Category: 公教育

高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校を再訪しました。(昨夏訪問時の様子
家庭科「子どもの発達と保育」2年生、3年生それぞれ2時間ずつの授業を担当しました。「ピッケのつくるプレゼンテーション」でつくった絵本をいよいよ完成させます。

素敵な絵本がたくさんできました。
将来は美術関係へすすみたいという生徒さんは、画面構成や配色も流石です。

魔法で森が空に浮いたり宇宙になったり。

どの作品も工夫にあふれています。


物語の絵本だけでなく、左右のページの違いを見つける絵本や、楽しみながら数を学ぶ絵本などもありました。

つくった絵本を、来月の保育実習で、子どもたちに読んであげるのだそうです。さらにその後「茨城アジア教育基金」を支える会の協力で翻訳をして、ラオスの子どもたちへも届けるそうです。

3年生の生徒さんと記念撮影。ほんとにみんな元気いっぱいで、それが作品にも表れていました。茨城やラオスの子どもたちの反応が楽しみですね。

茨城県教育委員会フォトニュース「ラオスの子どもたちに手作り絵本を届けたい!」 は こちら>>

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
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おでかけピッケ@阪大病院院内学級


チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)、久野さん(看護師さん)と一緒に、大阪大学医学部附属病院の分教室へ出かけて、2コマ90分で絵本づくりをしました。

小学部に在籍中の児童の内、教室へ来ることができる6人が参加してくれました。
どちらもオバケが登場しますが、まったく違うお話です。(写真は、いずれも抜粋)
家族には、お父さん、お母さん、お姉ちゃんがいて、今日、赤ちゃんが生まれました。

題名「なかがよくないかえるのこ」 さいごは仲良くバイバイしています。

「おとうとぶたをさがそう!」お兄ちゃんぶたが泣いている理由を尋ね、一緒に探すお話。オニギリが転がっていく場面での「?」や「!」が効いています。

録音と製本もしました。「クマさんの1日」 弟さんへのプレゼントです。

どの見開きにも大好きな車がいっぱい登場します。贈る相手は「母(はは)」と答えてくれました。

お母さんへ贈る「楽しいクリスマス」 教室に大きなモニタがあり、発表会もできました。

皆それぞれ、夢中でつくり、お話づくりを楽しんでいました。私たちは、ついがんばりすぎる子どもたちが疲れてしまわないよう、休憩を入れる、様子をよく見るなど気をつけます。

子どもたちにとって、お話を作ること自体が楽しいのはもちろん、絵や言葉でお話をつくることで、長い入院生活でがんばっている様々な気持ちを解放することができます。ご父兄にとっても、作品から子どもさんの心の内を垣間見ることができます。
入院中の子どもたちのところへチャイケモの方と一緒に伺います。ご希望ありましたらどうぞご連絡ください。

※ 本活動に、広島の教材販売会社の社長さん(有限会社ワキタ 脇田秀夫様、有限会社ヒロキョー 箱田博司様、有限会社サラダ文教社 皿田弘美様)がチャイケモへ寄付してくださった3台のiPadも活用させていただいております。
チャイルド・ケモ・ハウス(チャイケモ)
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子どもと家族のための施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。

「ピッケのつくるえほん」でおはなしづくり@せんりひじり幼稚園


12月4日、せんりひじり幼稚園(大阪府豊中市)へ絵本づくりに出かけてきました。12月なので、この2冊を持って。

「『ぐりとぐら』は、お姉さんの李枝子さんがお話を、妹の百合子さんが絵を描いたのよ」と話すと「私も妹いるよ」と教えてくれました。いつものように贈る相手を決めてもらったところ、「お兄ちゃん!」のひとりを除き、ほか8人は自分へ贈る絵本を作ることに。

皆すぐにも始めたくて仕方ない様子なので、説明はそこそこにして早速スタート。双子の兄弟は、はじめのうちはまねっこしていましたが(「まねる」は「まなぶ」、「まねっこ」は大事)、題名と最初の見開きは似ているものの、後半は独自の展開となりました。

