文京区では、昨年とおととしの夏にも、シニアNPOの方を講師にピッケの絵本づくりワークショップを開催してくださいました。今回ははじめて講師としてお招きいただき感激です。会場は駒込地域活動センター、地域の皆さんの生活の中にある場。会場と同じフロアに保育所もあります。
午前は子ども向け、午後は、絵本を通じた子どもとの関わりに興味のある大人を対象としました。
区の担当の方が、熱心にアイディアを出してくださり、おかげで新しい試みにもチャレンジできました。例えば、子ども対象の回に、制作中の時間を使って、保護者の方へ向けてぜひ話をしてほしいとのことで、会場のレイアウトも工夫してくださいました。
午後と同じ内容(3つのソフトの開発話)にしようかとも思ったのですが、午前の参加者は、単に付添&見学のつもりでいらしてるのに、いきなり開発話をされても戸惑うかもと、最初に自己紹介を入れることにして、今日つかう絵本づくりソフトの話+ことはじめを少々 としました。
運営は地域のシニアNPOの皆さん。印刷などの段取りに悩ませてしまい、途中、子どもたちを「待ち」状態にさせてしまったり、発表会とふり返りが駆け足になってしまったのは、子どもたちにほんとに申し訳なかった…と反省しています。
そんな中でも、4歳から11歳の子どもたちが素晴らしい作品を作ってくれました。ありがとうございました!(バタバタで写真を撮れず。これは告知案内チラシです)
Category: ワークショップ・展示
2014年春、Collable、CAMP、ピッケ(グッド・グリーフ)の3団体協働で、障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクトをスタート!(プロジェクトの概要)
その第1回を、3月2日東京大学情報学環・福武ホール ラーニングスタジオで行いました。
午前と午後、それぞれ3時間ずつ、いつもよりたっぷり時間をとって絵本づくり。
全体の進行は、CAMPの村田香子さんにお任せ。CAMPの皆さんは、どのメンバーもほんとにプロフェッショナルです。要所おさえつつ、でも表情はリラックスしていて、おかげで場もなごやか。
まず最初に、輪になって自己紹介。それから今日することを伝えて、絵本のお話をして、iPad上での操作を練習。いつも感心するのですが、子どもたちの飲み込みの早いこと早いこと。「じゃあ、今から本番ね。それぞれ好きな席に座って…」と言い終わらない内にもう、あっという間にそれぞれ席へと散り、黙々と作り始めています。
全員が夢中で作っていて、シーンと静かになるひとときありました。いいなー、この時間。
録音は、それぞれ思い思いの場所で。テレビの裏にもぐりこんでいる子もいます。
録音が終わった人から製本。
そして、記入した発表シートを手にして、全体で発表会。
その後、机の上に製本した絵本とiPadを並べて、互いの作品をあらためて鑑賞しながら感想を書いていきます。みんな真剣です。
さいごに、今日の3時間をスライドショーで見ながらふりかえり。自分で絵本をつくってみてどうでしたか?
CollableとCAMP。この2団体と協働できること、ほんとに心強い限りです。
障害があるなどのマイノリティの「ために」ではなく、彼らと「ともに」創造し活動する社会をつくろうと、Collableを立ち上げた山田小百合さん。ガッツあります。
CAMPは、2001年から活動を開始した、いわば日本のワークショップ界の老舗中の老舗。過去にも今もいくつかの活動をご一緒させてもらっていて、その姿勢にも力量にも信頼をおいています。
そんなCollable山田さん、CAMP村田さん、そして私の3人で半年近くかけて計画し準備して迎えた今日でした。北川さんはじめCAMPの皆さんもバックステージで支えてくださり、去年の秋 初回実施日を3/2と決めてからは、私の上京のタイミングに合わせて3人で会って打ち合わせしたり、あとはskypeビデオミーティングやメールやりとりしながら、何度も練って見直しました。事前の会場での機材チェックなどは山田さん村田さんの2人で詰めてくれて、私は、ずいぶん楽させてもらいました。
