「未踏事業SPECIAL」座談会とインタビュー動画が、日経ビジネスオンラインのサイトで公開されました。
未踏のページに引っ越したようです。
インタビューWebサイト
インタビュー動画
(Flashを使うのをやめて mp4にしたようなのですが、かなり重いです…)
「ピッケ」にまつわるあれこれ
「未踏事業SPECIAL」座談会とインタビュー動画が、日経ビジネスオンラインのサイトで公開されました。
未踏のページに引っ越したようです。
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(Flashを使うのをやめて mp4にしたようなのですが、かなり重いです…)
「Home Theatre Foyer (ホームシアター・ホワイエ)」 2013年春号に「ピッケのつくるえほん for iPad」が掲載されました。
特集「子どものためのAUDIO&VISUAL」では写真も含めてたっぷり、加えて「注目のオススメアプリ」としてもご紹介してくださいました。
平成23年度「教育の情報化」推進フォーラムで登壇しました。
会場は、国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟。
「ICT夢コンテスト」地域部門でCEC奨励賞を受賞した「夏休みメディアリテラシー体験講座 絵本をつくろう」尾道でのワークショップの事例をご紹介しました。
ハイシーズンでにぎわう軽井沢。ピッケ初、屋外!での絵本づくりです。
前日からポツポツ降る怪しい空模様。天気予報も雨。どうかハズれてくれますよーに。
当日8月14日、強い雨音で目覚めました。
どうなっちゃうだろう…少し心配な気持ちで、プリンスショッピングプラザの芝生のひろばへ。前方に小さく見えてきたテントが今日の会場です。
ぱらつく雨の中、着々とテントを立て、電源確保、アクセスポイント設定、エアプリンタ設定。この「キッズワークショップの町 軽井沢2012」を企画~運営してくださったエンタテイナー、なおやマンさんとアイコさん。マルチです。
どんな会場設営にするか迷ったのですが(天候考慮し長テーブル+パイプ椅子に変更する等)、当初予定してくださっていた通りでいくことに。濡れた芝生の上に、ビニルシート2枚で養生して、小さなテーブルを並べて(テーブルまで木で作ろうとしてくださっていたようです)、地面に直に座ってもらいます。私が心配性なもので、子どもたちが万一おしりが冷たくなった時用に、急遽エアクッション切って人数分の簡易座布団まで用意してくださいました。(でも、元気な子どもたちに、そんな心配不要でした。みんなへっちゃら。)
雨があがりました! 夢のようなこの景色、忘れることはないでしょう。
お父さんにプレゼントする絵本が、できました。
出力した絵本の展開図。おうちで製本してね。
夏空の下、緑の中でのワークショップ。
かつてデスクトップPCで行っていた頃から思うと夢のようです。
いつか、ハードがもっと軽く薄くなって落としても大丈夫で、眼にもやさしいものになったら、スケッチブックで写生するように、それぞれ気に入った木陰でおはなしづくりできるといいな。かれこれ10年以上、願い続け言い続けています。それが遠い未来の話でなく、すぐそこまできていると、今日、確かな情景として思い浮かべることできました。
こんな景色を見せてくれたなおやマンさんとアイコさん、ありがとう!また会いましょうね。
Facebookページ「PeKay」にも写真をアップしました こちら>>
8/1~8/14 e-とぴあ・かがわ(香川県高松市)で開催中の夏休みイベント
「みらいのどくしょ展 - 夢が広がる電子書籍の世界 -」
に、スペシャルイベントとしてお招きいただき、ワークショップをしてきました。
e-とぴあ・かがわ は、この高松シンボルタワーの4、5階にあります。
JR高松駅やフェリー乗り場からすぐ、眼の前は瀬戸内の海! という立地。ワークショップ会場からの眺めも素晴らしいデス。
始まりを待つ間、5歳の女の子が、たまたま同じテーブルになった3歳の女の子に、サンプルとして置いてあった絵本を読み聞かせしてくれていました。なんともほほえましい光景でした。
子どもたちのとりあげる題材は、魚や海の率が高いのです。釣り竿で魚釣り、海底、水中など。
デジタル積み木で、根気よく作っていて、何なのかな?と思っていたら、桟橋でした。この後、大きな船にピッケたち皆で乗船します。