クリスマスツリーを皆で飾り付けているところ。

録音。年長さんのふたりが、年少さんの録音を手伝ってあげました。

印刷して製本。

お迎えの保護者がいらした子たちは途中までとなりましたが、それぞれが完成絵本を手に、ちょっと誇らしげにホームクラスへ戻っていきました。

毎回、子どもたちとの活動自体が楽しいことはもちろんですが、終わって片づけしながらの、安達かえで副園長先生との振り返りや教育談義が楽しみです。本気の遊びの中に学びがある、子どもの生来の力を信じて、子どもに任せ見守りつつファシリテートするという考えにも姿勢にも共感します。(せんりひじり幼稚園の教育理念
ゴールを定めた予定調和の学びではないので、どこへ辿り着くかわからず、見守り対応する先生方はさぞ大変に違いないのに、それを喜んですすんでしようとする気風が、かえで先生をはじめ若い先生方にもあります。国内外からの見学希望も多く、先週は、ECEQ公開保育コーディネーター更新講習を兼ねた公開保育を開催し、全国から150名もの教育関係者が来園したそうです。(「副園長の子育て応援通信12月号」に詳細

せんりひじり幼稚園の教育理念がよくわかる本:
「子どもに至る: 保育者主導保育からのビフォー&アフターと同僚性」
IMG170324_せんりひじり幼稚園_book

前回は図書室、今回はプリンタのある玄関ホールを使わせてもらいました。
写真は、ホールに飾られた園のあたらしいキャラクター「ひじりん」です。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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ピッケ in English 国際交流の英語授業@横須賀学院小学校


オープンキャンパスの翌日、横須賀学院小学校へ、Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を利用した阿部志乃先生の英語の授業を見学に伺いました。

図書室と繋がった情報の教室に、子どもたちが「ピッケしたい!」「ピッケ、ピッケ!」「早くしたい」と口々に言いながら駆け込むようにやって来ます。阿部先生から「子どもたちピッケ大好きですよ」と聞いてはいましたが、ここまでとは予想しておらず、さらに「今日はゲストが来てくれています。ピッケをつくった人です」と紹介してくださると歓声が上がり、嬉しいやらこそばゆいやらでした。

これまで使い方の説明はしていなくて、見慣れないアイコンに興味をもった子が遊び始め、教えあいで操作方法を習得したとのこと。阿部先生いわく「こちらがイチから教えると時間がかかるし、子どもたちもウズウズするので、好きにやらせました。新しい事を発見できた子は他の子どもに教えてくれます」とのこと。なるほど。

前時は自由制作ひとつと もう1作、エリック・カールの「月ようびはなにたべる?」 ” Today Is Monday ” を子どもたちが気に入ったので、そのアレンジで ” Today is Monday. Monday Bananas ” を、ピッケでつくったそうです。

時間の最初は、続きの自由制作をして、つくりたい気持ちをひとまず落ち着かせます。ページを増やし、Tuesday をつくっている子もいました。新しいアイディアを見つけた子のところへ集まったり、わからないことは隣の子に聞いたり、表現したい英語の表現は先生に教えてもらったり、賑やかに授業は進みます。

続いて、録音をしてみることになりました。” Today is Monday. Monday Bananas !” ヘッドセットを付けて、それぞれ録音します。

さて、ここからが本時の主題です。
横須賀学院小学校では、毎年3年生で「トラベル・テディ」Travel Teddy Project として、海外の小学生とぬいぐるみの留学生を交換しています。一緒に授業を受け行事にも参加して、その体験を子どもたちが記録し、留学生の帰国時に持たせてあげるのだそうです。今年は、オーストラリアから3人の留学生が来ています。(左から Koolah、COCO、Marlu)

こちらは、2008年から続くこのプロジェクトの歴代の日本側留学生たち。行き先は、英国、米国、台湾、韓国、ウクライナ、セルビア、インド、オーストリア、ドイツ・・・世界の様々な国々です。

「帰国する留学生に、ピッケでつくった紙の絵本と、声入りのデータを持って帰ってもらいましょう!」先生の提案に、子どもたちは大喜び、ますます張り切ってつくります。自分のクラスの留学生の写真をとりこみ、吹き出しを付けて、メッセージを入れてゆきます。留学生と一緒に行ったという富士山の絵を描いている子もいれば、クリスマスカードをつくり始めた子もいました。

あっという間に45分が経ちました。復元ソフトが入っているので、ローカル保存では消えてしまいます。ファイル名を付けて保存、それをエクスポートで共有フォルダにも保存してから、パソコンをシャットダウン、所定の位置に片づけます。「『生徒』(共有フォルダ)をカチカチッ、自分の名前をカチカチッ」3年生でも、その一連ができることにびっくりしました。

