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おでかけピッケ@京大附属病院院内学級


京大附属病院の分教室(院内学級)へ、チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の於保さん(アートディレクター)、川井さん(自立支援員さん)と出かけてきました。小児病棟のプレイルームへは5年前から伺っていて、分教室へは今回が3回目です。小学部と中学部の合同授業として、2コマ90分で絵本づくりをしました。9月のプレイルームのとき参加できなかった女児は、今日を楽しみにしてくれていたそうです。

子どもたちそれぞれの病状や体調に合わせて、無理のないペースで進めます。中抜けしたり、途中から参加したり、途中までにして病室へ戻ったり。

教室と病室を繋いだテレビ会議システムを利用して、ひとりはベッドサイドから参加してくれました。先生も付き添ってくださいます。

外でかくれんぼやお絵描きしたり、宇宙人に会ったり、海へ出かけたり、はたまた、おにぎりが遠足にでかけたり。思い思いの物語世界を楽しんでいました。特に低学年は、まさにその世界の中へ入り込んで遊んでいます。

小学2年生の男児がつくったのは、恐竜に追いかけられる話。きのう3歳になった妹さんへ贈る絵本です。素敵ですよ。ぜひ音声入りのmovieをご覧ください。

それぞれに贈る相手を決めてもらったところ、半数近くが長く会えていない妹さんや弟さんでした。たとえ家族であっても、中学生未満の子どもは小児病棟へ立ち入ることができません(病院によって異なりますが、13~15歳以下と規定している病院が多いです)。なので、大好きな妹さんのお誕生日も家族一緒に祝ってあげることができないのです。昨日は、その妹さんへ届くように「お誕生日おめでとう!」をお教室の皆で大きな声で言ったそうです。

「録音は照れるぅ~」という高学年男児は、代わりにテキスト入力をがんばりました。完成した絵本は、並んで制作した高学年男児どおしで互いに贈り合いとなりました。

各人2冊ずつ製本したので、1冊は自分用として手元に残ります。

ナラティブは、治療をがんばっている子どもたちの気持ちをひととき軽くし楽しみをもたらします。ご家族や医療者にとっても、作品から子どもさんの心の内を垣間見ることができます。医療の現場でもっとナラティブが活かされますように。

※ 本活動に、広島の教材販売会社の社長さん(有限会社ワキタ 脇田秀夫様、有限会社ヒロキョー 箱田博司様、有限会社サラダ文教社 皿田弘美様)がチャイケモへ寄付してくださった3台のiPadも活用させていただいております。2019年度の「おでかけピッケ」は、公益財団法人ノエビアグリーン財団の助成を受けています。
チャイルド・ケモ・ハウス(チャイケモ)
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子どもと家族のための施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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