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プリント絵本のサイズ


「ピッケのつくるえほん」の英語版を作っていて
できあがり寸法 6.7cm × 6.7cm のプリント絵本は、
「米国人にとって、あまりに小さく、作るのも難しい」
との指摘あり。
そこで、ひと回り大きい作り方も考えました。

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左がこれまでの6.7×6.7cm、右が新しく用意する9.2×9.2cm

でも、お正月に会った親戚ちびっこたち(2~7歳くらい)は
皆小さい方が好きでした。
英語圏の子どもたちはどうなのか。わからないので、
印刷ボタンを押したあと、好きなサイズを選べるようする予定です。

さてコレでよし!と思っていた矢先
「北米はA4でなくLetter Sizeですよ」
と カナダ二重国籍の知人が教えてくれました。 でもまぁ
A4がLetterになっても、サイズもできあがりで数ミリの違いですし
世界標準はA4なので、基本はこのままA4で。

北米は、Letter Size でインチ表記
ヨーロッパは、A判 Size でセンチ表記なのですね。

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表記は2通りに。

今年のピッケ


2009年にしたいこと。

・「ピッケのつくるえほん」英語版
・「ピッケのつくるえほん」日本語版
・「ピッケのおうち」英語版をやり直し

ここまではゼッタイする。 あとできれば

・ワークショップを継続的にできる方法を考える。
  特に「つくるえほん」は、もしできるなら
  少しでも多くの人に直接、目的と使い方を伝えて
  一緒に作るところから始めたい。
  でも、私ひとりで全国行脚して回るわけにもいかず
  良い手はないかと思案中。
・「つくるえほん」の次を考えはじめる。

こんなにあれこれ、できるでしょうか。
目標は、心の中で内緒で思っているより
言ってしまうほうが実行できる!
よって、ココにしかと記しておきます。

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お正月に弓弦羽神社で引いたおみくじ、大吉でした。

今年もあと1日


2008年も、残すところ1日。
今年もいろいろありました。

・4/25 タッチパネル版「ピッケのおうち」@ファミリオ デビュー
・6/19 「ピッケのおうち」英語版スタート
・6/27 グッド・グリーフ!英語版もスタート
・7月 「ピッケのおうち」が第2回キッズデザイン賞を受賞 
・8月 P&G日本本社で「ピッケのおうち」イラスト展
・9月 『第45回せかいの絵本展』@丸善丸の内本店 で
    「ピッケのおうち」タッチディスプレイ版を展示
    「ピッケのつくるえほん」で初のワークショップ
・10月 「ピッケのおうち」がグッドデザイン賞を受賞
    (子ども向けWebサイトとして初の受賞!)
・10月 慶應義塾大学で「ピッケのつくるえほん」ワークショップ
・10月 キッズプラザ大阪3階が、ピッケ一色に
・11月 「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@シスメックス株式会社

特に夏あたりから、これまでにない忙しさで、
「秋」をスキップして、一足飛びに年末が来てしまった気分です。

あらためて、年の初めに掲げた目標を見返してみると…。
・ 英語版は完成→公開できました。
・ おはなしづくりソフト。つくり始めたのは、去年の11月頃。
 ほぼ1年を要し、ソフト自体は、ワークショップができるレベルにまで
 完成しました。

さて、おはなしづくりソフト「ピッケのつくるえほん」について
今の状況をお知らせしますね。

来年3/1に、リリース予定です。
ただし、このご報告がたいへん心苦しいのですが…
まずは英語版でのスタートとなり、日本語版は、その後になります。
お待たせしてしまい申し訳ないです…。

11/4にご報告しましたように、運用方法が一番の悩みどころでしたが
とても幸いなことに、その後、良いビジネスパートナーと出会えました。
小さなチームで、まずは小さく始めます。
無償/有償については、
無償でもある程度使えますが、少額課金の有償公開になる予定です。

英語にしなければならないし、これまでとインターフェースも
内部的データの持ち方も変わります。
やってもやっても、次々したいことがある という状態です。
今何よりほしいのが、時間と体力。

待っていてくださるのは、国内の方なのに、ほんとにごめんなさい。
英語版が軌道にのれば、日本語版もできるので、どうぞ今しばらくお待ちください。

このチームでキックオフして、まだ1ヶ月にもなりません。
でも快適です。
忙しいことが苦にならず、作ることが、とても楽しい毎日です。

最初が英語版であることが申し訳ないのですが、
良いものになると確信しています。
3/1を、どうぞ楽しみにしていてください。
また、経過をお知らせしますね。

今年も、これまでに増して、たくさんの方たちに助けていただきました。
あれこれ動いた分、新しい出会いもあって、とても幸せな年でした。
ありがとうございました。

どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください。

朝倉民枝

ワークショップ開催のお知らせ(1/25@東大福武ホール)


