10月23日神戸KIITOで、クリエイティブリユースワークショップしました。
午前中は、「廃材×物語」。素材を見て触って「みたてる」ことをしながら、廃材に新しい物語を与えることで、新しい命を吹き込んでもらいました。
多種多様な材料を眺め触り選ぶことは楽しくて、大人でもわくわくします。
すべて、主に神戸の企業、町工場、お店から(他、大月ヒロ子さんの玉島や、調布からも)、協力を得て提供いただいた廃材です。
異素材をとりあわせて作ります。
「びょんびょんろけっと」7歳作
「ろけっとにのってうちゅうにいこうとしたら ろけっとがこわれたとおもったけど びょんびょんとろけっとがうちゅうのはてまでとんでって かえってきました。」
バネの具合を何度も確かめます。
「ばねボール・ろケット」7歳作。宇宙に行って惑星に使うもの。
「空とぶうちゅうステーション」1年生作。今は月の辺りにいて、どこへでも行けるそうです。
「おにわ」1年生作。友だちのおにわ。いっしょにあそべる
こちらは大人。ご夫婦の作。左は馬蹄にたくさんのボタンを貼り付けています。写真立て。右はお子さんのための貯金箱。
午後は「ちびっこうべ」の町の解体ワークショップ。子どもたちが、夏休み頃から、売る商品、店舗デザイン等を企画しつくりあげてきた町を今日いよいよ解体します。写真は、先週末、見学させてもらった店開き中の様子。
解体作業の前に、大月ヒロ子さんのクリエイティブリユースについて、子どもたちにレクチャ。
実際に、分類・整理され魅力的によみがえった「材料」も見てもらいました。
「どうして『材料』にみえるのだろう?」と問うと、色や素材で分けていること、その材料の特性に合せて、見やすく並べられていることにもちゃんと気付いてくれます。
自分たちの町(ユメミセ)を、壊すのではなく、大切に分解して、材料に戻す。ていねいに解体中。
開始から1時間経つと、町はもう消えかけていました。
創ることはほんとに楽しくて、たくさんの学びがつまっています。
子どもたちが、存分に創れる場所や機会をつくり、手を出さず(ただし、ちょっとしたヒントをたまに。)信頼して見守ることは、なにより大事です。
クリエイティブリユースのワークショップ(こどもSOZOプロジェクト)は、12月18日までの金土日曜、まだまだ続きます。詳細と申込方法は「デザイン都市・神戸」のWebからご覧いただけます。(午前回は10-12時、午後回は14-16時です)
追記:
午後の「ちびっこうべ」。「ユメミセ」を解体した子どもたちが、さっそく「分類」していたそう。子どもたちの気質が嬉しくって頼もしいです。それを知らせてくださったKIITO中野さんのお気持ちも。
「ちびっこうべ」のFacebookページのアルバムで写真をご覧いただけます。