Category: 絵本・本

五味太郎作品展[絵本の時間]


所用で吉祥寺へ出かけたので、
五味太郎作品展[絵本の時間]を開催中
武蔵野市立吉祥寺美術館へ寄りました。

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絵本+その原画+ご本人の作品へのコメント
(これが楽しい!)がセットで展示されていて、
じっくり見比べながら楽しめます。
アトリエの様子や制作風景の映像展示もありました。
ホントーに、絵本を作ることを楽しんでいるのだなぁ
と つくづく。
すでに350冊!もの絵本を世に出しているのですものね。

ぜいたくなことに、平日だったからか空いていました。
小さなスペースで展示作品の量は多いわけではないですが、
お近く、沿線の方はぜひ。

PLAY!(プレイ)の公式WEBサイトがオープン


お知らせです。
「キッズライブラリーフードコート プレイ!」の
公式WEBサイトが、今度こそ正式オープンしました!
のぞいてみてくださいね。

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       ↑ トップページ

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       ↑ ピッケの紹介ページ

北欧ママが選んだ絵本コーナーのページもあります。
このページを下にスクロールすると、何冊か紹介されています。
実際の北欧絵本コーナーには100冊もあって目移りしてしまうので、
このページで読みたい最初の1冊を定めておいてから出かけるのも
いいかもしれませんね。
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いちばん下、赤い表紙の「シルケリーネ」が気になります。
「おてんばだけど親切な、マッチ箱サイズの少女」って…。
次 行ったとき、読んでこようっと!

「キッズライブラリーフードコート プレイ!」のHPは こちら>>

チェコへの扉


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上野で時間が空いたので、国際子ども図書館で開催中の
「チェコへの扉 -子どもの本の世界-」へ行ってきました。

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いつもながら、ここでの展覧会は、とても丹念で行き届いた展示です。
第一共和国時代~第二次大戦後まで、時代ごとに区切り、
時代背景+代表的な児童文学や絵本と、わかりやすく楽しめます。

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ミレルの「クルテル」(もぐらくん)
固有名詞なのだと思っていたのですが、「クルテル」が
チェコ語で「もぐら」なのですね、知りませんでした。

人形劇が盛んな国だけあって、しかけ絵本も
劇の舞台装置のように凝っていて、素敵でした。

この図書館は、建物も魅力です。
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明治に建てられた旧帝国図書館を、安藤忠雄氏により保全、再生したもの。入り口反対壁面は、元の建物を、ガラスの箱で包むかのようになっていて、大胆な発想がすてきな空間を生んでいます。
ルネサンス様式の内装も、ドア、窓、柱、階段、シャンデリア・・・
どのディテールをとっても美しいです。

9月7日まで。建物と合わせてお薦めです。

ピッケ@「ファミリオ」初日


本日4/25、タッチパネル版ピッケの初日、なんとか終了。
大盛況でした! と書きたかったのですが、さにあらず…。

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B1階入り口です。開店前とはいえ、空いてますねぇ。

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左は、B1階入り口はいってすぐの1台。右は絵本コーナー横の2台。

ハーバーランドの公式ページでは、26日オープンと発表されていたり
あまり宣伝されていなかったようで、いささか拍子抜けではありました。
でも ピッケと遊んでくださった方たちとは、その分ゆっくり話せたし、
その点では良かったです。
後ろに並んでいる子がいないので、長い子は1時間も遊んでくれていました。ママに説得されて、しぶしぶ去るときも、ピッケに盛大にバイバイしてくれていました。

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ママが、ふき出しのセリフをとてもうまく語りにして、親子で楽しんでくださっていました。後ろからでわかりにくいですが、女の子満面の笑みの瞬間です。私も幸せ。

小学校!のときの恩師である石中康彦先生(担任をもっていただいたわけではないのに、大好きな先生)が、奥さんのまゆちゃんといらしてくださいました。ほんとに嬉しかったです。

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楽しみにしていた絵本コーナー。見事な質と量です!
写真右は、北欧4カ国のママさんが選んだ絵本。
フードコートとしてより、私としては、この絵本コーナーが魅力です。

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可愛いユニフォームのフロアスタッフの皆さんに、
あそび方をザッとレクチャーしました。
ふと見ると、ママと離れてひとりでピッケと遊んでいる女の子に
笑顔で使い方を教えてくれています。
すっと膝をついて子どもの眼の高さで話しかけている様子に
感心しました。
フロアスタッフの皆さんは、元気で飲み込みのいい方たちばかりで、
心強いです。 ピッケをどうぞよろしくお願いしますね!

明日こそは、大忙しになること祈ってます!

石井桃子さん


貯まっていた1週間分の新聞に眼を通していて、
今頃、訃報を知りました。
100歳のお祝いの記事を嬉しく読んだのが、
ほんの1年前のことなのに。

子どもの頃発見した、
図書館の本棚からはずれなく面白い本を選ぶ法則。
いしいももこ(石井桃子)、あるいは せたていじ(瀬田貞二)
と書いてある本を選ぶこと。
ももこ というお名前も、ピンクの桃が連想されて、おいしそうだし、
コレは面白い本だぞ のおしるしに、ぴったりでした。
石井さんの本で、どれほどわくわくさせてもらったことでしょう。

私にとって、ブルーナさんのうさこちゃんが、
決して「ミッフィー」ではなく、「うさこちゃん」なのは、
石井桃子さんの訳文が染みついているからです。

大人になって、
本づくりの他にも、ご自宅で文庫を開かれたり、
児童文学界に多大な貢献をなさったのだと知りました。

大切にしている3冊。

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左)
石井桃子さん、いぬいとみこさん、瀬田貞二さん、渡辺茂男さん、
松居直先生などの共著。
児童文学の恩人ともいえる方々の真摯な取り組みに
頭の下がる思いです。
右)
かつら文庫の立ち上げからの7年の記録。後半の「ちびくろさんぼ」の
分析など、子ども時代 夢中になった絵本の面白さの紐解きもあって、
なるほどー と思うことばかり。

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子ども時代の自伝。
吉井爽子さんの挿絵とともに、
豊かな情景、豊かな日本語があふれています。
生活に結びついた生きた言葉にあふれた幼少期が、
石井さんの言葉を育てたのだなとわかります。
克明な記憶力にも驚かされました。

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どうぞ安らかに。深い感謝をこめて…。