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Pyonkeeでピッケ2


ワークショップで、お話づくりの導入に「ピッケのおはなし絵カード」という紙製の絵カードを使っています。

1枚ずつ順に引いてリレー式にお話をつくったり(玉島で)、自己紹介をしたり(江戸川区立松江図書館で)、テーマのシンボルとして選んだり(浜松で多世代共創)。絵本づくりへの助走になりますし、活動の最初に全員がいちど声を出すことで緊張も少し和らぎます。年長さんを対象に2時間ほど、この絵カードで遊んだこともありました。(せんりひじり幼稚園で言葉と物語の「創る」遊び

「ピッケのおはなし絵カード」は、キャラクター、場面、天候、食べ物、乗り物、おもちゃ等の6カテゴリーあり、キャラクターは8枚、他は7枚ずつ、合計43枚あります。


これをPyonkeeでスロットにしました。各カテゴリー別と全部入り、計7種類です。(写真は、キャラクター、場面、おもちゃ、天候)

このスロットを使っていろいろな遊びができます。一例をあげますね。
・iPadが人数分あるなら、1グループ3~6人でカテゴリー別の1台ずつを持って一斉にスタート>ストップ。選ばれた3~6の絵カードから即興でお話をつくってみる。
・各カテゴリーにした3~6台のiPadを真ん中に置いておく。複数人で、ひとりずつ順番に好きなカテゴリーのiPadを選んでスロットを回し、引いた絵カードでリレー式にお話を繋げていく。
・iPadが一台しかなければ、全部入りスロットにして、同様にリレー式にお話を繋げる。
・全部入りスロットで、問題を出す子がスロットを引く。皆には見せず、他の子どもたちが質問をしながら何のカードかをあてっこする。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるエピソードを話す。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるできるだけ壮大なウソをつく。
遊び方を子どもたちに考えてもらうのも楽しいです。

小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」阿部和広さん著(日経BP社)のじゃんけん対決を参考にしています。最初は本の作例どおりに背景の「次のコスチュームにする」で作ったのですが、下記の理由で画面の一部しか変化させないことにしたので、スプライトのコスチュームに変更しました。そのほうがデータが小さくなりますし、素材としての再利用がしやすいだろうとも考えました。絵カードをバラで使えるよう、絵カード43枚+カテゴリ別の背景となっています。

すぐできる心づもりでいたところ、実際にスロットさせてみると課題発生。白色背景のカードは問題ないのですが、色地背景のカードはチカチカして視覚過敏の人にはつらそうです。チカチカを緩和させるために、変化を画面の一部のみに、カードの並び順は前後に補色がこないようにして、カード部分にはスリット入り白色画像を被せることにしました。


白色画像の「幽霊の効果」を20にしています。100が幽霊100%=まったく見えない=完全透明、0が不透明 です。値を変えて試してみてください。

両手で持ったとき親指で押しやすい位置に、start/stopボタンを置いています。iPadminiやiPadProだと、あるいは利用者の年齢でも、押しやすい場所がちがってくると思うので、調整してみてください。音も付けたいなと思いながら未です。

スロットの作例7つをサーバに置きました。Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが7つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。

Pyonkee用作例7つのダウンロード はこちら>>

iPad独自のセンサー機能等を使っていないのでScratchでも動作します。Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKaySLOT all
PeKaySLOT character
PeKaySLOT food
PeKaySLOT stage
PeKaySLOT toy
PeKaySLOT vehicle
PeKaySLOT weather

ただ、Scratch(パソコン)でも動きますが、このスロットは複数人で一緒に遊ぶのが楽しいので、手で持って遊べるiPadやWinタブレットが向きます。パソコンで遊ぶなら、ひとつの画面に複数のカテゴリを並べて、ランダムスロットにするとよいのではと思います。

「ピッケのつくるえほん」や「ピッケのつくるプレゼンテーション」での物語づくりの導入にもご利用ください。

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Pyonkeeでピッケ1

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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