Monthly Archives: 11月 2025

「おへやでピッケ」でチャイケモへ



先週オンライン授業をした京都大学医学部附属病院からiPadが戻ってきたので、チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)へ出かけてきました。教室に登校して参加してくれた小3さんは、語りかけるような録音で素敵な作品に仕上げていました。病床からzoomのスタンプ機能でいっぱい反応してくれた小5さんも大作を、病床から質問してくれた中1さんも、アイディア・配色ともおしゃれな作品を完成。子どもたちの大切なお話を、チャイケモの井上さんと一緒に製本しました。

もうすぐ12月。ガラス面のクリスマス飾りは、かつてハウス利用者であったお父さんと息子さんによるものだそう。大きなツリーにもハウス滞在中の子どもたちが作ったオーナメントが飾られていました。

公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金
小児がんなど重い病気をもつ子どもたちや家族をサポートする活動を行っています。

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オンライン授業@京大附属病院


11月21日、京都大学医学部附属病院の院内学級と繋げてオンライン授業をしました。チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん(保育士さん)も一緒です。お教室に登校して、あるいは病床から、集中してつくっている様子が画面越しに伝わってきます。すでに大作になっている子もありました。このあと1週間ほどそのまま貸し出すので、各自のペースで続きをつくってもらえます。どんな作品に仕上がるか楽しみです。

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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@豊橋


11月15日秋晴れの土曜日、愛知県豊橋市でのワークショップでした。発表会(おそらく学芸会的な行事)開催日の小学校が多く、参加者の大半が未就学児となりました。午前中は図書館へ。『はっぱのおうち』(征矢 清 作、林 明子 絵、福音館書店)を、小1さんが読んでくれました。選書は図書館司書さんによります。おうち、または自由をテーマにしたところ、ぐるりとドングリに囲まれた家、滑り台の家、塗り壁たち妖怪の家、樹上や切り株の家など色んなおうちができました。

ベネズエラルーツの5歳さんは、3冊目となる「妖怪ずかん」を持ってきてくれました。お母さん作も妖怪たちが登場するお話、録音は親子で。

別の5歳さんお母さん作、アイディア見事で、子どもたちに大受けでした。

午後は校区市民館へ。常連のブラジルルーツさんも発表会で欠席、日本人のみとなりました。「11月はピッケ!」と心待ちにしていたという4歳さんは、9見開きの大作を完成。集中してつくった後は、エネルギー炸裂で走り回っていました。傍らでひとり黙々とつくる1年生。一方、インフルで来れなかったお子さんに代わって、そのアイディアを絵本になさるお母さんもありました。

次回は12月13日土曜日午前10時~は豊橋市中央図書館3階会議室、午後14時~は岩田校区市民館1階和室です(主催:市民ボランティア「ピッケの会とよはし」代表:伊藤孝良さん、協力:中央図書館)。図書館での開催回は、国籍にかかわらずどなたでもご参加いただけます。

これまでの作品は、こちらのYouTubeページでご覧いただけます。(全部ではなく一部)
https://www.youtube.com/@TamieAsakura/videos

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instagram:  https://www.instagram.com/tamie.asakura/

市民ボランティア「ピッケの会とよはし」(PeKay Toyohashi)さんのFacebook:
https://www.facebook.com/100091953173119

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第21回 日本子ども学会学術集会@秋田大学



11/8(土),9(日)日本子ども学会学術集会(大会テーマ「学校・地域社会における子どもの体験 ―風土に根付いた教育」)に参加し、石川由美子さん(宇都宮大学)井上知香さん(静岡大学)と共にラウンドテーブル「子どもがことばを生み出す場と時間」を担当しました。私からは豊橋での事例を紹介。幼児からシニアまでの広い年齢層、国籍や文化が異なったり、発達に個性のある子も集っての創作が、期せずして、場に多様性と多元性をもたらしている。均一性の低い場は相対的優劣が生まれにくく、序列や成績といった外からの評価もない中で、互いに触発されつつ存分に試すことができる。場は土壌であり、そこへ種を撒き、それぞれのお陽さまの方へと伸びていくのは、子どもたち自身。大切に尊重される場で、子どもはことばを育み本領を発揮する。よく来たね、来てくれてありがとう、と子どもたちを歓迎したいという話をしました。

天気予報に加えてクマダスをチェック。学会中にも「東門付近で目撃されました」と緊急放送あったり、校舎の自動ドアは手動に切替わっていました。夜はタクシー移動したものの、せっかくの紅葉を味わいたくて、朝は何人かで集まり熊鈴を付けて大学まで歩きました。千秋公園が閉鎖されていたのは残念でしたが、昼休憩には竿燈の実演、懇親会ではナマハゲ太鼓も披露いただき、秋田での学会を満喫しました。