Category: 図書館

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @和歌山県田辺市 と熊野の森


8月23日日曜日、一般社団法人グリーンエデュケーションのお招きで絵本づくりをしてきました。会場は和歌山県立情報交流センター「Big・U」。ICT系設備も充実の広々とした施設です。図書館(詳細は後述)や、時間が足りなくて見れなかったのですがプラネタリウムまであるそうです。
和歌山県立情報交流センターBig・U
床にも天井にも地元の紀州材がふんだんに使われています。
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会場の飾りつけを手伝ってくれた女の子。
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4歳~9歳の子どもたちが親子で参加してくれました。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さんお母さん、いとこ、友だち等に贈る絵本を作りました。
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お父さんといっしょに録音中。
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友だち同士で相談したり教えあったりしながら。
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デジタル絵本の次は紙の絵本をつくります。
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いよいよ発表会。身を乗り出して見入っています。
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仲良しの友だち&姉妹の4人組。開いた見開きは、それぞれがいちばん気にいっている場面です。
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「Big・U」館内に、和歌山県立紀南図書館があります。
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これが、血の通った、実に密度濃い素敵な図書館なのです。
昨年秋の未来の図書館を考えるワークショップで、子どもたちが絵本に描いてくれたのは「人が集いつながる図書館」でした。私自身も、本を借りるだけでなく、人が集いつながる図書館、想像し創造できる図書館が日本中にできる日を夢みています。この紀南図書館ではいち早く、紀南の人や文化を大切にしコラボレーションすることで、地域の人が集いつながる場を積極的につくろうとされています。

紀州材の高い天井からは地元作家さんの切り絵作品が下がり、ゆらりと揺れています。物語の一場面の平面作品の他に、立体作品の鯉もあって眼をひきました。低い書棚の上には地元の伝統工芸である紀州手毬が飾られていて、手毬の展示の下には関連書籍があります。中央部の天井が円錐形の天窓になっていて音が程よく響きます。それに気づいて、閉館後の時間に大人のための読み聞かせ会を開催されたそうです。また、植芝盛平氏と合気道関連本の特設コーナーもありました。合気道開祖の植芝氏は、地元田辺市の出身なのだそうです。近く紀南文化会館で合気道演武大会が開催されるので、それに向けての展示とのことでした。坪野賢一郎館長をはじめ職員の皆さんでアイディアを出し合ってさまざまな試みをされていて、嬉しくなる場でした。

主催のグリーンエデュケーション代表の水野雅弘さんの経歴が実にユニークです。TVの放送作家や音楽関係の映像プロデューサからコンサルティング業界へ。お子さんの誕生を機に再びメディアの世界へ戻り、環境問題に関わる内に「外から見るだけではわからない、暮らしてみよう」と、10年以上住んだ横浜を離れ4年前に南紀熊野へ移住されたそうです。自宅も築20年の日本家屋をリフォーム、畑を耕し、ソーラー発電でのオフグリッド生活を目指されています。
ワークショップ前日に、熊野の森で実験中のオフグリッドタイニーハウスを見せてくださいました。屋根がソーラーパネルになっていて、照明、冷蔵庫、パソコンくらいの電力なら充分にまかなえます。窓を開けると風が通って涼しく、眺めも抜群で、泊まってみたくなりました。
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途中「霧の郷たかはら」という熊野古道にある宿でランチをごちそうになりました。水野さんの友人であるオーナーが、敷地内につくったアースバッグハウスを案内してくださいました。床面積が10m2以内であれば建築確認申請の手続きが不要とのこと、基礎工事は無しで earth bag=土のうを積み上げて、たった4か月で作ったそうです。
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1日6時間働いて滞在費フリーとしていて、長期滞在の外国人に大人気、かなり先まで予約が埋まっているとのこと。この日はフランスの方が宿泊中。快く中を見せてくださいました。内装も可愛いです。眼下の眺めも素晴らしく、天空の宿といった趣です。
霧の郷たかはら_眺め
他に熊野本宮大社、大斎原、真名井社へも案内していただきました。なかでも、もともとの社殿があった大斎原は、空気の澄んだ気持ちの良い場で、心身に風が通り抜けるようでした。
人も場もすべての出会いに感謝する2日間でした。ありがとうございました。南紀熊野、ゆっくり再訪したいです。

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
子どもたちの作品紹介と嬉しい後日談は、次のブログへ。

追記)主催のグリーンエデュケーションさんが、レポートをアップしてくださいました。記録映像付き!