あっと言う間に年の瀬ですね。
暮れの静かな街並みを駅に向かうと、町内イベントなのか餅つきの音。
その音に、祖父母宅の裏庭での遠い日の情景が立ちのぼってきました。

せいろで蒸しあがったばかりの熱々を、叔母が両手でホッホと臼まで運び、祖父、父、叔父が代わる代わるついてゆきます。
餅を返す手際の良さは、やはり祖母がいちばんで、かっぽう着の曲った腰のまま、指先まで赤くなった手ですばやく返します。子どもの私は、そのリズミカルで絶妙な間合いの掛け合いを、まばたきもせず見つめていました。年に1度のはずなのに、祖父母や父たちが、どうしてこうも巧みに杵を扱い毎年同じようにできるのか、不思議でもあり大人はすごいと尊敬もしました。
つきあがった餅を、離れで女性陣が丸めてあんころ餅にします。「手を洗ってらっしゃい」の言葉に、この日ばかりは素直に従った10人ほどの小さな頭が並び、懸命に丸めます。あんこを多めに包もうとして破れたり。小さい子たちも、どうにか丸くはして、盆の上にそっと置きます。自分の餅には名前貼りたいくらいの気持ちです。「これ私のだからね」って。

冷たい冬の空気、湯気、杵の音、大人や子どものいそいそ華やいだ様子、手のひらで丸めた感触まで。まるで昨日のことのようにまざまざとよみがえり、しばし、祖父母や取り壊された屋敷に想いを馳せました。
冬の静けさは、心を澄ませてくれるようで気持ちのよいものですね。

肝心なコトを忘れるところでした。
ワークショップのお知らせをしようと、久しぶりにブログを書き始めたのでした。(前回の更新から、こんなに日が経っていたとは… スミマセン。)

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■「ピッケのつくるえほん」ワークショップ ■

会場: 東京大学情報学環・福武ホール地下2階
    「福武ラーニングスタジオ」
日時: 2009年1月25日(日)
   ・幼児クラスA  10:00~11:30 
   ・幼児クラスB  13:00~14:30 
   ・小学生クラス 15:00~17:00
   *小学生クラスのみ所要時間が2時間となります。
定員: 各クラス10名
参加費:各回3,000円(税込み)
講師: 朝倉民枝
主催: NPO法人CANVAS

*参加お申込みは、CANVASの詳細サイトエントリーフォームから。
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来年2009年、最初のワークショップです。
10×3=30。30の新しいお話が生まれる場に、また立ち会えます。
とっても楽しみです。

12月のぬりえ


来年のカレンダーや手帳を買うと、師走を認めてしまうようで
いまだ売り場で見て見ぬふり。
とはいえ、12月も、もう2週目を終えようとしています。

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ピッケのおうちのリビングの額も、とっくにクリスマス。
ぬりえの新作も、クリスマスツリーの柄にしました。
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オーナメントを、いろんな色に塗ってみてくださいね。

ピッケのぬりえは こちら>>

そうだ、年賀状の用意がまだの方
ピッケの年賀状素材データをダウンロード発売していますので、
もしよろしければ、どうぞのぞいてみてください。

@nifty「年賀状特集2009」ページは こちら>>

みんなのひろば


「みんなのひろば」に久しぶりに投稿がありました。
はるるちゃん 6歳。 ピッケのペパドルです。

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おそらく 色塗りもハサミで切るのも、自分でやりきったのでしょう。
大人でも45分かかるのに、とてもがんばって作ってくれたのですね。

子どもたちからのお手紙や作品を
ピッケも私もとても楽しみにしています。
どうぞ気軽にお送りください。

ニフティへ引っ越して、投稿先はニフティ窓口に変更になりましたが
朝倉へちゃんと転送されてきます。
(お名前、メールアドレスなど個人情報を省いた状態で)
ピッケのコメントや、私からのお返事も、ニフティ窓口を介しますが
昔の通りです。

「みんなのひろば」への投稿を、お待ちしています!

私への私信は、このプログページの右上
「プロフィール」の「メール送信」からお送りください。

黄金色


ジブリ美術館~井の頭公園。
とっても日曜日な1日。快晴。

神宮前の銀杏並木を散歩しました。
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黄色いとんがり帽が、てっぺんをまっすぐ天に向けて
視界の先まで並んでいます。

いっぱいの日差しが胸に降り注いだ週末でした。

空を仰ぐ


自宅と事務所の往復(ときどき接骨院経由)
の開発漬けの日々の中、この土日だけは休日!

年に一度、これだけは何があっても、の貴重な時間。
松居直先生や吉田新一先生のお話を伺える
小さな集いに参加しました。

日本の絵本が変革期にきている。
・ 日本語の伝承が危うくなっている。
 日本語を生き生きさせる「調べ」が失われている。
・ 絵を見せようとする絵本が多すぎる。
 物語を絵で語るということを忘れている。

日本の子どもの絵本を豊かなものに育て上げてくださった先生方が
今の日本の状況を憂いていらっしゃる。
途絶えさせてしまったのは私たちの世代なのだと、胸が痛む。

私が今やろうとしていることを、このまま進めてよいのかと自問する。

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小田原あたりの空(車窓より)

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上野の空
※いずれも接写モードのまま撮ってしまいボケボケ…。