絵本は、今の時期にぴったりな「まどからのおくりもの」です。

 参加者がどんどん増え、予定のスペースからはみ出してしまい、テーブルと椅子を次々に追加。外国ルーツのご家族と日本人のご家族が同じテーブルについて、傍らにはベビーカーの赤ちゃんも居て、飛び交う言語も様々。和やかで賑やかです。途中「あれっ見慣れた姿が!?」と思ったら、岩田団地自治会役員の青年ブルーノさんでした。通訳しながら周りの人たちの世話をしてくださっています。どうやら、近所のブラジル人ご家族を連れて来てくれたようです。終わってからの片付けまで手伝ってくれて、伊藤孝良さん(元中央図書館長)とふたりでてんてこ舞いになっていただけに、いかにもブルーノさんらしいさりげない親切が心に沁みました。

 人数が増えすぎた上に超大作もあって、発表会の時間が大幅に超過。子どもたちはきっとお腹ぺこぺこだったことでしょう。

 企画してくださったフロンティアの河村さんおよび多文化共生・国際課の皆さん、ご参加くださったご家族の皆さん、ありがとうございました。皆さんのおかげで、フロンティアさん多文化子育てサロンのめざす「国籍を越えてパパ・ママと子どもが楽しく遊ぶ」が叶う場となりました。

 午後からは、大急ぎで中央図書館へ移動して大人対象ワークショップ。こちらも定員を超えて大人10人、子ども6人の参加となりました。地元のNPOの方や看護師さん、お子さん連れのご家族、遠くは大阪から日帰り参加してくださった方もありました。伊藤さんと私だけではパンクしそうでしたが、中央図書館司書の田中さん(休務日)が応援に駆けつけてくださり助かりました。

 とてもクリエイティブだったり、凝った作品が多くあり、作品にまつわるエピソードをお聞かせいただけるのも楽しいことでした。サイカブトムシはフィリピンのカブトムシとのこと。気になって、帰宅後、画像検索しました。

 英語絵本をつくった母娘さんからお聞きした、イマージョン教育を導入した国内初の公立小学校「八町小学校」のお話も興味深かったです。たまたま校区なので通っていて、国語と道徳以外の教科は主に英語で教わるクラスがあるのだそう。こちらの記事が詳しいです。

 午前、午後それぞれ、いつもの集住地区へ出かけてのワークショップとはまた違った出会いや触発がありました。お話をつくり語るというのは、どの世代どんな属性の人にとっても楽しみであり、それがたとえ、よく知ったつもりでいる親子や親しい間柄であっても、新しい発見や繋がりを生むようです。雪がめずらしい豊橋で、朝のうちは小雪が舞う冷え込む日でしたが、この季節にふさわしい1日となりました。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


 12月11日土曜日、外国人集住地区へ出かけてきました。

 午前は市営西部住宅の集会所で。2歳の時から来ている5歳男児、いつもお姉さん頼りだったのが、自分で話す内容を決めて録音できました。ふいに常連の女児から「Aくん、Bくん、Cちゃんのこと覚えてる?」と問われました。覚えてるよと答えると「みんな引っ越しちゃった」と。転校して、どこへ引っ越したのかもわからないそうです。(国内なのか帰国なのかも不明)

 午後は県営岩田住宅へ。いつもは伊藤孝良元図書館長にお任せの読み聞かせを、この日は私が担当。「あおくんときいろちゃん」を読みました。家庭内ではポルトガル語を使っているという父子の参加があったので、ポルトガル語版での読み聞かせをお願いしたところ、快諾くださった上に、フィリピンルーツの参加者のことも考え、英語版を手に取り直して、ポルトガル語、タガログ語、日本語も交えながら読んでくださいました。ご自身はフィリピンルーツで奥さんがブラジルルーツなので、4か国語を話すマルチリンガルとのこと。おかげで、とても良い読み聞かせタイムとなりました。
 多言語の絵本を用意してくださるのは中央図書館さん。今回はクリスマスやお正月の絵本も選書してくださっていて、合間に子どもたちと読みました。読めない言語の絵本を「コレ読んで」と渡された時には、一緒に絵を眺めながらお話を想像します。子どもたちは隅っこの小さな描写も見逃さず教えてくれますし、これがなかなか楽しいのです。

 通りで出会った女子トリオ。顔に見覚えあるなと思ったら、「昔(コロナの前)来たよ」と。小学生だった子たちが大人びた中学生になっていて、子どもにとっての2年は長いのだとあらためて感じました。

 1月以降は、1月15日、2月12日、3月12日に開催予定です。(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)
 別途、来週末12月18日AM10時~には、オープンしたばかりの「まちなか図書館」でも開催されます。外国ルーツの親子対象。(主催:豊橋市、受託団体:NPO法人フロンティアとよはし)申込: frontier-ty@hi3.enjoy.ne.jp (フロンティアとよはし 河村さん)
 さらに急遽、同日午後、会場を豊橋市中央図書館に移して、子どもの育ちに関心のあるすべての大人を対象にしたワークショップも追加となりました。詳細と申込:https://www.pekay.jp/news/ws
いずれも講師を務めます。

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