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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@せんりひじり幼稚園


3月25日気持ちよい春の日、せんりひじり幼稚園(大阪府豊中市)へ絵本づくりに出かけてきました。

iPadは病院訪問時と同じようにアルコール消毒して持参、手も園の入口で念入り消毒。部屋に入ると、副園長の安達かえで先生が、自ら換気と丁寧な掃除をしてくださっていました。全員がそろうのを待つ間、おはなし絵カードで遊びます。カードを引いて即興でお話づくり。最初は3枚で、次に4枚で。お兄ちゃんが6枚に挑戦すると、弟くんもがんばります。

最初に絵本を贈る相手を決めてもらったところ、卒園でサヨナラになる友だちや春休みに会ういとこへ贈る絵本、仕事で海外に居て帰国できないお父さんに「大好き」を伝える絵本などができました。

子どもたちのお話には「ありがとう」や「大好き」があふれています。

お母さんたちもお互いに仲良しで、終始和気あいあい。活発なPTAの皆さんのための専用の部屋までありました。

ワークショップを終えて、かえで先生とのランチも楽しみです。子どもたちが青空に色とりどりの風船を放つ卒園式の写真があまりに素敵で、どうやって実現なさったのかも含め休園中の様子をあれこれお聴きしました。
保育園は細心の注意を払い対策しながら開く一方で、幼稚園は休園しなくてはなりません。様々な制約ある中で、とにかく子どもたちが日常に近い生活を送れるように、少しでも楽しくと工夫なさっています。まず、1クラスずつ登園し園庭で1時間だけ少人数での保育を行う「青空教室」を行ったそうです。さらに、先生方による歌や手遊び、紙芝居やおもちゃ作り、縄跳びや昆虫太極拳などの動画をkidslyで毎日(!)配信。情報を収集し、状況下でのベストを判断、創意工夫、実行…の日々繰り返し。園庭での卒園式は、想い出映像や挨拶は別途動画配信するなどして内容を縮小し時間を大きく短縮。感染状況の変化に伴い変更を重ね、直前まで話し合い、連絡と準備に奔走、前日に職員皆でブルーシートを敷き当日を迎えたそうです。(卒園式の前日に配信された「副園長の子育て応援通信」3月号「未来を生き抜く力」

来るたびに感じるのは、園の雰囲気がとても「健やか」なこと。かえで先生が、子どもに対しても職員さんに対しても「いいね!やってみて!」で接し、子どもたちも職員さんたちも応援してもらえるとわかっていて、それに応える。信頼と安心があるのだろうと推察します。これだけの大所帯(幼稚園だけでも450人近い園児数)を預かる重圧やいかばかりかと思うのに、いつも笑顔で人間力にも敬服します。本気の遊びの中に学びがある。子どもの主体性を大切にするせんりひじり幼稚園、訪問が毎回たのしみです。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
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