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「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@大田区立東調布第一小学校


11月25日(日)三連休の最終日に、大田区立東調布第一小学校 支援地域本部「とういちサポーターズリンク」さん主催で、午前は教員と保護者を対象に講習会、午後は児童対象でワークショップが開催されました。「とういちサポーターズリンク」は、保護者OBOGを中心としたボランティアグループです。皆さんそれぞれお忙しいお仕事の合間を縫って、告知のチラシをささっとDTPで作成し、募集、準備、当日、すべての一切を段取りよく進めてくださいました。会場に使わせて頂いたのは図書室です。休日に入らせて頂きありがたいことでした。写真は会場への案内看板(東調布第一小学校の歴史は古く、今年度で開校140周年だそうです)

今回の企画のそもそもは、平井聡一郎先生(ICTを活用した授業改革やプログラミング教育の普及をめざし全国を行脚中、前職は古河市の小学校校長や古河市教育委員会の参事兼指導課長等)が、アウトプットの学びに関心を寄せ、ピッケを体験または見学してみたいと言ってくださったのがきっかけでした。光栄です。
午前の講習は、平井先生に本時の学びのポイントをお話し頂いたあと、ピッケのレクチャ、途中で体験時間も30分ほど設けて、さいごは平井先生の講評でしめました。

私からは、10年以上同じことばかり言っていますが、インプット型の学びにアウトプット型の学びが加わる相乗効果で学びのスパイラルが生まれる、「創る」にはあらゆる学びがつまっている、ただしここでの「創る」はお手本のとおりにつくるのではなくオープンエンドであること、ICTは「創る」への敷居を下げエンパワーする、「創る」の中でも「言葉、物語」は人の根源に関わる、豊かな言葉とともに在ることは子どもを幸せにする、楽しい学びの副次的効果として、学びの基盤となる言語能力も育成される、といった話をしました。

短い体験時間の中で録音まで終えた方も。こちらは小学生の娘さんへ贈る絵本です。
「わたしの木」まゆさん作

午後は、午前の講習を受けてくださった皆さんがファシリテータとして入ってくださり、在校児童を対象にワークショップをしました。
全員がそろうまで、お話づくりへの導入も兼ねたアイスブレイクとして、おはなし絵カードで遊びました。定刻となったので、絵本には作者がいることなどを伝え、贈る相手を決めてから創作に入りました。

黙々とつくっています。

見学席の保護者の方へは、平井先生が「手を出さず見守る姿勢が大事」と話してくださっていました。
表紙をつくり、録音をします。その間に、牛島先生と平井先生とが手分けをして、2台のプリンタで展開図を出力してくださいました。
製本をして、いよいよ発表会。今回は22作品もあり、全体での発表は難しいので、4つの島それぞれでの発表としました。

作品をいくつか紹介しますね。

「いちにちのせいかつ」いこいちゃん(小1年)作

「ウッキーとこりす」ももなちゃん(小1年)作

「サンタさんの本」舞ちゃん(小3年)作

「ミーちゃんとまんねんかめさん」まいちゃん(小3年)作

「ゴロゴロの森」もりおくん(小3年)作

「絵本を最初に決めた相手にプレゼントしましょう、そのとき黙って渡すのではなくお話を語ってあげてね」と約束してお開き。自分用におうちで製本する展開図もお土産に渡しました。

あっという間の2時間半。撤収のあと「とういちサポーターズリンク」の皆さんが、美味しいバターケーキとコーヒーを用意してくださり、ほっとひと息。なごやかな輪の中でお話を伺っていると、すでに我が子は大学生という方もいらして、お子さんが巣立った小学校を息長く応援なさっているとわかります。過去にも、逆転時間ワークショップや Nintendo Switchでの音楽づくりを課外活動として実施なさっていたり、熱意と実行力すばらしいです。休日に学校を開放し休日出勤して協力くださる先生方の姿勢も、活動が続く素地と感じました。PTA活動もままならない昨今、こんな応援団がいるなんて、東調布第一小学校の子どもたちは恵まれていますね。

これもずっと同じことばかり言っていますが、家庭と学校と地域社会の境が低くなってゆるやかにつながった社会全体で子どもたちを育てたいという願いがあります。
平井先生、とういちサポーターズリンクの皆さん、東調布第一小学校の先生方のおかげで、良い場がもてました。ありがとうございました。

