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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


2月22日土曜日、外国ルーツのご家族が多く暮らす地区へ出かけてきました。今年度になって8回目、通算で11回目です。

いつもはテーマを決めてつくりますが、今回は3月の発表会へ向けての作品制作とし、過去作品の中で一番気に入っている絵本のブラッシュアップでもいいし、新作をつくってもOKとしました。

午前回の市営西部住宅での参加は4名。その内、親子での参加が2組でした。前回が初参加だった4歳女児は、この1か月のあいだ毎日、つくった絵本を大事に握りしめ、何回もおうちの人にお話を聞かせてくれたそうです。親子で今日を心待ちにされていました。

常連の小3女児は、「約束」テーマ時の作品をブラッシュアップ。仲良しのふたりが、約束した日にタイムマシンを掘り起こすお話です。今日もお手製スタンプカードを持参し、弟の手を引いていちばんに来てくれたのでした。

午後回は県営岩田住宅へ。雨が降り始める中7人の子どもたちが三々五々やってきました。大きな反省は、フィリピンルーツの子に寂しい思いをさせてしまったこと。この岩田団地自体ブラジル人コミュニティが大きいのですが、今日の参加者は6人がブラジルルーツ、しかも日本語がわからない子が多いため子どもたちどうしは母語。そのポルトガル語の飛び交うグループの中に、たったひとり座ることになってしまったのです。素敵な作品ができて最後は笑顔となったものの、配慮が足りませんでした。

一方、ブラジルルーツの子どもたちは、簡単な日本語を解する子が同じテーブルの子たちに母語で教えてあげるので、初参加でも日本語がまったくわからなくても和気あいあい楽しんでいます。

いつもはテーマに沿った絵本で行う読み聞かせ。特定のテーマを設けなかった今回は、司書さん(午前は田中さん、午後は松木さん)が『ぐりとぐら』の大型絵本を読んでくれました。日本人の子どもたちにはなじみ深くても、外国ルーツの子どもたちにとっては初めて聴くお話。思わず自分でもつくりたくなった6歳女児は、発表会用とは別に「大きなたまご」のお話を完成させました。

さいごに駆け足で上映。

3月21日(土曜)14時~豊橋市中央図書館で、西部住宅と岩田住宅の子どもたち合同で発表会をします。どうぞ子どもたちのお話を聞きにいらしてください。どなたも歓迎!※残念ながら中止になりました

豊橋での外国ルーツの子どもたち対象ワークショップ、こんな感じで行われています。(movie 約 1分40秒)

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