グループ展は、立会い当番を済ませ、
オープニングパーティで、たくさんの人と話し、
残りのあれこれは、お任せすることにして、日曜はオフ。
品川O美術館でのグループ展は 26日まで。
さて、行きたい美術展が4つ。
まずは 新木場の東京都現代美術館。
心動かされた金沢21世紀美術館のオープニングと
同じキュレータによる企画と聞き、これは行かねばと。
浮かぶ巨大な鏡面物体は、建築家による作品だそうです。
ついでにと観た常設の方で、眼の前に突如、巨大壁画
岡本太郎の「明日の神話」が出現! 圧倒されました。
撮影可の展示があると思わず、携帯しかもってなかったので…
制作にまつわる逸話は知っていたけれど、
現物に対峙すると、想像以上の迫力でした。
六本木の 21-21 DESIGN SIGHT。今は2つ目の企画展「Water」。
建物がいいです。安藤建築で好きなのは、直島のベネッセや
大山崎山荘など、周りの景観に溶け込むよう建てられたもの。
ここも半地下。 控えめなたたずまいです。
展示作品も、特殊な撥水加工した皿を揺らすと水玉が転がるのや
雨音に包まれるのなど、ひとつひとつも楽しく、
その見せ方も入念に練られています。
スタッフの服(スニーカまで)も、白×ブルーでおそろい。
会場>Web連動もあり、押し付けがましくなくメッセージが伝わります。
展覧会全体、すみずみまでデザインする眼と手が行き届いていて、
とてもよかったです。
板橋区美術館の「ブルーノ・ムナーリ」展も行きたかったのですが
2つでくたびれてしまい、終了。
汐留Shiodomeitalia の方を、先月観たのだけれど、
体調わるかったせいか なぜか心に届かず、
違う企画の「ムナーリ」を見たかったのです。
生誕100年らしく、本屋でも特設コーナーがあったり、
最近よく取り上げられていますね。
今回逃した板橋区美術館の展示は、滋賀にも巡回してくるようなので、
そのときに出かけてみようと思います。
上野の「ムンク」展もあきらめ。
先月~今月観た中で、いちばん面白かったのは、森美術館の
「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展。
新しく建った美術館の中で、建物が好きなのは、サントリー美術館。
ふんだんに使った木や、光の具合が気持ちいい。
ロッカーのお金の投入口を扉の内側にしてあって、
扉を閉じると、すっきり木の壁面になります。
こんな細かなところにまで気を使っているんだと感心しました。
東京は、いつ行っても、どこかで行きたい展覧会があるので、
それも上京の楽しみです。