Category: ピッケのつくるえほん

3月3日ひなまつり


あっという間に3月、桃の節句ですね。
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    鳩居堂さんの絵葉書
すっかり、ブログの更新を怠けていました。
今やっているのは、「ピッケのつくるえほん」の細かなバージョンアップ。
旭小学校で算数の授業を見学させてもらったとき
お皿にケーキを並べたあと、そのお皿ごとレイアウト変更しようとして苦労している子が結構いました。(「かけ算」の文章題作成だったので)
「高度なことより、シンプルわかりやすいを優先」が基本方針ではありますが、複数選択は欲しいですよね。
GUIの追加はせず、キーとの併用でできるよう仕様追加中。
次の機会に組み込める予定です。
(既にパーソナル版をお買い求めいただいている方には、もちろん無料でバージョンアップいただけるようにします)

今日のおやつは、和三宝糖の干菓子。
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3時まで待てぬかも。

「ピッケのつくるえほん」1日体験コーナー@大垣市


2/13土曜日、岐阜県大垣市の図書館で、PC2台だけの「ピッケのつくるえほん」1日体験コーナーが開設されました。(私は行っていなくて全ておまかせ)
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   机に装飾幕を付けてくださり、よくある長机が可愛く変身

フル回転の大盛況「もっと作りたい」の要望たくさんで、やむなく「近日中に、情報工房で体験して頂けるようにします」と言わざるえなくなったそう。嬉しいな!
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具体的な日程が決まりましたら、あらためてお知らせしますね。

昨年夏の大垣市情報工房でのイベントの様子は こちら>>

「ピッケのつくるえほん」でバレンタイン絵本


デジタルつみきに、ハート型アイテムを追加しました。
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ダウンロードストアからお買い求めいただいてご利用中の方には、アプリ起動時にアップデートをお知らせするダイアログが開きます。(アップデートは無料です)
Facebookの「ピッケのつくるえほん」(PeKay’s Little Author)では、お試し期間中の今なら、無料会員のままで2作まで作れます。
カードの代わりに小さなオリジナル絵本を作って、バレンタインに贈りませんか。恋人はもちろん、家族や友人など大切な人へ。
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Facebook版「ピッケのつくるえほん」については こちら>>

「ピッケのつくるえほん」大人のみで絵本づくり


先週末、都内某社のスタジオで、初の大人のみ対象、しかも男性ばかり10数人のワークショップをしました。内、何人かはパパさん。
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ざっと説明した後、スタジオ内それぞれ好きな場所で陣取り、思い思いに作成。
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正直どうなることか…と心配だったけれど、力作ぞろいで大盛り上がりに。続くライブ内での発表会(楽しすぎて写真撮るの忘れてましたっ)も、生ギターBGM付きで良い感じ、ひとりはお話を自らギター弾き語りナンバーにして熱唱。
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 なかなか「ごめんなさい」が言えないお年頃2歳のお子さんのための絵本。

「ピッケのつくるえほん」で算数


「ピッケのつくるえほん」を試してくださっている千葉県の柏市立旭小学校の算数の授業を見学させていただきました。
パソコン教室に40台のPC。
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小学校2年生の掛け算の教科書に「文章題を作る」という課題があります。 掛け算を数式を入り口に学ぶと、現実の事象との結びつきが弱く、ただなんとなく「A×B」と式をたてるだけのあいまいな理解に終わりがちです。
そこで文章題で学びます。まず、自分で考えたかけ算の問題をノートに書きます。
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続いて、つくった文章題を「つくるえほん」で絵本にします。
箱に6ケづつ入ったドーナツ、池にあひるなど。
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あいまいな理解のままでは、絵で表現することができません。そのため、つまづいている箇所が、子ども本人にも先生にも浮彫りになります。図や絵を思い浮かべながら視覚的に考えられるようになります。
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楽しい「かけざんのえほん」が、いっぱいできました。

特製ほんだな「ピッケのつくるえほん」


立命館小学校1年生の特別授業でつくった絵本。
新谷先生が特製の本棚を作ってくださいました。
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屋根までついた「ピッケのおうち」型本棚です。
メッセージの看板付き:「1年生がロボットのじゅぎょうで小さな絵本をつくりました。ぜひ見てください!」
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メディアセンターという学内の図書室の、絵本コーナーに展示されています。上級生のお兄さんお姉さんにも、読んでもらえるといいですね!
子どもたちの絵本作品は こちら>>