カニに指挟まれて痛いっ! 実感がこもっていますね。
夏だからかな?と最初は思ったのですが、他の地域の夏休み開催では、これほど多くありません。リアリティも違います。おそらく、高松の子どもたちにとって、海は身近なのでしょう。
紙の絵本と音声入りデジタル絵本の両方をつくり、さいごに発表会もするフルコースで実施。予定の2時間を超えてしまった回もあったのですが、みんながんばりました。
この「みらいのどくしょ展」の会期中に、電子書籍の展示や、バーチャルリアリティーシアター上映などもあります。
次の週末は、講師をe-とぴあ・かがわの皆さんが務めてくださっての「ピッケのつくるえほん」と、絵本作家いしかわこうじさんの「ぺーぱーわんこであそぼう」のワークショップもあります。 詳細と申し込みは こちら>>
終了後、駆け足で2フロアを見学しました。
パソコンルームが複数あります。ありがちな、10年前建てたときからそのまま…ではなく、OSもアップデートされ、新しいMACや、タブレットPC、iPadなども整備されていました。5階のメディアステーションでは、有線、無線で自由にネット利用できます。奥にはライブラリ。他にも編集スタジオやワークショップスペース、映画鑑賞会やミニコンサートが可能なBBスクエアという広い部屋もありました。大型プリンタまで利用できるようになっていて、高松の人がうらやましいです。
今回のワークショップを陰で支えてくださったスタッフの皆さんの、プロフェッショナルぶりは頭の下がるものでした。お願いした以上のことを工夫し準備してくださっていました。館全体も同様に、丁寧で血の通った運営がなされています。独自コンテンツの発信も多く、例えばこれは「I Love Kagawa」、海外の人たちへ映像で香川の魅力を伝えるプロジェクトです。
仙台や川口など、図書館に併設でICT設備を備えた施設はいくつか知っていますが、単独で、ここまでICTがハード、ソフトともに充実した開かれた公共の場を他に知りません。
すごいなぁ香川県。うどんだけじゃないですね。
Facebookページ「PeKay」にも写真をアップしました こちら>>
夏休みが始まりましたね。
8月に高松と軽井沢でワークショップをします。
お近くの方、ぜひ遊びにいらしてください!
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e-とぴあ・かがわ サマーフェスティバル2012
みらいのどくしょ展 スペシャルイベント
「ピッケのつくるえほん」
~せかいに1さつのオリジナルえほんをつくろう!~
日時:2012年8月4日(土)5日(日)11日(土)12日(日)
10:30~12:30、13:30~15:30
場所:e-とぴあ・かがわ 情報通信交流館(香川県高松市)
対象:10:30~12:30 未就学児(4歳以上とその保護者)15組30名
13:30~15:30 小学生 15名
※ 4日(土)5日(日)は、朝倉が講師を務めます。
詳しくは こちら>>
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キッズ・ワークショップの町 軽井沢
「ピッケのつくるえほん」
日時:2012年8月14日(日)
場所:軽井沢プリンスショッピングプラザ 芝生のひろば(軽井沢駅 南口から徒歩5分)
詳細は、「キッズ・ワークショップの町 軽井沢」Webサイトで発表されます。
※ 朝倉が講師を務めます。
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他にも、私は行かないのですけれど、東京都文京区で 8月4日(土)に開催されます。
7月10日付の区報で募集開始しているそうなので、区民の方、チェックしてみてください。
「MacFan」8月号で「ピッケのつくるえほん for iPad」をご紹介いただいています。
6月末発売でしたのに、ここでお知らせするのが遅くなってしまいました。
書店でもし見かけましたら、お手にとってみてください。(25ページ目です)
編集部の方が4月のアメリカンスクールでのセッションに参加してくださり、ライターの方はskypeビデオでインタビューしてくださいました。 ゴチャゴチャ話してしまった中から「ユーザの参与性」というキーワードを導き出してくださっています。なるほど!
