Category: アート・映画

樂美術館と京都散歩


ランチミーティングで京都へ出かけたついでに、樂美術館「能面と樂茶碗」へ。

鑑賞を助ける 日/英/中語対応アプリのタブレットを貸出していました。アプリ内の動線はやや残念ではあったものの、やろうとした姿勢にも丁寧な展示にも、とても好感しました。

そのすぐ近く、旧い建物2、3階はコワーキングスペース+本屋さんの複合施設「Impact Hub Kyoto」。


ぶらぶらと御所を抜け、古布屋さんや新ショップ覗き、錦市場で生湯葉とだし巻き、あと眼に入った2束110円のほうれん草をつい買ってしまい、ゴール。

京都は無計画に歩いても、新旧混じった発見あって面白いです。

東洋文庫と六義園


東洋文庫ミュージアム「モリソン文庫の至宝」期待以上でした。これだけの量と質がコレクションされ、散逸せず今ここにあるのは奇跡。戦時は宮城へ疎開させたそうです。解説カードも、熱こもった文章で、キュレーションした人にも好感しました。
ミュージアムからレストランへのアプローチに、アジアの国々の言葉が書かれていたり、展示以外も感心どころ多々あり。

続いて、六義園でコードを巡るRPG+AR。
和歌の素養足りなくて仕掛けられたトリガほとんど効かず、柳澤吉保さんに申し訳ない気持ちになりつつも、面白かった~。

ヘルシンキ旅行メモ5 街の中のデザイン


アラビアの工場は、朝の集合とランチに利用しただけで買物はせず、隣接した海辺の住宅地域を散策しました。

街の開発時に「予算の2%をアートに使う」と定められたそうで、建物も素敵ですし、随所にアートが潜んでいます。そぞろ歩きを楽しみました。


以下はヘルシンキ市内で撮ったスナップ。
郵便局。ポストも封筒もオレンジ色。

ヘルシンキ現代美術館キアスマ(Nykytaiteen museo Kiasma)

地下鉄。左はリサイクルのゴミ箱。右の天井部は行き先表示なのですが、判読むずかしいです。車内の座席も赤色でした。

左からバス停標識。トラムの座席は路線図のデザイン。道路横断の押しボタン。

中央駅のサイネージ。右は買い方わからず焦った券売機。2文字で緑色だからか何となくJRと似ていますね。

左は道路を掃除する車。右はレンタル自転車。

スーパーにある生鮮食料品などの量り売り用の機器。番号を押す→重さを量る→出てきた値段シールを貼る。どのスーパーでも共通なのでわかりやすく、好きな量を買うことができて、良いシステムだと思いました。

街並みも、旧いモノも新しいモノも、美しいデザインが多く、もっと撮っておけばよかったと今になって思います。すぐに眼が慣れてしまうのです。
帰国した空港や最寄り駅の駅ビルで、雑然とした落ち着かない心もちになりました。視覚もですが、音も多いのだと気付きました。BGM、館内放送、さまざまなノイズ。でも、その違和感もせいぜい1日。すぐまた元の生活環境に慣れました。
視るもの、聴くもの、使い勝手や動線、どんなデザインの中で暮らすかは、無意識のレベルなだけにじわりと効いて、様々な面に影響していることでしょう。

ヘルシンキ旅行メモ
ヘルシンキ旅行メモ1幼稚園
ヘルシンキ旅行メモ2 図書館・書店
ヘルシンキ旅行メモ3 リサイクル・アップサイクル
ヘルシンキ旅行メモ4 社会の中の学びの場
ヘルシンキ旅行メモ5 街の中のデザイン
ヘルシンキ旅行メモ6 番外(宿、食事)
ヘルシンキ旅行メモ7 雑感

ヘルシンキ旅行メモ4 社会の中の学びの場


図書館以外にも、そのつもりなく訪れた先で、子どものために用意された学びの場に出会いました。

ヘルシンキ市立博物館(Helsinki City Museum)。入館無料。

展示のメインはヘルシンキ市の歴史です。膨大なフィルムのストックを閲覧できる部屋もありました。

昨年リニューアルされた子どものための展示が抜群によかったです。

自由に休憩や工作ができる部屋。壁面には子どもの作品が飾られています。部屋の一角にお面をつくる材料が用意されていて、母娘が楽しんでいました。説明書きは、フィンランド語とスウェーデン語の2通りがあります。

昔の暮らしを楽しい展示で見せています。左は靴屋、右は食料品店で、お店屋さんごっこもできるようになっていました。

昔の教室を再現した部屋。パネル展示を見ると学校で編み物を習ったようです。

昔の暮らしを再現したなんとも愛らしい空間もありました。どれも入ってよい触ってよい展示です。

好みのコスチュームを着て舞台上で演じられる部屋もありました。パペットを使った劇もできます。

1階のロビーには、アアルトデザインのどんぐり型ライトがさがっています。

子どもたちのコート掛け。

トイレに男女の別はなくて、ドアを入ると、手洗いもそれぞれに備えた個室が並んでいる造りでした。
実は素敵すぎて2回訪ねました。最初は平日夕方遅くで空いていましたが、2度目の土曜は家族連れで賑わっていました。
入り口には、ベビーカー置き場のサインボードがありました。

