クリスマスの連休、昨年に続いて今年も IDEA R LAB(岡山県倉敷市玉島)でワークショップでした。
子ども対象の回では、クリスマス飾りとそれにまつわるピッケ絵本をつくりました。
まず、マテリアルライブラリーに材料を取りに行きます。
ライブラリーに入るなり「ぅわぁ~!」と歓声。素材や色ごとに美しく分類・整理された廃材は、まさに宝の山です。手にとり眺め、大事にケースの中に集めてゆきます。
戻る道すがらも、大興奮。
贈る相手を決めて、クリスマス飾りをつくります。
作りたいイメージがはっきりしている子もいるし、材料を触っているうちにじわっと湧いてくる子もいます。
プロペラが回ることや正面から見たときの顔にこだわって作ったロボット。
それが「ドラえもん」であることは、この後につくった絵本でわかりました。お父さんへプレゼントするそうです。(絵本から一部を抜粋)
ひこうきにのったら ドラえもんと あいました。そして ドラえもんと あくしゅしました。
後半は絵本を作ります。
去年も参加してくれた兄弟は、1年でずいぶんお兄ちゃんになっていて、びっくりです。
ふたりとも妹さんを実によく可愛がります。
おやつタイムのあと
思い思いの場所で録音。
船です。絵本は「さかなをやく」。自分の船にのって海へ漕ぎだし、釣った魚を家で焼くお話です。贈り物にする1冊には赤いリボンをかけました。
仲良し三姉妹とそれぞれの作品。
子どもたちが材料に眼を輝かせて作る。その自由になっていく時間に立ち会えることは至福です。
手を動かしてモノをつくっているとき、子どもたちの中に沸々と情景や物語が生まれています。次の絵本づくりでは、その心の中に生まれた情景や物語を視覚化します。つづく録音で、言語化します。さらに印刷して紙の絵本として外化することで、外から眺めて繰り返し味わうことができます。
想像の世界で遊んでいる子どもたちのじゃまをしないようにして、技術的に難しいところだけを、本人の望むようにサポートする。その一連が上手くいくと、子どもたちは、どんどん自由になっていきます。大人が変に、整えようとして口を挟むと、せっかく自由になりかけていたのがグッと萎縮してしまいます。口出し厳禁です。
大月ヒロ子さんはじめ、たくさんの友人知人に表で裏方でサポートしてもらって、心地よい場をつくることができました。地元の方が家族ぐるみでご参加くださったことも嬉しいです。楽しかったー。来年も行きたいな!
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
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