Category: 日々の暮らし・雑感

筍堀り


5月5日こどもの日、小雨のぱらつく中、筍堀りに行きました。
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思い起こせば、1年前の今日、ピッケは
それまでのMS_AgentからFlashで全部やり直し、
picke.jpという独自ドメインで、リニューアルしたのでした。
(その後昨年12月にニフティへ引っ越して、URLも変更。)
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2年目の今年も、やってみたいことがいっぱいです。
若竹のように、まっすぐグングン伸びてゆけますように!
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お花見@夙川


満開のさくらを、堪能してきました。

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学生時代からの友人と、この時期「いつ行く?」
と言えば、それは夙川のさくらのこと。
ピンクに染まるこの土手を、
何10回もの春、ともにそぞろ歩いたことか。

家族連れ、句会、おそらく新歓コンパ、ジャズ演奏。
思い思いに楽しみ賑わう小さな宴が連なっています。
犬の散歩を兼ねての人も多し。

お隣の芦屋川のさくらも、夙川に劣らず見事です。
こちらは土手での飲食禁止、屋台の出店も無くて歩きやすい。
でも毎年、まず足が向くのは、なぜか夙川。
さくらに加え、いろんな世代やいろんな集まりの
それぞれの幸せや喜びがキラキラした中を、
敷かれたシートをオットトとよけつつ
砂ぼこりにゴホゴホしながら歩くことも好きなのです。

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学問の環境


先週できたばかりの、東大の福武ホールへ寄りました。
ベネッセCEOの寄付で建設された安藤建築です。
外は、100mの長ーい「考える壁」(もちろんコンクリート)、
その消失点は赤門に重なります。

1階の「学環コモンズ」は、広く落ち着いた素敵な空間。
細長いスペースを上手く活かしていて
1人でPCに向かえるコーナー、
大勢で、あるいは少人数でミーティングができるコーナー、
低いソファを配したライブラリコーナー
と 目的に合わせて思い思いに使えます。

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ランプやソファの赤色が効いています。

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LANや電源類はもちろん、照明、飲み物、ロッカー、すっきり整えられ、
カラフルな木のおもちゃも。

隣接のUTカフェも、小さいけれど快適でした。

出先で打ち合わせしたい時、空いていて、広いテーブルがあって
店員さんが構わずいてくれて、BGMがうるさくない場所を探すのって
結構大変。
その上、最近は どこも電源を貸してくれなくなったので、
PCのバッテリー消耗の時間も気になります。

ここでは、周りも時間も気にせず、心ゆくまで話すことができます。
こんな場所が日常使いできるなんて、うらやましい限りです。
(コモンズへの入室にはIDカードが必要で利用は学内関係者のみ。
隣のUT
カフェは誰でも利用できます。)

ささやかですが、私も、この出張からモバイル環境を改善。
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イー・モバイルのUSBタイプ(D02HW)
LANスポットを探さなくていいのは、想像していた以上に快適です。

ゴーゴーご組


まあくんが、鼻をくんくん、落ち着かぬ様子。
事務所が入居しているビルで、「食」のイベント開催中。

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ゴーゴーご組」? (ごはんのまつり)

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まだ午前中というのに、館内も外もにぎわっています。
どうやら、まず器とお箸をうけとる→炊きたてごはんをよそってもらい、
→各コーナーを巡って好みの惣菜やカレーやらをトッピング→食す
というシステムらしい。(たぶん無料)
楽しそうだし、かまど炊きごはんも気にはなるのだけれど
どうも、並んで食べ物を頂くというのに抵抗がある性分ゆえ
お弁当を購入することに。
館内へのテイクアウトと知ると、
お味噌汁といかなごくぎ煮を、紙コップに入れて持たせて下さいました。
うれしいなぁ~。

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というわけで、早おひる。
優に30品目は入っていて、どれもがびっくりの美味しさ!