Web「こどものミライ」で、当日の様子をご紹介くださいました。記事はこちら>>

【お知らせ】今回は東調布第一小学校の保護者や在校児童限定でしたが、年明け 1月26日に、所属校を限定しない教職員対象講習会と児童対象ワークショップが大井町であります。よろしければご参加ください。(利用ソフトはWin「ピッケのつくるプレゼンテーション」、紙の絵本づくりはありません) 詳細はこちら>>

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iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」← 今回利用のアプリ
学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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ピッケで英語絵本@同志社中学校


11月初旬、同志社中学校に、今年もゲスト講師としてお招きいただきました。8クラスあるので2日間、比叡山を望む素敵な学舎へ通いました。

同志社中では全生徒が1人1台iPad を所有していて、1年生の英語の授業に「ピッケのつくるえほん」が導入されています。英語の先生は14人もいらして、ネイティブスピーカーによる授業、外国人講師と1対1で話すSkypeを使ったオンライン授業、国際交流プログラムなど、学校をあげて長年英語教育に力を注いでおられます。
反田任先生をはじめとする先生方による独自のカリキュラムは、教科書の枠にとらわれず(もちろん教科書の内容はおさえた上で、それと組み合わせて)、1年生ではピッケで英語絵本づくり、2年生では「My Dream」英語プレゼン、3年生ではキング牧師のスピーチの暗唱など、アウトプットも大事にされた学びのデザインとなっています。

クラスは36人の少人数編成です。通常の英語の授業はハーフサイズクラス(18人)ですが、今回のピッケの授業は1クラス単位で行われました。この授業では、フリーライティング+絵コンテ+ピッケ絵本がリンクしています。提出物としては、フリーライティングのテキストとピッケ絵本となり、ピッケ絵本は各人で動画に書き出してロイロに貼り付けて提出します。

今年度は、複数人でテーブルを囲める新しい教室となり、互いの画面が見えるので、教えあいやアイディアの伝播が起こりやすくなっていると感じました。

導入に絵本の話を少しして、イメージをつかんでもらうために昨年度の先輩の作品も紹介しました。

「My good friend」Fukaさん(中学1年生)作  昨年度の生徒さん作品

先生からの約束事としては、1学期に習った三人称単数をどこかで使う、のみ。時制は(既習の)現在形でよく、過去形や未来形を調べて挑戦することも、もちろんOKです。反田先生が用意してくださった絵コンテ用紙を各自が利用したい方法で使いながら、4~8見開きでまとめます。

最初はアプリ上で絵で情景を描いていきます。

続いて、まずは知っている英語で表現します。

わからない単語やつづりを調べたり(常時ネット接続なので、検索も自由にできます)、習っていないことは先生に尋ねながら、自分の伝えたいことを絵と言葉(英語)で物語にしてゆきます。
後半で、表紙のつくり方、録音方法、動画書き出しの方法を伝えました。45分の授業ですので、途中までとなり、続きは宿題として各自で仕上げ、後日、担当の先生へ提出します。

賑やかに互いに話し合いながらつくるクラス、静かに集中するクラス、様々ですが、どのクラスも熱心に取り組んでいます。ちょっとやんちゃな男子生徒の一群まで、お昼休みが始まっても未だつくっていました。「創りたい」がまず先にあるとき、意欲をもって学びに向かえることをあらためて感じました。

あるクラスで授業前、女生徒さんから「これ使ってください」と小さな機器を渡されました。オンにすると、その生徒さんのイヤホンに音声が届きます。耳の聞こえにくい生徒さんへの配慮があたりまえになされていて、よいなぁと思いました。

生徒が主体となって取り組むオープンエンドな「創る」には、多くの学びがつまっています。とはいえ、先生の立場からみると、時間中は生徒さん個々に応じたファシリテートが必要となりますし、自由制作作品の評価はさぞ手間がかかることでしょう。質問してみたところ「ルーブリック評価でするからさして大変ではない」とのこと。とはいえ、正誤の明らかな採点に比べれば簡単ではないはずで、さらりと言えるのは先生方の度量の広さです。

英語の授業の中で、キング牧師やアレン・ネルソン氏などの著書も読むそうです。語学力を伸ばすにとどまらず、平和の大切さを理解し、異文化や社会に対して柔軟で広い視野を備えた国際人の養成を図ろうとする教育指針に、新島襄氏の建学の精神が今も息づいていることを感じました。

廊下を歩く2年生たちから「あ、ピッケ」の声が聞こえました。覚えていてくれて嬉しい。今年度の生徒さんたちの完成作品も、とても楽しみにしています!

