Monthly Archives: 11月 2024

「おへやでピッケ」でチャイケモへ



先週オンライン授業をした京都市立病院からiPadが戻ってきたので、チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)へ出かけてきました。データを取り出し、入院中の子どもたち作の大切なお話を、チャイケモの井上さんと一緒に製本しました。子どもたちの作品に混じって、院内学級の先生の作品もありました。
この日ハウスでは、スタッフの皆さんが大きなクリスマスツリーを飾り付けていらっしゃいました。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


11月16日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとの絵本づくりワークショップでした。
インドネシアルーツの女児は来春から小学生。録音は日本語と母語で行い、来日して2年となるお父さんが通訳をしてくださいました。


父子とも図書館に来たのはこの日が初めてとのこと。豊橋市中央図書館には外国語の蔵書が多くあります。ワークショップ終了後に、図書館職員の村上まゆさんが、書庫を案内し貸出カード作成のお手伝い等をしてくださいました。

初参加の年長6歳さんは、ずっと参加したいと思いながら、土曜午前は野球の練習があり来れずにいたそう。とうとう野球をお休みして来てくれたのでした。1歳の弟くんも声で参加。とんとんとん♪


あいにく近隣小学校の発表会(文化祭的な行事)と重なってしまい参加者少なめでしたが、そのぶん子どもたちひとりひとりとゆっくり接することができました。

校区市民館での午後回も、発表会があった岩田小の子は少し遅れての参加となりました。
常連の小3さんが、しかけ絵本『おやさいどうぞ』(きのした けい 作、阿部 真由美 絵、コクヨ)を「アレンジして読む!」と、アンパンマンのキャラクタを主語に置きながら読んでくれて、5歳さんに大受けでした。

ブラジル籍の女子さんたちは、会うなり、それぞれの推しキャラについて大盛り上がり。学校区は別々なので、久しぶりに会えて母語で存分に話せるのが嬉しいのでしょう。その気持ちわかります。おしゃべりしながら制作に入ると「見ちゃダメ」「撮っちゃダメ」。かつて、トイレに行くのでさえ「付いて来て」「そこで待ってて」、「(チラシに)私の写真のせて」だった4歳さんが、そんなお年頃になったのですね。もちろん手も猛スピードで動いているのですが、残念ながら完成には至らず。ふたりとも、凝った作品をつくるので時間が足りなくなってしまうのです。お迎えのご家族もいらして、続きは持ち越しとなりました。

かたや5歳さんは全集中。わき目もふらず12見開きの大作をつくりました。録音時に、月曜から日曜へのお話になっていたのだと知りました。

次回は12月14日土曜日、午前10時~は豊橋市中央図書館3階会議室、午後14時~は岩田校区市民館です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」、協力:中央図書館)。図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでもご参加いただけます。

これまでの作品は、こちらのYouTubeページでご覧いただけます。(全部ではなく一部)
https://www.youtube.com/@TamieAsakura/videos

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instagram:  https://www.instagram.com/tamie.asakura/

市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
https://www.facebook.com/100091953173119

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オンライン授業@京都市立病院


11月11日、京都市立病院の院内学級と繋げてオンライン授業をしました。チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)も一緒です。小学生と中学生、それぞれ病床からの参加で、集中してつくっている様子が画面越しに伝わってきました。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っている。( NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、発展的解散の手続きを経て、2022年9月より公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に統合されました )

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@楽(大阪旭区)


ご実家の内科医院をリノベし開設なさった私設公民館『楽』(代表:田中かおりさん、大阪旭区)での絵本づくりは、子ども〜大人、国籍も混じって大賑わいでした。ネパールの子どもたちの内ひとりは来日まだ2ヶ月。消防自動車はドモコル、火はアゴと教えてくれて、バイリンガル絵本をつくりました。(主催:桃山学院大学土屋祐子研究室)
『楽』:https://manabi-space-raku.hp.peraichi.com/

今日のワークショップの紹介も含め、11/23 メディフェス 2024 in 関西(於:立命館大学OIC)「多文化理解と表現の広場―みんなでつくる!デジタル絵本、DST、共生の居場所」枠で話します。会場はおおさか茨木キャンパス。参加費無料。9月のINSTeMに行きそびれたよという方もぜひお越しください。会場で語らいましょう。
詳細と事前登録はコチラ→ https://medifes2024.peatix.com/

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ボローニャ旅行メモ


イタリアボローニャへ出かけていました。さすがヨーロッパ最古の大学の街で、いたるところに博物館。学びたい人が教える人を探してきて、その学びの場所を提供する人が現れて、徐々に「大学」が形づくられてきたという成立経緯も「学問」の何たるかを再認識させられました。
以下、羅列メモ。
・「未来を拓くには過去に学ぶべきだ」歴史的建造物を壊すことをせず中身は現在の必要のために使うボローニャ方式。
戦後の最悪状態から社会的協同組合という手法で立ち上がったボローニャ市民は、自分たちの場所に発生した問題は社会的協同組合をつくって自分たちで解決してきた。 (← 井上ひさしさんの本で読んだ)
・解剖学劇場も戦争で失ったのを再興したそう。人間の心が宿る心臓については説明してはならないので神父たちが解剖を見張っていたという覗き穴。探したけど、見つけられず。

・隣接の考古学博物館も充実展示。逃してしまい残念だったのは科学博物館。SMAの博物館ぜんぶめぐりたかったー https://sma.unibo.it/en/the-university-museum-network

・中心部から下町エリアの宿へ戻るとき、急に曲がった細路となり周囲と趣きが異なる一画があった。気になり調べるとユダヤ人を隔離収容したゲットー。日没時には3つのゲートが閉じられ移動も制限されていたそう。シナゴーグも破壊され記念の石膏板だけが残されていました。

・差別した側は特に、負の歴史に眼を背けがち。痕跡が消えてしまう前に、私のような通りすがりでも気づくサインボードをこうして掲示することは、すごく意味がある。

・イタリアもちょうど三連休でした。諸聖人の日の朝、宿近くの教会へ

・一日は、ローマ在住のご夫妻が企画して下さりヴェローナへ。ワイナリーを見学し(飲めない私はオリーブオイルとバルサミコ酢を試飲)、中世ままの街並(でも1階はブランドショップ)を歩きました。

・これは列車関連のみだけだけど、そこここに気になるデザインがあふれてる

・街の至るところに本屋さん。Librerie.coop Ambasciatori は、COOPとEATALYのジョイントベンチャーで、かつて映画館だった建物をリノベしたそう。Libreria Nanniはボローニャ最古の書店。Veronaでは駅のホームにまで2フロアの大きな書店が在りました。

・出立の朝は植物園へ。通学の大学生たちとすれ違いました。photocopyの店も多くコインランドリーもあって学生街。構内へ入り授業をしている教室のそばを抜けて奥へと進むと空気が澄むよう。樹木にはQR Codeの小さなカードがさげてあり学名や詳細を確認できます。植物園は無料開放。学びが街へ社会へ開かれてる。

そして昨晩、帰国したらトランプ氏が勝っていて、米国のみならず日本でも世界でも、排斥や差別が強まる厳しい時代に向かうことになるのかと心にヒヤリとするものを感じています。