豊橋市中央図書館のアウトリーチとして、三連休後半の2日間、ポルトガル語と日本語の絵本の読み聞かせとピッケの絵本づくりをしました。日曜は県営住宅の集会所へ、月曜は市営住宅の集会所へ。どちらも、外国ルーツのご家族が多く暮らす地域です。付近には、ブラジル料理の店やブラジルの食材を扱うスーパーもあります。
集会所横の掲示板には、緊急時の避難、車庫証明、就職面接会等について日本語/ポルトガル語での案内がありました。
お祖母さんがお孫さんにポルトガル語で、お母さんがお子さんにタガログ語で。それぞれのご家族で、絵本を母語で読んでもらいました。英語以外の外国語絵本となると書店でも手に入りにくく、参加者のご家庭でもほとんど持っていないそうです。母語で読める絵本がこれだけ揃うというのは図書館なればこそです。
続いて、ピッケの絵本づくり。
日本語が得意でない外国ルーツの子にとっても、また「文字」を知らない小さな子にとっても、絵や音声も使えるデジタル絵本は、表現の自由度を上げます。夢中でつくる子どもたちの様子に、絵本においては、絵も言葉であることを、あらためて実感しました。
お父さんがフィリピン人、お母さんがブラジル人の5歳の女の子は、裏表紙に「お誕生日おめでとう」と録音しました。あさって4歳になる弟にプレゼントするそうです。
製本後は発表会。( 絵本、iPad、プリンタに加えて、プロジェクタやスクリーンまで何もかも一式、図書館から運んで来てくださっています )
2歳の弟のためにつくった絵本を、さっそくお母さんと弟に見せてあげていました。
終了後のふり返りでは、伊藤館長や名古屋大学の小川明子さんをはじめとするチームの皆で、方向性を確認し、外国ルーツのご家族にもっと参加してもらえるようアプローチの方法も考えました。次回は2月3日です。
今後の開催情報などは、豊橋市図書館のFBページ をご覧ください。 豊橋市図書館のFacebookページ>>
今回の様子は、豊橋市図書館のブログでも紹介されています。
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使用アプリ: ピッケのつくるえほん for iPad
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