番外)なんと、構内で発掘調査中。さすが京都です。

追記)今年度の完成作品から2つ紹介。ストーリー、絵作り、英文、録音、いずれも素晴らしくて、嬉しい驚きでした!

「Let’s go adventure!」Mihiroさん作

「Strange Halloween」Chisakoさん作

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iPadアプリ「ピッケのつくるえほん for iPad」← 同志社中学校で導入
学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」
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情報を伝える絵本づくりワークショップ@相模原市立図書館


11月24日(土) 相模原市立図書館「第10回 図書館ひろば」で、「アプリで作ろう!子どもの遊び場紹介ミニブック」ワークショップ(主催:図書館と市民をつなぐ会・相模原、相模女子大学 宮原研究室)が開催され、講師を務めました。サポートは司書・司書教諭課程の学生さんたち、頼もしいです。

子育て中のご家族が参加してくださいました。
近所の公園、ギオンスタジアム、道保川、ふれあい科学館(水族館)など、それぞれのお気に入りの遊び場所が物語になりました。小さい子ほどお気に入りの場所が生活の場と近く、親にとっては意外な場所だったりします。

「図書館と市民をつなぐ会」の方が事前に集めてくださった資料の数々。他にも、宮原志津子先生が必要になりそうなWebリストを作成、それをブックマークして、各自のiPadから調べられるよう準備されていました。

A3に出力して製本。

発表会では、その遊び場所にまつわる家族のエピソードが紹介されたり(競技場で、いいところを見せようと走ったら転んでしまい「お父さん、速くない」と言われてしまったとか)、なごやかな場になりました。

小1ともはるくんのお気に入りの場所は「(自宅の)和室」。基地がつくってあるのだそう。素敵、行ってみたいです。そのお話も聴いてみたいところだけれど、「誰でもが出かけていい場所でどこかある?」と尋ねると「コーテー」。校庭でした。「学校の校庭も大好き」と言ってくれたので、そちらを絵本にしてもらいました。

「学校の校庭」ともはるくん(小1年)作
とても高いすべり台があるそうで、高さを問うと、背伸びをし手を伸ばして黒板よりずーっと上あたりと教えてくれました。3見開き目の黄色いのはサッカーゴールです。

「水族館の冒険」カイくん(小4年)作
ふれあいコーナーで触った魚はツルツルだったそうです。

「横山公園に行ったよ」たまみちゃん(小4年)とゆきこさん(母)作
親子の共作です。ナレーションも分担。

事前予想としては、大人は課題を満たした絵本に仕上げたとしても、子どもの中にはそうならない場合もあるだろう、それも良し、と思っていました。
ところが、いちばん飛躍なさったのは、意外や、お母さん。相模原市内を紹介することは承知していたし、お話を作り始めたときには本人もそのつもりであったけれど、おふたりのお子さん(兄妹)に誘われた物語で、お兄さんが妹さんのお気に入りの場所へ連れていってあげるとなった時、ウソはつけなくて、ほんとに娘さんが一番好きな「山梨の川」へワープとなりました。
大人も本気で夢中になってつくってくださったのが嬉しかったです。

情報を伝える目的での絵本づくりは、ピッケのワークショップ史上初。
どこまで公式情報が入れば目的を果たせたとするのか。私としては、メインは物語で、裏表紙等に検索Wordとなる正確な固有名詞が入っていれば、それで良しと思います。で、展示用の絵本には、裏表紙にWebのURLをQRコードで追加できれば、より親切。
きれいな写真と素敵コピーの紙物やWebの情報があふれている中で、パーソナルな物語にこそ価値があり心に届きます。検索Wordさえあれば、アクセスしたい生きた情報になる気がします。実際、私も「谷口南台公園」をGoogleMap上で検索し「ここで花火を見たのね」と眺めてしまいました。

反省は、資料を囲んでの全員でのディスカッションタイムを取らずに制作に入ってしまったこと。当初の予定ではするつもりが、操作説明のあと、皆さん、それぞれもう作り始めていて、それを中断してまではいっか、詳細が必要になったら個別に調べれば、と変更してしまったのでした。ディスカッションタイムがあるほうが内容が深まっただろうと思います。

