2月15日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとのワークショップ。今回は、いつにも増して楽しみにしていました。というのは、外国ルーツの子どもたち対象の午後回に、初参加者の事前申込が4組、計6名もあったのです。でも残念ながら、いずれも欠席でした。1組は欠席のご連絡があり、他は忘れていたり、連絡がつかなかったり。でも、まぁ、行ってみようと思い面倒な事前申込までしてくれた人がそんなにあったのだから、前進ですね。
もうひとつ、楽しみにしていたのは、ブラジル籍の青年ブルーノさんとの再会でした。岩田団地の集会所で開催していた頃、いつも手伝ってくれていたブルーノさん、2週間ほど前に突然電話があって、会場は変わったけれど今も続けていると伝えると、こんど行くと約束してくれたのです。約束通り、同僚のお子さんを連れて来てくれました。早朝からの8時間超勤務を終え昼食もそこそこに。そして、ブラジル人学校へ通っていて日本語を解さないその9歳さんのために、以前のように操作方法を教えたり、通訳をしてくれました。
常連の小3さんが『あなたがとってもかわいい』( みやにし たつや 作・絵、金の星社)を読んでくれたあと、かわいい、または自由をテーマに絵本をつくりました。選書は図書館司書さんです。
よく子どもたちから「流行」や「推し」を教わります。この日の「えっ知らないのー??」は、ピラフ星人。小3さんによると、TikTokerでラッパーなのだそう。
小5さん作は、推しのクロミでの言葉探し。小2くんが、背景に紛れている文字を懸命に探しています。
午前回に参加した小2くんが、もっとつくりたいと午後回にも来てくれたのです。午後も見事な集中力で2作目を作り、お母さん作の録音にも参加、さらに、お姉さんたちが繰り出す理不尽ともいえるクイズにまで奮闘したのでした。
常連さんたちに前回1月の急な中止を詫びると「(代わりに)家で画用紙で絵本をつくったよ。レオン(飼犬)が噛んで破っちゃったけど」と話してくれました。
ブルーノさん、ありがとうございました。また来てくださいね!
一方、国籍限定を外した午前回は、全員日本人となりました。実は午前回にも初参加の外国籍児の事前申込が複数あったのですが、残念、現れず。彼らを断りたくなくて、定員大幅超えで受付けていたので、もし全員そろっていたらカオスになるかもだったのですが、キャンセルも多く、結果おさまる人数となりました。
初参加の子どもたちもどんどんつくっています。
あらかじめつくりたいテーマを決めてきている子も多く、小1くんは調べるための本も持参して国旗のお話をつくりました。カービーからポケモンへ移行しつつある年長くんも資料本を持参、兄貴分の小2くんと見せ合いっこしながらつくっていました。
思い思いの場所で録音。6歳さんは、いつも周囲の喧噪をものともせずお話の世界へ入り込んでいて、録音も楽しんでいます。録音ボタンを押すお母さんも、はたしてどんなお話なのか、できあがってみるまでご存知ないのです。なので毎回さいしょの読者として、驚いたり笑ったりなさっています。
今回はカニが吹っ飛んでいきますよ。
小2くんがホワイトボードに描き始めると6歳さんも出てきて隣で描きました。後ろの席では、見学にいらした祖父さんが、孫ではない別のお子さんと共作なさっていたり(と言っても、さいごはほぼ祖父さんにお任せ状態)。ふと見ると、並んで座っていたはずの家族の組み合わせが入れ替わっていることもよくあって、そんな混ぜこぜになっている光景はいいなぁと思います。
次回は、この1年の集大成、合同での発表会を行います。各自がこれまでつくった中から選んだベスト作品を上映します。ワークショップに参加したことがない方も、子どもも大人も、どうぞどなたでもお越しください。
3月15日土曜 14時~、豊橋市中央図書館3階の集会室です。
これまでの作品は、こちらのYouTubeページでご覧いただけます。(全部ではなく一部)
https://www.youtube.com/c/TamieAsakura/videos
----------------
使用アプリ: ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
instagram: https://www.instagram.com/tamie.asakura/
市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
https://www.facebook.com/100091953173119
----------------