福岡の翌週8/7は、尾道でワークショップをします。
「夏休みメディアリテラシー体験講座」と題した2日間のうち、初日を担当します。今回、福山大学の飯田豊さんと杉本達應さんとご一緒なので心強く、新しいやり方でやってみます。
はじめて行く尾道の街も楽しみです。
詳しくは こちら(pdf)>>
Category: ピッケのつくるえほん
7/29~8/21福岡アジア美術館で「おいでよ!絵本ミュージアム」が開催されます。
今年の企画ギャラリーは、偕成社さん。岩井俊雄さん、エリック・カールさんそれぞれのスペシャルコーナー、「ノンタン」や「ともだちや」の原画展、中に入ることができるもぐらバスなど。
展示の他にも、会期中、子どもはもちろん大人にも楽しみなイベントがいっぱいです。いくつかご紹介すると
7/30 岩井俊雄さん講演会「絵本でテレビやゲームを超える」
特に、クリエイターを志す若い方たちにお薦めです。
8/6、8/7 絵本作家はたこうしろうさんワークショップ
8/13 降矢ななさん(絵本作家)と 内田麟太郎さん(絵本作家)の対談
「おれたち、ともだちシリーズのひ・み・つ」
8/14 絵本作家荒井良二さんワークショップ
あまりに豪華な布陣です。しかも、これは一部。ご紹介しきれないので、どうぞイベント情報ページをチェックしてみてください。
そんな中おそれ多いですが、7/31と 8/1には、「ピッケのつくるえほん」ワークショップもあります。両日とも講師を務めます。
毎年、工夫がいっぱいの質の高い展示にワクワクさせられます。おととしの様子は、2009年8月のブログでご紹介しています。(企画展示はムーミンの世界でした) 今年の福岡行きも、とっても楽しみです。
「おいでよ!絵本ミュージアム」@福岡アジア美術館 はこちら>>
7/7~7/9、東京ビッグサイトで開催された「教育ITソリューションEXPO(EDIX)」に、東芝情報機器株式会社さんのブース内で出展しました。
いちばんの気がかりは、8回/日×3日=計24回の模擬授業。「東芝の考える21世紀の教育にピッタリだ」と、新製品WT310/C(Windows7搭載のスレートPC)を使っての授業に「ピッケのつくるえほん」を教材としてご利用くださったのです。責任重大。
集客はどうだろうか、教材としてちゃんと期待に沿えるだろうか。隣接の展示ブースで立会をしながらも、模擬授業が気になって仕方ありません。何度も覗きに行っていました。
おかげさまで全ての回、満席+立ち見。ピッケが役目を果たせたのかは、後日のアンケート集計等を見ないとわからないけれど、ひとまずホッ。
展示は、WT310/CとCM1で。
忙しすぎて、事前告知もTwitterとFacebookでしかしなかったにも関わらず、たくさんの友人知人が来場くださいました。
最終日後ろの方でニコニコと見てくださっている方があり「進化しましたねぇ」と。「??」と思ったら、6年前、未踏ソフトウェア創造事業のスーパークリエイタ受賞時の展示(同じビッグサイト)で「ピッケのおうち」を熱心に見てくださった、当時東北の高校の先生だった方でした。その時は、これは素晴らしいから知り合いにも見せると翌日ご友人を連れてきてくださったのでした。今回、「あれっピッケだ」と偶然見つけてくださって、進化していると喜んでくださって。しかも東北へ戻られてすぐ、オンラインストアから購入してくださいました。嬉しいです。
お世話になった東芝情報機器株式会社や関連会社の皆さん、来場くださった皆さん、ほんとにありがとうございました!