当事者がつくる情報発信の絵本。課題はあるものの、物語づくりの新たな可能性を感じました。ぜひまたトライしてみたいです。

絵本は、12月12日まで相模原市立図書館に展示されています。

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使用アプリ:  ピッケのつくるえほん for iPad
ピッケに関するお知らせやレポート:  Facebookページ「ピッケ」
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高校でゲスト講義


茨城県立竜ヶ崎第二高等学校で、2年生、3年生それぞれ2時間の授業を担当させていただきました。お招きいただくのは3度目です。いずれも人間文化科の授業で、Winソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション」を使って絵本をつくりました。

昨年度体験済みの3年生は、今年はコロッケをテーマに作りたいとのこと。なぜにコロッケ?と問うと、龍ケ崎市はコロッケで町おこしをしていて、生徒さんたちも企画を出し、自分たちでコロッケを作っているんだそう。コロッケのつくり方や冒険物語など、コロッケ愛にあふれた絵本ができました。

2年生は初めてのピッケ。事前にアイディアラフを描いてくれていたので、基本操作を伝えて、さっそく制作開始となりました。


完成した絵本は、地域の子どもたちに読んであげます。(写真↓は製本された昨年度作品)

田んぼのがっこうでの田植えや収穫のイベント用には、超大型に製本するそうです(テーブル上のiPhoneと比較してみてください)。

さらに「茨城アジア教育基金」を支える会の協力で翻訳をして、ラオスの子どもたちへ届けられました。同日午後、支える会の皆さんによる活動報告の講演があり、記録映像を視聴しました。ようやく職員室にだけ電気が通ったという山奥の村の学校まで大荷物を手持ちして出かけ、現地のNPOとも協力して、子どもたちへモン語で絵本を読んであげていました。ラオスでは都市部と地方の格差が大きく、地方では子どもの本が手に入りにくいそうです。あっても、絵が怖かったり紙が粗悪だったり読める言語ではなかったりで、生徒さんたち作の絵本を子どもたちも先生も心待ちにしてくださるそうです。
今年の2年生の絵本作品もラオスへ届けてくださいます。ありがたいです。

茨城県教育委員会フォトニュース「ラオスの子どもたちに手作り絵本を届けたい!」(昨年度) は こちら>>

昨年度まではPC教室でデスクトップPCでの制作でしたが、今回から普通教室でHPのタブレットPC(キーボード着脱タイプ)を使っての制作となりました。マウスと画面タッチどちらもできるので、指やペンでの自由描画がしやすい様子でした。

ピッケを導入いただいて3年、先生方もすっかり操作や手順(復元ソフトが入っているので、学内LAN上のフォルダに保存する等)に慣れてくださり、安定運用です。国語科や英語科の先生たちもお忙しい合間をぬって授業見学に来てくださいました。他の学科へも活用が広がるとうれしいなと思います。

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学校向けWindowsソフト「ピッケのつくるプレゼンテーション:https://www.pekay.jp/pkp/
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女子大でゲスト講義


相模女子大学でゲスト講義。今年度、相模女子大さんでの講義は3回目。これまでは幼児教育、司書課程、今日は小学校の教員免許取得を目指す学生さんたちが対象でした。

途中2〜30分ほど短時間設けた体験タイムでは、国語、算数、時計の読み取りなど教科に沿った絵本のほか、ひとりで読むことに加え大画面で皆いっしょに声を出しても楽しめる絵本や、方言の絵本、韓国語/日本語のバイリンガル絵本といった音声があることを活かしたアイディアも出ました。

皆さん、ちょうど教育実習や保育実習を終えたばかりとのこと。意欲的に取り組んでくれました。この中から多くの学生さんが教育の道へ進んでくれますように。

「ピッケのつくるえほん」ワークショップ@神戸文化祭 C.A.P. KOBE STUDIO Y3


「神戸文化祭」、これまでは友人の「森のアトリエ」を訪ねがてらちょこっとピッケしていたのを、今年は正式に参加しました。会場は、元町駅からまっすぐ登った先にある、C.A.P.(芸術と計画会議) KOBE STUDIO Y3です。