当日は、聖学院大学の石川由美子先生が学生さんと一緒に来てくださり、子どもたちの様子を仔細に観察して、そこから貴重な読取りやアドバイスを授けてくださいました。
岐阜からは臨床心理士の小島先生もわざわざこのためにお越しくださり、さいごまでおつきあいくださりアドバイスをくださいました。
そして、CollableにもCAMPにも、日頃の活動をサポートしてくれる優秀なボランティアスタッフが大勢います。高校生1人大学生1人以外は皆さん社会人で、平日はお勤めをしているというのに、貴重な日曜に早朝から入ってくださいました。ほんとにありがたいです。
3時間もの長丁場、子どもたちの集中切れたり疲れてしまったりしないかしらと不安もあったのですが、ほんとに皆さいごまで熱心に取り組んでくれました。
ありがとうございました!
とりあえず1回やってみようが、皆さんのサポートのおかげで実現でき、手ごたえありました。反省点も多々ありますが、それも収穫と前向きにとらえることにします。
継続していこうと、Collable山田さん、CAMP村田さんと思いを新たにしています。次回へ向けての打ち合わせ日も、早速決めました。2回目は数か月先になりそうですが、決まりましたら、Facebookページ「PeKay」等でお知らせしますね。
特に、サポートが必要だったり多動気味だったり、逆にちょっとゆっくりさんで、こうしたワークショップへの参加をためらいがちだった子どもたち、歓迎です。一緒にお話づくりを楽しみましょう。
嬉しいメッセージ、もらいました。けんごくん、みどりちゃん、ありがとう!
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
CAMPによるレポートページでは、ワークショップの詳細と子どもたちの作品をmovieでご覧いただけます。
造形ワークショップユニット「つむり」主催での初コラボ。
午前は子ども向け、午後は大人向けに絵本づくりをしてきました。
会場は、郊外の住宅地にある「まちの駅」アンジェ。
地域の交流のために採算度外視で運営されていて、この場所を提供し管理されている方(田中さん)も、建物のしつらえもとてもアットホームな雰囲気。靴を脱いであがるロフトが、子どもに(大人にも)わくわく感あり、赤ちゃん連れでご参加くださった方もくつろげて、良い感じです。
お渡ししたデータから、つむりで作ってくれた装飾等の数々、アイディアに感心します。
使い回しできるように、貼りつけるのではなくてヒモに通して両端を結びつければいいようになっていて、なるほど~。
プラスチックのカラーリングの使い方も上手いし(この写真では裏に回ってしまってて見えてないですね)、立てても置いても使えるようスタンド付きで、省スペース。
4歳女の子。たまごのお話を作成中。これは裏表紙。
発表会は、中2階のロフトスペースで。
実は、2時間半の予定だったのが、延びて延びて、3時間半にもなってしまいました。終わったのは13時半、おなかもぺこぺこだったはず。なのに皆、さいごまで集中とぎれることなく、楽しんでくれました。
大人の回。
ママ作 手あそび歌の絵本。7か月男の子は音声録音に協力(?)。右手前は、それを見守る(間もなく)1歳になる女の子。
ありがとうございました!
直前のお知らせになってしまいましたが、ワークショップのお知らせ2件です。
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日時:2014年3月1日(土) 10時~12時30分
場所:まちの駅 アンジェ
(渋谷から東急田園都市線で17分 高津駅歩4分)
対象:3歳以上~小学生(未就学児は保護者同伴)
参加費:1500円
主催:つむり
詳細と申込みは コチラ>>
※ 朝倉が講師を務めます。
自分で講師するワークショップとしては初めての神奈川県です!
(数年前にフェリス女学院大学の皆さんが横浜でしてくださったことがあります。)