立会いをしていて、「どの教科にも使えないですよね」と言われる方もあれば、反対に「いろんな使い方が考えられる、面白い!」と言われる方もありました。
今の一斉講義型の学校教育が始まってから、時代も変わり基幹産業も変わりました。例えば子どものころ将来なりたい職業を書かされたけれど、大人になった私が就いた職業は当時存在していません。変化のスピードはあまりに速いのです。今の子どもたちが大人になったとき、どんな社会になっていて、どんな職業に就くかなんてわからない。
自分を肯定し人を信頼できる、知りたい学びたいという気持ち、無ければつくる、人や社会と繋がる、そんな態度や姿勢を身につけることが、いちばんオールマイティに有効だと思っています。それは成績あげる為なんていうちっぽけなことでなく、子どもたちが幸せになること、存分にやってみたいことができるよう自由度をあげることになると。それこそが、これからの教育が担うことなんじゃないかなと感じています。
すっかりこのブログの更新を怠けていますが、Facebookページには時々書いています。Facebookのアカウントがなくてもご覧いただけます。アカウントがあれば投稿もできます。どうぞお立ち寄りください。
Facebookページ PeKay は こちら>>
明日から3日間、「ピッケのつくるえほん」を、教育ITソリューションEXPO (EDIX)東芝情報機器株式会社さんのブース内で出展します。今まさにビッグサイトで設営中。
「未来の授業体感コーナー」として、模擬授業もあります。
新製品のスレートPCで「ピッケのつくるえほん」と帝国書院さんの地図帳ソフトを体験いただけます。講師は、プロのコンパニオンの方。(毎時15分から開始)
3日間とも、そのブース内の「ピッケのつくるえほん」展示コーナーに居ますので、どうぞお立ち寄りください。
ブース場所は、入口はいってすぐの 17-10番です。
入口入ったらすぐ右前方見てください。ピッケいます。
教育ITソリューションEXPO2011 公式サイトは こちら>>
さらにさかのぼりますが
5月5日子どもの日、東大本郷福武ホールで、キッズクリエイティブ研究所として2回目の「ピッケのつくるえほん」ワークショップが開催されました。2月11日の回が好評であったので急遽3月21日に追加が決まり、震災のため延期になっていたのです。
東京~福岡の長い出張から戻ると、子どもたちの作品を収めたCDが届いていました!出張中にたまった仕事をほっぽり出して、またしても全54作品一気に見てしまいました。
今回も講師は、CANVASの熊井さんにお任せ。前回同様、親子で、家族で、できあがったお話に音声を録音しています。
子どもの声も、一緒に参加するお父さんやお母さんの声も、なんとも良いですね。
何作かご紹介します。
■ いがらしそうまくん(小3)作「ともだちみっけ!」
ストーリーでぐいぐい引っ張ります。
■ しみずりょうすけくん(小5)作「おたまじゃくしのタマ」「かえるのタマ」
2部仕立ての長編、力作です。
■ わたべさくらちゃん(小3)作「あーびっくりした!」
さいご「ママより」にさくらちゃんが「えっ」と驚いているの、聞きとれましたか?
意図してか偶然か「あーびっくりした!」がダブルミーニングになりましたね。
■ あさのちかこちゃん(4歳)作「へんしんどーなっつ」
楽しいです。ドーナツ食べたくなりました。
主催のCANVASによるレポートページは こちら>>
作品ギャラリーページは こちら>>
先週末、福岡の2つの会場でワークショップをしてきました。
15日(日曜日)は、アクロス福岡で、子どもたち対象。幼児は親子で、小学生はひとりもしくは子ども同士でのグループ制作。
兄弟姉妹はバラして別グループにする、6年生は未就学児と組ませるなど、事前によく考えてグループ分けしてくださっていました。
これまでのワークショップでは、せっかく一堂に会する意味が最後の発表会くらいでしか無く、そこを工夫したいというのが課題でもありました。
最初はギクシャクしたりもめていたグループも、子どもなりのやり方で、なんとかしようとしています。2人で対話形式で物語をつくったり、年長のお姉さんが、発表の時小さな子にセリフを分担したり。それぞれのチーム、力を合わせて作品にまとめあげました。
子どもは柔らかくて、ほんとに賢いですね。
さいごは、次々拍手がわきおこる温かな発表会となりました。
日英2ヶ国語のお話もできました。おそらくピッケのワークショップ史上はじめてです。