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @札幌市中央図書館


6月28日日曜日、札幌市中央図書館にお招きいただき、絵本づくりワークショップをしました。来秋以降 (仮称)絵本図書館を開設するにあたっての、デジタル導入を検討するための実証実験とのこと。重責を感じながら札幌入りしました。
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図書館の皆さんはお気持ちもフットワークも抜群で、直前1時間のざっくりとしたレクチャーで操作方法も進行手順も把握してくださいました。おかげで子どもたちを迎える頃には私の緊張も解け、親子8組の皆さんと一緒に私自身も楽しみながら絵本づくりができました。

導入に絵本の話をして、ふだんは借りたり買ったりしている絵本を今日は自分でつくること「みんなが絵本作家です」と伝えます。
5~8歳の子どもたち、操作方法を聴くときは真剣そのものです。
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贈る相手を決めて、それぞれに作ってゆきます。未就学の子どもたちはお話を声に出しながらなので、実ににぎやかです。
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パパへプレゼントする絵本をつくる1年生。水のない場所で遊んでみたかったあひるさんが、友達に誘われはじめて公園で遊んだお話です。
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おじいちゃんへプレゼントする絵本。8歳。海へ出かけたうっきー達にいったい何が起こったのでしょう!?
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思い思いの場所で録音。お父さんやお母さんに声で出演してもらう親子もありました。
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上映会。8作品それぞれに個性豊かな作品となりました。子どもたちの想像力と創造力は、いつも私たち大人の予想を上回ります。
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終了後、いちばん気に入っているシーンを開いた絵本を手に、皆で記念撮影をしました。
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さっそく翌日の北海道新聞にも、ワークショップの様子が掲載されたそうです。

昨年9月の未来の図書館を考えるワークショップで、子どもたちのつくった絵本を思い出しました。そこには、多様な人々があつまり、ともに過ごし(たいていカフェがあります)人のつながりが生まれる未来図が描かれていました。
人が集いつながる図書館、本を借りるだけでなく想像し創造できる図書館。
そんな図書館が日本中にできる日を夢みています。その先駆けとならんとする札幌の皆さんにお招きいただけて、とても嬉しく光栄でした。

こちらから子どもたちの作品をmovieでご覧いただけます。
※ 8作品が順番に自動再生されます。

うまく連続再生されない場合は、直接YouTubeの再生リストから個々の作品をご覧ください。

みらいドットDNPさん公式レポートも公開されました。
「絵本の楽しみ方が変わってきた!?「札幌市中央図書館 デジタルえほん実証実験」」

未来の図書館「ピッケのつくるえほん」ワークショップ @デジタルえほんミュージアム


15日(月・祝)未来の図書館について考えるワークショップを、新宿区立中町図書館、ドットDNPさんとのコラボで行いました。
会場は、中町図書館から徒歩圏のデジタルえほんミュージアム。
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図書館は、個人的にも関心あるテーマで、このお話をいただいた時はちょうど、菅谷明子さんの「未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―」を再読中でした。(10年以上前に書かれた本なのですが、今読んでもちっとも古くなくて面白いです)
そんなわけで大いにはりきったものの、いきなり 「さぁ今日は未来の図書館をテーマに絵本を作りましょう!」というわけにはもちろんいかず、いつものワークショップの時間にプラスして、導入の時間と考える時間をとる必要があります。お願いして、当初の計画より30分余分に時間を頂戴することにして、それでも2時間半。デジタル絵本と紙の絵本の両方をつくり発表会もというリクエストなので、かなりシビアに時間配分を考えねばなりません。そして、大きく漠然としたテーマを、もう少しイメージしやすいよう、子どもの生活に近いところから考え始められるものにしたい。かといって、現実的になりすぎても面白くないし。さて、どうしよう。資料を集め、構成を考えるのは、とても楽しい時間でした。

