SIGGRAPH ASIA 2015、今年は地元神戸での開催。神戸市ブース内で、展示とプレゼンを行いました。
Category: 神戸・芦屋
神戸のまちから出た廃材でクリエーション。大月ヒロ子さん(IDEA R LAB)のワークショップをお手伝いして来ました。
色ごとに分類された山ほどの素材にまるでダイブするように浸り、存分に作れます。
「車の修理工場」4歳男の子作。緑色の糸に通したカラフルボタンは「洗濯物」。
そのお姉さん(小学2年生)作「お部屋」。中央に置いた透明の丸いの(元はシャンデリアのパーツだそう)がテーブル。
大勢で入れるダンボールの家や座れる椅子を作った子もいました。素材に触れ由来を知ることで、いつもと違う視点で自分の住む町を再発見できます。明日9日(日曜日)と、9月26日27日にもあります。今なら未だ少し残席あるそうです。
「こどもSOZOプロジェクト」詳細と申込方法はこちら
(モバイルから投稿)
チャイルド・ケモ・ハウスのチャリティー・ウォーク・イベントに参加中。ゴールのKIITOでは美味しいフードや子ども向けワークショップも用意されていて、皆さん思い思いに楽しんでおられます。
(モバイルからアップしてみます)
2013年4月、神戸のポートアイランドに、日本初の小児がん専門治療施設ができました。名前は「チャイルド・ケモ・ハウス」(愛称:チャイケモ)。チャイケモでは、お医者さんのいる診療所(クリニック)と小児がんの子どもが家族と一緒に暮らせる住居(ハウス)がひとつの建物の中にあり、我家のような環境で家族一緒に暮らしながら、安心して化学療法(ケモセラピー=抗がん剤治療)を受けることができます。まさに理想の「家」です。
患児やそのご家族や医療従事者が中心となり、「夢の病院」とは?を模索し続け、着想から8年を経てようやく完成したのが、チャイケモです。
中心メンバーである田村さんの長男 結人くん、萩原さんの次女 さやかさんは、チャイケモの完成を見ることなく天国へ旅立たれました。田村さんも萩原さんも、ご自身のお子さんを亡くされた後も奔走し続けて病院設立を実現させ、今もなお走り続けておられます。
田村亜紀子さんのスピーチ(@TEDxSannomiya)「家族のカタチ」:
こちらのmovieで、チャイケモの概要がわかります。
「がんになっても笑顔で育つ」チャイルド・ケモ・ハウスのご紹介:
院長の楠木重範先生ご自身も、多感な思春期に闘病し小児がんを克服した、かつての患児です。それだけに、子どもたちがつらい思いするのは治療だけにとどめたいと強く思っていらっしゃいます。
ところが、ようやく建物が完成し、医療従事者の常勤も始まり万全の受け入れ態勢が整ったにもかかわらず、今のところハウスへの入居者がありません。(クリニックは、ポートアイランドの住民の皆さんの町の小児科としてすっかり定着しています)
そこで、この場所を必要とする小児がんの子どもやご家族、そして医療関係者の方に知っていただけるよう、2泊3日のお泊りプログラムが企画されました。現在入院治療中(主治医の外泊許可が必要です)または、退院し自宅療養中の小児血液・腫瘍の患児家族の方などが対象となります。家族が家族らしく、子どもが子どもらしく、兄弟姉妹友だちとも遊べる治療環境を実際に体験できます。2泊3日はむずかしい場合は1泊だけでも日帰りでも大丈夫です。皆さんの周りにこの情報が役立ちそうな方がいらしたら、ぜひ伝えてあげてください。
「お泊まりプログラム」について詳しくは こちら>>
今の日本の医療保険制度では、保険適用があるのは患児本人のみとなります。チャイケモでは、ご家族が安心して患児に付き添えるよう、診療報酬以外の負担を患児家族に求めず寄付によって運営していきたいと考え、さまざまなご支援を受け付けています。お気持ちにあった方法をお選びいただけます。
「支援の方法」について詳しくは こちら>>
ピッケは、絵本づくりで少しだけお手伝いをさせていただいています。
写真は、小児がんを経験した子ども達とご家族を対象に、CAMPの皆さんとご一緒にワークショップをした2013年夏合宿時の様子です。