国立美術館(Ateneumu)ではアアルト展が開催されていました。
会場内のハンズオンコーナーは、黒を基調にした展示で、建築、木材等マテリアル、構成デザインなどについて、大人も子どもも遊びながら学べます。

この女の子は、家をつくりそれを汽車に変えて、とかなり長い時間楽しんでいました。

二点透視図法と一点透視図法を試せる展示。(写真は二点透視図法)

積み木。写真下段は、木の種類による手触りの違いを確かめられる展示。

休館で入れなかったのですが、立派な児童館もありました。図書館でも様々な活動が行われている様子だったので、どう役割分担しているのでしょう。
他にも、まる一日のんびり過ごしたセウラサーリ野外博物館(Seurasaaren ulkomuseo)にも、昔の子ども部屋を体験できる場や、子どもを対象にしたワークショッププログラムが用意されていました。

ヘルシンキ旅行メモ
ヘルシンキ旅行メモ1幼稚園
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ヘルシンキ旅行メモ3 リサイクル・アップサイクル
ヘルシンキ旅行メモ4 社会の中の学びの場
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ヘルシンキ旅行メモ6 番外(宿、食事)
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「Good, Bad, and Unknown -子どもとメディア」


4月22日土曜日お茶の水女子大で開催された第8回「子ども学カフェ」(主催:日本子ども学会)は、榊原洋一先生による講話「Good, Bad, and Unknown -子どもとメディア」でした。米国や国内の最新の科学的知見をご紹介くださるとともに、逸話的事象や単なる相関にすぎない調査結果から親や乳幼児のスマホ使用そのものを否定することに疑問を投げかけ、良い面/悪い面/未解明(Good, Bad, and Unknown)を科学的知見をもとに見極める姿勢が大切であると語られました。
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その前日、ちひろ美術館へ イブ・スパング・オルセンの「つきのぼうや」に会いに行きました。
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「もとは新聞の日曜版の付録であった。テレビが無い家庭の子どもにも動きのある絵を見せてあげたくて縦長の構図とした(棒に巻きつけて、ほどきながら見て楽しむ)」というエピソードは心ふるえる嬉しさで、ますますファンになりました。オルセンさん自身もきっと、どうすると子どもたちが驚くかな、喜ぶかなと工夫する時間が楽しかったのではと想像します。

いつの時代も、メディアはデザイン次第で、子どもたちに驚きや楽しみをもたらす「良いもの(Good)」になると思っています。

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日本子ども学会では、研究・開発委員会を中心として、1つのテーマをめぐり、カフェ・シンポジウム・チャイルドサイエンス特集等さまざまな形で知識と議論を深め、学会として知的資産としてまとめて社会に発信するプロジェクト活動を進めます。その第一弾のテーマが「子どもとメディア」(メディア・プロジェクト)です。
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あいちトリエンナーレ豊橋会場


浜松の前日、駆け足であいちトリエンナーレ豊橋会場を2つまわりました。
いずれも再開発対象のようなので、今このタイミングならでは。時代がわからなくなるよな空間に、作品がまじりあって良かったです。

水路の上に建つ水上ビル。細長い1~3階+屋上が、鳥小屋。(ラウラ・リマ作品)
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開発ビル。
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水上ビル。花火屋さんが多い。たばこ専門店も。
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水上ビル壁面の広告は地元の絵描きさん。誰の作かひと目でわかりました。
「オレたちの日常はイカしてんだぜ!」豊橋 コータロー

札幌に滞在中


新千歳行きのSkymark、はじめての青色ハート。
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モエレ沼公園は、ピースフルでした。
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街中で舞う白い綿毛、何だろうと思ったら、ポプラとのこと。
6月の今頃だけの不思議な光景です。
(モバイルから投稿)

神戸ビエンナーレ2009


前回2007年が楽しかったので、行ってきました、神戸ビエンナーレ2009
会場着が夕方になってしまい、1/3ほどしか見れなかったのが残念。
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この展覧会は、ロケーション込みの楽しさです。
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メリケンパーク会場のコンテナをめぐった後、船から海上の作品を眺め、県立美術館会場へも行けるだけの時間をみて、来場されることをお薦めします。夕刻のポートタワーや港の景色を楽しむのなら、反対順がよいのかも。
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中之島散歩


大阪中之島へ出かけてきました。ダイジェストで覚書します。
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国立国際美術館でのやなぎみわ展、すばらしかったです。
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中之島界隈には、レトロなビルが多くて素敵です。これはダイビル。

8月22日(土)~10月12日(月・祝)52日間の長期に渡り
水都大阪2009」というイベントが開催されています。
各会場でさまざまな催しがある模様。
その内の、中之島公園会場「水辺の文化座」の子ども向けワークショップを見学してきました。
それぞれ出展者によって日数もまちまちのよう。
これはきのう28日金曜の様子です。
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織った布は、最終日に皆のを合わせて龍神にするとのこと。
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紙芝居があったり(お菓子付き!)
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発砲スチロールにビニルテープを巻いて魚を作って魚釣り。
くじ引きまでして、マンボウもらいました。
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きのうが最終日で撤収されてしまいましたが、段ボールの迷路。

夕刻、川面を渡る風が涼しかったです。
大阪が「水都」であること、このイベントのおかげで認識しました。
水上バスにも乗ってみたいです。
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「水都大阪2009」少し写真撮りました こちら>>