未来を考えるとき、まずは現在、そして過去について知ること。「起源」は大事です。
参加は、小学4~6年生(最終的には3年生がひとり混じりました)新宿区立の小学校在籍で、大半が中町図書館の地区の子どもたち。日頃から親しみある中町図書館の、でも会ったことはない鹿島館長から、図書館の日頃の業務や、世界/日本の図書館の歴史、図書館の役割について、最初にお話いただくことにしました。たった5分の中に、歴史にも触れてほしいという無理をお願いしましたが、中町図書館内の写真などを使いながらわかりやすく紹介してくださいました。
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続いて、私から世界のいろんな図書館を紹介。これも5分なので、イメージを広げやすいビジュアルあるもので繋げました。
・立地がユニーク(ツリーハウスイベントでの図書館、海底ホテル内の図書室)
・町の中のマイクロ図書館ネットワーク(little free library
・動く図書館(コロンビアのロバの図書館、オランダのBieb Bus、タイの水上図書館など)
・紙の本が無い図書館も(digital book mobile
・図書館ではないけれど、デジタルになることでプラットフォームが自由になる例(チームラボ×ダイキン工業 雲プロジェクト
・自分たちの町の図書館を、皆でアイデアを出し合ってつくる(愛知県豊橋市)

それから、アイディアシートに各自で書いてもらい、グループ内で発表。互いの質問やアドバイスをうけてブラッシュアップ。
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参加者の募集も、3人ずつのグループに分けることも、図書館の方がしてくださいました。兄弟姉妹や友だちで参加のペアはそれぞれ別のグループに分かれて、学校も違う「はじめまして」どおしのグループになりました。
3年生女児と6年生男児、すっかり仲良しになっていました。
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次に、「伝えるためにアイディアを物語にする」を考えるヒントに、絵本を紹介。モニカ・ブラウン作「こないかな、ロバのとしょかん
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書画カメラで映しながらあらすじを話したあと「この絵本は、最初にムービーで見てもらった コロンビアの小学校の先生ルイスさんのお話です」と種明かし。(途中で気づいていた子もいました)
この絵本では、ロバの図書館がやってくるのを心待ちにしている 本好きな女の子アナ側から見たお話として描かれていますが、もしアナの視点ではなく、ルイスさんの視点、2頭のロバ、アルファとベットの視点、あるいは、ルイスさんがやってくると その木陰がひととき図書館になる樹の視点など、他の視点から描くと同じ話がどう変わるかを想像してもらいました。(実際、市販されている絵本には、ルイスさん側から描いた1冊もあります)
「皆のアイディアを一番よく伝えるには、誰の視点からのどんな物語にするとより伝わるでしょう」と投げかけると、子どもたちの表情がパッと考える顔つきに変わるのがわかりました。で、そこで時間をとってあげられればよいのですが、進行の都合上無理なので、アプリの使い方の練習しながらのマルチタスクをお願い。子どもたち、ちゃんと付いてきてくれました。

ここからはiPadを使って、まず絵だけで4見開き。次に表紙と裏表紙を作成。アイディアの特徴を伝える絵本の題名も考えます。
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早く終わった人のみ本文に文字を入力。それから録音。
居心地よい場所を見つけて、それぞれで録音中。
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録音内容を綿密に書く子もいます。
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続いて、紙の絵本を製本。
進捗に差がついてしまったので、揃うのを待つと発表会はあまり時間がとれなくて、かなりの駆け足になってしまいました。
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鹿島館長から講評をいただき、ふりかえりをしてお開き。
子どもたちの作品から、いくつか紹介しますね。