追記:
料理研究家白井操先生のお弁当だったそう。
むべなるかなでありました。

春をまつ


前記事のひとり追悼式の写真を見ると、
2000年には、沈丁花、水仙とも、
この時期すでに咲いていたということ。
水仙は、早い年なら、お正月にも活けているというのに、
今年はずいぶん遅いです。

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           ここからが、まだまだかな…。

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           あと少し。  待ってるよ!

グッド・グリーフ!


事務所の屋号"Good Grief!"(グッド・グリーフ!)は、よく、グッド・リーフ → はっぱ? とか、グッド・グリーク → ギリシャ?と間違えられます。
実は、漫画"PEANUTS"の作者チャールズ・M・シュルツ氏の口癖です。「まいっちゃうよ」「やれやれ」といったニュアンス。その制作姿勢や世界観にあやかりたくて、あつかましくも屋号にしてしまったのでした。漫画の中で、登場人物のチャーリーブラウンがたびたび口にしますが、一般にはあまり使われない言葉だそうです。でも、とってもシュルツさんらしいコトバ。作品の根底にも、"Good Grief!" な空気が流れていると感じます。

子どもの頃から"PEANUTS Comic Strips"が大好きでした。
野球は負け続け、蹴ろうとするボールをルーシーに毎度引込められ、赤毛の女の子にはフラれて、いつもため息のチャーリーブラウン。成績はDマイナスだけどスポーツ万能、スヌーピーのことを犬じゃなく鼻の大きい子だと思ってるペパーミントパティ。ガミガミ屋で毒舌さえわたり、でも、シュローダーの前では時に女の子っぽい面も見せるルーシー。おませな妹サリー。ぬけさく鳥のウッドストック。どの登場人物も、輪郭がくっきりしていて実在しているよう。橋の上で、チャーリーブラウンとライナスが、ため息まじりに哲学的な会話をするシーンなんかも好きでした。漫画の中のアメリカ文化も新鮮で、スクールバスや夏のキャンプ、マシュマロを焼いて食べたり、春のイースターで卵を探したり。ハロウィーンも、ライナスがかぼちゃ畑で大王を待ち続ける漫画から知りました。

CGを始める前、神戸の子ども服の会社に勤めていたのですが、ラッキーなことに、スヌーピーの洋服と関連雑貨のデザインの担当になりました。大好きな"PEANUTS"の原画を、日本中の誰より先に見られるとっても幸せな職場です。そして、入社から数年たったある年の夏、なんと出張でシュルツさんの事務所を訪ねることになったのです。

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  その場で描いていただいたサイン、家宝です。

サンフランシスコから車で2時間たらずの小さな町、サンタローザ。シュルツさんが建て町の子どもたちに開放されているスケートリンクやテニスコート、野球やフットボールのグラウンドなどがありました。「シャイな方だから、出張者に会うことはまずない」と聞いていたのですが、アトリエの中にまで招き入れていただきました。シュルツさんは、アシスタントを使わず、罫線引きも墨入れも全部ご自分でなさいます。華やかなことを好まず、TV出演やインタビューなどは苦手で、サンタローザでの日々の生活を愛していらしたそうです。スタッフも気心の知れた最小限の人数、事務所もアトリエも、こじんまりとした居心地の良い場所でした。

シュルツさんは、2000年の今日亡くなられました。ご自宅で眠ったまま。

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訃報にふれ、ひとりでした追悼式。2000年2月
飾ったのは、平日版の最終回と新聞の切り抜き。

その翌日、日曜版の最終回が新聞に掲載されました。おだやかで愛と感謝に満ちたシュルツさんの言葉がありました。

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  プリントを事務所の壁に飾っています。

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Dear Friends,
I have been fortunate to draw Charlie Brown and his friends for almost 50 years.
It has been the fulfillment of my childhood ambition.
Unfortunately, I am no longer able to maintain the schedule demanded by a daily comic strip.  My family does not wish Peanuts to be continued by anyone else,
therefore I am announcing my retirement.
I have been grateful over the years for the loyalty of our editors and the wonderful support and love expressed to me by fans of the comic strip.
Charlie Brown, Snoopy, Linus, Lucy… how can I ever forget them…

—————2000.2.13 日曜版より——