阿部先生は、まず楽しく、子どもが進んで取り組み、互いに教えあうことを大事になさっていて、とても共感しました。楽しくてしかたない状態のところに、目的、今回でいえば留学生に託してオーストラリアの子たちへ届ける「つくりたい、伝えたい」気持ちが強くあるから、前のめりでどんどん学び工夫し覚えていきます。
ほんとに素敵な授業を見学させていただきました。

今回見学させていただいたのは3年生のクラスでした。4年生英語では、” Handa’s Surprise “というケニアのお話を「ピッケのつくるプレゼンテーション」で思い思いのお話につくり直すそうです。
授業後、数人の子たちから「お願い、来週も来て」と懇願してもらいました。4年生の授業も見てみたく、ぜひいつか再訪したいです。

横須賀学院小学校 英語教育の概要 はこちら>>
横須賀学院小学校 英語科のページ はこちら>>

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利用ソフト: 「ピッケのつくるプレゼンテーション」
※ 学校向けWindowsソフトです。
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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オープンキャンパスで模擬授業@東京経営短期大学


11月23日(祝)、東京経営短期大学のオープンキャンパス「秋の大収穫祭」にお招きいただきました。おととしお伺いしたIPU・環太平洋大学と同じ 学校法人創志学園の学校です。

今年度より新たに開設されたこども教育学科の模擬授業として、高校生を対象に絵本づくりを行いました。

最初に、子ども作品、活用事例(きらめき保育園での活用)を紹介したあと、それぞれに贈る相手を決めてつくってもらいます。さすが、保育士や幼稚園教諭をめざす生徒さんたちです。短い時間にもかかわらず楽しい作品が生まれました。

授業後は学生さんたちが用意してくれたランチをご一緒にいただき、ラウンジに飾られたクリスマスツリーの点灯式にも参加させていただきました。

そのあと、学内をご案内いただきました。
模擬授業で利用した図画工作室の隣は、保育実習室。保育園のようなしつらえになっています。

図書館/AVルーム。広いジムスペース。

メインの音楽室の他に、電子ピアノ等が整備されたグループレッスン室も2部屋あり、音を気にせず練習できます。お茶室もありました。

帰りは、参加者用の送迎バスに同乗させていただきました。後ろの席から「楽しかったね」と言い合う声が聞こえてきます。降車後、絵本づくりに参加くださった学生さんが駅の改札口まで案内してくださり、嬉しい気持ちで帰路につきました。

大学のWebに当日のレポートがアップされています。

ピッケで英語絵本@同志社中学校


同志社中学校では、1年生の英語の授業に「ピッケのつくるえほん」が導入されています。ゲスト講師としてお招きいただきました。8クラスあるので全3日間となり、今日はその2日目でした。

比叡山を望む豊かな自然環境、ゆったりした敷地の中に、学舎、礼拝堂、アリーナやカフェテリアが在ります。

チャイムも制服もありません。2年前に初めて伺った時、まるで大学のキャンパスのような雰囲気に驚きました。

このときは、土曜日の特別講座として日本語で絵本づくりを楽しみました。(ブログで生徒さんの作品もご覧いただけます)今回は、授業としての英語の絵本づくりです。

全生徒が1人1台iPadを所有していて、自宅や学校で使いこなしています。1年生 約290人の iPadには「ピッケのつくるえほん」がインストールされています。(ある女子生徒さんのiPadには、小学2年生の妹さんが作ったというピッケ絵本が並んでいました)

1クラスは36名の少人数編成で、さらに英語の授業はハーフサイズクラスで行っているそうです。英語の先生も14人もいらして、国際交流プログラムがあるなど、学校をあげて長年英語教育に力を注いでおられます。今回のピッケの授業は、1クラス単位で行われ、毎時2~3人の英語専科の先生が入ってくださいました。


導入に絵本の話を少ししたあと、早速つくってもらいます。
贈る相手もしくはテーマ(例:小学生向けの英語の教科書、ハロウィン絵本、クリスマスメッセージの絵本)を各自で決め、あとは自由としました。自宅でアプリを使いこんできたからと、早速つくり始める男子生徒さんもありました。