「びっくり!Amazing!!」ひなちゃん4年生作。
翌16日(月曜日)は、3月にオープンしたばかりの博多阪急で、ママのための講座です。
7階の子ども服フロアに、「子育てコミュニティールーム」という白木の素敵なスペースがあります。
絵本の棚や壁面に鏡もあって、ベビーマッサージなどの講座も開かれるそうです。
昨日の子どもさんの様子にご自身もつくってみたくなり、友人を誘って参加してくださった方もありました。
小さなお子さんを膝に乗せ、あるいは隣に敷いたマットで寝ている赤ちゃんの気配を感じながら、皆さん、夢中で絵本を作られていました。
娘さんが、おしゃべりしながら次々キャラクターやアイテムを並べます。
それをうけてママさんが「さてどうしようかな」と、追加と整理をしながら関連付けてお話に仕上げていました。素敵な合作。
博多は、街も人も、まぶしいほどに活気があふれていましたよ。
子どもたちやママたちの作品は こちらから>>
少し前になりますが、情報処理学会の論文誌「デジタルプラクティス」、Vol.2 No.2(2011年4月15日刊行)「世界に飛び出す日本のソフトウェア」特集に、投稿論文が掲載されました。昨年8月~正月頃に書いたものです。
大学も論文でなく卒業制作で卒業してるので、人生初の「論文」。
最初まるでエッセイだったのが、なんとかそれらしくなったのは、査読の方(KDDI長谷川亨さん)が丁寧に見てくださったおかげです。
内容についてはもちろん、構成順や、申し訳ないことに「体言止を避ける」等論文書きのイロハまで。ほんとにお世話になりました。
竹内郁雄さんの宣言文が素晴らしくて、書けなくて途中で投げ出しそうになるたび読みなおしていました。
「ソフトウェアには,開発した個人やグループの「人となり」が色濃く反映されます.それは実践のノウハウかもしれないし,ひょっとして哲学,あるいは生き様といったものかもしれません.」
「いままでになかった新しい論文発表の道を切り開きましょう.自分の仕事を論文にするという楽しみをぜひ味わいましょう.」
他の論文も面白いです。なかでも、Lunascape 近藤秀和さんの招待論文と特別インタビューが、とても読み応えありました。
いずれもオンラインで読めます。
東日本を襲った大きな地震に言葉もありません。
TwitterやFacebookで東京のリアルな様子や知人友人の安否はわかり、ひとまず安堵したものの、東北の様子はマスメディアからのみ。
津波がのみ込んでいく家々や車…。TVの映像で見る惨状に胸がつぶれる思いです。どうぞ少しでも多くの命が救われますように。
最初の地震発生からわずか3時間後に、タイの女性が Facebook の Storybook Exhibit(えほん展示会ページ) にアップしてくれました。
" Pray For Japan "
Twitter, Facebook, その他様々な媒体を通して、世界中の人々から祈りが届いています。Instagram には写真で。
西日本の私に今すぐできることは
電力供給が被災地に回るよう、節電すること。
電力以外でも、電話など被災地と共有しているインフラを無駄に使わぬこと。
有益で正しい情報を拡散すること。
義援金(公的機関やしっかりしたNPOからするのがよいようです、ネットに不慣れな人は月曜以降に郵便局などから)
献血(震災発生直後の一時期にかたまるより、細く長くが望ましい)
落ち着いた心でいること。
ただ祈ること。
3/12 追記で補足:
・西日本と東日本では周波数が異なるため変換する必要がある。西日本から可能な最大の100万kw分は既に供給中で、西日本での節電は直接には被災地への支援には結びつかないそうです。(でも続けています)
3/14 追記:
・日本赤十字社各地の支部で義援金の受付が始まっています。郵便局の窓口から、振り込み手数料無料で振り込めます。
映画のおかげもあってか、「Facebook」が認知されてきましたね。
" PeKay’s Little Author " を Facebookアプリとしてリリースして、3/1で丸2年経ちました。
「Facebookアプリ出したよ!」と言っても、当時の反応は「フェースブック? ナニそれ??」…。そのたび「日本だとMixiってあるでしょ」を入り口に説明してきました。(Mixiを知らない場合は、そもそもSNSがイメージできないので、さらに難しい)
