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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


9月14日日曜日は、愛知県豊橋市でのワークショップでした。雨上がりの陽射しの中、午前中は図書館へ。最初に、図書館司書さんによる選書で『いもほりバス』(藤本 ともひこ 作・絵、鈴木出版)を読みました。芋ほりの経験について尋ねると、なんと全員が「(家庭、園や小学校で)芋ほりしたよ!」だったので、芋ほり、または自由をテーマとしました。

魚がいっぱいお芋を食べてお芋の妖怪が誕生したり、お芋の神様とハンカチ落としをしたり、うんとこどっこいしょと掘り出した芋にくっついたミミズにくっついたモグラがいたり(逃がしてあげた)等々、それぞれの芋ほりのお話ができました。(写真は5作品からの抜粋)

30年以上前、保護者さんも小学校の授業で芋掘りをなさったそうです。物語にして克明に語ってくれました。
学校があった辺りに昔は畑は無く、山の方(東栄町)から来た人たちが入植し畑をつくりました。そんな郷土の開拓・開墾の歴史を体験を通して学ぶ授業が行われたのでした。担任の先生が地域の人から貸してもらった荒れ地は、草に覆われ、たくさんの古タイヤが埋まっていました。それらを子どもたちが、掘り出しては捨て、掘り出しては捨てして耕しました。だんだん面白くなってきて、授業外の時間にも、せっせと開墾したのだそうです。そうして、ようやくほかほかの土の畑ができました。マルチをして穴を開けサツマイモの苗を植えました。皆で世話をして、いよいよ皆で芋ほり、丸々ぴかぴかのサツマイモを収穫したのでした。

他にも、前回のペンギンちゃんに加え、フグちゃんとおたまじゃくしさんも連れてきた5歳さんは、「おたまのくに」のお話を、小4さんは、ナイトプールへ行ったお話をつくりました。

絵本づくりに加えての楽しみは、それぞれの「つくったよ」を、互いに見せあいっこできること。蚕を育てマユから糸をとったり、妖怪カルタをつくったり、色紙でボールをつくったり。大事に持って来て見せてくれます。

午後は、校区市民館へ移動。インドネシアルーツの姉弟さんがご家族で、ブラジル籍の青年ブルーノさんも、仕事を早じまいしてご近所さん一家と来てくれました。

午後は未だ芋ほりをしたことがない子ばかりだったので、野菜、または自由をテーマにしました。(保護者のおひとりは、午前回の方と学区は違いますが、同様の授業を受けたそうです)
来日2年目の1年生さんは、お母さんと一緒に翻訳アプリも使いながら、録音も日本語でがんばりました。

次回は2か月先になります。10月は学校や園の行事、市や校区、地域のお祭りもあって、どのご家庭も都合がつきにくいので、今年度からお休みとすることになりました。11月15日土曜日午前10時~は豊橋市中央図書館3階会議室、午後14時~は岩田校区市民館です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」代表:伊藤孝良さん、協力:中央図書館)。図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでもご参加いただけます。

これまでの作品は、こちらのYouTubeページでご覧いただけます。(全部ではなく一部)
https://www.youtube.com/@TamieAsakura/videos

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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