反田任先生が用意してくださった絵コンテ用紙を、各自が利用したい方法で使いながら、8見開き以内でまとめます。

アプリ上で絵で情景を描けたら、まずは知っている英語で表現してみます。続いて、わからない単語やつづりを調べ(常時ネット接続なので、検索も自由にできます)、習っていないことは先生に尋ねながら、自分の伝えたいことを絵と言葉(英語)で物語にしてゆきます。

賑やかに和気あいあい話しながらつくるクラスもあれば、静かに集中するクラスもあり、クラスの個性の違いも面白かったです。いずれも熱心に取り組んでいました。中学生であっても小学生であっても、「創りたい」がまず先にあるとき、意欲をもって学びに向かえることをあらためて感じました。
45分の授業ですので、途中までとなり、続きは宿題として各自で仕上げ、後日、担当の先生へ提出されます。

生徒が主体となって取り組むオープンエンドな「創る」には、多くの学びがつまっています。
とはいえ、先生の立場からみると、時間中は生徒さん個々に応じたファシリテートが必要となりますし、自由制作作品の評価はペーパーテスト等の採点に比べてさぞ手間がかかることでしょう。にもかかわらず、1年生全クラスに導入してくださり嬉しいです。

図書室「図書・メディアセンター」には、4万冊を超える蔵書があります。入ってすぐの書棚2つには、創立者・新島襄氏に関する本が並んでいました。

英語の授業の中で、キング牧師やアレン・ネルソン氏などの著書も読むそうです。語学力を伸ばすにとどまらず、平和の大切さを理解し、異文化や社会に対して柔軟で広い視野を備えた国際人の養成を図ろうとする教育指針に、建学の精神が今も脈々と息づいていることを感じました。

残り3クラスの授業へ伺うことも、どんな英語絵本が仕上がるかも、とても楽しみです。

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iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad ←同志社中学校で導入
学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」:http://www.pekay.jp/pkp/
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Pyonkeeでピッケ2


ワークショップで、お話づくりの導入に「ピッケのおはなし絵カード」という紙製の絵カードを使っています。

1枚ずつ順に引いてリレー式にお話をつくったり(玉島で)、自己紹介をしたり(江戸川区立松江図書館で)、テーマのシンボルとして選んだり(浜松で多世代共創)。絵本づくりへの助走になりますし、活動の最初に全員がいちど声を出すことで緊張も少し和らぎます。年長さんを対象に2時間ほど、この絵カードで遊んだこともありました。(せんりひじり幼稚園で言葉と物語の「創る」遊び

「ピッケのおはなし絵カード」は、キャラクター、場面、天候、食べ物、乗り物、おもちゃ等の6カテゴリーあり、キャラクターは8枚、他は7枚ずつ、合計43枚あります。


これをPyonkeeでスロットにしました。各カテゴリー別と全部入り、計7種類です。(写真は、キャラクター、場面、おもちゃ、天候)

このスロットを使っていろいろな遊びができます。一例をあげますね。
・iPadが人数分あるなら、1グループ3~6人でカテゴリー別の1台ずつを持って一斉にスタート>ストップ。選ばれた3~6の絵カードから即興でお話をつくってみる。
・各カテゴリーにした3~6台のiPadを真ん中に置いておく。複数人で、ひとりずつ順番に好きなカテゴリーのiPadを選んでスロットを回し、引いた絵カードでリレー式にお話を繋げていく。
・iPadが一台しかなければ、全部入りスロットにして、同様にリレー式にお話を繋げる。
・全部入りスロットで、問題を出す子がスロットを引く。皆には見せず、他の子どもたちが質問をしながら何のカードかをあてっこする。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるエピソードを話す。
・全部入りスロットで、順番にスロット。引いたカードにまつわるできるだけ壮大なウソをつく。
遊び方を子どもたちに考えてもらうのも楽しいです。

小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」阿部和広さん著(日経BP社)のじゃんけん対決を参考にしています。最初は本の作例どおりに背景の「次のコスチュームにする」で作ったのですが、下記の理由で画面の一部しか変化させないことにしたので、スプライトのコスチュームに変更しました。そのほうがデータが小さくなりますし、素材としての再利用がしやすいだろうとも考えました。絵カードをバラで使えるよう、絵カード43枚+カテゴリ別の背景となっています。