もうすぐ7月。
「ラジオ体操カードまだですか?」のお問い合わせが届きはじめ、急ぎ用意しました。
夏休み期間は、神戸市東灘区の公立小学校の7/21~9/2を標準としています。
(少し余裕みて、スタンプ欄は7/15から設けてあります)
パソコン画面で、カードの名前を入れます。ここを、「ラジオ体操」とすれば「ラジオ体操出席カード」になりますし、他にも、絵日記、朝顔の水やり等 お好きな名前のカードをつくって、夏休みの「毎日続ける」の応援にお使いください。
ラジオ体操は、1928年(昭和3年)に逓信省簡易保険局(今のかんぽ生命)によって「国民保健体操」として制定され、NHKラジオ放送で広く普及したものだそうです。
2008年にはじめて「ピッケのなつやすみカード」を作ったとき、本家のカードを1枚手に入れたくて。でも配布先がなぜ郵便局なんだろう?? 歴史を知って、なるほどでした。
かんぽ生命のページに詳しく書かれていますよ。
上の兄弟が学校でもらうのに、下のちびちゃんには無くて困った…という方、この「ピッケのなつやすみカード」をご利用くださいね。
帰国後の週末6/2(土曜)は、BEATセミナー@東京大学大学院情報学環 へ。
全体テーマは「子どもとデジタル絵本」、いただいたお題は「子どもにとっての絵本の役割とデジタル絵本の可能性」です。
まず、東大情報学環 特任助教の佐藤朝美さんから、絵本の読み聞かせに関する要因、Narrative(物語行為)について、その歴史と認知機能発達の見地からレクチャ。バトンを受けて次は私。ピッケの話と、2つのソフトの開発を通して思うことを話しました。
<デジタルへの懸念・課題>
・ハードもインターフェースも、子どもに与える物としてまだまだ不十分。
くるっと丸めてポケットやカバンに入れて公園へ持っていけるような物になってほしい。
・造形物としての絵本をどう考えるか。
アナログ絵本では、ハード対ソフトが1対1。
子どものコンテンツは、絵本に限らず、ハードとソフトが分かち難く結びついている。
造形物に対する愛着や、所有したい気持ちもある。
ページめくりなど身体性をともなう仕様には、ある種の強さがある。
・絵本に、絵本を手渡す大人が必要であるように、デジタル絵本にも、手渡す大人が必要。
・デジタルの、繋がろう、外へ広がろうとする特性をどう活かすか。
<私の考えるデジタル絵本の可能性>
・従来の子どもの絵本は、電子書籍の時代になっても残る。
・既存作品のデジタル絵本への移植は、図鑑的な絵本、おもちゃ・ゲーム的な絵本には向く。(物語絵本、特に完成度の高い物語絵本ほど、難易度が高い)
・デジタル絵本としての独自の仕様を考えることで、新しい表現が生まれる。
・デジタルの、繋がろう、外へ広がろうとする特性を活かし、絵本という領域にとどまらず、横方向に広がる周辺領域も合わせてデザインすることで、次の展望がひらける。
日本出版販売(デジタル絵本tocco)の正道寺裕子さんによる、物理シミュレーションを用いたデジタル絵本「まり」の開発話も興味深かったです。ビジネスとして成立することも満たしながら、アナログ絵本との違いをどう出していくかを悩みながら開発したと。
こども心理学がご専門の石川由美子さんは、「絵本を読みあうことは、人は信じるに足りうる存在であるという確信を育むことである」と話されました。とても共感します。iPadなどデジタル機器はそもそも1人でする物体のカタチであること、紙の絵本とは質的に違うこと、100年後に見つけたとき「これが私の絵本だよ」と言えるものになるか、など懸念を込め語られた数々は、一般の大人向け電子書籍とは異なり、子どものデジタル絵本については、よくよく考えていかねばならぬことと常々感じています。
「子どもとデジタル絵本」のテーマに、絵本の出版関係者、教育関係企業の方、学術研究者、保育関係者、学校の先生、自治体の方、開発者、地域で絵本の読み聞かせ活動をなさっている方、大学生など、さまざまな領域の方がご参加くださいました。
セミナー時にもお話しましたが、いつの時代においても、子どもには良質のものを届けたい。これは私たち大人の責務です。「主役は子どもである」を忘れず、デジタル絵本を開発し、子どもに手渡し、良質の絵本体験の場をぜひご一緒につくっていきましょう。
BEATセミナー@東京大学大学院情報学環 レポートページは こちら>>
朝倉発表分のスライドを以下↓に公開しています。