3歳~8歳の子どもたちとお話づくりを楽しみました。1歳の妹さん弟さんと一緒に来てくれたご家族が3組もあり、とても賑やか。

録音操作は保護者の方にもお手伝いいただきました。

保育園の園長先生へ、生まれたばかりの弟へ、お父さんへ、お母さんへ、おばあちゃんへ、お兄ちゃんへ、友達のMちゃんへ、など思い思いの絵本が完成しました。

皆で上映会。

時間中に文字入力はしなかったのですが、帰宅して早速、贈る絵本に手書きで書き入れたと嬉しい知らせも届きました。手渡すのが楽しみですね。
付き添われた保護者の方から「今まで意識したことのない彼女の良さを発見できて嬉しかった」とも。ピッケは表向き子どものためのワークショップですが、B面のねらい(大人の気付き、我が子の再発見)も果たせたことを知り、私も嬉しいです。

作品をいくつか紹介します。

「こけたらあぶない」さこちゃん(4歳)

「くまさんのおうちにいこう!」あやとくん(5歳)

「みみちゃんとまあくんとくりんのうみ」あかりちゃん(5歳)

「もりのこうえん」りおさん(8歳)

7歳のMちゃんが、お手製絵本をプレゼントしてくれました。しずくのひとつひとつに表情があって、Mちゃんの声でしずくたちのおしゃべりが聞こえてきそうです。

会場の C.A.P.は、海外移住と文化の交流センター3階、昔の神戸移住センターに在ります。

かつて25万人もの人がここからブラジルなど南米へと旅立ったそうです。角野栄子さんのエッセイに、結婚の翌年24歳の時、移民としてブラジルへ行くと決め神戸から船に乗った、とありました。おそらく出立前、ご夫婦でしばし滞在なさったのでしょう。1,2階はミュージアムとなっていて、当時を物語る展示が興味深いです。C.A.P.のある3、4階には所属アーティストのアトリエが並んでいて、文化祭期間に限らず、いつでもドアが開き公開されています。
今年で6回目となる「神戸文化祭」は、11日(日)まで神戸のあちこちで開催中です。この旗が目印ですので立ち寄ってみてくださいね。詳しくはコチラ>>

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「ピッケのつくるえほん」講習会@豊橋市中央図書館


愛知県豊橋市が文部科学省「地域の教育資源を活用した教育格差解消プラン」の委託を受けて実施する、外国にルーツのある子どもとその親を対象にしたプロジェクトが始まりました。絵本を活用したインプットとアウトプットの言語活動を通して日本の言葉や文化に親しむとともに、母国の言葉や文化に誇りをもち大切にできることを目指します。もちろん、学力の基盤となる日本語の力を付けるねらいもあります。その中で、ピッケはアウトプットの言語活動を担当します。今日はまず、司書さんをはじめとする市立図書館の皆さんに中央図書館にご参集いただいての90分×3回の講習会があり、講師を務めました。皆さんさすがプロフェッショナルで、操作体験の短い時間で作品にまとめあげるし、活用についてのアイディアも出て手ごたえあり、今後が楽しみです。

おでかけピッケ@大阪府立母子保健総合医療センター


チャイルド・ケモ・ハウス(愛称:チャイケモ)の井上さん、川井さんと、大阪府立母子保健総合医療センターへ出かけてきました。6回目の訪問です。母子医療センターで長年活動を続けておられるボランティアグループ、スマイルパンプキンさんとご一緒させていただきました。

8歳の女の子。お母さんに贈る絵本「だいぼうけん」を、それはそれは丁寧につくりこんでいました。これは2見開き目で、飛行機で着いた森の様子です。イチゴを並べているところ。次の場面では、この小さなお家の中へ入ります。

6歳の女の子は、チョコバナナアイスを食べるお話。コロコロ笑いながらお話づくりを楽しんで、お母さんと一緒に録音までできました。カエルのお話をつくりながら、カエルのポーズで、ピョンピョン飛び跳ねている男の子もいました。

入院中の子どもたちのところへ、チャイケモの方と一緒に絵本づくりに伺います。ご希望ありましたらどうぞご連絡ください。

※ 本活動に、広島の教材販売会社の社長さん(有限会社ワキタ 脇田秀夫様、有限会社ヒロキョー 箱田博司様、有限会社サラダ文教社 皿田弘美様)がチャイケモへ寄付してくださった3台のiPadも活用させていただいております。
チャイルド・ケモ・ハウス(チャイケモ)
2013 年4月神戸に開設された国内初の小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子どもと家族のための施設。患児家族らにより設立、運営されている。医師のいる診療所と患児が家族とともに暮らせる住居がひとつの建物内にあり、家族一緒に暮らしながら治療を受けることができる。

