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廃材リユース×ピッケ ワークショップ@玉島 IDEA R LAB


2月16日日曜日、今年も、クリエイティブリユース×ピッケの絵本づくりワークショップで、IDEA R LAB(岡山県倉敷市玉島)へ出かけてきました。

IDEA R LABは、大月ヒロ子さんによる日本初のクリエイティブリユースの実験場。ラボから歩いて1分のマテリアルライブラリーには、地域から生まれた多種多様な端材や廃材がストックされています。集まったそれらを丁寧に整理分類することで、創りたい気持ちを呼び覚ます材料(マテリアル)となります。リサイクルやアップサイクルと違う点は、単なる「再利用」ではなく、クリエイティビティを加えて新たな価値とともに素敵によみがえらせること。そうすることで、廃材とともに、人やコトが社会の中で繋がり循環してゆきます。このマテリアルライブラリーも、元熱帯魚センターだった建物を大月さんはじめ皆さんでリノベーションしたものです。

前日は準備。屋根裏の秘密部屋に目印の黄色の風船やダンボール製のピッケたちを忍ばせます。今回のテーマは「ちいさな楽器とちいさな絵本」としました。「楽器」と言っても本格的なものではなくプリミティブなものです。大月さんといくつか試作もしてみました。でも、子どもたちに事前にそれらを見せるのは止めにして、素材から触発されての子どもたちの発想に任せることにしました。

当日。全員そろったので小雨の降る中をマテリアルライブラリーへ移動。足元に気をつけながらひとりずつ階段を上り屋根裏部屋へ。『ポポくんのおんがくかい』(accototo作 PHP 絶版)を読みました。

続いて階下で、たくさんの素材に触れ、振ったり、打ったり、落としたり、こすったり、色んな音を試してみながら、自分のお気に入りの音を探します。

選んだ材料を大切にラボへ持ち帰りました。頭の中にすでにイメージがあるようで、どんどんカタチにしていきます。

お茶とお菓子で休憩したあと、絵本づくり。

録音時には、楽器を鳴らし音も入れます。製本して完成。

印刷に手こずってしまい、残念ながら発表会まではできませんでした。私も印刷にかかりきりになってしまって、録音以降の子どもたちの様子を追えず。
神戸へ戻ってから、ひとり振り返りと作品鑑賞。なんて 素敵!自由です。みてほしいので、全作品をmovie化しました。

<子どもたちの作品> 全9作品を自動再生 

読込みに時間がかかりすぎたり個別に見たい場合は、こちらの再生リストからもご覧いただけます >>再生リスト(子ども9作品)

<大人の作品> 全5作品を自動再生

再生リストからもご覧いただけます >>再生リスト(大人5作品)

大月さんとご一緒すると、空間のつくり方や暮らしのアイディアにいっぱい刺激を受けます。2013年8月にオープンしたラボも、少しずつメンテされていて、今回は、卓球台(大月さんの子ども時代にご親戚がDIYされた本格的卓球台)からリノベした大テーブルが、元の深緑色から白色に塗り替わっていました。点在する色とりどりの椅子の張地が、真っ白な空間の中で一層映えます。傷んできたものから順次張り替えていて、その生地がどれも素敵。どこで手に入れたかのエピソードがまた楽しくて。ラボに在るほとんどのものは、手を加えクリエイティブリユースされたものなので、それぞれに物語があります。聞いているとわくわくします。
ワークショップ中の、大月さんのちょっとした言葉がけや瞬時の判断も、すごいなと思うことばかりです。それから、人との関わり方。これらは著作や講演からは得られない類の気付きで、贅沢なことだなぁとつくづく感じます。そして何より、楽しい。あと、美味しい。
玉島では毎回、昭和なアパートをリノベしたレジデンスに泊まり、魚介類をはじめとした豊富な地元食材を皆で自炊して食べます。周辺には、大月さんとその活動に魅かれ移住してきた人も多く、アゲモラ部屋(あげたりもらったり直したりする)とかマチヲ部屋(川埜龍三さんによる、架空の人物 玉島マチヲの空想ドキュメンタリー)とか面白い試みもいっぱい。現在進行中の「水辺のキッチン」、シマッタ、見るの忘れて帰って来てしまった。

今年は、前後の予定がたまたま混んでいてすぐ神戸へ戻らねばならず、もったいないことしました。次回はゆっくり滞在したいです。

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【 IDEA R LAB 】大月ヒロ子さんが、故郷玉島のご実家をリノベーションしてつくられたクリエイティブリユースの拠点かつ実験場。2013年8月オープン。
http://www.idea-r-lab.jp/
https://www.facebook.com/IDEARLAB
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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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