12月14日土曜日は、外国にルーツのある子どもたちとのワークショップ。常連の小3さんが『きたきつねのゆめ』( 手島 圭三郎 作、絵本塾出版)を読んでくれたあと、冬の日、または自由をテーマに絵本をつくりました。
小3さんは前回途中だった「推し」シナモンの作品を仕上げると「鉛筆ある?」。シナモングッズのそれぞれに価格を書き込んでから製本しました。
そして発表会では「後ろで踊ってていい?」、エネルギーに満ちていて、踊りながら作品上映を見ていました。
3歳で来日し、まもなく一家で帰国するという9歳さん。暑い夏、帰り路で拾った星から生まれた精(クマ)に「冬になってほしい」と願い、叶って雪遊びをするお話をつくりました。物語のさいご(裏表紙)に録ったひとことは「ブラジルには冬があるのかな」。
午前回に参加し、つくり足らなくて午後回にもやって来た8歳くんは、共作も含めなんと全4作品を完成。長年に渡りゴジラシリーズをつくり続けているのですが、この日は、いつもと趣向の異なる作品も手がけました。弟分のような年長児くんによってシリーズ化されているカービーと自身のゴジラを対決させたのです。まずふたりで第1話をつくり、続いて午後回にひとりで第2話をつくりました。果たし状を送って対決に挑むというストーリーも凝っています。
参加2回目の6歳くんは自作を仕上げた後さらに、お母さんの作品にも弟と共に録音で参加。和室なこともあってか、それぞれが思い思いの場所で寝転がったり伸び伸びつくっていました。
「日本には戻らないから1月はもう来れないよ」と話してくれた9歳さんは、皆の作品上映はかぶりつきで見ていたのに、いざ自作の順になると、照れて耳を覆ったり畳の上に丸まったり。そして製本した絵本のページを何度も開いては眺めたあと、小さな持ち手を付けて大切に持ち帰りました。
国籍限定を外した図書館での午前回は、全員が日本人。
ピッケのベテランの小2お兄さんと一緒にやってきた初参加5歳さんは、つくることも楽しんで、自分の作品が上映されるともう嬉しさ押さえきれずで、前へ飛び出してきて全身で喜んでいました。
別の5歳くんは、前回に続き、お母さんの作品にも声で参加しました。こちらも親子で楽しさあふれています。
次回は1月11日土曜日、午前10時~は豊橋市中央図書館3階会議室、午後14時~は岩田校区市民館2階です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」、協力:中央図書館)。図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでもご参加いただけます。
これまでの作品は、こちらのYouTubeページでご覧いただけます。(全部ではなく一部)
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