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障害のある子もない子も一緒に学ぶ場作りのプロジェクトを3団体共同でスタートします。
日時:2014年3月2日(日) 9:30~12:30、14:00~17:00
場所:東京大学情報学環・福武ホール B2F ラーニングスタジオ
対象:小学生
※必要なサポートやご質問があれば申込み時にお書きください。
参加費:無料
主催:CAMP(SCSK 株式会社)、NPO 法人 Collable、株式会社グッド・グリーフ
申込み方法など詳細は コチラ>>
※ 朝倉が講師を務めます。

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両日とも、ふだんより少し長い目に時間をとっています。
ご参加お待ちしています!
市ヶ谷のデジタルえほんミュージアムでクリスマススペシャルのワークショップをしました。

3歳の頃からピッケが大好きという小学校1年生けんごくん。はじめてのiPad、どんどん作っていきます。隣で妹さんも応援してくれています。
夏の回がとても楽しかったと4年生Twin Sistersが、再び参加してくれました。
仲良く並んでつくっていて、でも、まったく別のストーリー。
くりんが梯子をかけて家をクリスマス飾り。次の場面ではおうちの中も飾ります:
かえるサンタが、そりに乗ってプレゼントを配りにでかけます:
保護者の方は後方席からの見学とさせていただいたのですが、録音だけは声の出演でご協力をお願いしました。総出演で楽しんでくださるご家族もあって、あっちで賑やかに、こっちではなごやかに、笑い声が響きます。
さて、いよいよ、お待ちかねの上映会です。

1作品、申し訳ないことにアクシデントで途中から音が再生されません。しかも文字が入っていないおはなしです、さて困った…。
作者は小学2年生のゆきのさん。前へ出てきて、はっきりした声で見事に語り聴かせをしてくれました。そして、残って録音をやり直してくれた帰り際、将来は作家になりたいのだと、教えてくれました。作品も心意気も立派です。

できあがった絵本は、赤いリボンを付けてプレゼント用にしました。どこにも売っていない贈り物。きっと喜んでもらえることでしょう!クリスマスが楽しみですね。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
夏休みに開催したワークショップが好評だったということで、再度、デジタルえほんミュージアムへお招きいただくことになりました。嬉しいです。
クリスマスプレゼントにできるよう、紙の絵本は、赤いリボンでラッピングしてお持ち帰りいただけます。
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「ピッケのつくるえほん」スペシャル!クリスマス絵本を作ろう
日時:2013年12月7日(土)
10:30~12:30 小学1年生~3年生 対象
14:00~16:00 小学生全学年 対象
場所:デジタルえほんミュージアム 2階(東京 市ヶ谷)
※ 朝倉が講師を務めます。
午前の回(小学 1年生~3年生対象) 申込みは こちら>>
午後の回(小学生全学年対象)申込みは こちら>>
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地階では、絵本作家いもとようこさんの「ことばともじ展」を開催中です。
ご参加お待ちしています!
「空の日イベント2013」のひとつとして、神戸空港で絵本づくりをしてきました。

搭乗客が行き交うターミナルビル出発フロア。今日は、そこに家族連れも加わり大にぎわい。

よりたくさんの子どもたちに体験してもらうために1回を短時間にして4回開催しました。20人/回。録音と発表は無しで、紙の絵本を作るところまで。
かなりの喧騒の中でとなったので、説明の時は声が届く距離に集まってもらいました。年齢混在。皆、耳すませて一所懸命聞いてくれます。

そして作る作る。独自表現の力作が多くてびっくりでした。


発表会ができないことがほんとに残念。私も全作品をちゃんと見たかったし、何より子どもたちにお互いの作品を見せてあげたかった。自分の回が終わっても去りがたくて何度も戻ってきれくれる子がいたり、自主的にスタッフとなり手伝ってくれる子まで現れました。

スタッフにも恵まれました。担当してくださった商工会議所の黒田さんは、ICT機器の手配やWiFi環境づくり大変だったのにほんとによくしてくださり、応援に入ってもらった森里香さん、内記麻子さん、井上智草さんは、すっかりお任せできる安心感。さらに嬉しいことに大学生のボランティアスタッフが、これまた自分たちで考えて動いてくれる人ばかり。抜群の布陣でありました。