すぐできる心づもりでいたところ、実際にスロットさせてみると課題発生。白色背景のカードは問題ないのですが、色地背景のカードはチカチカして視覚過敏の人にはつらそうです。チカチカを緩和させるために、変化を画面の一部のみに、カードの並び順は前後に補色がこないようにして、カード部分にはスリット入り白色画像を被せることにしました。


白色画像の「幽霊の効果」を20にしています。100が幽霊100%=まったく見えない=完全透明、0が不透明 です。値を変えて試してみてください。

両手で持ったとき親指で押しやすい位置に、start/stopボタンを置いています。iPadminiやiPadProだと、あるいは利用者の年齢でも、押しやすい場所がちがってくると思うので、調整してみてください。音も付けたいなと思いながら未です。

スロットの作例7つをサーバに置きました。Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが7つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。

Pyonkee用作例7つのダウンロード はこちら>>

iPad独自のセンサー機能等を使っていないのでScratchでも動作します。Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKaySLOT all
PeKaySLOT character
PeKaySLOT food
PeKaySLOT stage
PeKaySLOT toy
PeKaySLOT vehicle
PeKaySLOT weather

ただ、Scratch(パソコン)でも動きますが、このスロットは複数人で一緒に遊ぶのが楽しいので、手で持って遊べるiPadやWinタブレットが向きます。パソコンで遊ぶなら、ひとつの画面に複数のカテゴリを並べて、ランダムスロットにするとよいのではと思います。

「ピッケのつくるえほん」や「ピッケのつくるプレゼンテーション」での物語づくりの導入にもご利用ください。

関連する投稿
Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ1

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
ピッケのつくるプレゼンテーション(学校向けWinソフト):http://www.pekay.jp/pkp/
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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Pyonkeeでピッケ1


9月22日発売の「小学生からはじめるわいわいタブレットプログラミング」(日経BP社)は、ScratchのiPad版ともいえるPyonkeeをイチから楽しめる本です。
著者は Scratch/Pyonkee の伝道師 阿部和広さん。Pyonkeeの開発者 梅澤真史さんによる特別解説もあります。

Pyonkeeには初めからピッケが入っていて、絵素材として使えます。
ピッケのブログ記事のURL
とともに紹介してくださいました。

さっそく解説を読みながらやってみました。初心者向けでわかりやすいです。

「ルーレット」 見守るピッケを置いてみました。

「ペイントソフト」 ピッケの基本色とクレヨンにして、クレヨンっぽく 線を太めにしました。

以上ふたつは、従来のパソコン上のScratchでも、同様に楽しめます。
ここからがPyonkeeならでは。iPadの各種センサー(音、加速度、地磁気)を使えるのが面白いです。

「手拍子でダンス」 手拍子など大きな音に反応して、ピッケたちのポーズが変わります。

「迷路を脱出」 iPadをゲームのコントローラのように傾けて、道からはみ出ないようにピッケを進めます。難しくて、作例より単純な道にしても(もはや迷路ではない…)、私にはクリアできず。

次は、機動性が高いタブレットならではのアイディア。ジャンケンの3つの手を互いに写真に撮ってスロットにして、皆で「じゃんけん、ぽん!」

このジャンケン、今年2月のイベント「デジタルで創ろう! in 豊橋」での阿部さんによるワークショップで、大盛り上がりになりました。
私は自分の手を写真に撮るのが難しくて、代わりに描きました。

複数台のタブレットで皆で一緒に楽しめるというのは、パソコンではできないタブレットならではの魅力で、実際に子どもたちとやってみると想像以上に面白いです。スロットは、ジャンケン以外にもアイディア次第で様々に応用できますよ。
豊橋での阿部さんによるPyonkeeワークショップ(ブログの後半)>>
このときの写真(撮影:藤本忍さん)を本の中で使っていただけたことも嬉しいです。

以上ご紹介した作例5つをサーバに置きました。

Pyonkee用作例5つのダウンロード はこちら>>

Pyonkeeが入ったiPad 持っている方、よろしければご利用ください。ダウンロードして解凍いただくと、*.sb データが5つあります。iCloudに置いて、Pyonkee起動、ファイル>iCloudからインポート… で読み込めます。「迷路を脱出」はイマイチです。間違えてるのかも。