6年生男児「本が読みたい」——————
場所:飛こう機の中
ひと:飛こう機でほかのところへいく人
特徴:シートベルトが消えているときだけ利用でき、きんきゅうのときのために いすにはシートベルトがついている(食べ物は食べれない)
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5年生女児「大きな木のある小さな図書館」——————
場所:森の中の大きな木の中
ひと:子どもからおとしよりまで→ペットも!
こと:本の貸しかり、カフェ、マッサージ(チェア)、おかし(お茶会)、ねる
特徴:真ん中に木、木でできた図書館、上(天じょう)ガラス、人工しば
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3年生女児「海の中の図書館」——————
場所:海の中
ひと:ダイバーとかもぐってくる人
こと:本をよんで自動でのみものとかたべものとかがでてくる
特徴:海の中をおよぎながら本をよめる
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5年生男児「土の中の図書館」——————
場所:地下(土の中)
ひと:人・動物
こと:本の貸し出し 土の中を見たり どこにあるかわからなくなる(たまに動く)
   入る時は、どこかに穴があり、そこからすべって入る。
   午後1時から午前3時まで
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5年生女児「いつでも、どこでも!想像で行ける図書館」——–
場所:みんなの頭の中
ひと:だれでもこれる(動物も!)
こと:だれかが頭の中で「いきたいな…」と思ったときにこれる。
   好きな本を選んでプレートにおくと かりることができる。
   本は(こんな本が借りたい)と思うと、それに関連した本が たなにでてくる。
特徴:電子本もある。動物の大きさ、高させいげんは10kg以内と1.5m以内。
   その図書館に来ても、1人だけだということは絶対にないのでさびしくならない!!!
   物 かえす期げんをすぎると その人のなにかをうばわれる
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「土の中の図書館」作者の5年生男児は、録音が照れくさくて、上映の時点では表紙以外は無音でした。ほんとは音も入れたかったのではと思い、終了後に声をかけてみたところ、残って最後まで仕上げてくれました。嬉しいことに、アンケートの感想に「すごくたのしかった」、図書館でこれからしたいことは「自分の本をいっぱいつくる」と書いてくれていました。

今回は、①未来の図書館のアイディア出し、②そのアイディアを物語に変換する、という大きな2つの山を入れねばならず、2時間半では無謀かも、という懸念もありました。でもいつも、子どもたちの柔軟性、発想、創造力はこちらの予想を上回るので、ワークショップの回数を重ねるほど、そこは子どもたちなんとかしてくれるだろうと思えるようになり、実際、今回も期待以上に応えてくれました。

ピッケの絵本づくりワークショップでしたいことは、3つあります。
1)言葉や物語の楽しさや喜びを味わう。
2)自分のつくったお話を語り聴いてもらう楽しさを知る。それは、自分を認めること、人を信じることにつながる。
3)つくる側になる。衣食住どれにおいても消費者であることが多い子どもたちに、いつだってつくる側に回っていいんだと感じてほしい。

たまにご父兄から、お話の作り方、起承転結などの指導がほしかったなどの声もあるのですが、たった2時間ほどの中、まずお話づくりの楽しさを味わうことを優先しています。楽しければ、もっと良くしたくて、勝手に友だちの作品から学び、工夫する、自走式になります。正統な手法や文法の習得よりも、むしろ、実は創造も表現も得意なのに、正しい文法が使えなかったり規定枠に合せることが難しいため学校で低い評価を受け自分でも低く自己評価してしまっている子どもにこそ、本来の力を自由に発揮してほしいのです。

「未来の図書館」テーマの今回特にしたかったのは、上記の1)~3)に加え3)をさらに発展させ、図書館など社会のインフラも、与えられた箱を使うだけではなくて、自分たちでアイディアを出して自分たちでつくっていくと感じてほしいということでした。
当初は支配者層や知識階級のものであった図書館が、欧米でも160年ほど前、日本ではたかだか60年ほど前にようやく市民誰にでも開かれた場になったことを知り、その連なりの先に、次は自分たちが作っていくのだと楽しみに思ってくれたらいいなと。

準備も当日も、今こうして子どもたちの作品を振り返ることも、ほんとに楽しいワークショップでした。鹿島館長をはじめ図書館の皆さん、毎回お世話になるドットDNPの皆さん、参加してくれた子どもたち、ありがとうございました!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
DNPさん(プロのカメラマンさん)撮影の写真はコチラです。
みらいドットDNPさん公式レポート「未来の図書館は土の中!?」