立命館小学校でピッケの特別授業


この2学期、立命館小学校のロボティクス科1年生の授業でピッケを活用いただいています。40分×13コマを「ピッケのおうち」を素材にカリキュラムを組み、実施なさっています。その中盤にあたる昨日、私も2コマを担当。京都まで出かけてきました。
校内にアクトシアターという立派なホールがあって、当初は、そのホールでの講演を希望されていました。でも、話を聴くだけの80分は長すぎるだろうと、お話+ミニワークショップとさせてもらいました。
2クラスずつ、2コマを2回。
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場所は「博士の部屋」です。人数が多いので、椅子は撤去。
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入りきれない10人ほどは、廊下で。
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3人で共同制作。もう大騒ぎです。
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仲良く交代しながら作っているチームもありますが、もめにもめて作っているチームもあり。
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さいごの発表会は、廊下の階段に腰かけてもらい、階段正面の壁面にプロジェクタ投影して行いました。
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代表して1チームが発表。
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印刷は時間内には無理で、授業後、先生たちがしてくださいました。
子どもたちが製本して、明日の授業参観で展示、その後、図書室で展示されます。
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60人の子どもたちに対面してというのは初めて。たくさんのエネルギーを受けると同時に、こちらもそれに負けぬエネルギーが要ります。
いつもは、親子での利用が多く、一緒におはなしを作る行為が、親子のコミュニケーションになっていました。
今回は、同い歳3人での共同制作。話しあったり 時に全力でぶつかり大モメにもめながら作る様子を見ながら、これも大事なコミュニケーションだなぁ と感じました。この後、作った絵本を通じて、どんなやりとりが生まれるかも楽しみです。

子どもたちの絵本作品は こちら>>

ダウンロードストアをオープンしました


「ピッケのつくるえほん」を、Facebookを介さずダウンロードストアからご購入いただけるようになりました。
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3月のリリース以来、国内の方から「使いたいけれど、Facebookへの登録に抵抗がある」という声をいただいていて、ずっとなんとかしたいと思っていました。
オンラインで利用いただけるよう構築することは壮大すぎて難しく、ダウンロード販売のみ、お支払いはクレジットカード一括払いのみです。
コンビニ払いやゆうびん振込を入れることできなくて、すみません。
価格は2980円(税込)。おひとりの個人が無期限にご利用いただけます。

新しくなった pekay.jp は こちら>>
ダウンロードストアは こちら>>

「絵本」にまつわる話


実は、先の「教科書に載った小説」の「絵本」で、祖母のことを思い出しました。(「絵本」という以外に共通点はありません)
私事ですが、書き留めておきます。

昨年の夏の終わり、祖母が暮らす両親の家で1泊を過ごしました。
昼下がり、8歳の姪がピッケの絵本を作るというので、父のPCで1作つくり、3冊製本しました。1冊は自分、1冊は3歳の妹、1冊はひいおばあちゃん(祖母)にあげるのだと言って。
絵本ができあがり、祖母が寝たり起きたりで過ごしていた1階の座敷へ、3冊を携え駆け下ります。3歳も、とことこついてきます。
3人で祖母が座る座椅子を囲むと、姪は少し得意げな様子で、絵本のページをめくりながら大きな声で読み上げました。ピッケの絵を見て「たみちゃん(=私)の?」と問う祖母に、「ちがう、私が作ったの」と表紙の作者名のところを指し示します。
日頃「お年寄」に会うことがなく、腰が90度以上に曲がった祖母を時に恐がり泣くことさえあった3歳の姪も、この日はリラックスした様子で、祖母にもたれ顔を寄せ絵本をのぞきこんでいます。
祖母は、補聴器をつけてはいるものの、ほとんど聴こえていません。おそらく訳はわからず、でも、とにかくも、こうやって曾孫2人と孫(私)とが、自分のためにと絵本を読んでくれるのですから、嬉しそうな様子で聴いていました。
「おしまい」となり、閉じた裏表紙に持ち主のなまえとして自分の名前が入っているのを見て、眼を丸くします。(初期の仕様では、裏表紙に持ち主の名前を入れる欄があったのです)
姪が同じ絵本を3冊並べ、裏表紙の持ち主名を示しながら、「これは私、これは妹。これはひいおばあちゃんにあげるの。どうぞ」と手渡すと、なんとなくはわかったようで「ありがとう」と嬉しそうに受け取りました。
その3週間後、祖母は息を引き取りました。92歳の大往生でした。
もらった絵本を、ずっと大事に、繰り返し繰り返し読んでいたそうです。葬儀の日、他の遺品とともに絵本を棺に入れました。
初孫だった私は、幼少の頃から特に可愛がってもらいました。
大好きな祖母とのさいごの風景が、姪っ子たちと一緒にピッケの絵本を読んだおだやかな時間であることは、とても幸せです。
先月、その祖母の一年祭でした。
今でも、守られている気がします。