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女子大でゲスト講義


相模女子大学でゲスト講義でした。いつもの幼児教育の授業ではなく、今回は、司書を目指す学生さんたちのクラス。来月末、情報発信としての絵本を図書館でつくるという試みを相模女子大×図書館のコラボでする予定で、そのためのステップとしての授業でした。ワークショップ当日は、子育て中の家族にご参加いただき地域の子育て情報を紹介するピッケ絵本をつくってもらいます。ファシリテータを務めてくれるのは学生さんたち。どんな絵本が生まれるか楽しみです。

ソウル旅行メモ


韓国ソウルへ出かけてきました。内1日は、研究者の皆さんと合流して、幼稚園、保育園、教育ソフト開発企業の視察をご一緒させていただきました。
ICTも活用しながらの Creatingを重んじるグリム幼稚園は、レッジョ研究で教育学の博士号をもち大学教授でもある園長先生(女性)の教育理念が反映されていました。
KidsNote(きっずノート)は、園と保護者間の連絡帳アプリ開発の会社です。全世界で無料で利用されていて、日本では三井情報株式会社による運営で有料です。
EK Kidsは、保育者・保護者向け保育教材ポータルの会社。ここもトップは女性でした。韓国の教育企業は、ヌリ課程(国が定める教育カリキュラム)に厳密に基づき教材やカリキュラムを作成します。幼稚園教育要領で指針を示す日本と違う点は、どれだけの成果をあげたか仔細な項目別の評価システムをともなうこと。結果、画一的になりすぎたことが今の課題だそうです。
プロ野球球団も有するオンラインゲーム運営企業NCSOFTの企業内保育園では、素晴らしい環境にため息が出ました。訪れたのは夕飯時だったのですが、子どもたちが穏やかに過ごしているのが印象的でした。この写真(右下2枚)は内装のみですが、ここに色・素材など吟味されたオモチャや備品が配されていました。韓国では2013年から親の所得に関係なく0~5歳児の保育料が一律無償です。加えて、NCSOFT Nursery School では、オリジナル制鞄があったり食事も教材等も高品質ですが、国や自治体から出ない時間外保育などの費用も含めすべて会社が負担し、利用者の負担はゼロ。入所は人気で倍率6倍だそうです。

他の日は、気ままに街歩きしました。街中のハングルが記号のようで、行き先探す時は、見比べて「照合」する感じ。
まずはザハ建築を見たくて東大門へ。DDPは写真で知ってはいたものの、スケール感に圧倒されました。

何なのかも確かめず入った展示は、ALESSIなどメジャーどころに混じって韓国若手クリエイタの作品もあり、子どもから大人まで楽しんでいました。

おもしろかったのは図書館。ソウル図書館は外観に魅かれて入ってみました。
開架本の背表紙はハングルばかりで、漢字の本が見当たりません。漢字を捨てるというのは、自国の、民族の、その時代の文化を引き継げないということ。図書館という場においてさえ(少なくとも見えてる場所からは)見事に一掃されてしまっています。漢字廃止政策の徹底ぶりを目の当たりにしました。日本人の私としては胸の痛みを感じつつ…。ソウル特別市の60年の歴史展示や建物修復の記録も興味深かったです。SkyYardからの眺めも素晴らしく、お隣の斬新な建物なに?と思ったら新市庁舎でした。

初日に時間切れであきらめたDDPのライブラリへも寄ってみました。建築、写真などデザイン全般の扱い。90年代の神戸市ファッションミュージアムのライブラリと守備範囲は似ていました。AXISなど日本のデザイン雑誌もひと通りありました。

夕刻過ぎて入った正読図書館はソウル市立の公共図書館、複数棟から成り広いです。中高生らしき姿もあり遅い時間にもかかわらず多くの利用者がいました。一般閲覧室は23時まで開館だそう。

正読図書館では、階段の踊り場に漢詩の大きな額がかかっていました。漢字の本たちもいつか表に戻ってこれるよう、誰かの手でアーカイブされどこかで眠っていますように。

他には、メディアシティ・ビエンナーレ開催中のソウル市立美術館と国立現代美術館。どちらも入館無料でした。たまたまだったのかいつもなのかは不明。

ローカルな市場を探索。どっちへ曲がってもどこまでも生地問屋で魅惑でした。

街にも人にもあふれるエネルギーとスピードを感じるお隣の国。また行きたい!