本格的な入居が始まったら、1回限りのイベントとしてだけでなくいつでも好きなときに絵本をつくれるようにしてあげたい。CAMPさんのiPadを常時使わせていただくわけにもいかず、継続利用のためのiPadをどうするかが悩みのタネでした。
このたびありがたいことに、iOSコンソーシアムさんのご支援で チャイケモへiPad2 20台を来年3月までの1年間貸していただけることになりました。
本日発信のプレスリリースは こちら>>
さっそく先月は大学病院の院内学級で利用させていただきました。
これまで病院を訪問する活動については書いてこなかったのですが、今後は、このブログでもときどきは紹介させていただきますね。
3月16日にチャイケモ主催で開催された小児がん拠点病院のシンポジウムで、印象に残った言葉があります。阪大病院の分教室の九後先生が
「入院している子どもにとって学校は社会の橋渡しである」
と話してくださったのです。
長期入院中の子どもたちにとって、教室は格別の場所です。
ご支援いただいたiPadを有効に活用して、微力ながら、チャイケモなど専門治療施設で闘病中の子どもたちのための学びの場づくりのお手伝いをしたいと思っています。
「夢の病院をつくろう チャイルド・ケモ・ハウスができるまで」 (ポプラ社)
amazonへ
2018年追記:小児がん専門治療施設としてスタートしたチャイケモ、現在は小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子どもと家族のための施設となっています。
きらめき保育園(神戸 名谷)は、「モンテッソーリ教育理念」に基づき、五感を刺激しながら、子どもたちの好奇心、自立心、協調性を育む保育園です。
そのきらめき保育園で、ピッケのために学園長先生がiPadを3台購入してくださり、絵本づくりを始めてくださったそう。嬉しくて、様子を拝見しに伺いました。見学だけのつもりだったのですが、一緒に遊んでいるうちに、こんな短編ができました。
たまたま持っていたはぐむくん作の絵本「おへそ」を見て、「このおへそは、どうやって作るのかな?」が発端。おへその土台の「○」はみんなわかります。「×」をどう作っているか。しばらく迷い、棒2本でできていると気づきました。他の積木も並べてみては、形からの連想を口にします。他の遊びをしていた子も寄ってきて、小さな頭をくっつけるように、ひとつの画面にむかいます。ひとりの子が「これ、卵」、別の子が「カエルの卵」とカエルをドラッグしてきました。次のページで、別の子が「生まれた!」とおたまじゃくしを登場させると、2歳~5歳児7人が四方八方から押し合いへしあいになったので、「順番にしよう」と提案。すると4歳の子でも2歳の子に譲るという気遣いできるのですね。(でも、ときどきは、もめながらなのが、可愛いです)
順番に、ひとり1匹ずつ、卵から生まれたおたまじゃくしを並べていきます。ひとめぐりしたら「1匹、2匹、3匹、4匹、5匹、6匹、7匹!」皆で数え、「並んだね~」自分のおたまじゃくしを指さし確認して満足そう。次のページで、その「自分の」おたまじゃくしに、好きな遊びをさせます。「ラッパ吹く」「わたしはボール!」おたまじゃくしのポーズや大きさも決めました。
録音は、見開きごとに順番に担当。恥ずかしがり屋さんはさいごに(裏表紙のささやくような「おしまい」を聞き逃した方は、耳すましてもう一度どうぞ)。表紙は全員で声をそろえて。
きらめき保育園では1歳からハサミも包丁も使い始めるそうで、3歳児でも上手くハサミを使えます。なんと、道具を片付け、切りくずをゴミ箱に捨てるところまで自分たちですすんでできるのですよ。
Sちゃん(4歳)が作ったお話を見せてくれました。「さかながっこう」
0歳児に対しても、先生方はどんどん言葉がけをされています。そのためか、特に7か月の頃からきらめき保育園に通っている子どもたちは、語彙をはじめとする表現が実に豊かです。2歳にならない子どもたちさえ、自分のジャンバーを「くるりんぱ!」と着る特技を見せてくれたり、人なつっこい子が多くてびっくり。
「おしごと部屋」には、うらやましくなるほどモンテッソーリの教具がいっぱいでした。
感心したのは、園児各人のおしごとファイル。先生による日付やメモ書きがあったり、全ての活動記録が丁寧にファイリングされています。ひとりに1冊ずつ!
