10月15日土曜日、伊藤孝良さんと外国人集住地区へ出かけてきました。
うっかりしたことに、市をあげてのお祭り「ええじゃないか豊橋まつり」と日程がかぶっていました。プログラムを見ると子どもたちに魅力的なイベントがいっぱい、しかも3年ぶりの開催だそうで、はたしてワークショップに参加してくれる子があるだろうかと心配しながら当日を迎えました。
午前は市営西部住宅の集会所へ。快晴、汗ばむほどの陽気です。外国ルーツの子たちは来れず日本人親子3組のみ。
寺井さんによる読み聞かせ『おめんです2』(いしかわ こうじ 作・絵、偕成社)は安定の楽しさです。(外国語の絵本も含めた時節もふまえての選書は図書館司書さん)
絵本づくりのテーマは、お祭り、お面、ハロウィン、つくりたいお話あれば自由としました。何をつくるか決めてきている子も多いのです。
6歳男児は「ゴジラ」の連作中で、事前に考えてきたという巨大かぼちゃをやっつける話をつくりました。小1女児は、はじめて行ったわくわくドキドキの学童の話。その学童での自由時間に今後ピッケでつくりたいテーマを書き出したそうで、リストを見せてくれました。
小3男児は、逃げたカボチャを探すお話。これまで発表や録音に照れていたのですが、今回はじめて全編に録音しました。
6歳男児のお世話をよくしてくれて、6歳男児も慕っていて、カボチャ探しをふたりで仲良く楽しんでいました。
どの母子も、親も自身の作品づくりを楽しんでいるのがいいなーと思います。
午後の会場へ向かうために街中を通過する時、お祭りの人出に驚きました。路面電車も臨時増発されています。午前に参加してくれた子どもたちも午後からはお祭りに行くと張り切っていましたっけ。6歳男児に「何がいちばん楽しみ?」と問うと「お団子!」。
前回は参加ひとりだけだった午後回、どうなるかしらと心配していましたが、ブラジル籍の子どもたちが5人来てくれました。それぞれの保護者の方とよちよち歩きの弟くんも一緒に。
『おめんです2』を1年生と2年生女児ふたりで読んでくれてスタート。
家庭では母語のみ、幼稚園へは通っておらず、今春小学校へ通い始めてから日本語をがんばっているブラジル籍の小1男児は、参加6回目です。
はじめて来た時には簡単な短い日本語文を復唱して録音しましたが、この日はひとりでやり遂げました。今回の参加者は低学年かつ日本語に慣れていない子が大半で大忙しになってしまい、気になりながらも男児のサポートをできなかったのです。たった半年での日本語の上達ぶりに驚きます。学校生活による成果ですね。
「朝行って来たよ」「夕方から行く」と外国ルーツの子どもたちにとってもお祭りは大事なイベントのよう。2,4,6年生は「造形パラダイス」に作品展示しているのでそれを観に行くのだそう。駅前大通りを歩行者天国にして行われる「総おどり」も楽しみなんだとか。
そんな楽しみがいっぱいの土曜日に、来てくれてありがとう!
次回は11月19日土曜、10時~西部住宅の第2集会所、14時~岩田住宅の集会所です(主催:市民ボランティア、協力:中央図書館)。外国につながりのある子どもたちとそのご家族の参加をお待ちしています。
YouTube にも、ブログで紹介しきれない作品をアップしています。(各リスト内、新しい作品ほど下の方です)
再生リスト:子どもたちの作品(外国ルーツ)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDCAXj0jIq7C3i4ZGcePgZo
再生リスト:子どもたちの作品(小学生)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MBKBXq5Ht4LOFykml4t0uxQ
再生リスト:大人の作品
https://www.youtube.com/playlist?list=PL06QBDbPI5MDgsLr0ZrxoNmXWZB2gFcOZ
ご参加の方で自身の作品を探したいときは、上記の再生リストから探すか、YouTube の検索窓で、例えば「豊橋 ピッケのつくるえほん ちかさん」など「豊橋 ピッケのつくるえほん (作者名)」で検索してみてください。(ここ最近はできるだけ全作品をアップロードしているのだけれど、全作品ではなく一部のみです)
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使用アプリ: ピッケのつくるえほん for iPad
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