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@佐賀市立図書館


ピッケ初!佐賀県。
絵本コーナーには赤ちゃん連れ、学習室には受験生、サロンには碁を楽しむシニア。地域の皆さんが集う佐賀市立図書館の多目的ホールで、未就学児~小学生対象で絵本づくりをしてきました。
三角屋根、広々とした気持ちいい空間。
佐賀市立図書館

オンラインでの申込みより電話やFaxでの申込みが多かったそうです。
募集チラシ
素敵なサインボードで会場まで誘導。

まず、鹿屋市「つるみね保育園」杉本正和 園長先生から「アナログ9割+デジタル1割」保育の実践報告がありました。園児が活き活きと発表するmovieを、ご父兄の皆さんも熱心に見入っておられます。嬉しいことに、ピッケも活用してくださっていました。
実践報告

続いて、絵本づくりがスタート。未就学児の参加が多く、親子でおしゃべりしながら作成中。
親子で

5歳のエキスパート。
5歳のエキスパート

裏表紙にも物語があります。これは男児の作品。ひとつ前の見開きには、おばけのセリフで「はらへった~」。
おばけ

仲良しトリオで参加。作品は三者三様。
仲良しトリオ

できた~。
できた~

発表会。定員を超える応募もあり、全作品を上映とはいかず「我こそは」と申し出てくれた子どもたちの作品を皆で鑑賞。保護者の方からも感嘆の声と拍手がおきました。
発表

各テーブルに飾られていた可愛い風船。終了後、「どうぞ持って帰って~」と子どもたちにプレゼントされていました(作るの大変だったと思うのです、なんて気前のよい…)。
風船

ICT支援員のおふたりと近隣の大学の幼児教育専攻の学生さんが、ファシリテータとして入ってくださいました。
集合

主催の株式会社NEL&Mさんは、昨年設立された会社です。佐賀を拠点に園児、児童のより良いICT活用をめざしていかれるそうです。教育ICT活用スクールも開設されています。

ご参加の方から「昼食のときもトイレ休憩のときも一緒に持ち歩いて、子どもたちにとって大切な物になっています」と嬉しいメッセージ。
早くも、次回(来年?)の佐賀行きが楽しみになっています!

写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。

特製ほんだな「ピッケのつくるえほん」


立命館小学校1年生の特別授業でつくった絵本。
新谷先生が特製の本棚を作ってくださいました。
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屋根までついた「ピッケのおうち」型本棚です。
メッセージの看板付き:「1年生がロボットのじゅぎょうで小さな絵本をつくりました。ぜひ見てください!」
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メディアセンターという学内の図書室の、絵本コーナーに展示されています。上級生のお兄さんお姉さんにも、読んでもらえるといいですね!
子どもたちの絵本作品は こちら>>

チェコへの扉


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上野で時間が空いたので、国際子ども図書館で開催中の
「チェコへの扉 -子どもの本の世界-」へ行ってきました。

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いつもながら、ここでの展覧会は、とても丹念で行き届いた展示です。
第一共和国時代~第二次大戦後まで、時代ごとに区切り、
時代背景+代表的な児童文学や絵本と、わかりやすく楽しめます。

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ミレルの「クルテル」(もぐらくん)
固有名詞なのだと思っていたのですが、「クルテル」が
チェコ語で「もぐら」なのですね、知りませんでした。

人形劇が盛んな国だけあって、しかけ絵本も
劇の舞台装置のように凝っていて、素敵でした。

この図書館は、建物も魅力です。
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明治に建てられた旧帝国図書館を、安藤忠雄氏により保全、再生したもの。入り口反対壁面は、元の建物を、ガラスの箱で包むかのようになっていて、大胆な発想がすてきな空間を生んでいます。
ルネサンス様式の内装も、ドア、窓、柱、階段、シャンデリア・・・
どのディテールをとっても美しいです。

9月7日まで。建物と合わせてお薦めです。