地元神戸でのワークショップほんとに楽しかったです。皆さん、ありがとうございました!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
夏休みも残り1週間となった土曜日、市ヶ谷のデジタルえほんミュージアムで、絵本づくりをしてきました。
2013年1月にオープンしたばかりの、ドットDNPさん(大日本印刷)が運営するデジタルえほんを楽しめる場所。地階では、いしかわこうじさんの「ふねくんのたび展」(株式会社デジタルえほん社 協力)も開催中で、なつやすみ感いっぱいです。
ワークショップのための設備も充実しているし、準備~参加者おもちかえりデータセットまで万全にしてくださり、講師の私は講座のことだけ考えればよくて集中できました。
兄妹それぞれでおはなしづくり中。
録音は、思い思い静かなコーナーを見つけて。仲よしのふたりは協力して。
紙の絵本も。
発表会は保護者の方もご一緒に。自然に拍手が起こります。

デジタルえほんミュージアムは、地階の企画展も体験型あり映像ありで楽しく、建物のつくりもゆったりしていて、小さいお子さん連れてのおでかけに最適ですよ。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
今年も「キッズワークショップの町 軽井沢2013」にお招きいただきました。
昨年は、初の屋外でのワークショップ。会場が駅至近であったこともあり、避暑や観光で訪れている家族連れが対象でした。 対して今年は、町の公民館での開催。地元の子どもたちとご家族にゆっくり楽しんでいただけました。
たくさんおしゃべりしながら作ってくれた4歳の女の子。
録音を好きな場所でしてもらったので、蝉の声や学校のチャイムの音が入り、まるで夏の日をそのまま切り取ったよう。
ホームステイ中のフランス人男性も飛び入り参加。賑やかな発表会となりました。

できあがった絵本と記念撮影。
イベントは2日間でした。初日は、絵本作家accototoさんと、このイベントを企画・主催してくれたなおやマン&しま:アイさんによる『アリ印(じるし)工場』。 
黒いマントをまといアリになった子どもたちが、侵入者をやっつけて、キャンディとジュースをつくります。 お話の世界に入り込み大奮闘。
翌日は、ピッケの他にも5つのワークショップ。
『あなあきクツシタ まほうのて』
大月ヒロ子さん(ミュージアムエデュケーションプランナー)
『ねんドル岡田ひとみのねんどでミニチュアクッキング』
ねんドル岡田ひとみさん(エデュテインメントアーティスト)
『49のおどりば』
ストウミキコさん(振付家・ダンサー)
『30年後のかんづめ工場』
ピスタチオさん(工作ユニット)
『せんたくばさみ30,000コの空間』
深沢アート研究所 山添さん&カブさん(アートユニット)
それから、ガールズユニットの山田リイコさんに頂いたCD
ゆるやかな時間が流れる、とても夏休みな2日間でした。
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
「NTT西日本スペシャル おいでよ!絵本ミュージアム」が、今年も福岡アジア美術館で開催されました。
今年の企画ギャラリーのテーマは「季節と食」。はたこうしろうさん、どいかやさん、やまだうたこさんなどの絵本作品が、観るだけでなく五感で体験できる空間となり展示されていました。

セミの声+「なつのいちにち」の世界へ

注文の多い料理店。ドアに次々と「注文」が。

やまねこ軒のメニューをViscuitで。

どいかやさんの大きなフェルト絵本。

会期中の 8/10~14に『ピッケのつくるえほん』ワークショップが行われ、8/11は私が講師を務めました。 毎回お世話になるNPO法人子ども文化コミュニティの皆さんは、子どもたちの気持ちに寄り添い、実にきめ細かな準備と運営をしてくださいます。
参加は未就学の子どもたちが多く、おはなしの世界に入り込んでつくっていました。なかでも印象的だったのは元気いっぱいの4歳の男の子。 黒雲いっぱい雨をざんざか降らせて雷ゴロゴロゴロ。自分のおなかのおへそが無事かを何度も確かめながら作ります。
次の見開きではキャラクタを総出演させ、端から順に全員を泣き顔に。さらにペンを上手に操りポーズも変更。両手でおへそをおさえます。「みんなおへそをとられたよ」。
プリントまだかな…。
ユニークな作品に発表会も大盛り上がり。
できあがった絵本をぎゅっと握りしめ、絵本の世界ひろがる館内へそれぞれ駆けていきました。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