Scratchでは、任意の場所に置いて、ファイル>手元のコンピューターからアップロード で読み込めます。(動作するのはセンサーを使っていない2例のみ)

センサーを使っていない最初の2例は、Scratch上でも「共有」にしました。(パソコンで、以下のURLをクリックすると見れます。Flash要)

PeKay Roulette
PeKay Paint App

どうもこれまで、いわゆる「ゲームづくり」だとやる気が起きなかったのですが、この本は面白くて、その上かんたんで、あっという間に1冊ひと通りやってみました。(さいごの「方位磁石」だけは未) お薦めです。

関連する投稿
Pyonkee(ピョンキー)やScratch(スクラッチ)でピッケを使う方法
Pyonkeeでピッケ2

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Pyonkee(ピョンキー):http://www.softumeya.com/pyonkee/ja/
Scratch(スクラッチ):http://scratch.mit.edu/
ピッケのつくるえほん for iPad:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
最初のピッケ「ピッケのおうち」Webサイト:http://www.pekay.jp/house/ ※ 15年以上昔につくったもので、iPadやスマホ上では動作しません。マウス操作のパソコンでのみ遊べます。
ピッケに関するお知らせやレポート: Facebookページ「ピッケ」
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3つの大学でゲスト講義


ここ1週間ほど、高校および3つの大学でゲスト講義が続きました。
愛知淑徳大学 人間情報学部(佐藤朝美先生)では、アプリ開発をなさる学生さんを対象に、ピッケをデザインの視点から語りました。

事前のオーダーは「学生さんたちが開発する際、自己満足や自己実現の閉じたものにとどまらずに、社会へ眼を向け、子どもを育む環境をつくる担い手となる意識をもてるように」とのこと。それを受けて、活動の動機やねらいに加え、次のように話しました。「ピッケのアプローチは、先にITありきではない。実現したいこと → そのための活動デザイン → ITが『創る』をエンパワーしてくれるので適所に取り入れる」この順序が逆さになっている事例を時折みかけるもので、今さらとは思いつつ。
あとは実践面。開発したアプリを、頭を初期化して、使う人目線で試すこと、日頃の生活の中でもデザインの眼や心を鍛えることできますよ、といった話をしました。

続く2校では、教育の視点から話しました。
青山学院大学 教育人間科学部3年生ゼミ(杉本卓先生)でのゲスト講義は、ありがたいことに今回で5回目です。ピッケが入ったiPad mini 30台が導入されているので、1人1台環境で実際に作ってもらえます。 >> 昨年の授業風景(学研キッズネット取材記事)
昨年は全員女子学生さんでしたが、今年は男子学生が4割ほど。子どものアクションを引き出す絵本を作ってもらいました。

相模女子大学 子ども教育学科(七海陽先生)は、大半が将来、保育士や幼稚園教諭になる学生さんです。すでに授業でピッケ絵本を作成しているので、90分フルを未就学児の話題を中心とした講話にしました。子どもの物語世界の豊かさや、年齢別の作品から読み取る子どもの発達を、movieを交えながら紹介しました。

学生さんたちと話すことは新鮮で楽しく、ピッケを複数の切り口(社会の中のデザインだったり、教育だったり)から客観視して言語化することは、私にとっても学びとなります。

さて、ゲスト講義ウィークを終え、次は子どもたちとの絵本づくり!
公募のある夏休みワークショプの予定はこちらです。

高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校で、2年生、3年生それぞれ2時間の授業を担当させていただきました。

人間文化科の履修科目「子どもの発達と保育」の一環で、Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を使って幼児のための絵本をつくりました。

放課後、校長先生をはじめ様々な教科の先生がご参加くださって講習会もしました。

展開図が出力される「ピッケのつくるえほん」とは異なり、スライド単位で出力される「ピッケのつくるプレゼンテーション」では、製本は難しいかと思っていたのですが、工夫してこんなにしっかり仕上げられていました。(写真は先輩たちの作品。A4に出力して2つ折り。表紙は厚紙に貼り見返し紙も付けた本格製本)

2学期にさらにつくりこんで仕上げ、完成した絵本は、国内や海外の保育施設へ贈るのだそうです。
ピッケを介して素敵な計画に参加させていただけて、嬉しく、とても楽しみです!

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:http://www.pekay.jp/pkp/
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」:http://www.pekay.jp/pkla/ipad
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