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おでかけピッケ@京大附属病院


チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)、川井さん(自立支援員さん)と、京都大学医学部附属病院へ出かけてきました。プレイルームへは4回目の訪問です。


小児科病棟内には、3月に伺った院内学級の他に、ピアノや絵本、おもちゃなどがあるプレイルーム(遊戯室)があります。このプレイルームで、ボランティアグループ「にこにこトマト(愛称:にこトマ)」さんが、入院中の子どもたちとご家族に「楽しく豊かな時間」を届けようと活動されています。患児ご家族が個人で始められた活動が基となり24年前に誕生し、今では2代目の代表 高谷さんをはじめ80人ものメンバーで運営されています。病棟内にボランティア控室があって、そこで皆さん和気あいあい次の計画や準備をなさっています。今日はハロウィンのあれこれを作っていらっしゃいました。

子どもたちそれぞれの体調がありますし、途中お風呂や検査もあるので、中抜けしたり、途中からの参加や途中までとしたり、無理のないペースで進めます。病室のベッドで作ってくれた子もありました。乳児のお母さんがつくられたのは、ご自宅で待つ3歳のお姉ちゃんへ贈る絵本でした。なかには、もっと作りたいと2作品を作った子もありました。

病院を訪問する「おでかけピッケ」は、私ひとりではとてもできず、チャイケモさんとご一緒させていただき、京大病院ではにこトマさん、大阪府立病院機構大阪母子医療センターではスマイルパンプキンさんが快く受け入れ全面協力してくださるおかげでこれまで続いています。ほんとにありがたいです。

子どもたちにとって、お話を作ること自体が楽しいのはもちろん、絵や言葉でお話をつくることで、長い入院生活でがんばっている様々な気持ちを解放することができます。ご父兄にとっても、作品から子どもさんの心の内を垣間見ることができます。
入院中の子どもたちのところへチャイケモの方と一緒に伺います。ご希望ありましたらどうぞご連絡ください。

※ 本活動に、広島の教材販売会社の社長さん(有限会社ワキタ 脇田秀夫様、有限会社ヒロキョー 箱田博司様、有限会社サラダ文教社 皿田弘美様)がチャイケモへ寄付してくださった3台のiPadも活用させていただいております。
チャイルド・ケモ・ハウス(チャイケモ)
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子どもと家族のための施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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