廊下の掲示板には、子どもたちの日常の写真がどんどん更新され、小さな黒板には、おめでとうニュース「Kちゃんのいもうとがうまれたよ」が書かれています。子どもたちひとりひとりの日々の成長をつぶさに追っておられることが、園の隅々に見てとれます。
今回見学させていただいた絵本づくりの活動は、2時からの午睡タイムに、お昼寝をしない子どもたちを対象に行われていました。「お昼寝をしない」というのは、年長さんということなのかしら?と勘違いしたのですが、そうではなく、園独自になさっている、子どもの夜型生活習慣を改めるための試みでした。近頃は、夜0時、ときには1時就寝という夜更かしの子どもも少なくないそうです。理由は、遅く帰ってくるお父さんを待ち、そこで興奮してしまい大人と同じ就寝時間になってしまうため。夜10-2時をしっかり眠ってほしい。昼寝を我慢すると自然に夜9時半には眠くなり生活が改善されるそうで、そのために、保護者の希望があれば、お昼寝をしないとしているそうです。
ただこれ、先生は大変にちがいないのです。いっせいに全員が昼寝してくれれば、ひととき、他の仕事ができます。それが、昼寝をするグループ、別の活動(最近はピッケ)をするグループ、二手に分かれてとなると倍の手がかかるのですから。さらにピッケをするとなると、iPad対母艦PCとかWiFi環境とか、いろいろICTなタスクも増えることは避けられません。なのに、なにより子ども優先。子どもに体験させたいことあらば、苦労なんてなんのその という心意気で、園長先生はじめ、どの先生もクルクル活き活き動かれています。
そんな中、ねむたがり屋さんのWちゃん3歳は、いつも皆のつくった絵本が気になりながら、これまで絵本づくりに参加できなかったそうです。なぜなら、すぐ眠ってしまうので。今日は私(ピッケ先生)が来ると知り、がんばって起きていて、はじめての絵本づくりに参加してくれました。4見開き目「7ひきががっきであそんでいます」を、ひときわ元気な声で言ってくれているのがWちゃんです。
子どもたちにできるだけたくさんの経験をさせてあげたい。iPadを使う「創る」活動もそのひとつ。デジタル機器を遠ざけるのではなく上手く取り入れたい。きらめき保育園では、そんな中から子どもたちに自分の得意を見つけてほしいと考えているそうです。
3台を15分ずつ(壁の時計の針を読めるんだそう!)皆で順番に使うルールを守る、ということも年長のKちゃんがときにリーダーシップをとりながら、子どもたちの自治でできているそうです。すごいですね、大人もみならわなくちゃ。
こんなに丁寧に子どもたちを育む保育園が神戸にあること、その素晴らしい園で、子どもたちがピッケで絵本づくりしてくれていることが嬉しいです。
「空の日イベント2013」のひとつとして、神戸空港で絵本づくりをしてきました。
搭乗客が行き交うターミナルビル出発フロア。今日は、そこに家族連れも加わり大にぎわい。
よりたくさんの子どもたちに体験してもらうために1回を短時間にして4回開催しました。20人/回。録音と発表は無しで、紙の絵本を作るところまで。
かなりの喧騒の中でとなったので、説明の時は声が届く距離に集まってもらいました。年齢混在。皆、耳すませて一所懸命聞いてくれます。
そして作る作る。独自表現の力作が多くてびっくりでした。
発表会ができないことがほんとに残念。私も全作品をちゃんと見たかったし、何より子どもたちにお互いの作品を見せてあげたかった。自分の回が終わっても去りがたくて何度も戻ってきれくれる子がいたり、自主的にスタッフとなり手伝ってくれる子まで現れました。
スタッフにも恵まれました。担当してくださった商工会議所の黒田さんは、ICT機器の手配やWiFi環境づくり大変だったのにほんとによくしてくださり、応援に入ってもらった森里香さん、内記麻子さん、井上智草さんは、すっかりお任せできる安心感。さらに嬉しいことに大学生のボランティアスタッフが、これまた自分たちで考えて動いてくれる人ばかり。抜群の布陣でありました。
地元神戸でのワークショップほんとに楽しかったです。皆さん、ありがとうございました!
