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青森の中学校とオンライン授業


同志社中学校と風間浦中学校の4日間に渡るオンライン交流研究会の最終日、同志社中学校 反田任先生のコーディネートで、風間浦中学2年生の授業を担当させて頂きました。

風間浦村は、津軽海峡に面した本州最北端の村。同志社との縁は1864年にまでさかのぼります。同志社創立者である新島襄は、函館へと向かう航海中、悪天候に見舞われ風間浦の下風呂港に寄港、2日間滞在しました。その史実に因み1992年に新島襄寄港記念碑が建立されたのを機に両校の交流が始まったのだそうです。以来、年に一度、風間浦中学校の2年生全員が、先生や教育委員会の方の引率で京都を訪れ、大学キャンパスを見学し外国からの留学生と交流したり、同志社中学生と授業や課外活動を共にする交流を続けています。毎年ではないですが、同志社中学の生徒(生徒会の生徒さん)が風間浦中を訪れての交流もされています。

昨年度は、ちょうどその同志社来訪中にピッケの絵本づくりをさせて頂きました。(昨秋の同志社中学での授業の様子
今年度は Covid-19感染予防の配慮からリアルでの交流はできなかったものの、代わりにオンラインで企画なさり、嬉しいことにそのプログラムのひとつとしてピッケも加えてくださったのでした。

今年の2年生も画面越しの「ハイ!」の声が大きくて元気いっぱい。「休憩要らないです」と授業2つ分=90分を連続で最後まで。集中力とあふれるアイディアに感心しました。後日、完成作品を拝見するのが楽しみです。

風間浦村は、村をあげて、子どもたちや教育をとても大事になさっていると感じます。それは、取組みの熱心さ、生徒さんへの接し方からも伝わってきます。
村の世帯数は わずか905世帯。私の住んでいる神戸の某町某丁目の世帯数より少ないのです。にもかかわらず、村立の小学校と中学校がひとつずつ在ります。
教育現場のICT環境も最先端です。2017年度から小学校高学年と中学生はiPadひとり1台の環境で、しかも中学生は自宅への持ち帰りOKなので我が物として使いこなしています。
生徒だけでなく先生方も学び続ける意欲にあふれていて、同志社中学の協力でICT研修会も開催されています。

オンライン授業のさいご、反田先生が「なにかひとこと」と振ってくださったので、ついこんな話をしました。
ICTを、ぜひ「創造(Creation)」 に活かしてください。その手元のiPadみたいなものの中に入ってるだけではないのですよ。ICTは、皆さんの「創る」を助け大きな力になります。生活の中のどんなモノとも結び付いて何にでも化けます。ICT、デジタルを何のためにどう使うか、考えるのは楽しいですよ。ぜひアイディアを出し創る人になってくださいね。

反田先生をはじめとする両校の皆さんのおかげで、今年も風間浦中の生徒さんと絵本づくりができて、晴れやかな心持ちとなりました。

写真を追加(ブログを公開したところ「これも使ってください」とお送り下さいました)

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同志社中学校(英語)、風間浦中学校で導入されています:
iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」
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