日本法人も開設され国内のユーザも増えて、日本語発信でオッケーな雰囲気になってきたので、ピッケのFacebookページをつくりました。日本語です。
URL にも「.jp」を明記 ↓
http://www.facebook.com/pekay.jp
ピッケの開発や活動についての情報発信と交流の場にしたいと思っています。既にFacebookのアカウントもってらっしゃる方はもちろん、そろそろFacebookを始めてみようかな と思われている方も、ぜひお立ち寄りください。どう使っていくかは、これからです。そのアイディアも含めてどうぞご参加ください。読むだけも、もちろん大歓迎デス。
ページ内の各コンテンツは、画面左上のサイドメニューよりご覧いただけます。
Facebookアプリ " PeKay’s Little Author " は こちら>>
※ アイテム数など制限ありますが、無料で絵本づくりを試せます。有料でフル機能。
(利用するには、Facebookのアカウントが必要です)
今回あたらしくつくったFacebookページは こちら>>
(Facebookのアカウントが無くても読めます)
2月11日、東大本郷の福武ホールで、「ピッケのつくるえほん」ワークショップが行われました。
「キッズクリエイティブ研究所」というのは、私もフェローを務めるNPO法人CANVASが開催するこどものためのワークショッププログラム。東大、慶應大、早稲田大などを会場に行われています。
ピッケは、ソフトとカリキュラムを提供して、あとは、熊井晃史さんをはじめとするCANVASの皆さんにお任せしています。
いつもと違うのは、パソコンの前にマイクがあること。
今回、新しくつくった音声を録音できるソフトをはじめて使ってもらったのです。子どもたちが自分の声でおはなしを語り吹き込みます。
バグは出なかったかな、操作で迷わせなかったかなetc.ソフトの設計面、1時間半(小学生クラスは2時間)で、おはなしつくって録音まで、どうなっちゃうだろう。インフルエンザが流行っているし、東京は悪天候、交通の便も乱れているのでは…と当日の運営面、遠く神戸からあれこれ気をもんでいました。
そこへ「子どもたち・保護者・そしてスタッフの方の笑顔があふれるとても良い雰囲気でした!」熊井さんから、無事終了を伝えるメールが。
準備、3回の本番、撤収とクタクタでしょうに、私への気遣いまで。アリガトウ。
数日後、CANVASから届いた写真とムービー作品、ほんとに素敵です。約60作品を一気に全部見てしまいました。子どものつくるおはなし+声ってほんとにいいなぁ。 何本か紹介しますね。
「まってるよ」こはくちゃん(4歳)作
お母さんとつくった作品。さいごの裏表紙まで是非みてください。
「キッチーのりょこう」みやもとやまとくん(6歳)作
お父さんと参加。お父さんは2歳の弟さんのお世話で忙しく、おはなしづくりも録音もひとりでがんばったんだそうです。(←様子を感心して見守ったスタッフの弁)さいごのページに、弟さんに参加してもらうなんて。やまとお兄ちゃんの心にくい演出です!
「うみのどあ」はやかわまおちゃん(4歳)作
「5さいになったよ!」こいけういちゃん(5歳)作
最初お父さんとういちゃんで作り始め、途中から、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも参加。さいごの声は妹さん。家族総出演。
「れっつごー!ぱーてぃーへ! いく おはなし」せきもとみどりちゃん(4歳)作
「こんにちは!」うだかたまきちゃん(6歳)作
「りすとかめ」わたなべゆうたくん(小2)作
「ちいさくなったかにくん」なかつがわゆうかちゃん(小2)作
子どもたちのつくるおはなしには、ありがとう、うれしい、いいよー、といった言葉が、あふれています。
ほんとは60本全てご紹介したいのですが、ひとまずここまで。
後日CANVASのレポートページに全作品が公開されますので、少しお待ちください。
告知してすぐ親子60組の定員に達したそうで、急遽追加となった3月21日も、24時間かからず定員になったとのこと。
CANVASが積み上げてきた信用のたまものですね。
さて、バグや操作面の心配は消えたので、次回はただただ楽しみです。
追記:
「キッチーのりょこう」の作者やまとくんのお父さんが、ブログで紹介してくださいました。おはなしの着想が、忙しく働くお母さんを優しい眼で見てのことだったのかもと知りました。
期間限定専業主夫となった3児のお父さんのブログ「父親のおなか」は こちら>>