写真を、Facebookページ「PeKay」でご覧いただけます。
4月21日(土)アメリカンスクール(東京都調布市)で開催される「Try IT On Monday」で、発表します。ピッケはタイムテーブルのセッション1(9:00-10:00)。学校での活用事例など45分+お試し15分(持参iPad数台で)の予定です。
日時: 4月21日(土)8:00オープン
場所: アメリカンスクール
研修名:Japan ASCD Try IT On Monday
主催: Japan ASCD
研修内容:インターナショナルスクールでIT導入授業を実践する先生による先生のためのワークショップ
※ 参加には、事前登録が必要です。 詳細・申し込みはサイトから。
スケジュール:
8:10- 8:30 レジストレーション
8:35- 8:55 開会式
9:00-10:00 セッション1
10:00-10:10 休憩
10:10-11:10 セッション2
11:10-11:15 休憩
11:15-12:15 セッション3
12:20 TIOMアワード授賞式
12:20-14:00 昼食会
10:00-13:00 Super Science Kids子供用プログラミングのワークショップ
ご報告遅くなりましたが、ファミリアでのワークショップのレポートをサイトにアップしています。なつかしい場所での幸せな2日間でした。
週末は、ようやく夙川お花見へ。
今年から露天商の出店が禁止になったそうで、こんなに広々見渡せました。(景観的にも桜の根を守る意味でもとてもよかった)
この夙川の桜を毎年心の中に据えることは、私に落ち着きをもたらします。
植栽から早60年。ソメイヨシノの寿命を思うと心配になりますが、長生きしてほしいです。
3/26発行の「週刊アスキー 5/1増刊号」に「ピッケのつくるえほん for iPad」が掲載されています。
ライターさんが作られた見本「かえる保育園の遠足」も可愛いです。
本屋で見かけましたら読んでみてくださいね。(付録を留め付けるためにしっかりゴムバンド巻かれてて立ち読みしにくいかも)
明日からの2日間は、ファミリアでワークショップ。
昨日はまず、ソフトバンクテレコムさんからお借りしたiPad12台の設定から。
無線LANも設定。この際どうせならと、イーモバイルのポケットWiFiを D25HWからGL01Pに機種変しました。(最大10台まで同時接続!と喜んでたら、4/4にソフトバンクモバイルから同時接続20台の機種出ると昨日リリース出ましたね)
それから、NECディスプレイソリューションズさんからお借りしたプロジェクタの出力テスト。iPad2からHDMIケーブル繋ぐだけの簡単さが、私にはありがたいです。
装飾用の額絵も梱包して、機材一式を発送。
そして今日は、ファミリアで会場づくりをしてきました。
ファミリアの皆さんが、キャラクタの名前がわかるパネルや、ピッケのペパクラで部屋を飾ってくださいました(写真は未だ途中です)。
会場となるこの部屋「キッズアーカイブ」や店舗内はもちろんのこと、スタッフルームや奥の倉庫まで、とにかくいたる所に可愛いモノだらけで、ドキドキ嬉しくなってきます。
明日が楽しみデス!
ここに書くのがすっかり遅くなってしまいました。
3/30 31 ファミリア神戸元町本店 で「ピッケのつくるえほん」ワークショップをします。
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日程: 3/30(金)・31(土)
時間: 10:30〜12:00(対象:4歳〜就学前)
14:00〜16:00(対象:小学生〜)
場所: ファミリア神戸元町本店3階
参加費:500円
定員: 各回12組
主催: 株式会社ファミリア
協力: ソフトバンクテレコム株式会社 NECディスプレイソリューションズ株式会社
申し込み方法などは、ファミリアのサイトをご覧ください。
※ 講師します。
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ファミリアは、かつて子ども服デザイナーとして勤めしていたなつかしい場。
通っていた本社は、当時大丸南隣にありました。阪神大震災でビルが倒壊し、今は、神戸駅近くのレトロな元銀行のビルに移っています。
本店は、今も同じ場所、元町商店街にあります。年末に見学させてもらいました。改装されてからじっくり見るのははじめてです。
1階のショーウィンドウ。なつかしのファミちゃん! このときは迎春ディスプレイ。
エレベーターで3階にあがると、「キッズアーカイブ」という名前の素敵なワークショプスペースが。
この場所で、今回はiPadアプリ版で絵本づくりします。とっても楽しみです。
思いっきり神戸ローカルなお知らせです。
KOBE E・TIPS 2009年夏号の
特集「ものづくりと、デザインの可能性。」ページで紹介されました。
自治体発行とは思えないかっこいい紙面で
流石「デザイン都市・神戸」です。
※ 市民でも知らない人多いと思うのですが (私も先日、
商工会議所の方からお聞きして、はじめて知りました)昨年10月
神戸市は、ユネスコの「デザイン都市」に認定されたそうです。
地下鉄、ポートライナー、六甲ライナーの駅、区役所・図書館、その他市内の公共施設等で無料配布されていますので、見かけたら是非読んでみてくださいね。
掲載記事は こちら>>